Keri Keri 2 (2008/02/25〜2008/03   )

3月13日

パソコンをインターネットに繋がせてもらっているLaraさんが飼っている七面鳥と
仲の良い雄の綺麗な鶏

何時も2匹が一緒なので七面鳥は雌かと思ったらでっかい雄だった

 

リチャードさんの家でYannickさんにニューカレドニア・ヌメア港への入港の仕方を教えてもらう

入港手続きが終わったらヘンリーの長男が居るからそこへ行けと言われる

3月12日

ストーンストアーの前に有る道の反対側にバーとレストランを兼ねた観光客向けの食堂がある
その裏に歴史的な鍛冶屋の建物があった
歴史的と言ってもほんの150年ほどだけどなとリチャードさんが紹介してくれた

 

僕たちが上陸する浮き桟橋のすぐ前にある
望みの井戸
コインを投げ込むと望みが叶うそうだ


金網をしてあるがみんながお金を入れるので緑青が吹いて井戸の水が青色になっている

 

 

3月12日

月曜日にBobさんの船で行った島
船長の家の庭にあった巨大なアロエの群生

こんなに大きな大量のアロエは見た事がない
何に使うのかなあ?

 

右が何時も買い物に行った昔からあるスーパーマーケット

その左にある木はKeri Keriの町中で一番背が高いと思われる松の木
真ん丸の松ぼっくりが枝の先端に有った

3月11日

Bobの100年前に出来てリストアーした帆走漁船でBay of Island の反対側にある島へ上陸
テンダーを繋いで彼ら(リチャードとボブ)の友人の家に行く

出航からアンカーリングまで4回の出し入れ一度もエンジンをかけなかった

 

大きな帆船の船長をしている人で70歳だそうだが彼は家にいなくて
彼が趣味で作っているという26フィートくらいのシングルプランキングの船があった

実によい出来映えだった
エンジン無しでその当たりをクルーズするとの事
そんな事が出来るんだなと妙に納得する

3月10日

今ストーンストアーに停泊している船の中で一番美しい船も
ファミリーが来てデイクルージングに出ていった

古いかたちだがよく手入れが行き届き実に美しい

 

Yannickさんの家で39キロの蜂蜜を分けている所
最初は小分けのビンの縁に沢山付けたが
だんだん上手になって最後の方はほとんどこぼさないで移す事が出来るようになった
そこで終了

3月09日

Yannickさんの敷地の一辺はKeri Keri川の上流である
この水が僕らが碇泊しているストーンストアーまで続いている
野生化したアヒルが2匹川を遡ってきた

 

僕たちの「花丸」はリチャードさんのヨット「ISIS」に横抱きさせてもらっている


昨日は土曜日で市が開かれるというのでMongonuiという町まで遊びに行く
そこでNew Zealand へ来て始めてまともな漁船を見た

多分日帰り漁をする延縄漁船で
鯛とカナガシラが沢山捕れていた
他に名前を知らない見た事もない魚も捕れていた
水揚げはトラックの荷台に一杯になった


帰り着いた時ヤニックさんは疲れ果てた様子だった

3月08日

Yannickさんの家に行く道の途中に咲いていたバナナパッションフルーツの花
時計草の仲間だそうだ

パッションフルーツとは違いバナナパッションフルーツはあまり美味しいとは言えない

 

11年前にはYannickさんの瞑想ルームとして使われていたキャンピングカー
使わなくなって朽ちかけていた

今は毎日朝夕家の中で瞑想をする
周に2回の ヨガ
そしてオーガニック野菜を食べる

もう思い残す事はない何時死んでも良いが
毎日が楽しいのでもう少し生きていようと坊さんの言いそうな文句を口にする
日本語で「人間は面白い動物ですね」とも言う

Yannickさんは白血病になってもう14年だそうだ骨髄移植をしないで
そんなに長く生き延びる事が出来るのは彼女の笑いと生き方のせいだろうと妙に納得する

3月07日

リチャードさんがWhangareiと言う町へバッテリーの中古を買いに行くというので僕も車に乗せていってもらう事になった

世界中のクルージングヨットが集まって来るという所で
これはマリーナではなくてクルージングをしている船のたまり場だそうだ

 

下の写真二枚はリチャードさんの友達の家

必要な電気を自分の風力発電機で起こし
水は雨水を受けて大きなタンクに貯めている

こんなスタイルの生活はニュージーランドの田舎では普通の事である

 

3月06日

リチャードさんの家で会って「花丸」を見に行くと言っていた船大工のBobがかれの船でやってきた

ほんの1時間ほどだったが彼の大工の腕が解った
100年前の漁船を改造してヨットにしたそうだ

素晴らしい出来映えだった

長いバウスプリットにカッターリグを持ち
メインセールはもちろんガフリグだ

日本の事をよく知っていたが
日本のヨット事情は全く解っていなかった
日本のヨットの歴史はまだ100年ほどだというとびっくりしていた

3月05日

リチャードさん達のテンダーはFRPの前後二分割テンダーだ

色違いの部分が前と後ろに別れる
左右にダガーボードをさしてマストとセールもあり充分な帆走速度を得る事が出来るそうだ

クルーズ中は広いデッキにひっくり返して積んでいくそうだ

 

Yannickさんの部屋の壁に「花丸」のビレーピンとデッドアイが飾られた

世界地図の直ぐ右側の小さいのがそうだ

和江さんが贈った百人一首の詩を書いた書も額に入れて棚の上に置いていた

3月04日

パソコンをインターネットに繋ぎに行くYannickさんの隣の家の入り口に置いてある
陶器のドラゴン

実に良くできている
爪は別に白い陶器を引っ付けてあるようだ

 

このテーブルと椅子が僕の無線ランスペース
家主Laraさんは今出張中で勝手に僕が家に入って無線ランのスイッチを入れ
パソコン通信が終わったらスイッチを切って帰る

僕のために特別裏の戸を開けておいてもらった

3月03日

ストーンストアーの前に素晴らしいクラシックカーが駐まった

観光客が寄ってきてストーンストアーと一緒にクラシックカーもカメラに納めていた

観光客が居なくなった一瞬をねらってシャッターを切った

 

Yannickさんの隣の家にパソコンをしに行く道

どうもこの風景とインターネット通信とは結びつきにくい

それでも隣の家にはADSLでインターネットを出来る無線ランが装備されている

そしてRalaさんという隣の家の人はインターネットソフトの仕事をしている

 

3月02日

リチャードさんが彼らのヨット「ISIS」を見に来た

僕たちの「花丸」は「ISIS」に横抱きさせてもらう事になった
ヤニックさんの係船場所はディンギーを漕いで上陸する位置が少し遠いからだ

Yannickさんとリチャードさんを昼食に誘い4人で和江さんが作った巻きずしを食べた

 

「ISIS」は15年経っている船体はコンクリートの船
実にスムーズなカーブでとてもコンクリートで出来ているとは思えない船だ

デッキは50ミリはあろうかというチークで
下に合板は張っていない本物のチークデッキだ
古い造船技術をそのままに素晴らしい仕上げになっている

マストは日本で台風に遭遇して折ったので繋ぎ直して使っているそうだが
まるで昨日出来上がったところかと言うくらい綺麗だ

3月01日

花丸を碇泊させてもらっているリチャードさんの船には船名が書かれていない

一生懸命探してやっと船名を見つけた
「ISIS」 と言う船名でブームギャローに書いてあった
よく見るとライフリングにも書いてあった

見れば見るほど良い船だ

フラッシュデッキでドッグハウスは無い
その分デッキが少し高いかなと思うが船内は広い


ストーンハウスとも長いおつきあいになった
毎日その日の天気で表情が変わる
200年前に立てた現地人(マオリ)との交易所だそうだ

2月29日

昨日長旅から帰ってきたリチャードさんの船
ストーンハウスのすぐ前のポンツーンに着けて水を補給した

途中の海で拾ったという大きな木の切り株も降ろして友人の車に積み込んだ

船内で美味しいコーヒーをご馳走になった

カレンさんというしっかり者の奥さん
焼き物をしたり
瞑想をしたり
コミュニティー農園に参加したり忙しく働く

この夫婦が協力して作ったヨットで日本まで来た事もある

2月28日

ストーンハウス前の碇泊場所の持ち主(リチャードとカレンさん)が1ヶ月の航海から帰ってきた

僕たちの花丸は彼らの船と入れ替え川の中央の方に寄せた

 

ヤニックさんが今日は卵が5つもあったと満面の笑みで卵を見せているところ

僕たちがこちらに来てから孵化したアヒルの子供達も日に日に大きくなりこんなになった

2月27日

昨日はストーンハウスの前の駐車場にラバーディンギーを広げて修理

写真はストーンハウス前の船着き場
川に向かって左は蒸気汽船やクルーザーが着くところ
右は近辺に碇泊してる船のディンギーが着くところ

僕たちがYannickさんの息子ノア君に借りたディンギーは手前から二番目
合板でしっかりした作りの軽いディンギー

その向こうの三人乗りは海水浴に使う浮き輪の様な材質で出来ているがもう少し硬くて船外機も着き非常に軽い
修理はきかないと思うが丈夫で軽くて場所を取らないというのが外洋航海に使う足船の最重要要件
次回はあんなのを検討しようと思う。

2月26日

Keri Keri川を遡ってストーンハウスの前に舫

昨日は町に出て買い物

そしてYannickさんの家の隣Laraさんの家のベランダでインターネット

その後ヨガ教室の初心者コースを受ける

 

和江さんが名前を知らなかった花

きつい色の南洋の花

2月25日

低気圧のもたらした雨で汽水域であるアンカレッジは一面黄色く濁った

朝夜が明けぬうちに起き出してアンカーを巻き上げOpuaを出航

機帆走で4時間半無事にKeri Keriに到着
この前と同じストーンハウスの直ぐ目の前にあるパイル2本の間に「花丸」を繋ぐ

この場所の持ち主リチャードさんとカレンさんは明日の朝当たり帰ってくるそうだ