2005年6月 (デッキとコクピット部分を作る)

2005/06/30(曇り)

バラスト取り付け

それぞれのバラスト取り付けボルト位置に
キールを左右にまたぐような補強を入れ
その上にL型のステンレスを噛ませワッシャーの代わりにする

こうするとバラストに巨大な力がかかってもキールを引き裂かれる事はない
市販の大ワッシャーくらいではバラスト重量でキールが凹み
長年月の間にバラストがぐらぐらになる恐れがある

万が一バラストが何かに衝突した場合
この船はバラスト自体が鉛なので相当衝撃を和らげる効果があると思う

接着が出来ないので大物小物の部品取り付けを出来るだけ進める事にする


2005/06/29(曇り)

プロペラシャフトブラケットを仮取り付けから
最終取り付けに直そうとしたがボルトがないので取り寄せ注文となった

バラストボルトも仮に締め付けようとしたが
これは締め付けレンチのボックスがなくて買いに行く

あまりの暑さに頭が回転しなくなっている

白髪で薄くなった髪の毛の間に汗が噴き出しているのが解る

今日はバラストとスケグを完全に固定しようと考えている

湿度は65%で接着をする事も出来るが
接着準備が出来ている部分が少ない
コクピットの縦蹴込み部分は接着しても良いかと思う

 


2005/06/28(曇り)

左舷デッキ下のマイクロバルーンエポキシフィレット付け

上に向かってフィレットを付けるのは足場も悪く大変な仕事だ

船首の人が入りにくい部分に電球を付けて潜り込み上に向かってのフィレット付けは
フィレット付けの最大の難関である
汗を滝のようにかきながらやっとの事で見えない部分だが大切なフィレット付けを終える

デッキのフィレット付けは右舷を残すのみとなった

これからは部品取り付けと
コクピットの仕上げと
ドッグハウスに取りかかるつもりだ

 

 


2005/06/27(曇り)

プロペラシャフトが通るスターンチューブを固定した

船体と真鍮のパイプ隙間を埋めるのに
大量の低粘度エポキシが必要かと思ったがそんなでもなかった

写真右側に見えているのはエンジン冷却水バルブ

船底の穴はエンジン冷却水
ギャレー海水取り入れ口
ギャレー排水
トイレフラッシュ水取り入れ口

トイレ排水
そしてスピードメータープロペラ取り付けと
測深計センサー取り付けと合計7カ所になる


2005/06/26(曇り)

大阪から帰りは80歳の父親も乗船した

20日は淡路島の岩屋と言う大阪湾側明石大橋直ぐ下の漁港に一泊
岩屋温泉の近くに船尾アンカーで停泊した

大阪出航のときに解ったオートパイロット故障を
代替え品を借りて何とかする事になった
力になってくださった大阪の皆さんありがとうございました
おかげで ティラーにしがみつく事なくらくちんな航海が最後まで出来ました

21日は粟島入港民宿でもらい風呂
そして22日 16:00 には無事ホームポートに帰り着きました

明日から現在進行中の7.8メートルスループ制作状況をお見せします

花丸を進水させてから初めてのまともな航海でした
いろいろ小さい問題も起きましたが無事帰り着く事が出来ました
ご支援いただいた多くの人達 感謝の気持ちでいっぱいです
ありがとうございました


2005/06/25(曇り)

6月19日(日曜日)

山梨県から長男 真澄人君(写真左)と大阪にいる三男 真君が花丸に乗りに来た
団子3兄弟と私それに大阪の友人3人が乗って
花丸が 始めて大ヒールするようなセーリング をした

セールバランスさえとれておれば舵は軽い物だ
やはりサバニ船型のおかげか船首にはちょっと飛沫が飛ぶくらいでほとんどドライだった

 

 


2005/06/24(曇り)

15日大三島
16日宇野
そして17日は淡路島の富島(としま)と言う地名の漁港に入港した
明石海峡までは残り5マイルくらいの瀬戸内側

港から見える所にある簡保の宿と言う所で風呂に入る

曇りなのに暑くて真っ黒に日焼けした

バウにアンカーを打ってスターンを岸壁に舫うのは
よほど長く後進して行き足がつかないと舵が効かない花丸には向かないと思う

次の入港からスターンアンカーを常備する事にした

バウスプリットを渡って上陸するのは考えると恐ろしいみたいだがそうでもない
それが出来なくなったら船を下りる時だろうと思う

今の体力と平衡感覚ならヒールして帆走中でも2100ミリあるバウスプリットの先に行ける
停泊している時は何の事はないバウスプリットの上を簡単に歩ける

 


2005/06/23(曇り)

昨日松山市北条 柳原港に無事入港しました

岡山県宇野港の大前さんと次男(真帆くん)が乗艇して
15日大阪方面へ出帆

初日は大三島で厳島神社の国宝を見
二日目しまなみ海道にさしかかった所の写真

ずっと凪でこの後4枚のセールを上げる機会に恵まれたが
直ぐに下ろさないといけなかった

始めての長期で細かな問題箇所も少しずつ見つかり
改善していこうと思う

ウインドベーンは試行錯誤の末セットが間に合わず
オートパイロットは大阪から帰りの初日に潰れてしまい
急遽淡路島で借り物を取り付ける
基板を組んでいるような電子機器は予備を持つ必要があると 痛感する

さあいよいよ腰痛も薄らいだので今日から仕事にかかる



2005/06/14(曇り)

からっとしない一日中湿度は高かった

イライラせずに接着以外の仕事をする事にした

エンジン排気の出口が小さい方の穴で
上の80ミリメートル直径の穴はコクピットのドレン抜き 左右に空けた

スケグとラダーを仮に船体に取り付けてみた
一番上のガジョンには数ミリのスペーサーが必要だが
回転はスムースで舵の長さも適当な長さに切断した

 


接着も出来ず体調も優れないので少しリフレッシュのクルーズに出る事にした
10日くらい瀬戸内海を東に向かって漂うつもりです

その間日替わり写真はお休みします
お急ぎの御連絡は携帯電話までお願いします


2005/06/13(曇り)

昨日は日曜日だし一昨日の雨で湿度が80%を超えており
接着が出来ないので仕事は休み

接着待ちの部分が多くなった

部品取り付けの穴を空けたりもした

このまま雨が続くようなら腰痛もあるし
仕事を休んでショートクルーズに出ようかと考えている

何も出来ないでイライラしながら工房の中の船とにらめっこも精神衛生上良い事ではない


2005/06/12(曇り)

ドッグハウスとデッキをつなぐカーリン材を仮に入れてみた
斜めでクランプが挟めないので非常にやりにくい

いよいよ梅雨に入って雨のため一気に湿度が上がった

部品取り付けのための穴を空けたり
ドッグハウスへの入り口刺し板が入る枠を作ったりしたが
接着が出来ないのであちこちに接着待ちの部分が出来た

これから一ヶ月接着が出来ないでイライラするのも嫌だなあと思う
この時期に現図引きとか製材とか雨に関係のない仕事を持ってくると段取りがよい
でもそう巧くはいかない


2005/06/11(雨)

中二階への通路から写した作業台
この上の部分に船体船尾部分がある

作業台の上に乗っているのは船尾物入れのフタ

フタの上にも座ったり釣れた魚をさばいたりするだろうから
チークを張る事にした

重くなるといけないのでフタに使う合板は4ミリにした


2005/06/10(晴れ)

コクピットコーミングの天板上に取り付けるウインチとクリートの補強

ウインチ取り付け部分はウインチが外向きに倒れた状態になるので下のベースも
写真でははっきり解らないが 斜めになる

クリートはウインチの前と後ろに付ける
ウインチを介せばクリートにはあまり大きな力はかからない

スターンハッチのフタを乗せる部分を同じ高さにかさ上げするという仕事もやった
いよいよ今日夕方当たりから雨が降るという予報
接着が進まなくなると言う焦りと休みたいという気持ちと半分半分だ


2005/06/09(曇り)

コクピット座席角になるところに通しの角材を接着した
これは結構手間のかかる仕事だった

カーリンを取り付けるための補強の木も接着した

トランサム物入れフタを止める枠と
メインキャビンテーブルを木取りしていて時間切れになった

いよいよ腰痛が酷くなりビタミンB12を薬局へ買いに行った
ぶら下がりもやっている
梅雨に入ったら少し休もうと思う


2005/06/08(曇り)

梅雨が近いのであわててデッキを接着した

カーリン(ドッグハウスとデッキの繋ぎ材)の部分が出来ていないが
後でやる事にしてとにかく入梅までにデッキを張るという方を先行させた

メインデッキキャンバー4000Rはいかにもきついなと感じる
強度はあるだろうがサイドデッキが歩きにくいだろう
軽くて丈夫な船をねらえばこのキャンバーも致し方ないか

今日はコクピットコーミングの角を通る材を入れる
昨年より梅雨入りは遅れているがいくら何でもそろそろ降り始めるだろう


2005/06/07(晴れ)

コクピットの骨組みをエポキシ接着した

何度も借り合わせで位置を決めたのでスムーズに接着する事が出来た

写真では左コクピット床隅に直径80ミリメートルのドレン穴を二つ空けた

デッキに張る合板もみんな取り外して接着以外の部分に低粘度エポキシを塗った

さあ今日から梅雨までに何処までデッキを張る事が出来
コクピットを 進める事が出来るか勝負だ

梅雨に突入したら少し骨休めをしようと考えている
今までとは少し感じの違う腰痛だ


2005/06/06(晴れ)

土曜日コクピットコーミングの中央を貫く穴を空けた
軽量化と長尺物をしまっておくためのスペース確保だ

昨日はこの船のオーナーが見えたので晴れて湿度も下がったが
実際の仕事は進めないで あれこれと新しい注文を聞いた

いよいよ今日からコクピット座席骨組みの接着に取り組もう
梅雨はもうすぐそこまで来ている
出来るなら梅雨までにデッキを接着したいと思う


2005/06/05(曇り)

船首船室への扉も仮に取り付けてみた

船首部分のデッキは何時でも接着出来る状態になった

コクピットの骨組みを月曜日から始めるつもりだ

今朝は曇っていて昨日50%を切っていた湿度がまたもや75%を超えている


2005/06/04(晴れ)

仮にデッキを全面伏せてみる

なかなか良い感じの船全体が見えてきた

物入れのフタも取り付けた

連れ合いに頼んでいたバースクッションも昨夜全て完成した

今日はパソコン机とメインテーブルを始めようと考えている
コクピット床にメインシートを固定する補強も入れないといけない
デッキのチェーンプレート取り付け穴も空けないといけない


2005/06/03(曇り)

雨も降り腰痛のため昨日はお休み
一日休むと少し元気が出たが腰痛は相変わらずだ

これは一昨日接着したコクピット床の写真
デッキと同じキャンバーを付けてある
底の部分は左右800ミリ
腰掛けの出っ張り部分の開きは左右600ミリ

これは大きな船も小さい船も人間のサイズに合わせるとそうなる
これ以上小さい船だとコクピットベンチにチークを張るというのは
船尾部分の重量が圧倒的に重くなるだろうから止めた方が良い

まあそんな小さい船で長期航海をする人もいないだろうから
チーク張りの座り心地の良いベンチも必要ない

この7.8メートルは来年4月出航で太平洋往復横断の予定だから
作る方も強度と軽さはもっとも気になる所だ


2005/06/02(雨)

3〜4日前から今日は雨だと天気予報が言っていたように
朝からしっかり降っている

昨日は船首トイレ回りのハンドレールを何処に取り付けるか色々やってみた

メインキャビンから足先を入れる様なベットの
足先を入れる部分はなかなか良い棚のスペースになる

セール置き場はトイレの両側か

船首に穴が開いた時に沈まないためのウォーターラインより上まで立ち上げた仕切の前は
使えないスペースなのでフォールディングタンクを固定する



2005/06/01(晴れ)

デッキを伏せる準備を始める

デッキの下には色々な部品を取り付ける為の補強板が必要になる
スタンションやジブシートレールやパルピットやクリートなどである

船首から船尾へ補強板を付ける部分のデッキフレームを切りかぎ
補強板をエポキシ接着する事で一日が終わった

滅多に使わないノミとハンマーを一日中不自然な姿勢で使い
またもや腰痛が始まった

ウエストマリンへ3度目の注文をした

homeに戻る

日替わり写真7.8メートルカッター