86 いよいよ航海の事を考える(2004/02/01)

寒さの方も一応底を打った様な気がする。

船造りの仕事は目に見えては進まないが少しずつあきらめないでやっているので、
一ヶ月分を振り返ると進んだなと言う感じがする。

今月中にデッキを仕上げて、
内装を仕上げて、
部品取り付けにかかること出来るだろう。

そして暖かくなったら(気温が20度を超える日が続いたら)マストを接着する予定だ。
メインマストとミズンマスト二本あるので塗りも入れると1ヶ月くらいの仕事になるだろう。

いよいよ航海のことを考え始めた。

楽しいことばかりを頭に浮かべるが、
結構そうではなかったことも同時に思い出す。

出航てしまえば何でもないが出るまではあれやこれやと思い悩み大変だ。

先ずはシェークダウンで日本一周をしようと考えている。

シェークダウンというのは新艇の慣らし運転のようなもので、
揺すぶって壊れるところはみんな壊してそれを修理してよりよい船に仕上げる。
これは船造りの最終工程のようなものである。

人間の浅はかな思いこみなど自然の前ではどれだけ通用するか壊れるところは壊さないと解らない。

荒れ狂う海だけでなく平穏な港でも過ごしやすい船でなければならない。
改良の余地は沢山あるだろう。

電子海図や電子パイロットチャートも手に入れた。
ヨットで電子機器がどれほど使えるものかこれも試してみたいところだ。

GPS全盛の今六分儀を使う気は毛頭無い。
安全備品のひとつとしてプラスチック六分儀の安物を積んでも良いかなと思うくらいなものである。

私のホームページを毎日見に来て下さる人が230人くらい居る。

実際の船を見に来ることが出来る港に入港したときには是非尋ねて来て頂きたい。
ここへ入港して欲しいという近くの港があれば事前に連絡して下さい。

船造りが終わったら、
何とか航海の様子を毎日更新してお見せできるようなシステムを作ろうと考えている。

日本国内ならPHSを使ったパソコン通信で何とかなるという話だ。

その先の世界周航はぼんやりとしていて今ははっきりしない。
でもそれが14歳から考えている私の最終目的だから3年後にやれる立場にあればやる。

自分の船が実際の海でどれだけ通用するか見物である。

海の広場に戻る

homeに戻る