187  FRP製のヨット  2013/10/23

 

メンテナンスフリーという触れ込みで経済成長に合わせどんどん作られたFRPのヨット。
それを信じて雨ざらし日ざらしにしたままで乗るだけ乗って放ったらかして置かれた。

木材や塗料のように今まで生活の中になかったFRPは石油製品でいかにも強くピカッと光ってメンテナンスフリーと言われたらそうかなあと思える素材だ。

ところが世の中にメンテナンスフリーの物など存在しない。

長く後世に残したいと願う墓石でさえも放置されて100年も経てば彫り刻んだ文字もよく見えなくなる。


FRPのヨットもメンテナンスをしっかりとやり、
時には使いやすいように 長持ちするようにレストアをすればきちんと使える状態で何十年も生き残る事が出来る。

40年も経て 外板もデッキも船内もリグ類もまさに今作った新艇かと見まがうばかりの綺麗な船も有る。

ヤマハが生産ライセンスを取り型を作る為に輸入したスカンピと言う艇種でまさに日本における0号艇でしょう。

一番はオーナーの思い入れがいかに強いかと言う事でしょうか。

お金と手間暇かけて維持をしないとFRPヨットも長持ちはしません。


木造艇の僕の「花丸」も見習わなければなりません。
進水して知らぬ間に10年経ちました。

そろそろ大きなメンテナンスをする時期でしょう。

昔の木造船ならもうあちこちが腐り始めているところです。
いくら本物のウエスト工法木造船でも総点検の時期です。

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