97 進水その後(2004/12/20)

2004年11月5日「花丸」は進水しました。

そして1ヶ月半毎日のように花丸に通い不備なところを修理調整し、
ごく最近だんだん仕上がってきているなと感じています。

一つずつ上げればきりがないほど問題が発生しました。
手帳に箇条書きに問題を書き出しておいて、
解決したら消していくという方法をとりました。

一ページに10個くらい問題を書いたページが10ページほどもあり、
それを解決したらチェックを入れて消していきました。

最近はその手帳もだんだん見なくなり、
港での仕事は仕上がりに近づいているんだなと感じています。

もちろん船その物の問題でなく舫や買い物や工具の移動やなにもかも書いたのでそんな事になりましたが、
それにしてもプロダクション艇の様に前例があるわけではないので、
あちこちに固有の問題が起きそれを解決しないといけないと言う事でした。


そしていよいよ今まで控えてきたセーリングをやろうと考えています。
これからが本格的なシェークダウンです。

ちょっとずつそれまでよりも負荷をかけるという意味で荒っぽい乗り方も必要になると思います。

先ずは一度泊まりを含む航海をしないといけません。

宇野港経由で大阪へと言うのが最初にやりたい航海です。

最短でも往復6日かかります。

船が海になれるというのも大切ですが、
航海は人が海になれる方が大事です。

新艇で試しながらの航海となるでしょうから無理は出来ません。
おまけに人が(私が)塩気が抜けるほど長くヨットに乗らないで「花丸」作りに専念しました。

だから 少し臆病になっています。
白波の中でぐっとヒールして7ノットを超えるスピードが出たときに恐ろしいなと感じました。
もう一吹きブローが来たらコントロールできなくなるおそれがあるという恐怖です。

慣れないせいもありますが「花丸」は一人で扱うには少々大きすぎたかもしれません。
エンジンがなければ港の出入りも一人では考えつきもしないでしょう。

エンジンを必ず動く状態に保つのも「花丸」をコントロール下に置く必須条件です。


出来るだけ長時間船に乗ってなるべく早く「花丸」との一体感を手に入れたい物です。

今からしばらくは瀬戸内海中心となりますがあちこちに出没すると思います。
見かけたらお声掛け下さい。

 

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