外板張り (2002/11/01)

2002/11/29

 

この写真は今朝の写真です

ちょっとカメラの前でポーズを取っただけの偽物です
本当に仕事をしているときはFRP専用の服を着ています
ガラスの粉が通らなくて軽くて暖かいつなぎ服です

やっている体勢はこのようなかがみ仕事です
それと下におりたり途中をやったりで
体を充分に動かします
一日8時間もやるとくたくたに疲れます

今持っているのはエアーの仮止め釘打鋲機です
ビスを打ったら割れそうな幅の狭い外板材を止め付けます
圧倒的な早さで機関銃のように仮止め釘を打つことが出来ます

普通サイズの外板は丸頭木ビスでやはりエアードライバーで締め付けます
今はほとんどの工具が電動からエアーツールに移行しています
エアーツールの方が軽くて疲れず力があります


2002/11/28

 

半日で8枚の外板を張ることが出来た
最初の5枚と合わせて2層目が13枚進んだ

何とも遅い進みではあるが毎日少しずつ進めていくしかない

1層目が相当でこぼこしているので
2層目はエポキシを大量に使う事になる

今日も晴れなので朝から左舷外板2層目を進めることにする
今日の予定は15枚かな???

 


2002/11/27

 

朝の小雨が二日続いてエポキシ接着が出来なかった

その二日の間に看板屋さんが持ってきた仕事をする

これは看板用のどんぶり鉢です
雌型を造って10個量産するそうです

あの嫌なFRPの臭いを思い出しました

自分の船の事で頭がいっぱいだが
他にしてくれるところがないと泣き付かれて仕方なく引き受ける

片手間仕事はろくな物にならないのは解っているが
どうも泣き落としに弱い私でした

 


2002/11/26

今日は朝から雨

これで二日間外板張りストップだ

この写真は中二階の様子だ
右の作業机は全く片づけをしていないので
無茶苦茶に散らかっている

今日は久々に工房内の片づけをしよう


2002/11/25

外板張り2層目を始める

昨日は下準備とをしていたので5本しか接着できなかった
一層目は結構凹凸があり隙間が出来るので
二層目を張るときには一層目の2倍くらいのエポキシを使う

一層目の感覚でエポキシ接着剤をねるとあっという間になくなった
今日は発注しておこう


2002/11/24

やっと昨夜遅く外板一層目エポキシ接着が終了した

ブルーシートを被せて暖房をセットしておいたので
今朝はしっかりと硬化していた

今から止めていたSUS木ビスを抜き取り
それを使って外板二層目にかかる予定です

外板張りだけに集中したいが
色々な雑用や思わぬ仕事が入ったりするので
一層あたり25日もかかってしまった
本当は一月半くらいで全部張り終えるつもりだったのに

大工仕事は遅れるのが常のようである

手が早いのが上手な職人なのに
段取りが悪いのかな?


2002/11/23

東京から昔の友人が来た

兼松江商でヨットを造っていたときの先輩松田さん

いきなり大崎上島に行くことになり
島でお世話になった中野志登務さんとその奥さんやっちゃん(やすこさん)
一緒にヨット工場に勤めていた御夫婦
の所へ行った

お世話になった寮の小母さんミドリ姉さんの霊前に挨拶に行った後

やっぱり昔話をしながら
中野さんの造ってくれたフグと鯛の刺身と生きエビで酒を飲んだ

松田さんと中野さんは15年ぶりの再会の後また会おう
お互いに長生きしてねと涙を流した

私は当然一番若いから長生きすると思われているようだ
「人や先 我や先 明日をも知れず 今日をも知れず・・・・・」
というのは思い浮かばなかったようだ

そう言えば私は松山で近いから
兼松を辞めてからも中野さんの所には時々厚かましく飲みに行っていたもの

働いているときも仕事が終わると
中野さん夫婦の所にはなぜか気兼ねなく一升瓶を持って
松田さんと二人で押し掛けたものだ

 


2002/11/21

東京から昔の友人が来た

兼松江商でヨットを造っていたときの先輩と
横浜に住んでいたときにお世話になった人だ

完全に違う道を歩み始めた古いヨット乗りの再会
話が弾みついつい酒を飲み過ぎた

今朝はひどい二日酔い状態だ


2002/11/20

反転工法なので右舷外板のバウ部分を張っているところだ

昨日は雑用が次々と入り
たった60センチメートルくらいしか進まなかった
本当は張り終えるつもりだったのにがっかりだ

外板材に黒い部分があるのは
大阪の材木店で 長く寝かせていたマホガニーなので
大阪の煤煙が付いたものだ

二層目を張る前に一層目の表面を平滑に削るので
新しい面がでるからそのまま張っている

サランラップを敷いて小さい木を外板に直角にビス止めしているのは
隣と段差が出来た外板の段差を無くそうと押しつけている端切れである

このくらいの接着で24:00くらいまでバーナーを燃やすのはもったいないが
エポキシが固まらないともっと困るので仕方なく昨夜もバーナーをかけた

今日の朝から3日間東京の友人が二人遊びに来る
仕事はお預け さあ遊ぶぞ
それとも少し手伝ってもらおうかな・・・・


2002/11/18

いよいよ外板張り一層目
今写っていない右側船首部分を残して綺麗なカーブが見えてきた

工房を埋め尽くす大きさに圧倒される

一層目が終わるともう上に乗っても足を踏み外すおそれはない

それにしても サバニ船型の綺麗なカーブだ
長さがある船ほど余裕を持ってのびのびとした船型が取れるようだ

外板材が杉材のように見えるという指摘もあるが
紛れもなく本物のマホガニーだ
船内は綺麗にクリアー仕上げにするつもりだ


2002/11/17

情報募集
鉛のバラストを鋳込んでくれる鋳造所を探しています
今までの所が仕事が出来なくなったからです

色々問い合わせ探しましたがなかなか見つかりません
そこで毎日100人近くの人が訪れるこのホームページを利用して
多くの人のお知恵を拝借しようと思い立ちました

鉛のバラストを鋳込んでくれるところをご存じの方は情報をお寄せ下さい
知っていそうな友人にも聞いてみてください
よろしくお願いします

この写真は随分以前に作ったバラストの木型です


2002/11/16

今朝写した写真

逆さまなので向かって右側の左舷外板は張り終わった
右舷外板張りにかかった
昨日は9時間で4平方メートルくらいの面積を張った

くたくたに疲れ船への上がり下りで膝がガクガクになった

今回手間なV字カット
マイクロバルーンエポキシ注入はやらないことにした

萬丸の時はその事に大きな時間を割かれた
今回は必要ないと判断した


2002/11/14

左舷バウ側

昨日は一日中外板を張った
左舷トランサムに近い部分は終了

左舷バウ側を3平方メートルくらい張り終える
およそ9時間半働いてくたくたに疲れた

今朝も晴れているので
止めビスを抜いて外板を平滑にしたら
フレームのあるところに印を入れ

残りのバウ近辺左舷の外板をエポキシ接着するつもりだ


2002/11/13

反転工法なのでこれは左舷外板のトランサム部分

やっと中央あたりからトランサムまで外板を張ってきた
一日に20枚くらいが精一杯だ
幅にしておよそ1メートル強
なかなか思ったように進まない

多分全部張り終わるまでに外板張りだけで2ヶ月くらいは必要だろう

昨日は暖かかったし
バーナーも12時間燃やしたので
今朝はぱりっと完全硬化のエポキシである

 

 


2002/11/12

外板張り1層目がなかなか進まない

しょっちゅう小雨が降って仕事が中断される
松山は水不足なので
降るならドット降って欲しいが
毎日朝だけ降ると言うような降り方だと
エポキシ接着がストップしてしまう

昨日も昼から降ったので予定の半分しか仕事がはかどらなかった

直ぐに仕事を止めてブルーシートで船体を覆い
バーナーをかけて別の仕事をした


2002/11/11

長くモーターボートに乗っているという伊達さんに
全く舵を触らない萬丸の手放し帆走を経験してもらう

他のヨットの経験があまり無いので
サバニ船型の直進性をお見せしても
ヨットってそんな物かと思われたかも知れない

船体にあの直進性をもたすまでには
設計者の横山晃さんの並々ならぬ努力があった事だろう

ところがその良さを経験できるヨット乗りは
非常に限られた人だけだ

サバニ船型の船は自作
または極少数のFRP艇しか世の中に存在しないからだ


2002/11/10

広島から伊達さんが来た
昨夜は酒を飲んだので
今朝は少し起きるのが遅くなった

日曜日なので今から萬丸に乗りに行く

 

 


2002/11/09

起工式が終わってから毎朝雨模様だ
エポキシ接着に雨は禁物である

載せる写真がないので
売りたい萬丸の写真を載せる

萬丸は部品取り付け以外には一切のボルトナットや木ねじを使わない
接着工法のヨットである

昔の木造船のようにハードスポットがないので
完全にシェル構造となり
高い剛性を持った船に仕上がった

どんなに荒れても きしみ音や FRPの様な歪みを感じることはない

毎日見に来ていただいている人には悪いが
雨の日やアップする写真がないときに時々萬丸の宣伝を乗せる事にする

売りたし「萬丸」


2002/11/07

規矩準縄(きくじゅんじょう)を正す

規--コンパス
矩--さしがね
準 --水準器
縄 --墨つぼ

この4つの大工道具をきちんと調えてトランサムに祭壇を作り
昨日は起工式をして無事の進水を願った

酒一筋をチョコに一杯ずつ飲んだ

なぜか父親が祝詞をあげた
本物の神主より神主らしく聞こえた祝詞だった

写真は右から 父、平田さん、小林さん、和江さん、それから私


2002/11/06

温泉郡重信町身奈良と言うところにある実家から見える
皿が峰と言う山に登った

右から小林さん
平田さん
私の父
私の順です

今年は初雪が3日くらい前に降り
その雪が残っていた

この4人と和江さんで今日は起工式をする


2002/11/05

バーナーセット

とんでもなく火力のあるバーナーの熱風を
船体に送り込む様に波トタンでカバーを作った

これで船体の上にブルーシートを被せると
暖められた空気が船体の中にこもることになる

あまりに工房内が暗かったので
200ボルトの水銀灯をつけたらフレームの色が全く違って写った


2002/11/04

昨日は接着の途中で雨になり
直ぐに仕事を止めた

そして船全体を覆うブルーシートを被せて
トランサムの下の隙間から熱風を送り込んだ

エポキシは初期硬化が大切なので
船の中央あたりにセンサーを設置して

10時間ほど25度を保つように
バーナーを燃やした

バーナーは点火したと思ったら一分くらいで消火
それからまた5分位したら点火という状態を繰り返す
灯油は思ったほど減っていない
5リットルほどだ


2002/11/03

もっと細部を見せて欲しいという意見もある

外板張りのシアーの部分をお見せします
外板の先端部分がかかっているのが36枚有るフレームの内の10番です

シアーから下は接着後の暖房のためブルーシートで覆いました

マホガニー材は高いのですが
塗ると非常に美しくなります
但しクリアー仕上げは内装のみにします


2002/11/02

接着が出来ないので

防寒対策をした
センサー(100度まで自由に温度が設定できる)とタイマーの付いた
強力なバーナーだ

フレーム固定の下の方の合板にブルーシートを止め付けて
暖かい空気が逃げないようにした

外板接着が終わったら
その上から船全体を覆うほど広いブルーシートを被せるつもりだ

大きなブルーシートを二つ縫い合わせて
船全体がおおえるシートを作った

エポキシ接着では湿気と温度管理が 成否を分ける


2002/11/01


今朝は雨で真っ暗だ
これで二日は接着が出来ないことになった

昨日は船体中央あたり左右10枚ずつの外板を接着したが
寒くなりまだ今朝は24時間経っていないので半硬化状態だ

外板は非常に大切だから暖房の方法を考えないといけない

今日の写真は以前のファインピックス1500と言うカメラで
フラッシュを使って撮影した

 

過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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