部品取り付け&船内クッション型取り(2001/7/15)

バウパルピットを仮付けしました。

中古の物なので図面の位置とはずいぶん違う位置にとりつきました。しかし、何とかなる物です。

ドッグハウスの隅にチークの魔材を回しました。これも仮付けです。

雨が止んだら、エポキシを付けて本当の取り付けにかかります。最終的には世話のやけるチークを外には出さないで、全面にダイニール加工をしてトーレールも魔材もみんなエポキシの中に埋め込みます。

傷が付いても下はチークなので、すぐには痛まない。

スターンの物入れハッチはチークです。チークデッキを張るやり方でビスは一本も使わないでシーかフレックスではり付けました。

パルピットも仕上がってきました。仮取り付けをしました。デッキのキャンバーと取り付けベースが上手くあっています。

ドリルもドライバーもエアーツールを使います。電動よりも圧倒的に仕事がはかどります。

ゴミが出たら、すぐに蛇腹のダクトで吸わせます。

右下にウインチ台のベースが見えています。
この部分も木は出しません。みんなエポキシのダイニール加工を施します。ぱっと見た目にはプラスチックの船に見えるでしょうが、長持ちする事の方を優先させました。

スターンパルピットからスタンション、バウパルピットまで上手く揃いました。角度がなかなか決まらないので苦労しました。三本のスタンションとも取り付けベースの角度が違います。

ステンレス屋さんは、スタンションやバウパルピットの取り付けベースを上手くあわせてくれた物です。

船内の工事もいよいよ大詰め。

木の物入れカバーや背もたれやクッションの落ち止めなどを仮付けしておいて、クッションの型を取っている所です。

木部はニスを磨いた上をペーパーかけして白くなっています。

合わせが終わったので次に取り外したら最終の塗りをして元の位置に接着です。

メインキャビンからフォクスルを見た所です。

途中の電球がついている所は右が服かけで、左がトイレです。

バウの窓からスポットクーラーから引っ張ってきたダクトを2本入れて、船内を冷やしています。凄く冷えて風邪を引きそうなほどですが、工場の温度は40度近くまであがります。

これを入れなかったら、船の中が40度になり、仕事にはなりません。


いよいよ関東は梅雨が明けたと言うことです。
こちらも早く梅雨が明けてほしい物です。
エポキシ接着の仕事がたまりにたまりました。
もうこれ以上接着をしないまま進むことは無理なようです。

ヨットを作ることはなんだか家を造るのににています。何から何までいろいろな知識を持たないと出来ない仕事です。全部程々で中途半端なのかもしれません。家と違う一番大切な事はエポキシ接着だと思います。

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