続いてマストの防腐剤入りエポキシ浸透とダイニール加工及び低粘度エポキシ塗り

静索の落ち止めの硬木を取り付けて、スプレッダーが入るかどうか試しに入れてみました。まだダイニール加工をして居ないので、簡単に入りました。防腐剤入のエバデュアーは既に浸透させて有ります。
マストを下の方から見上げた所です。スプレッダーを受ける為の硬木は少々大きめで、前方には二つに分けて取り付けました。ロアーシュラウドの前後とも前方より取る事になるので、前方側を補強しました。

マストヒール部分で、ますとヒール金具に合わせて四角に削り、底のドレン穴から左右に水抜きみぞが切ってあります。一番左の穴は電線が出て来る穴です。

底面から少し上に有る大きめの穴は、マストステップとマストヒールを固定するピンが入る穴です。

ダイニールクロスを、ガフジョウーが擦れる部分にまく事にしました。それと上部のステーやハリヤードがかかるワイヤーが来る部分にもダイニール加工をします。このあと低粘度エポキシを浸透させて、固めます。
スプレッダー端のワイヤー擦れ止めと、その上のワイヤー落ち止めに、1@のSUS板を二重に回しました。
スプレッダー端金物が2重になっている所を真上から見た所です。色の変わっている部分は桜材の硬木です。

マストのダイニール加工が終わって研いている所です。低粘度エポキシの積層はカチンカチンになるので、エアーツールで無いと磨きが大変です。

これはマストの頂部から見た写真です。

後は木部のウレタンクリヤーとダイニール加工部のウレタン白塗を残すのみとなりました。

およそ1ヶ月に及んだ木造マスト製作も、いよいよ塗を残すのみとなりました。

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