2001/3/19 ヨットとパソコン

 私がパソコンを始めたのは6年前だったでしょうか。

 電話を介して通信機能が有ることを知ってからです。ある人が世界中どこからでもメールが送れると、真剣に私にパソコンを勧めてくれました。その人がやっていたマックが今でも私のパソコンの機種です。
 今はiMacですが、最終的にはラップトップをねらっています。今で4台目です。

 私がパソコンでやることは仕事の見積書や請求書それと手紙書きと住所管理でしょうか、そして今は毎日のメールやホームページ作りです。AOLの音声チャットもなかなか良いと思っています。

 パソコンをする本当の目的は、次の航海の通信手段としてです。24年前の最初の航海の時は通信手段はなにも持っていませんでした。持っていたのは時報を確かめるための短波ラジオくらいです。GPSも無い時代で六分儀と正確な時間が天測をするのにどうしても必要だったからです。

 次の仕事としての航海ではアマチュア無線が通信手段として大活躍しました。ハワイやグアムくらいだと何の問題もなく電離層の調子の良いときは電話をしているのと変わらないくらいに鮮明な送受信ができました。

 なのにどうしてパソコン通信なのかといいますと、積み荷の本があまりにも重かった事が先ずあげられます。今は衛星通信は非常に高いものですが、後5年もすると相当安くなって信頼性も上がっているものと思います。私が関わってからだけでもパソコンの世代交代は目を見張るものがありました。通信手段としてのパソコンの役割は送るのも受けるのもこれの右に出るものはないくらい発達してきました。ノート型パソコン一つで国会図書館で探すより何倍もの情報を簡単に得ることができると思います。

 情報を受ける方で言いますとこれ以上大事なことはないくらい大事なことはのぞいて、殆どのことが検索できます。検索能力も凄く上がっているように思います。
 送る方では、貯めておいて一度に大量の情報が短時間で確実にねらった相手に送れます。
 以上が私がパソコンをやる唯一の理由なのです。

 携帯電話もパソコンもやっていない友人が居ますが、今やレッドブックに載せる価値のある絶滅危惧種です。本当は私もそこに仲間入りするつもりだったのですが、ヨットのためというのが全てに優先している私ですのでパソコンもやるようになりました。他の多くの人から見るとおかしな事かもしれませんがこれが本当のところです。

 雷が近くに落ちると、全てのパソコン本体が駄目になるそうなので、アルミのシールドボックスに入れた予備機も是非とも持ちたいと思っています。

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