2005年7月 (コクピット仕上げドッグハウスにかかる)

2005/07/31(曇り)

作業台の上に取り外したラダー

その手前で落とし戸とスライドハッチの仕事をしている

今日は昨日できなかった接着の仕事を少しやろうと思う
日曜なので何もしないで本でも読もうと考えている

時にはヨット作りから離れ頭も気持ちもリフレッシュしよう

昨日の主な仕事はコクピットベンチに張るチークの製材と
シーカフレックスのシームを入れるための切りかぎ
ほとんど一日かかって必要分を製材した


2005/07/30(曇り)

今朝03:00の工房内
戸を開けて眠っていたらいきなり雨が降り出して目が覚め
工房の扉を閉めに起きてきた
(とんでもないエポキシの臭気を抜くために大抵工房の扉は開けっ放しにする)

昨日はラダーを外してマイクロバルーンパテの成形と
シャフトブラケットとバラスト周りの成型をして
上向きでサンダーを長く使ったので汗だくで腰が痛くなった

落とし戸制作
バウハッチ入り口周りの補強材の接着もした

午後からは小雨がぱらついたのでデッキのパテ磨きを中心の仕事となった



2005/07/29(晴れ)

キャビン天井のフィレット付け
メインキャビンはほぼ終了した
キャビン入り口枠の部分が少し残ったが
昨日は温度が上がり硬化が早まったので10:00でフィレット付けは中止

外部デッキ全面の磨きと
キャビン入り口スライドハッチの部材を切り出し
バウハッチ外枠部材の切り出しをした

いよいよ今月も最終日だ
今月中にコクピットを終了させるつもりだったが
キャビンを同時進行させたので終了しなかった

後進水まで4ヶ月しかない
仕事は山ほどある一つずつ片づけていくしかない


2005/07/28(晴れ)


朝早くから船内天井のフィレット付けを10:00過ぎまでやる
それを過ぎると温度が上がりフィレットを成形している時間が無くなる
低粘度エポキシの可使時間は温度が高くなると短くなる

それ以降は木工や磨きが主な仕事になる

日中の暑いときは工房内温度も30度を超えるので
冬場と違い昼寝をしないと体力が続かない

堀江海岸は町中よりは随分涼しいと思うが
入れ替わり立ち替わり一晩中花火の音がうるさく
時には暴走族も走り夏は寝苦しい
今朝も03:00にバイクの爆音で目が覚め そのまま起き出した

 


2005/07/27(晴れ)

写真は右側が船首部分
バウハッチ取り付けの船内側補強を入れているところ

ドッグハウス天井のビームにマイクロバルーンエポキシフィレットを付けたが
途中で腰が痛くなり1/4くらい付けたところでギブアップ

キャビン入り口とバウハッチ回りの補強材を作り接着した
クランプが入らないので接着を今日に持ち越した部分もでた

今日はドッグハウス天井フィレットの続きと
開口部補強の続き
それに全体の磨きをやろうと思っている

徐々にゆっくりと外部は仕上がっている

 

 


2005/07/26(曇り)

昨日は今年初めての台風準備で17:30柳原漁港へ行く
準備が終わった段階で台風はどうも東よりのコースを取ったらしいと情報が入る

写真はキャビン入り口とバウハッチ部分を切り抜いたドッグハウス

接着のために仮止めしていた木ビスをみんな抜いて
マイクロバルーンエポキシパテで木ビスの跡の穴を埋める

ガラスクロスの積層準備であちこちの出っ張りにRを付ける
凹みの部分にはマイクロバルーンエポキシパテで逆Rを付ける
これをやるだけでも大変な時間が必要だ

船を長持ちさせるための重要な仕事だから手を抜くわけにはいかない


2005/07/25(晴れ)

台風の接近を知り急遽ドッグハウス天井を接着した

台風の雨風ではたいてい3日くらいは接着が出来なくなる
昨日は日曜日だったが接着をすることにした

これでデッキ部分が全部張れたことになる

後はガラスクロスの積層だ

船内の仕事も沢山残っているが内外どちらからでも仕事が出来た方が良いだろう
残すところ進水まで4ヶ月となった


2005/07/24(晴れ)

スターンハッチに低粘度エポキシでガラスクロスを積層
エッジの部分はどうしても泡が入るので
サランラップを巻いて一度抜いた泡が入らないようにした

コクピットとメインデッキのコーナー部分にマイクロバルーンフィレットを付けている
ガラスクロスで全体を覆う準備だ

デッキ全体がだんだん良くなっている
ガラスクロスを巻ける段階まで来たら一気にガラスを巻こう

部品も仮取り付けをしてはボルトナットを準備している
目に見えて進んだようではないがだんだん全体的にまとまって来ている


2005/07/23(晴れ)

チークグラブレールで船外に取り付ける物を
みんな削りだして防腐剤入りエポキシを塗る

キャビン入り口内外が手前の短い二本足の物
三本足と五本足のグラブレールは
それぞれドッグハウス左右にボルトナットで取り付ける

作業テーブルの右にあるゴミ袋は
工業用集塵機に半分くらい貯まった物をすくいだした物
少し製材をすると木くずが直ぐに貯まる
頻繁に掃除しないと掃除も大変だ



2005/07/22(晴れ)

ドッグハウス天井側のマストサポート補強が入った
ビームに合わせて綺麗にRを削りだした

今すぐにでもドッグハウス天井を接着できる体勢にあるが
締め切ったら暗くなるし暑いし
当分このまま出来る作業をみんな進めてから天井を張ろうと思う

昨日のグラブレール成形は
ベルトサンダーが壊れて最後まで仕上げることが出来なかった
仕方なく新しいベルトサンダーを買った


2005/07/21(晴れ)

ベルトサンダー大小
エアーサンダー
ジグソー

などを使ってチーク製のハンドレールを削りだした

作業机の回りがチークの黄色い粉だらけになった

船体の方は残り木工の大仕事は

ドッグハウス天井張りと
スライドハッチ部分と
ドッグハウス前部のハッチのみとなった


2005/07/20(晴れ)

メインキャビン天井側のマストサポート補強

図面通りのサイズの補強を入れると随分大きい物になった

コクピットベンチの最後に残っていたコーミング背もたれ部分も
無事に接着を終えた

昨日はほとんど一日中接着に明け暮れた日だった

今日はグラブレールの削り出しをしよう


2005/07/19(晴れ)

メインキャビン入り口のスライドハッチを作るための
1800Rの型を作った

スライドハッチその物と
ハッチカバーを型板の上に4ミリ合板を3層して
12ミリの丈夫な曲がった合板を作る

今日外側の合板を曲げ着けたらできあがりでもう型は壊す

だんだん仕事が大詰めに入り難しい木工部分が残ってきた

今月中にコクピットを張り内側からフィレットを付けるという目標は
多分達成できるだろう


2005/07/18(曇り)

ウインドベーンの架台を仮取り付け
ペンデュラム方式のウインドベーンは
アウトラダーのまだ後ろに強力な力を発揮する水中翼が付く

それを支える架台は肉厚は薄くしたがとてつもないステンレスの固まりとなった

ウインドベーンの重量が19キログラム
架台が見かけよりずっと軽いが10.4キログラム
両方併せて29.4キログラムの物を船の最後尾にぶら下げる事になる

バウパルピットやスターンパルピットやスタンションなども仮取り付けした


2005/07/17(曇り)

左舷から見たコクピット
いよいよ座席の合板を接着した

ウインチを外に向かって斜めに取り付けるための台も接着した

昨日は暑かったのでエポキシも少量ずつ混合して使った

ラダー金具の取り付け凹みをマイクロバルーンエポキシで埋めた
エポキシパテなので硬くて研ぎにくいから少しずつ成形していく

 


2005/07/16(曇り)

昨日も晴れたので船内のマイクロバルーンエポキシフィレット付けを優先させた

コクピットコーミング天板も接着
ドッグハウス上のチークグラブレールの足も接着した

そしてドッグハウス窓用の穴を空け一日が終わった
長いような短いような疲れる一日だった

今日は花金のせいか堀江海岸は昨夜からうるさかった


2005/07/15(曇り)

ドッグハウスコーミング内側にマイクロバルーンエポキシフィレット付け
とにかく暑くて風が通らないので汗が噴き出す

活性炭を替えてマスクを着けているだけで大変苦痛だ
それでも無しではやっておれない臭さだ

もう夏も間近思わぬ人が工房を訪ねてくる
早く花丸を完成させてせめて日曜日だけでも帆走したいと思う


2005/07/14(晴れ)

湿度が下がりドッグハウスコーミングを接着し終わったと言うように雨
仕方がないのでチークグラブレールを作る材料を製材

最近はよく雨が降り接着をストップさせる
でももう接着しないといけない部分というのは非常に少なくなった

ドッグハウス天井板が最後に残った大きな接着か

あとスライドハッチ部分の木工も残っている

低粘度エポキシフィレットも雨が降ったら取りやめだから
なかなか梅雨の時期接着の仕事は進まない


2005/07/13(曇り)

今日はドッグハウスコーミングを接着しようと思っている

写真はこの前湿度がぐっと下がった時にスカーフ接着した9ミリ合板

ドッグハウスにサイドに取り付けるアクリル窓も切り出した

アクリル加工はそれを取り付けるためのボルト穴開けが難しい
錐が穴を開け終わる最後の部分でヒビが入る恐れが高い
そこでドリル刃先をつぶして焼き切るようにして穴を空ける

いよいよ今日は仕事が進んだなという感じになるだろう
見えない船内のフィレット付けも進めよう

 


2005/07/12(曇り)

スターン物入れフタの立ち上がり部分にもエポキシフィレットを付けた

デッキ全体を薄いガラスクロスで覆う準備だ

クリートなどの部品は取り付け位置を決めて下穴を空け
丁度良いサイズのボルトナットをまとめて買いに行く

昨日は生暖かいが結構強い南風が吹き湿度が一気に下がった
今日はドッグハウス回りの接着が出来るかと思う
大切な部分だからちょっとでも雨が降ったら接着は止めておこう

そろそろ梅雨も終わり一気に作業を進める事が出来るだろう
その時までに接着の下準備を沢山しておこう

 


2005/07/11(曇り)

デッキやコクピットもほとんどの骨組みは出来た
これで外皮となる合板を張ってフィレットを付けたら
低粘度エポキシでガラスクロスを積層して表面保護をする

その後コクピットベンチにはチークを張る予定である

部品取り付けなども先に補強を入れておかないといけない部分があり
一つ一つについて事前に考えておかないと後では大変な手間になる

11月進水の予定に間に合いそうな仕事の進み方だと考えている

 


2005/07/10(土砂降りの雨)

ドッグハウス中間ハウスビームを接着準備

ドッグハウスコーミングも合わせてみて接着準備が整った

今朝は土砂降りで何も出来ない
バケツをひっくり返したような雨とはこのことだろう
何時まで続くかそろそろ梅雨も終わりだという証の雷もなっている

先週の雨で解ったのだが花丸のチェーンプレート部分に雨漏りがある
こんな雨では日曜日でも雨漏りを止めに行く事は出来ない

よほどしっかり防水をしないと部品取り付け部分からの雨漏りは
後で止めるには気が重い仕事だ


2005/07/09(曇り)

コクピット床部分の角にマイクロバルーンエポキシフィレットを付ける

ドッグハウスコーミングの角材も接着した

雨がやんで湿度が一気に下がったので
貯めておいた接着仕事を次々片づける

今朝は雨が降ったので今日は接着が出来なくなった
またもや次の接着に向かって仮取り付けをいっぱいやろう

窓アクリルの切り出し穴空けと言う仕事もある
アクリル加工は割れる恐れがあり結構難しい仕事だ


2005/07/08(曇り)

シアーに一度仮取り付けしてあったトーレールを接着
スタンションベースも片舷3箇所角度を変えて取り付け台座を接着

ドッグハウスニーを70本のクランプを使って固定接着した

珍しく湿度が60%になったので
一気にコクピットの立ち上がり部分も仮釘を使ってエポキシ接着した

あまりの暑さに汗まみれになり
活性炭いりマスクも汗と鼻水で滴がしたたり落ちた

今日は午後から雨が降るそうだ
それまでに出来るだけマイクロバルーンエポキシフィレットを付けて回る事にしよう


2005/07/07(曇り)

ドッグハウス縦材を仮取り付け
ドッグハウスビームをクランプで仮に止めつける
横板は9ミリ厚みの合板を切り出したが
スカーフ削りまでは出来なかった

いよいよヨットらしくなってきた
船内は166センチメートルの私なら楽々歩ける高さがある

とても26フィートのヨットとは思えない広々としたメインキャビンだ

雨はやんだが今日はまだ接着は出来ないくらい湿度が高い


2005/07/06(曇り)

船内部品を取り付けています

ドアの止め金具や清水と海水用のフットポンプ
それとそれぞれのスルハルにバルブやニップルなどです

昨日はあまりの雨に工房の扉が開けられなくて 90%の湿度の中での作業でした

トーレールを製材 仮取り付けし 取り外して接着前まで作りました

デッキ部品もおおかた仮取り付けが終わりました
雨が降り時間もあるので部品取り付けの不足ボルトも買いに行きました

今日はドッグハウスコーミングの9ミリ合板を切り抜き
スカーフ接着手前まで作るつもりです

 


2005/07/05(曇り)

写真中央の白い床板にトイレが付く

その奥に見えている白い箱がホールディングタンク
日本でもうるさくなったが海外の港の中ではフォールディングタンクは必需品
フォールディングタンクを閉じこめた仕切り板は
ウォーターラインより立ち上げてあり
万が一船首が傷ついても浸水を防ぐ役目もある

トイレを挟むようにチーク丸棒のグリップを取り付けた
空き空間はセール置き場になるだろう


2005/07/04(曇り)

船首船室への扉に取っ手金具を取り付ける

船首はほとんどがセールロッカーとなるが中央一番前にトイレが付くので
トイレまでのアプローチにチークのグラブレールを付けた

船内船外の細々とした部品取り付けや仮取り付けに雨の日を当てる
不足の木ビスやボルトナットも部品ごとに書き出しておいて
ネジ専門店に買いに行く

昨日の大雨で松山の渇水は一応終わったと思う
梅雨は何時まで続くのか出来るだけ早く上がって欲しい物だ


2005/07/03(雨)

右側にあるのがエンジンカバーに張った防音材

1GMのコンパクトエンジンがきちんと正規の位置に座った
まだ隙間ゲージで確かめていないが カップリングもスムーズに入った

ヨットのエンジンもこのくらい開放的でどこからでも手が届けばメンテも修理も楽だ

昨日はアンカーローラーとアンカー
それに船首金具を仮取り付けしたが取り外したので写真は写せない

昨日から大雨が降り雷が鳴り本当に梅雨なんだなと思える
湿度90% 今日は仕事をお休みにする


2005/07/02(曇り)

ティラーも仮取り付けしてみた

エンジンも積み込んだ

排気ウォーターロックとエグゾストホースの配管もした

昨日は夕方から久々の雨で 土が黒く湿った
エポキシ接着が出来なくても今はもう少し雨が欲しい

今日も部品取り付けを進める事にする


2005/07/01(曇り)

スケグ ラダーを取り付け

船大工の最も気を遣う部分である
特に回転軸が通しにくいガジョン ピンドル 方式で
しかも固定している部分が船体に二箇所スケグに二カ所
合計 4つもあるとなかなか巧く行くものではない

何度も付け直して回転を確かめやっと巧くいくようになった

今までの経験からスケグ付け根はただ取り付けているだけでは
あまりに弱くスケグラダー全体が左右に振れる恐れがあるので
バケツの底を使って超特大のフィレットを付けた

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日替わり写真7.8メートルカッター