FRPスナイプデッキ修理 (2001/10/9)

デッキの薄皮をむくように表面の白ゲルコートと、最初のFRPをサンディングで落としました。
拡大すると解りますが、コアー材が水を吸って剥離している部分がたくさんありました。

ひっついていて使える部分を残してコアー材をみんな取り除いたところです。

最大縦1600ミリ、横400ミリもの範囲が力を持てない浮き上がっていた範囲になります。

これではデッキは座るとブヨブヨしたはずです。

新しいコアー材(クレゲセル)をリポキシ樹脂のマイクロバルーンパテで、下のFRPの薄皮に接着しました。

その上をマイラー紙で型どりした正確な修理面積部分のガラスマットで積層しました。

樹脂はやはり二次接着専用のリポキシ樹脂を使います。

大まかなサンディングはダブルアクションのエアーツールでおこないました。

その後チョークで碁盤の目を書いておいて、ボードサンディングで、出っ張りの部分のみをサンディングします。

チョークの跡が残った凹みの部分にリポキシパテを塗って平滑面を得ようとしているところです。

何度もチョークで凹凸を調べながら、高い部分を削り落とし低い部分にパテ付けする作業をやります。


今までの作業で大切なことは、
1、剥離している部分を完全に除去する事
2、その後をきれいに乾かすこと
3、修理の二次接着は接着面をスチレンモノマーできれいにふき取ること
4、二次接着にはリポキシ樹脂を使うこと

それ位を守ればプロの補修ができます。

次はゲルコートでの表面仕上げです。

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