外板張り二層目以降(2002/12/01)

2002/12/31

三層目外板はフレームと同じ方向に縦に張っている

これで360度を6つに割った角度に外板を重ねたことになる
シングルプランキングやストリッププランキングより 格段に強い外板となる
船の形の合板を作っていると思えばよい

合板は単板と違いどの方向にでも力を発揮するし
使った材料が同じ量なら
向きを変えて接着剤を使って合板を作った方が
ただの材木そのままよりも圧倒的に強くなる

それと接合にビスや釘類を使わないので
ハードスポットがない
と言うことはねじれや衝撃に強くなると言うことである


2002/12/30

左舷外板張り二日目

一日に全体の面積の1/15くらい外板を張るのが精一杯みたいだ
雨の日とかもあるので一層張るのにやはり25日くらいかかっている様だ

大量のエポキシを使った
現在までに 6.3キロセットで12セット使用
とんでもない値段になった

エポキシ大工だからこれは仕方のないことだ

ビス類は残さないのでモノコックの堅い船穀ができる


   


2002/12/28
   

いよいよ三層目がスタート

左舷中央から三層目を張り始めた
夕方には雨になり今日もストップとなった

何ともならない雨である

おそらくこの調子では一月いっぱいかかるのか

どうしてか解らないがどかっと降らないでちょっとだけよ
と言う降り方が続く

降るならどっと降って松山の水瓶を満たして欲しいものだ
からっと晴れて接着日和というのも良い
どちらかにして欲しいものです


2002/12/27
   

どんぶり鉢

看板屋さんから注文を受けたFRPのどんぶり鉢が量産体制に入った
雨の日は毎日どんぶり鉢が一個ずつ出来る
今朝で7個目が出来上がった
それだけ雨が多いと言うことだ

左に見える黒いのがどんぶり鉢のFRP雌型をひっくり返しにしたもの
真ん中の赤いホースはエアーノックという脱型専用のエアーを注入するエアーホース

右にある白いのがどんぶり鉢だ

どんぶり鉢の向こうの32フィートガフケッチのトランサム(船尾)の部分も
3層目を張り終わり
今日から船体の3層目にかかるところだ
来年15日くらいまでには外板張りを完成させたいと思う


2002/12/26
   

船台

私が設計した船台を外注に出し

できあがってきたものにペンキを塗っている

船体に当たる部分の前と後ろのM型の船体受け部分
この部分を変えると色々な船に使える様な船台を作ってある
私の船が最大だから
今から造る船にはどれにも流用できる船台だ

家の東側にある海側と裏の道を繋ぐ通路で塗る
この通路には 色々なものを置いている
工房内で出来ない作業はみんなこの通路でやる 事にしている


2002/12/24

昨日はやっと二日続きの晴れで一日中接着の仕事をする

トランサムの三層目を張り終えたところ

船体はまだ二層目を張り終えていない
右の舳先部分の接着が2平方メートルくらい出来ていない

9時間半ずっと接着を続けたので
疲れ果てて昨日は最後まで終わらすことが出来なかった

今朝も晴れているので今日こそは二層目とはおさらばだ


2002/12/22

プロペラシャフトブラケットの木型

昨日は雨で接着が出来ないので
エンジンプロペラシャフトのブラケット木型を作った

プロペラシャフト関係の高澤製作所と言うところが
鋳込みと加工をしてくれることになった

私は木工旋盤を持っているので
写真最上部シャフト貫通部分の丸い棒状の部品も
簡単に製作することが出来た

今日は久しぶりに晴れたが昨日の雨で湿度は90%
接着はまたもや出来ない


2002/12/21

二階現図場
二階の階段入り口靴脱ぎ場が丁度スケグとラダーが描かれているところ

水屋と本棚を移動させて
その直ぐ海側の4ミリ厚味の床おおいを二枚はぎ取り
32フィートガフケッチの現図を見えるようにした

プロペラシャフトと船体外キール下の角度を知りたかったのと
シャフトブラケットの型を取るためである

本来なら管導材というのがプロペラの前までのびるのだが
抵抗になるのでブラケットにした

こんな部分の図面の再確認が行われようとは
本当に現図って大切ですね

私の左足に向かってのびる直線がプロペラシャフトで
その足下にある楕円がプロペラの位置です
32フィートガフケッチと書いてある方が船体側です

 


2002/12/20

圧倒的に面を出すのが早くなったエアーツールたち

下にあるマイトンというオービダル 機構付きの回転サンダーは
じっとしていたら4ミリや5ミリの木はアッという間にすり落とす

上の角サンダーは面を出すときに
威力を発揮する

どちらか片方だけの使用で200ボルト7馬力のコンプレッサーが回りっぱなしになる
電動工具の10倍くらいの早さか
エポキシの堅い磨きも ものともしない

10年くらい前からだんだん電動工具は工房では使わなくなった
コンプレッサーが使えない出張仕事だけ今でも電動工具を使う
モーターが付いている分重くて人間も疲れる


2002/12/18

今朝は10分くらい雨が降り
接着は出来ないことになった

工房二階の現図場が散らかりっぱなしなので
片づけでもやろうかと思う

32フィートガフケッチのエンジンを注文するのに
プロペラ関係の部分
確かめないといけないことが出来た

でも現図全体の上に 4ミリ合板が敷いてあるし
その上に本棚などが乗っている

今日は接着が出来ないのでそれをやろう


2002/12/17

右舷船尾外板二層目終了

外板張りは船体中央部分から船首と船尾に向かって張る
中央部分の一番長くなるところが4メートルになるように斜めに張り始める
そうすると前に向かっても後ろに向かっても木の長さが不足することはない

昨日は雨が降り始める11:00くらいまでに
接着を終了させた

最近の天気予報は良く当たる
昨夜の雨は多少は松山の水不足を補うと思うくらい良く降った


2002/12/15

今日は日曜日で起きるのが遅くなった

これは舳先部分

昨夜は遅くまで暖房のバーナーを燃やした
接着が終わったらブルーシートのカバーをかけて
タイマーとセンサーに任せて眠る
朝にはパリッと乾いている

便利なのだがやたら灯油をつぎ足すようになった


2002/12/13

ホネ貝と図面

最近毎日外板張りでマンネリ化してしまった
確かに上手に手早く張ることに慣れては来たが
変化に乏しい仕事の繰り返しで飽きが来た

昨日は図面を見る時間を取った

図面だけの写真も面白くないので
西サモアで手に入れた深海に住むホネ貝を一緒に写した

どうしてこんなにおかしい形になったのか
ホネ貝も知らないだろう


2002/12/12

 

工房海側の部屋の窓から真北に見える堀江湾を写す

南側に朝の太陽があり工房の陰が砂浜に達している

真っ正面にある安居島(あいじま)は浮島現象で
平たいキノコのように両端が海から浮き上がって見える
時々テレビなどで特別な現象のように言うが

この窓から見る安居島は浮島現象で しょっちゅう浮き上がって見える

砂浜にいる人は大きな弁当箱のようなカメラを三脚に乗せて
何を狙っているのだろう

 


2002/12/11

 

ワイドコンバーター撮影

これが工房海側の観音開きのドアの前に脚立を立てて
その上から撮影した写真
船の舳先の方から工房の奥 船尾を見たところ

右側にはおよそ90センチメートル
左側にはおよそ180センチメートルの 踊り場(中二階)があるが
今はほとんどが物置のような物だ

船が反転正立したら作業場としての真価を発揮する

昨夜は冷え込んだので接着の後ハイポリシートをかけて
暖房用のバーナーを20度6時間に設定して眠った

今朝も起き出すと直ぐにバーナーを起動させた

工房内の温度が5度だった


2002/12/10

 

ワイドコンバーター

これがいつもの工場一番奥の階段から海側を向かって写した写真

船だけでなく周りがいっぺんに写るので
いかに船が大きいかがよく解る

ほとんど工場を埋め尽くしたかたちだ

ワイドコンバーターは大きな凸レンズで
ガラスの固まりだから結構重い

今からはマクロとミクロを使い分けてよい写真を残そうと思う


2002/12/09

 

昨日は連れ合いの実家のある大崎上島へ行った

島の家の周りの放ったらかされたミカンやレモンやハッサクを採る
全く無農薬が3年続いていて
収穫量は激減したが
これは売っていない素晴らしいミカンとレモンです

家の食卓のランチョンマットに乗せて写真を撮った


2002/12/08

 

32フィートガフケッチの外板張りは
左舷外板二層目スターンの部分を少し残すのみとなった

次は右舷二層目を始めないといけないが
今朝はまたもや雨で接着は出来ないことになった

今日18日は仕事にならない
連れ合いの実家のある大崎上島へ行くことになった


2002/12/07

 

船のトランサム側の狭いスペースでどんぶり鉢のモールドを作っている

今はサフェーサー
マット
マット+マット
マット+コアーマット+マット
マット+ロービング+マット+ロービング+マット

ここまでは硬化させながら時間をかけての積層をした

ほんの10個ほど作るだけだから後はフランジ部分を補強して終わりにしよう

肝心の32フィートガフケッチの外板張りは
左舷外板二層目スターンの部分を少し残すのみとなった

次は右舷二層目を始めないといけないが
今朝はまたもや雨で接着は出来ないことになった

この写真の上の方にバーナーと
熱風を船の中に引き込む為の熱で変色した トタンの筒が見える


2002/12/06

 

45センチメートルの距離から写した外板

下が一層目で右上が二層目

黒い●が見えるのは止め付け用木ビスを抜いた跡
境目が黒く色づいているのははみ出たエポキシをすき取った跡

この色ならマホガニーに見えますか?
どなたか杉材を張っているのかと言った人が居たので・・・

マホガニーにも種類がありこれは安い方のアフリカンマホガニーです
ホンジュラスマホガニーというのが最高級のマホガニーで
値段も質も全く違います


2002/12/05

 

船体の真横から写した写真

左には外板材がキャスター付きの椅子二つの上に置かれている
船体と外板材の隙間が通路だが
船体の半分くらいの所にまで手が届く脚立が置いてある
手狭で作業をするのはこのくらいが限界の広さだ

しょっちゅう物を出したら片づけないと仕事が出来なくなる

中央に見えているのはFRPで作るどんぶり鉢の型
雄型に型用のブラウンゲルコートを吹き付けたところである

今朝も夜中に雨が降ったのか土が濡れて湿度100%
外板接着の仕事はお休みだ


2002/12/04

 

昨日は晴れたので一日中外板張り

左舷バウ側を幅1メートルとちょっと張り終えた
一日働いて1メートルとは何という遅い進みか

それに晴れる日ばかりではない
昨夜は雨が降り今朝は湿度100%なのでエポキシ接着は出来ない

今日は別の雑用をこなすことにする
何もしないでヨット造りの実労働に打ち込んでいると
色々と雑用がたまっている

今日は船台の図面を書いて注文をしよう


2002/12/02

 

日曜日の雨上がりで昨日は一本も張りませんでした

止めビスを抜いてサンディングをし
シアーの余分に出た部分を切り落とし
今日の接着の準備をしました

今日は昼から外板接着にかかるつもりです

クールピックス5000のワイドコンバーターが手に入りそうです
入ればもっと広角の人間の視野に近いワイドな映像をお見せします

先月11月初めて毎日の平均アクセス数が103.1となりました
100人を越えたのは初めてです
何かが起こりそうな予感がします


2002/12/01

 

この写真は今朝の写真です

昨日は雨が降り接着が出来ませんでした
それでも二層目左舷の1/3くらいの面積を張り終えました

少しずつではありますがやったほどは進みます

船を造り始めて10年とか経つ自作者はよくやると思う
私は部品は全部有るにしろ1年で浮かぶところまで持っていきたいと思っている

今日はまだ土の部分が色が変わるほど湿っているので
接着はしないことにする

 

過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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