7MJOG 「萬丸」製作 ー1

 

1/10スケールと

1/20スケールの模型を造る

船体だけだと2日くらいでFRP模型ができあがる。
1/10の方はオーナーに進呈した。

模型は実艇の前に必要があるので必ず造る。

 

工房二階の現図場で床に原寸図を引く。

それを必要な部分マイラー紙に写し取って部品の型紙を造る。マイラー紙は透けて見えるし殆ど伸び縮みがないので型紙として非常に便利である。

用が済めば巻き取ってどこへでもしまっておける。

 

木型の製作

外板をスムーズなラインにする為に全面モールドを作る。

実際の船になる部分は全くありません、型のみです。

作業がしやすい高さに船全体を固定するためシアーラインから下にも各ステーションの型を延ばす。

 

工房の床のコンクリートに船台となる横木を先ず取り付ける。

高さは建築用の水準器を据えてきちんと正確に出す。

各ステーションを床に取り付けた船台の上に固定する

現図ひきが終わればここまで来るのはあっという間の作業です。

ステーションの型は一番安い合板であるコンパ ネで作る。
みんな最終的には船とならないで捨てられる部分だがこれをきちんと造っておかないとひずんだ船が出来てしまう。

モールド外販を張っているところ。

カヌーのフットボールライン張りの方法を使い簡単に素早く木工ボンドで15×15ミリの白ラワン材を貼り付けていく。

まだ船の一部になる部分はどこにもない。
ステム材とキール材部分は後からそれらを入れられるように開けておく。

船体で最初にモールドに取り付けるステム部分の積層接着
合板で型を作っておいて
その上にマホガニーの2ミリ突き板を積層接着

とんでもなく強いステム材が出来る

次の行程

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