244 Hout Bay Marina-2 (2021/02/07)
To Doリストの頭に付けたほとんどのチェックボックスにチェックが入りやらなければならない仕事は花丸の上架を残して終了しました。
入港した最初の辺りでは右も左も解らない場所でこんなに沢山の仕事をこなさないといけないと思うと焦りを感じましたが、他の場所と同じで何と言うことは無い どんどん仕事をこなしてチェックボックスにチェックが入って来ると気持ちも落ち着き だんだんHout Bay Marina にも慣れてきました。
最初から出港の為の買い出しもし始めたので今ではほとんどの食料庫は埋まりました。
ほぼ2ヶ月分の食料と水が積み込まれたと言う事です。
今度は次の航海の為の買い出しを始めたのが 航海をした直ぐ後なのでジュースや嗜好品のお菓子なども沢山積み込みました。
毎日毎日船の仕事を終わらせてはリュックを背負って大きな買い物袋を3つ持って歩いて1キロくらいの所に有るスーパーマーケットへ買い出しに行きました。
帰りは荷物が重くてとても歩いては帰ることが出来ないので ウーバータクシーを使います。
日本で言う白タクと同じ様なものですが、値段をぼられる事もなく運賃の支払いはカードです。
タクシーの半額くらいで走ってくれます。
スーパーマーケットからマリーナまでの料金は26ランド(南アフリカのお金で1ランドはおよそ7円)でした。
180円のタクシー代でマリーナまで帰ってきます。
最初スーパーマーケットへ歩いて行った日に(Hout Bay Marinaに到着して2日目)電話のシムカードを買って電話を契約しました。
ウーバータクシーを呼ぶにはスマホとカードが連動した連絡手段が必要だったからです。
自分の位置は携帯のGPS機能で運転者に知らせる事が出来 その位置が出発点です。
ウーバータクシーを呼ぶ為のアイコンを開いたら行き先を聞いてきます。
行き先はHout Bay Yacht Clubです。
しばらくすると一番近いウーバータクシーの車種と車のナンバーを知らせてきてほとんどの場合2分以内くらいの待ち時間でタクシーは目の前に到着します。
大変便利な物です。
ほとんどの運転手はジンバブエからの出稼ぎ労働者で2年から6年くらいウーバータクシーをやっているそうです。
女性のウーバー運転手にも会いました。
今も花丸への給電は停電になって居るのですが 南アフリカでは停電は普通です。
大きな商店やスーパーマーケットなどは停電になっても冷蔵庫などを止める訳にはいかないので自家発電装置を用意しています。
それが面白いことにしょっちゅう停電になるのを見越して電気の配線は3系統に別れています。
赤色と黄色と青だったかに色分けされていて花丸を泊めている桟橋直ぐ後ろの給電ボックスの電気は黄色の給電設備配線だそうです。
直ぐ後ろのボックスが停電になったら、マリーナでは平然と別の色の給電ボックスから電線を引き直してくれと言います。
僕はスペインでマリーナの給電ボックスに電気が来ていないことを知らずに自分の電線がおかしくなったと思ってもう一本20メートルくらいの電線を買って持っているので2つの電線を繋いで花丸まで電気を引きます。
始め僕は黄色の電源が落ちたと言っているのを何のことか理解できず 花丸の後ろの電源ボックスがダメならマリーナ中の電気は来ていないのだろうと思っていましたが、直ぐ近くの給電ボックスには電気が来ているのです。
こちらの人は慣れたもので アッという間に皆さん総出で電線をつなぎ直し何事もなかったように平然としています。
ここHout Bay は観光地だそうです。
土産物を売る露店があちこちに出て居ます。
大抵の露店では僕達が観光客だと見えるのでしょう「ニーハオ」と中国語で挨拶をしてきます。
彼らにとっては日本人も中国人も韓国人もモンゴロイドの顔の見分け方は知らないのでしょう。
和江さんは中国人に見られるのは嫌だと日本の小さい旗を作って胸にぶら下げて居ます。
中国共産党が世界に対してやって来たことを(特にアフリカ諸国は中国に騙され占領された様な形の国もあります)YouTubeで見てきたので 中国人とは見られたくないのです。
僕はニーハオと言われたら僕は日本人だ日本の挨拶は「こんにちわ」ですと教えてあげます。
武漢ウイルスに対する警戒態勢は僕達がこのマリーナに着いた時の最高レベルから一段緩和されました。
僕達が南アフリカに到着したときは 南アフリカでウイルスの変異が確認されたとかで厳戒態勢でした。
バーでも飲食店でもアルコールを販売して居らず、スーパーマーケットからもビールやワインが消えていました。
ノンアルコールビールで夕食というのがケープタウン ヨットハーバー内 バーの食事風景でした。
ここHout Bay Marinaではそのバーでさえもお閉鎖されて居ました。
僕がYouTubeで色々調べたところに寄ると武漢ウイルスで亡くなるほどのダメージを受けるのは 老人だけではなく免疫抑制剤を使って病を治療中の人が危ないそうです。
老人にそんな人が多いのでしょう。
何の病気もなく元気はつらつとしている人が風邪にかかったくらいではそうそう死ぬことはありません。
何かの病気があり薬を飲んでいる人は要注意です。
いよいよ後2週間ほどでインド洋横断の旅に出航予定です。
多分一気にオーストラリアのダーウィンに向かいます。
今は何処へ行っても面白くない、武漢ウイルスの蔓延で人は心を閉ざしました。
特に中国人と同じに見える日本人は警戒され嫌われるようです。
中国人のヨット乗りなど居ないと言っても中国は金持ちだから沢山の中国人が世界を航海して居るとこちらの人達は思って居る様です。
中国人はお金にならない事はしない ヨットに乗ってフラフラとあちこち行ってみよう等と言うのは 日本人ヨット乗りの中でも超少数派のヨット乗りなのですと言うのを理解してくれる人は少ない。
マリーナにヨットを泊めている白人の人達でさえもそうなのですから元からの南アフリカの人や周りの国から出稼ぎに来ている人達にはヨットの長期航海など考えられない別の世界の事なのでしょう。
世界が平和であってこそ出来る長距離航海の旅です。