チークデッキ張り(2001/9/9)

いよいよ残るは船体の吹きつけと、部品取り付け、船内電気配線くらいになりました。
船体の加工はこのデッキにチークを張ることで殆ど終了です。

これは外に取り出したコクピットの物入れ蓋です。

コクピット座席はチーク張りにすることにしたので、物入れの蓋の上にも、チークを張ることになりました。

シーカフレックスというチークを接着したり目地を詰めたりする専用の材料で加工します。

先ず目地の両側をマスキングシートでマスキングします。

チークの目地の黒色はシーカフレックスを注入するための専用のエアーガンを使います。

凄く手早く綺麗に仕上がります。

固まると何処までも伸びるゴムのようになります。接着強度も並大抵ではありません。シリコンなど足元にも及びません。

チーク材の接着もエポキシ接着剤では上手くいきませんが、シーカフレックスなら上手く接着できます。

シーカフレックスはまるで固まるまではシリコンのようですが、固まるとゴムのような感じがします。

但し、デッキに張るチークは正目の綺麗に目の通った素直な物でないと後で暴れてみんなだめになります。厚みは最低12ミリです。

遂に何度も調整していた、ラダーシャフトが取り付けられました。

舵板と船体とシャフト金具の位置がなかなか決まりませんでした。

これで塗りを終えて取り付ければ、ラダー部分も完了です。

取り付けにはやはりシーカフレックスの部品取り付け専用の白色の物を使います。力がかかって動いても切れないで伸び縮みします。

スターン右側の部品取り付けです。

スターンチョック(フェアーリーダー)は船体サイドに付いていないとスプリングラインが引けないのですが、サイドにはランニングバックステー用のアイが付いています。仕方なくチョックは図面通り後ろ向きに取り付けました。

スプリングラインはアイの穴を通して引けばよいと思います。

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