日替わり写真(2008/12)
2008年12月31日
4番フレームの片舷は接着中だが他のフレームはそろった
仮取り付けしていた船台から全部のフレームを取り外し
船台の水平を確認する
何ミリかの違いがあるので微調整のために合板や厚紙を入れて調整
今日は仮ではなく本式に木ビスで船台に各フレームを固定するつもりだ
今年中にフレームを立てるという目標は達成できそうだ
2008年12月30日
3番フレーム以降を仮に立てる
4番フレーム右舷側が接着ミスでやり直さないといけない事が解った
3番と4番のフレームがあまりに近いので間違った
接着のやり直しなので一日待たないといけない
ついでにステムの部分キール接着の為の補助材を接着しよう
今日から寒くなるという天気予報だ
2008年12月29日
船尾側からF0,F1,F2の三本のフレームを仮に立ててみる
今までのディンギーと違い何と華奢なフレームか
チャイン材等を入れる時に少し力を入れたら歪みそうだ
フレームを立てる時によほどしっかりした補強をしないといけないだろう
今までに何艇のY-15マーク3が浮かんでいるのか知りたいところだ
これでは一艇目を造るアマチュアにはちょっと荷が重すぎると思う
昨日は日曜日だったが天気が良かったので5番フレームを組み立て接着
いよいよフレームの接着は終了した
2008年12月28日
今までに接着し終わったフレーム
昨日は4番フレームを接着した
残るは5番フレームのみとなる
ガセット部分の縦材の切りかぎやフレームの面取りなど
接着し終わった後も結構仕事がある
いよいよ今日から船台に立て並べる準備にかかる
フレームが立てば初めて船の形が見えたと言う事になる
2008年12月27日
昼前から2番フレームを接着
その上に重ねてセンターボードケースの中板も接着暖房
それで作業台は使えなくなったので別の台の上で
センターボードのグリップを作ったり
ステム材のベアジングを削ったり
センターボード天板にセンターボードが通る穴を開けたりした
夕方にはチャイン材やシアー材の面取りをする
いよいよ後二つのフレームの接着が終われば船台の上にフレームを組む事が出来る
「Y-15マーク3」今までのディンギーの設計図と違い
アマチュアではちょっと造る事が出来ないかも知れないくらい繊細だ
2008年12月26日
昨日は雨のあとで湿度が高く接着は断念
今朝は昨夜の風で湿度が大分下がっている
上は工房の様子を海側から写した写真です
ディンギー造りなのでずいぶん広い空間を工具で占領させても大丈夫だ
右からバンドソー・卓上丸鋸・ルーター・
一番左に半分だけ見えているのがプレーナー
みんな100ボルトの簡単な機械で充分だ
2008年12月25日
湿度が下がってフレーム1番を接着しながら組み立てた
同時にセンターボードケースの部材も接着
作業台いっぱいの接着になり布団乾燥機は写真左の脚立の上から送風
きちんと熱風の吹き出し口を反対側に作ってやらないと全体に熱風が回らない
接着が終わったら全体にブルーシートを被せ
その上に毛布を三枚重ねて暖房を始める
吹き出し口から暖かい熱風が出てきているのを確認してタイマーをセット
翌朝にはパリッと乾燥した接着が出来上がっている
2008年12月24日
フレームの角を削る為にセットしたルーター台の上に
フレーム1番のセットとフレーム2番のセットを置いている
次に晴れて湿度が下がったら一気に組み立てて接着をする
ディンギーでも一つ一つの仕事量は少ないが手間はクルーザーと変わらない
物が小さいだけよけいに気を遣う
寒いから集中して居れるが暑い夏だったら途中で嫌になりそうだ
今日は接着ができるかな???
2008年12月23日
昨日半日掛けてラダーとセンターボードの翼型断面削り終了
ラダーキャップを整形しようと思ったらもう暗くなって止め
今日はフレーム1番を接着しようと考えたが
湿度が高く外の土も雨水を拭くんだ状態なので接着はできない
何か別の仕事で先にやれる事を探そう
2008年12月22日
カンナやノミを研ぎ
プレーナーの刃を研ぎ
ラダーの翼型断面削りを始める
昨日は雨で接着ができないので久しぶりにゆっくりと研ぎをやる
長く刃物を研いでいなかったのでほとんどの刃物がさびかけていた
海の近くだから1週間も放っておくとさび始める
一年以上放って置いたのでサビがはっきりと目に見えるようになっていた
2008年12月21日
フレーム3番センターボードケースが来る中央を残し左右に分けて接着
センターボードケースのログ材をその左に置いて接着
毎日のように布団乾燥機を使った冬季接着を繰り返している
おかげでトランサムも入れて8枚有るフレームが4枚出来上がった
それと昨日はセンターボードとラダーの輪郭を切り出し厚みをそろえた
2008年12月20日
トランサムフレームをガセットで接着して組み立てる
手前は6番フレームにバルクヘッドを接着
ラダーとセンターボードの積層材も接着が終わった
毎日布団乾燥機を使った接着をやっている
だんだん慣れてきて初期硬化が終わったら6時間くらいで暖房を切る事にした
それで充分朝にはカチンカチンに固まっている
今日はフレーム3番と4番のセンターボード部分を考える事にする
2008年12月19日
昨日も暖房接着
出来上がった物を全部船台の上に並べてみた
奥からフレーム7・フレーム6
センターボード
ラダー
ラダーキャップ
まだこれだけだが結構手間のかかる仕事だ
今日はセンターボードケースやトランサム
そしてフレーム6の隔壁を一番奥にある4ミリ合板から切り出す
2008年12月18日
フレーム7番・センターボード・ラダー・ラダーキャップ・ステム等
まとめてエポキシを付けてはクランプで締め付けた物を積み上げ
一気にハイポリシートで覆いその上に毛布を3枚被せて暖房
布団乾燥機のタイマーをガムテープで張り付けて動かないようにし
初期硬化がスムーズに進むように暖気を送り続ける
今朝にはパリッと乾いて直ぐに次の仕事に移る事ができる状態だ
2008年12月17日
さていよいよ接着を始めようと思っていたところに
従兄弟から電話が入り柚子を取りに来ないかと言う
松山市内家の庭で二人で柚子を採る
丁度雨が降ってきたので接着を始めていなくて良かったと思う
夜は柚子湯に入り暖まって眠った
今日は昨日雨が降り接着が出来ないので船台の水平出し固定と
合板が来たのでトランサムとセンターボードケースの切り出しをしよう
海の広場を更新しました 146 Y-15 (2008/12/17)
2008年12月16日
写真は船台の枕木用桟木を床に接着しその上に重りを載せたところ
今までのクルーザーを作った時の接着跡と比べると半分しかない
その両側に並べてある太い角材が船台用材
間伐材で90ミリ角のサイズ
背割りを入れて割れないようにしてある
船を造るたびにプレーナーをかけて前の船の墨を消す
昨日半日は切り出したフレームのベルトサンダーによる修正と6ミリ合板のガセット作り
いよいよ今日はラダー材やセンターボード材 の接着にかかる
船体用4ミリ合板の到着が遅れている
2008年12月15日
一番左の材料がセンターボードを積層接着して作る材料
その次がラダーの材料でこれも曲がらないように積層接着する
上はセンターボードケース天板
その下は6番と7番の デッキフレーム
その下にステム材とラダーケースの内側の材料
段ボール箱に入っているのが荒取りしたフレーム7本分の材料
今日は船台の枕木を工房の床に接着する
それと4ミリ合板センターボードケースとトランサムの切り出し
2008年12月14日
朝から工房床に造っていた現図台を撤去
テーブルソー(丸鋸)やプレーナーを工房中央にセットして
先ずはキールやチャインなど長手方向の材料を切り出す
センターボードの材料とラダーの材料も切り出す
これらは一材でなく接着して面積分の材料を作ることで
ゆがみや曲がりが出ないようにする
ガセット材は6ミリ合板にする
何もかも材料のあまりの細さにビックリする
これでは素人が初めて作る事が出来るような船ではない
今までの横山さんの設計では一番華奢なディンギーだ
2008年12月13日
左右同じなので片舷のみだが各フレームの材料としての型をマイラー紙に写し切り抜く
全部で52枚のマイラー紙の型が出来た
この型に合わせて実際の木を切りそれぞれの部品を造る
後は現図の上で正確に部品を組み立て接着してそれぞれのフレームを造り
センターボードケースやラダーキャップを組み立てる
昨日までの作業が現図作業でY-15マーク3の作り方は頭に入った
ヨット工作教室では第一段階が終了したことになる
さあ今日から材料を製材することにしよう
2008年12月12日
一番下に置いてあるのが各フレームを重ね書きにしたマイラー紙
写真上にはセンターボードケースに重ねてセンターボードの型
中央にはラダーとその上に重ねたラダーケースと
ラダーケースの間に挟む木の型
そしてそのラダーケースの右にステム型
ヨットを部品として分割した型をマイラー紙で型どりして切り抜いた
各部品に分けてもベニヤ板に描いた現図から写しているので
全体を組み立てた時はまちがいなく一つのヨットになる
実際の木材や合板にマイラー紙の切り抜き型で罫書きをして部品として切り出す
それを組み立てて一艇のヨットになる
2008年12月11日
フレームを切り出して組み立てるために現図をマイラー紙というフイルムに写す
このマイラー紙は昔から造船所が使っている物で
湿度による伸び縮みが非常に少ないフイルムです
センターボードケースとセンターボード
ラダーとラダーキャップの現図を描いたところで夕方になり昨日は現図作業を終了
200ボルトの水銀灯2基と蛍光灯を沢山点けているが
夕方ちょっと薄暗くなると目がしょぼしょぼしてメジャーの細かい目盛りが読みにくい
まだ眼鏡をかけないで現図作業を出来るだけましかとは思うが
暗くなるととたんに目が見えにくくなる
2008年12月10日
船を輪切りにしたところのステーション図面を描き終える
クルーザーと違いステーションとフレームの位置が同じ位置なので楽だ
ステーションのオフセットから側面図と平面図を描いておいて
フレームの位置の数値を拾い直すという手間が要らない
それにしても船尾部分の船底がY-14等と違いほとんど真っ平らだ
プレーニングを意識した船だと思う
サバニ船型船底の一番深い所が前から2/3当たりにあるというのはそのままだ
明らかに他の船の船型とは違う
2008年12月09日
側面図・平面図が終わって黒い墨の船が入り交じってきた
朱墨に替えて船を 輪切りにしたところのステーション図にかかった所で夕方になった
ステーションの図面を描き始めて初めてディンギーの小ささを実感
両サイドの浮力体となるデッキの裏まで
エポキシフィレットを付けるにはどうしたら良いか
あまりに小さいので悩むところだ
クルーザーでもクォーターバースの天井は潜り込んでの大変な作業となる
無理をするのだろう腰痛はだんだん蓄積されていく
腰痛予防のぶら下がり器に一分位を5回に分けてぶら下がる
だから今日もまだやれるなという感覚があるが
若い時のように腰のことなど何も考えないでやりたいだけ現図作業をしたら
既に動くことさえも出来なくなったに違いない
今朝は雨だが風もなく暖かい朝だ
今日中にステーション図を終わらせようと思う
2008年12月08日
昨日夕方から現図を引き初め
今日は昼過ぎまでがんばり側面図を終えて平面図に移った
腰が痛くなりぶら下がり腰痛防止器にぶら下がる
(写真奥左に斜めに立てかけてある松葉杖のような物)
寒くて腰が痛くて現図引きは大変だがだんだん船の形が見えてくる
作ることを考えながら少し問題がある部分を見つけたりして手が止まる
正確に軽く丈夫にと言うのが船作りの目指すところ
今までやったことがない本物のウエスト工法のディンギーを造ることにする
昨日は日曜日のせいか来客が多かった
2008年12月07日
工房の真ん中に2×6メートルの現図台を作る
補助桟という建築材でも一番安い27×60ミリメートルの桟を
初めおよそ250ミリ間隔で横に並べた上 に200ミリ間隔でクロスさせて 縦に並べた
その上に12ミリメートル厚みのコンパネと呼ばれる合板を2重に敷き詰め
木ビスを使って桟木に固定
台がしっかりした上に現図を書く2.5ミリ合板を木ビスで留め付けた
そして図面に合わせてウォーターライン・バトックライン・ステーションラインをひく時に
基準となる碁盤の目をひいた
プロフィールという船底のラインを一本引き ここまでで現図引き初日の仕事は終了
2008年12月06日
Y-15マーク3を造ることにしました
横山晃さんが言うところの直進性抜群の典型的なサバニ船型の船です
オーダーを受けないで僕の船として造り始めますが
欲しい人は手を挙げてください
FRPで量産されている船ではないのでアマチュアが自作した物しか有りません
値段は470級と同じ位と考えています
2008年12月05日
緑のピンの位置が12月1日の「Shitane」
あれから5日経ったのでもうすぐ左のバヌアツは通り過ぎ
ニューカレドニアのヌメアという港に入港寸前だろう
明日か明後日にも入港の知らせが届くと思う
一週間に一度くらい衛星電話を通じてメールのやりとりをしていると
航海を見守っている友人・知人達もさぞかし安心だったろう
後は細心の注意を払って入港して今回の旅を締めくくって欲しい
2008年12月04日
家の屋上から西の夜空を見る
Nwe Caredonia への帰りの航海中にLaurent さんからもらってメールに
月と金星と木星の天体ショウが見えると有ったからだ
惑星達は恒星と違い毎夜おもしろい動きをする
今回の接近は40年後にしか起こらないような見え方だそうだ
「海の広場」を更新しました
145 時間とお金とヨット (2008/12/03)
2008年12月03日
一昨日に続いて昨日もスライドハッチそのものを積層接着
冬の小物エポキシ接着には布団乾燥機が大活躍する
写真の一番左が布団乾燥機
吹き出し口を暖めたい物の方を向け全体をハイポリシートで覆う
その上に毛布を3重に被せ暖気を包み込む
エポキシ接着で大切な主剤と硬化剤の混合と(布団乾燥機の暖気の前で混合)
硬化初期の立ち上がり温度(高分子の鎖が繋がるための温度)
を冬でも確実な物に出来る
ヨットの船穀積層接着には工業用の巨大バーナーを使い船全体を暖める
夏の暑い時に汗をかきながらエポキシを使うよりずいぶん楽に仕事が出来る
一昨日作ったスライドハッチの木型で早速昨日は現物を積層
先ずはスライドハッチカバー4ミリ耐水合板3枚をエポキシ接着
3000Rの型に合わせて両面にエポキシを付けた合板を重ね
その上に12ミリ合板の押し板をクランプで留める
そして上にH鋼の重りと鉛の重りをのせる
それら全部をブルーシートで覆いその上に3枚の毛布を重ね
写真左の布団乾燥機から熱風を送り込む
今朝はカチンカチンに固まった3000Rの12ミリ耐水合板が出来ていた
2008年12月01日
クルーザーのスライドハッチと戸袋合板積層用の木型
人が乗っても歪まないスライドハッチやその戸袋は
4ミリ耐水合板を3枚重ねて積層し
12ミリの曲がった合板を作ることにより強度を出す
人がキャビンに出入りする場所の大きさは
ほぼどんなサイズのクルーザーでも大きくは変わらない
それを積層接着するための木型を作った