ヨットの楽しみ方色々(2007/03/26)

家でも家電製品でも乗り物でもほとんどの場合楽しむと言えば使って乗って楽しむというやり方だと思う。

たまには洗ったり磨いたり修理したりを楽しむ人もいるがヨットの場合ほどではない。
(マニアックな人がいるには居る)

ヨットは完成度が低いのか、
はたまた自由になる部分が多いのか、
それともそこにいるだけで楽しいのか、
とにかく乗って走っている時間よりも整備して手をかけている時間やぼんやりと船と一緒にいる時間の方が長いような気がする。

ノラ21と言う艇種の船を2艇乗り継いだ15年ほどは、
船に行けば必ず出艇させ直ぐに帆走を始め一日中帆走の後入港というケースが多かった。

5馬力船外機の船だった初代は年間のガソリン消費量が10リットル以下だった。
瀬戸内海の凪を考えると異常に少ない燃料消費だが、
とにかくその日の潮と風向きで目的地を決め柳原近辺の漁港にはみんな行ったような気がする。

25から26フィートくらいまで2トン以下の船だと一人で気ままにどんな状況にでも対応できる。

「花丸」もそうだが30フィートを超え船の重量も4トンともなるとなかなかどんな状況でも出入港できると言うわけには行かない。

そこに生活があり外洋を何日も続けて走るための船としては大きい方が楽だろうが、
大きい船は毎日出入港を繰り返すような走り方には向かない。

まして一人で帆走を楽しむには天気と体力とを何時も気にしないといけない。

だからかどうか大きな船は港から出ないで宴会ばかりやっている船が多い。
単独だと宴会も出来ないので整備に精を出す人が多いように思う。

ヨットは家などと違い大きいことがよいこととはならない場合が多い。

その使う目的により
自分の体力と腕により
ヨットのサイズを決めて完全にヨットを堪能している人は非常に少ないと感じる。

わいわいがやがや沢山の人が集まってレースばかり楽しんでいる人たちもいる。

反面 何時も集まると宴会ヨットになり酒盛りが始まる人たちもいる。
(どちらかというと僕も後者に属する)

そしてもう一つどちらにも属さないで一人単独セーリングを楽しむ人もいる。

そんな人は宴会やレースの勝ち負けの話しをものともしないで一人整備に励みとにかく単独行のセーリングを楽しんでいたりする。

それともう一つヨットに女性は付きものという怪しいヨット乗り達もいる。
別にヨットでなくても遊び人は何処までも遊び人だと思うのだが何故かヨットではそんな噂が絶えない。

ヨットの楽しみ方は色々
でも皆さん初心に帰り何処までも何処までも時間の許す限り帆走してみませんか。

ヨットで走れば地球は広い
日本だってまだまだ広いと思います。

金も名誉も地位もないが時間だけはたっぷり自由に使えたと言える一生でありたいと思う。

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