173 船内暖房 2013/02/18
いくらヨットが好きとは言え摂氏0度近い真冬 ヨットの中で生活するのは難行苦行以外の何物でもない。
夏の暑いのも嫌だが冬のあまりの寒さもヨットから足が遠ざかる原因です。
そこで今年の冬はクッキング装置をガスオーブンコンロからシンプルな灯油ストーブに替えたのをきっかけに、
その灯油ストーブを使って船内を暖める事を思いつきました。
九州熊本の「回生丸」田山さんの先行していた試行錯誤の灯油による船内暖房をパクリ
さっそく武井バーナー301Aというバーナーにもなりストーブにもなると言う日本製のストーブを買った。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~takei/html/catalogue/catalogue301.html
その後が大変でストーブとして放熱した後の排ガスを(二酸化炭素)船外に放出すべく
二酸化炭素を集める装置を作った。
アルミの鍋を反対にしたような装置で、
逆さになった蓋に当たる部分にストーブの頭を突っ込む穴を開け燃焼して出てきた二酸化炭素を鍋に集めて煙突を通して船外に放出する。
予定通りの物が出来たがこれでは煙突が熱くて触る事も出来ない。
と言う事はせっかくの熱がたくさん船外に放出されているという事なので、もう一工夫。
直径75ミリの伸び縮みするアルミ蛇腹ホースを2本繋いで5メートルほど船内をくねらせてみた。
火元の方は触る事が出来ないが煙突を立ち上げる窓の近くではじっと触っていても問題がないくらい放熱した後は冷えている。
天井近くを横に這わせてこれでは炊事にも邪魔になるのでもう少し床に近い部分を這わせて邪魔にならない方法を考えよう。
と言う事で石油ストーブによる船内暖房実験は一件落着。
後は石油ストーブは白灯油でないと船内が臭くなる。
白灯油を安くてに入れる方法を考えないといけない。
海用のエアコンやバベストヒーターなどお金をかければいくらでも簡単に船内暖房は出来るが、
長距離航海や毎日使うとなると出来るだけ安くシンプルで壊れない壊れても自分で修理できると言うのも考慮に入れたい。