宇和島から二人(2001/5/20)

今日は愛媛県から広島県への瀬戸内海横断レースのある日でした。

私には連絡がないので知りませんでした。このあたりで一番大きなヨットのイベントですが、一回しか出たことがありません。人に誘われて嫌々でした。

沢山のヨットを見つけてよっていきましたが、みんなあっという間にいなくなりました。

「くじら丸」の石丸艇長。

捕鯨船に乗っていた機関長です。

若いときからヨットが好きだったそうです。ヨット歴50年の大ベテラン。

71歳通風持ちだそうですが、ビールは若者並みに飲みます。

「くじら丸」は一昨年 池川ヨットで大リストアされて今はきれいになり、宇和島の海に浮かんでいます。

もっと風のある時期からお誘いしていたのですが、とうとう5月も半ばを過ぎてやっと松山に来てくれました。

風があまり無くて暑い一日でした。

コクピットのベンチがいたく気に入った石丸さん。

吹いたり止んだりで、せっかく宇和島から来ていただいたので、風が無くなると機走をしました。

井上洋さん

宇和島水産高校の先生です。

真澄人が宇和島水産に通っているときに、彫金を教えていただいた先生です。

井上さんはヨットの自作者でもあります。海の広場で紹介した黄色の6メートルツーリングセーラーを宇和島水産高等学校の片隅で、2年半で完成させたのは彼です。

全く飲まない井上さんが、今日はビールを2本も飲みました。

萬丸は彼によってじっくりと点検されていました。作り手としての目で、船内や、外部あちこち見て触って質問してと冷や汗をかきました。

大満足の様子です。

野中さんの「瀬戸一」の滑るような帆走風景。
ヤンキージブとメインセールで、狭い構内も自由に走っていました。

この船なら、どこにでも行けそうな気がします。

瀬戸内海しか走らないなんてもったいない。

豊後水道を年に一回くらいは通り抜けて、宇和島や大分の方には行くそうですが、そのくらいの船ではありません。

左下の頭が写っているのが「瀬戸一」に乗っている、野中さんです。

右には野本謙作さんの「春一番」という個性的な船が入っていました。

「春一番」のスターンと、何とも古典的なウインドベーンです。

ちょっとビールが過ぎて、痛風は発病しなかったのですが、出航の時に係船ロープをバラストとスケグの間に入れてしまい、赤っ恥をかきました。

船外機が右に付いていて、しかも右から風を受けているのに、充分水をあけないで右に急カーブを切って出航しようとして、バラストはクリヤーしたのですが、スケグを他の船のアンカーラインに引っかけました。

何たる失態。萬丸に申し訳ない。ちょっと慣れ始めた頃が一番危ない。用心用心‥‥‥

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