続いてマスト製作

左右に8材合わせのマストです。先ず4枚づつを積層接着しました。120個のクランプを総動員しての接着です。H鋼の上でエポキシをつけたマスト材を次々に重ねておいてその上に当て板を当ててクランプで押さえ込んだ所です。
工場の一階に積層した材料を下ろして中くりの為の墨を入れました。くり抜く部分には間違えない様にチョークで印を入れました。
中くりがほぼ終わって、基準となる部分の型を当てて、最後の調整をしている所です。物凄い鉋屑で、高い材料が勿体無い事です。
マスト中くり用に、改良した鉋です。左の二つは普通の丸削り鉋に柄をつけて、前の部分を反り台にしたものです。その右は敷き居削り鉋の刃を丸くして、台もそれに合わせて丸く直し、前の部分を反り台にしました。これが一番上手く削れます。その右の木は、少しRを変えたペーパーかけの道具です。
中くりが終わり、二度と触れない中くり部分のエポキシ浸透をやって、布団乾燥機で暖めている所です。これをペーパーをかけては繰り返し、ピカピカになるまで中塗りをしました。
中塗が終わったマスト材を一つに接着した後、又1階に下ろして、今度は円形に削り出す為の墨付けをしています。斜においているのが、円削り定規です。初めは四角い木を8角に削り、次は16角に削り、それから丸くします。今日27日は真四角にした後墨付けで終わりました。

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