230 Marina Mindelo 2(2019/06/05)

Cabo Veludeと言う国の10個ある島の一つSao Vicente島にある海外のヨットに開かれたMindeloというマリーナに来ています

他の島に行くには許可がいるそうです

カスタムやイミグレーションがあるのは3つの島だけだそうですので他の島にヨットでいきなり行く事は出来ません
カスタムもイミグレーションも実際の事務をしているのはPolisと書いた制服を着ている警察です
直ぐ近くですが事務所も違う所にあります

主にヨーロッパから来たヨットが入って居ます

年間契約だとそんなに高くはないそうですが他の国と同じ様に3ヶ月に一回滞在延長をする必要があると聞きました

長く居る人は住まいがヨットではダメでアパートを借りたり買ったりして陸の住所が必要だそうです

僕達のように1ヶ月だけのマリーナ滞在というのは割高です
それでも今はヨットが集まる季節ではないのでヨットの数が少なく1割引きの値段でした

もちろんマリーナの外にアンカーリングと言うのは無料だそうですがあまり空きスペースはありません
また盗難やディンギーを安全に保つための気遣いは必要です


ケロシン(灯油)やプロパンガスはありません

ここは普通の家庭では15年前までは灯油ストーブで調理をしていたそうですが今は全く燃料(灯油)自体がないのです

プロパンはマリーナの事務所の事務員さんの説明では気温の高い国なので無いそうです

ほとんどの家庭はブタンガスでクッキングをしています
ブタンガスボンベは3種類くらいの大きさがありそれぞれ専門の店に持っていくと充填してくれます

お店に売っている調理コンロもみんなブタンガス用です
オーブンも付いたりして3つも火口がある綺麗なコンロを売っています

ヨットにとっては困った事ですがみんな他のヨットはどうしているのでしょう
知り合いになる機会がないのでどうしているのか聞きません

元々山が岩山で全く植物の色が見えない山です
雨もほとんど降らなくて水もマリーナだけでなく町中でも有料です

こちらの人は薪でクッキングをしたことが無いのではないかと思います


ヨットで気になる食料ですが僕達からするとおよそ半値くらいの安さです

レストランも日本の半額でしょう

野菜や果物はたいていの物を売っています
少し小降りですが味はまあ普通に食べることが出来ます

肉はあまり良くありません
冷凍肉を解凍した物を少しずつ売っている感じです

魚は今まで立ち寄った国では最高に新鮮です

水も氷もあまりない国で魚を新鮮な状態で手に入れる事が出来るとは思って居ませんでしたが
とにかく魚市場の裏に漁船の船着き場があり漁船が捕ってきた魚を魚市場に直接揚げています

市場の近くを大きなタライに入れた魚を売り歩く人も居ますがそれらの魚でさえ目が綺麗でエラも赤くいかにも新鮮そうです

野菜市場もあります
そこにも新鮮な野菜が沢山並んで居ます


スーパーマーケットも何軒もあるようです
僕が知っているのは近くの3軒だけです

僕達は当然あるだろうと想っている物で無いのが
ティッシュペーパー これはどこにもありません こちらの人がティッシュペーパーを使っているのを見ません

文房具店がありません なのにスーパーに文房具のコーナーもありません

肉も野菜も少量しか売っていません
魚は置いて居ません

ビールは種類は少ないがあります
ワインは色々な種類のワインが沢山あります


交通機関はバイクと自家用車とタクシーとバスです

バイクもそんなに沢山ではありませんが走っています
間違いなくヘルメットをしているので 日本の様にきつい規則があるのでしょう ノーヘルのバイク乗りを見ません

日本の技術(Japanese Technology)とわざわざバイクのエンジンに書いたYOKOMAという小型バイクをよく見かけます
とても日本の技術とは思えませんが

バスはほとんど人が乗っていないマイクロバス程度の大きさの車が沢山走っています
多分自営ではなく公共のバスなのでしょう あのお客の少なさでは燃料代も出そうにありません


いよいよ出航まで10日を残すのみとなりました

入港して直ぐに花丸の整備を初めやらないといけない事のチェックリストを作りました
なかなか仕事が捗らなくて最初はイライラしていましたが 箇条書きの頭に付けたチェックボックスに チェックが入る様になると落ち着いてきて

今では左舷バッテリー下のビルジとして入った海水を出す大仕事と船底掃除のみです

バッテリーは左舷側に2個有るのでこれらを出してバッテリー下の合板を取りだしての仕事です
多分一日掛かりの仕事になるでしょう

船底掃除は2回やりましたが 長く海中にいると身体が冷えて疲れるので一日1回30分と決めました
あと5回くらいは潜らないといけません

小さい白いツブツブがたくさん付いています
ここに来てから付き始めたフジツボのようです


ヨーロッパまでおよそ1ヶ月と見ています

どんな走りになるのか解りません
天気予報がどんどん変わるのでその時その場の天気に合わせての帆走になります

風も潮も逆なので直接ダイレクトにヨーロッパに行くのは無理です

西に大きく迂回して北上したら回り込むように東に走ります

次は フランス です



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