続いてマストの円形削り

先ずは全体を4角から8角にする事から始まります。円、楕円墨付け定規で4角材の4角に角付けをして、4角を墨の部分まで落として8角にします。目の混んだ素晴らしいスプルースがプレーナーであっという間におがくずになって行きます。
出来た八角のマスト材を今度は角をとって16角にします。プレーナーを使うのはこの辺りまでです。綺麗な16角のマストを作り上げた所です。
後は、なでなでしながら角を鉋で落として行きます。結構それだけで真ん丸になる物です。
鉋がけの後はロールペーパーの裏に布のガムテープを張って、長いペーパーを作り、両方の端に握り良いグリップをつけて左右の手を上下に持って出したり引っ込めたりして木の繊維と直角に円を削り出します。四方八方からマストを回しながらペーパー掛けするので、真ん丸マストが出来上がります。30分もすると汗びっしょりになるので、休みながら殆ど一日ペーパー掛けに費やしました。

さてこのようにしてマストは形を見せましたが、昨日は雨で防腐剤入のエポキシが塗れませんでした。エポキシの仕事は湿度を気にするので。待ち時間が圧倒的に長くなります。

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