148 古い友人-2

先々週から毎日のようにアメリカMiami Beachの Apartmentからメールが来る。

Christian Skouwと言うのが彼の名前。

夏場はカナダの自分の家に住み  冬はあまりに寒いのでマイアミビーチの一等地にあるアパートで過ごすという。
なかなかリッチなセーラーだ。

知り合ったのは僕が太平洋を横断してサンフランシスコに着いたその日、
彼は僕にRam酒をくれた。
覚えているかというので確か新聞に載ったよなと思い古いスクラップブックを探すと有りました。

この写真のラム酒を僕にくれている左手がChristian の手なのです。

彼はお父さんもセーラーで生まれたときからヨットに乗っていて。
自分の存在に気が付いたのは ヨットの上だという事です。

仕事もヨット乗りでずっとペイドスキッパーとして過ごしてきました。

僕がSan Fransisco に着いた時も Virgin Islandsのセーリング から帰ったところで
San Fransiscoの空港に降り立ち丁度ハーバーにタクシーで帰り着いた所だったそうです。

それ以来San FransiscoでハーバーマスターをしていたHarry さんとChristianさんと僕と3人でSan Fransiscoの町を歩きました。
100日間のアメリカ生活は実に楽しい青春の思い出です。

Christian は船で育ったので長い間読み書きが出来ませんでした。
フランス語とスペイン語はまるで現地の人かと間違えられるくらい話せるというのに英語が読めない書けないでした。

長く連絡がなかったのに10年くらい前から時々メールが来るようになりました。
パソコンを使うようになってスペルチェックが出来るので文を書くのがおっくうではなくなったそうです。

僕のホームページも日本語を英語に翻訳するネット上の翻訳ソフトを使って読んでくれているようです。
便利な世の中になったものです。

僕が「花丸」で行くか彼が飛行機で日本に来るかとにかくもう一度会いたいと思う古い友人です。

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