95 航海記を書こう(2004/09/26)

ヨットって良いなあヨットに乗ってどこまでも航海したいなあと中学二年の夏に思った

自分の船を自分の手で作り上ねば大航海は出来ないと大荒れの北太平洋上で自作を決心して30年

横山設計事務所に注文して私の船の設計図ができあがった時から20年

現図を引いたときから言うと15年

船台を組んで実艇を組み立て初めて2年

長かった造船がようやく終わろうとしている
船名も「花丸」と決めいよいよ海の上にデビューだ

海の広場には色々好き勝手なことを書かせてもらったが
今までは造船に関することが多かった

そしてそれは工具のことだったり
エポキシの使い方だったり
私が知り得た造船の技術ほとんどのことを書き尽くしたように思う

たたき上げの造船職人ではないので昔から受け継がれた職人の技を知らない
それでも自作から入って沢山の木造船を造り
本からの知識と 私なりの工夫と やってみての試行錯誤で 一応ヨットらしき物を作れるようになった

自分の船が進水したら海の広場には航海記を書こうと思う
と言うかそうなってしまうだろう

そのときそのときの関心事を書くのだから航海が主になればやっぱり航海記だなあ

先ずはシェークダウンで単発的に友達ねらいで日本のあちこちへ行くつもりだ
そして日本一周をと考えている

3年ほどしたらシェークダウンも終わり船も仕上がっていることだろう

その間の生計はどうやって立てていこうかと考えた時
やっぱりヨットに乗って居るのだから乗ることによってお金を得るのが正解かと思う

サンセットクルーズ3時間一人一回3000円くらいの値段設定なら乗ってみたい人もいるだろう

チャータークルーズもべらぼうに高い値段だったり
クルーとしての乗艇で 只だったりするから問題だと思う

それと仕事が入れば工房に帰って仕事をするというのも考えないといけない
始めた仕事を自分の都合で一気に辞めるというのはなかなか難しいことだ
この大不況でも全く仕事が無いという事はない

おそらく来月には花丸も海に浮かんでいるだろう
今度からの海の広場は「花丸航海記」と言うことになると思う

そこまでは目処が立つ
それから先3年経ってみないと状況が解らないが世界の海に向かって船出をするつもりだ

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