31 シェークダウン航海(2005/06/15〜22)
2005/06/15
花丸泊まりで朝04:00出帆
朝日を浴びて笑顔の大前さん
御手洗の瀬戸を抜け大三島へ
素晴らしい桟橋があるが季節外れで誰もいなかった
大山住神社があり沢山の国宝刀剣や鎧甲を見る
写真は神社の境内にある古いケヤキ
一本立ちのケヤキはうろが出来て船を造るのには向かない
2005/06/16
最初の本四架橋しまなみ海道の下をくぐる
合計3つの橋をくぐらないと大阪には着けない
宇野港の大前さんの誘導で海上警察の巡視船に舫う
2005/06/17
淡路島北部内海側の富島(としま)という漁港に入る
漁港から見える簡保の宿で風呂に入る
2005/06/18
上田さんのお世話で泉大津マリーナへ入港
2005/06/19
大阪入港翌日には
大阪の友人3人と
私の子供達3人が乗って気持ちの良いセーリング
右から上田さん奥土さん真帆君
安岡さんの右ポケットはこの時まだふくらんで見えるが
この後現金と免許証が入った財布を海に落としてしまったそうだ
海ではポケットに御注意
ヒールしてなかなか良い走りの花丸
真澄人君が舳先に軽々と立っている
彼は抜群のバランス感覚を持っている
2005/06/20
関西汽船で父親を迎え帰途につく
船底が汚れているせいか2100回転のエンジンで36フィートのブルーシーガルに抜かれた
オートパイロットが壊れてしまい暑い中しんどそうに舵を持つ真帆君
淡路島北端の大阪湾側スターンアンカーで入港
直ぐ目の前の岩屋温泉へ入る
松山から大阪までの航海でストップしてしまったオートパイロットを
大阪の上田さんが友人に借りてくれて
淡路の奥土さんがビールと一緒に届けてくれる
2005/06/21
香川県と愛媛県の県境で香川県側にある粟島に夕方遅く入港
民宿で風呂を借りるが
食事は出来る所がなく自分たちで作る事になった
2005/06/22
岡村島の漁港隣に新しくできた浮き桟橋に泊めさせてもらって
昼食を農協ストアーへ買いに行った
桟橋にはたこつぼが沢山並べてあったがまだ出来たばかりで使っていない様子だった
桟橋の向こう側で網を繕っていた漁師がここに泊めると良いよと言って手招きしてくれた
昼食が終わって一気に北条柳原 花丸のホームポートに入港した
大阪への旅はエンジンのシェークダウンのような旅だった
ほとんど2100回転で進み
明石海峡の潮のきつい所だけ2800回転にした
そうそう来島海峡は5分ほどだが3200回転にまで上げた
セーリングは大阪で一瞬20度を超えるヒールをしたがそれだけで
機帆走と言っても帆は船の横揺れを防いでいただけだった
次回はゆっくり時間を取ってセーリングだけでのんびりと旅がしたいと思う
大阪まで往復60リットルくらいの軽油を使った
2100回転で5.5ノット 一時間当たり1.5リットルの燃料を使う事が解った
そのほかにも色々と小さいトラブルは起きた
最初の航海としてはまあまあの出来か
だんだんとシェークダウンをして船を仕上げていくつもりだ
休んだおかげで腰痛も治りさあ仕事だというファイトも湧いてきた