New Zealand - Opua 2(2008/01/24〜2008/01/31)

2月8日

寒さで目覚める。(締め切った船内温度14°C)
朝霧が海面一面に低く漂いヨットの群れを包んでいた

川の上流の方では谷に沿って霧が流れ出ていた

向かって右のOpua沿いはヨットがずらっと停泊しているが、
左は泥が堆積して浅いようで全く停泊していない。

 

2月7日

昨日の夕食は面白かった。

さすが39フィートともなると楽に住めるスペースがある。

センターボード艇でダブルチャインの船体はアルミで出来ており非常に軽くて早いそうだ。(フランス製)

大西洋と太平洋を渡ってニュージーランドまで来たそうで、

南太平洋ではあちこちの島を行ったり来たりしていたらしい。

但しFRPの船と同じように波に叩かれるとあちこちからきしみ音が聞こえて気持ちが悪いという事だった。
大きさに関係なく船体が歪む船は
内装の木と船体が完全に接着できないので波に突き当たる度にギギギと言う様な恐ろしい音がする。

本物のWEST工法の船かカーボンプリプレグ工法の船ならそんな音は一切しない安心な船が出来る。

 

2月6日(今日はニュージーランド建国記念日か?)

ニュージーランドのそれまで戦いに明け暮れていたマオリ民族の各酋長を集めて白人が調印式を行い全体をまとめてニュージーランドという国を作った記念日だそうだ。

Paihiaと言うOpuaの直ぐ北にある町にマオリ達が全国から集まり集会を開くそうだ

僕たちも是非行ってみるように言われるが
祭りはあまり好きでないし
人が多いのはどうかと思う。

せっかくニュージーランドに来たのに行きたくない

 

写真は昨日夕食に誘った隣の船のMerilouさん(バヌアツ人)
メラネシア人でポリネシアンやマイクロネシア人とは明らかに違う

 

これは今朝の散歩でヨットの修理をしている場所を歩いて写した写真

充分50年以上は経っていると思われるストリッププランキングという工法で出来たガフ・ヨール
メインマストは作業用階段の左に倒してあるが
まるで電信柱だ。

船体ストリップの痛んでいる材を張り替え
コーキングをやり直していた。

若いカップルが仕事をしていたが
ちゃんとまともにやっているところを見ると
木造船の工法をちゃんと理解しているみたいだ。

2月5日

今日はあまりに風が強いので
アンカーリングの位置をずらした。

何処にも行かず船内で写真の整理。

昨日写したテンダーの群れの写真をお見せします。

一番右にあるのがヤニックさんに借りた軽くて丈夫で扱いやすい合板のテンダー

テンダーと言っても正式な作り方で作られた物で、
これを作った人はプロかアマチュアなら相当な腕の人だ。

2月4日

土日は車で牽引された来た沢山のヨットやモーターボートがこのスロープからでていきます。
時には一度に2艇降ろしている事もあります。

左にあるアーチの橋は潮の満ち干で桟橋の上を滑るように造られています。

花丸は昨日までこの真っ正面の海面にアンカーリングしていました。
写真正面の遠くにある二本マストの花丸が小さく写っています。

テンダー(足船)を漕いで浮き桟橋の一番陸に近いところまで来て橋の下に沢山のディンギーが繋がれています。

2月3日(日)

何とも大きなピーマンとズッキーニです。

ヤニックさんやYoshiさんはコミュニティーガーデンで無農薬野菜を作っています。
そこで捕れた野菜だから 元気なのだそうです。

ヤニックさんとヘンリーさんとご近所のYoshiさんという日本人の人が新鮮な野菜やその他の食料を沢山持ってきてくれました。

海の上だったクリスマスと正月がいっぺんに来たような感じです。

食料がいっぱいあると満ち足りた裕福な気持ちになれます。

 


この写真はソーラーパネル二枚を思いきり後ろに下げて

マストとソーラーパネルの間にライフラフトを設置したところ。

ライフラフトの重量は説明書によると31キログラムだそうです。

随分思いと感じます。

トランサムが大分浮き上がりました。


2月2日

今日は昼にヤニックさん達が来ます

花丸で昼食を食べてから買い物に連れて行ってくれます。

写真は花丸のメインマストスプレッダーの当たりから写したものです。

左奥にあるスロープからしょっちゅうトレーラーで運んできたヨットやボートを海に浮かべています。

僕たちはそのスロープの直ぐ右にある浮き桟橋にヤニックさんに借りたテンダーを舫って上陸します。

ハーバー事務所は右のヨット群の中央当たりにある建物です。

コインランドリーも事務所と同じ建物で事務所の下にあります。

ゴミを捨てるところもテンダーで上陸して直ぐのところです。

ヨットの用品販売店やセールメーカーやエンジン屋その他あらゆるヨット関係の店がスロープに向かって左側に並んでいます。

ここは外国から来たヨットにとって何でも揃う便利な場所です。

 

 

2月1日

朝から5メートルほど花丸の場所を移動

少しでもマリーナ事務所に近づいてワイヤレスのインターネット通信用電波が拾いやすい場所に移動する。

 

メインマストのハリヤードをデッドアイのロープを締めて張り直す。

ライフラフトをコクピットの凹みからメインマストの後ろへ移動させたので、
花丸の前後のトリムが変わった。

ライフラフトの重量は32キログラム
その架台を入れると35キロくらいにはなる。

そんなものを移動させたのだからトリムが変わるのは当たり前か???

しかし、
もっと小さいのが有っても良いのにと思う。
一番小さいのが6人乗りでは二人だけの航海では持て余す。

 

昨日の夕方ヤニックさんの近所に住む波岡良徳さん(通称Yoshi)さんという人が
自然農法の農園で捕れた元気な野菜を沢山持って訪ねてきてくれる。