日替わり写真


2013年01月31

ジンバルとストーブ

ガスオーブンストーブを取り外すので別にジンバルを作った

長距離航海に備えクッキングも灯油コンロでする事にしたので
ついでに船内暖房ストーブもそのままコンロに取り付ける事でストーブになる物にする

問題は燃焼で発生した二酸化炭素をどう排出するかだ

出来るだけ熱は船内に残し二酸化炭素だけ外に排出と言う事で
肉厚のあるアルミ容器の中に二酸化炭素を集めそれから横に煙突を抜く

直接ストーブの頭に排気の煙突を付けては熱が大量に排出されると思う

一応これで出来上がったので今日あたり「花丸」に泊まってみようと思っている

男の子は訳の解らない遊びが好きだ
どうも僕のヨットはその延長線上にあるみたい


2013年01月30

船内暖房装置

大分県へ遊びに行っている間に武井バーナーが届いていた

クッキングにも使うがストーブヒーターを上に乗せられる仕様の物だ

船内は狭いから二酸化炭素中毒になってはいけない

そこで燃焼後のガスを集めるアルミの装置を上に乗せ
75ミリ直径の煙突をオープンハッチから出して外に排出する事にした

この上に乗っているアルミの排ガス集め装置も蓄熱機として働くだろう

後はストーブの頭がこの装置の下にぴったり収まる加工をして
「花丸」のオープンハッチに合板を取り付け真ん中に穴を開けて
アルミフレキシブルパイプの煙突が出る様にすればよい

近い内に船内暖房をして「花丸」に泊まってみるつもりです
寒くて風が強くて出港できなくても船中泊は又違う楽しみだと思う

24〜25歳の時「鷗盟」という僕の船に真冬でも暖房無しで寝ていた
あの頃は雪がよく積もり25センチくらい船に積もった雪が
人間の熱で僕が寝ている右舷クォーターバースだけ溶けていたのを思い出した


2013年01月29

内子町の朝霜

佐賀関のフェリー乗り場にトイレを借りに行き
フェリーが着いていたのでそのまま乗り込む

最後に佐賀関で温泉を見つける事が出来なかったのが痛かった

そのままフェリーを下りてから温泉を探して八幡浜をうろうろしたがこれもみつからず
八幡浜チャンポンというのを食べて
ひたすら松山方面は走る

途中に健康ランドというのを見つけて暖まる
09:00近くに健康ランドも閉まり
トイレがあって泊まれそうな所というので内子まで来たが
駅はあまりに明るすぎるしタクシーがたくさん客待ちをしている
以前からよく行く内子道の駅「からり」の駐車場で車中泊

朝は少し山の方に走り霜にあたり一面が覆われた旧道の道ばたで朝食を作る
川の水が澄み切って底まで見え小さな部落の家には一軒も車が無く
本当に人が住んでいるのかどうか怪しい感じだった

先ほど家に帰り着いた

頭は20代体は60代 寒さを少し甘く見ていた感じの旅だった


2013年01月28

観光客

別府には地獄巡りという色々な温泉が噴き出ているところを見て歩く観光地がある
僕は多分小学校の修学旅行で来たはずだがまあ一つくらいは行ってみようと
白池地獄という所を見てみた
後は全てパス

昨日は北浜温泉と言う所でゆっくしホームページを更新した

その後車を駐車場に置いて別府の混みいった古い商店街を見て回る
何所も同じようなシャッター街になっている

さて今夜は何所に泊まろうかと思った時にはもう夕方
別府も見て回ったのでせっかくだから関サバを食べようと
佐賀関方面へ走り始めた

途中の三川温泉という所で泊まる事にして風呂に入り宿泊
今から朝風呂を浴びて佐賀関へ関サバを食べに行く


2013年01月27

志高湖

別府から湯布院へ行く途中に志高湖という湖がある
そこにキャンプ場がありキャンプをする事にした

別府で昨日は2件のお湯を梯子してから夕食を済ませ
志高湖に早くに到着
明るい内にテントを張って湖の周りを散歩

覚悟はしていたが雪が降り早朝には−8度になると言われちょっと怖くなった
写真の様に水道も出しっぱなしにしないと水道管が破裂するので止めないで下さいと言われた

一晩中冷え込み寝袋と湯たんぽと毛布でもテントの中は冷え冷えだった
二重張りのテントの外側キャンバス内側には結露して氷が張りゴワゴワだった
車の中のペットボトルの水が半分凍って朝は水が出なかった

そういえば僕たちが頻繁にキャンプをしていたのはもう20年も昔の事で
最近は殆どやった事がなかった

あらためて何もかも積んで走るカタツムリのようなヨットは良いなと思った
ゆっくりと起き出し下山して又もや温泉三昧で別府をさまよい始めた


2013年01月26

湯布院

昨夕 佐田岬半島の三崎港から佐賀関へ上陸

夜は佐賀関の温泉に入り車中泊

今朝早く湯布院に向かって走ったが雪が舞い道路も白くなったので
写真の「ゆふいん道の駅」と言う所で引き返した

別府の町並みまで降りてくる 途中の堀田温泉という風呂に入り暖まる

さて目的も無く今日は何処へ行こうかと思う
山は今も雪が降り白くなって見えない


2013年01月25

船体サフェーサー吹きつけ

マスキングをして「瀬戸壱丸」を取り囲むように
吹きつけネットでぐるっと囲む

左右の足場と船体の隙間が300ミリくらいしかないところもあり
狭い部分の吹きつけは難しかった

コンプレッサーの空気をマスクに入れながら吹きつけをしたので
嫌な臭いが全くしなかった

今日15:00くらいから大分県の秘湯巡りに出発します
本当は「花丸」で行きたいところだが寒いし風も強いので車で行きます
予定を立ててホテルを巡り歩くのは嫌なのでテント生活のつもりです

B-mobile SIMを入れたMobile WiFiで何処でもPC・iPhone・iPadがネットに繋がるはずなので
ホームページ「日替わり写真」は出来るだけ毎日更新するつもりです


2013年01月24

サフェーサー

「瀬戸壱丸」のドッグハウスコーミングとコクピット立ち面にグレーのサフェーサーを塗る
普通は吹きつけをするところだが面も殆ど綺麗だし問題無いのでローラーと刷毛で塗った

次はこれらの面をサンドペーパーで荒らしておいて
白色ウレタンを塗れば仕上がり

真っ白では真夏の太陽を反射すると目がくらむので少し黒色を混ぜてグレーにする

今日は船体の方だがこちらはサフェーサーを圧送ガンで吹きつけするつもりです
マスキングや片付が大変ですが厚吹きが出来ます

それに船体外板は白ウレタンの仕上げも吹きつけ塗装で仕上げるつもりなので
ちょっと試し吹きという意味もあります


2013年01月23

二酸化炭素排出煙突

「花丸」のクッキングコンロをプロパンから世界中何処でも供給可能な灯油燃料の物に変える

武井バーナーの310A
と言うのを買ったがまだ届いていない
東日本大震災以来売れに売れて製造が間に合わないようだ

ジンバルの上に固定してクッキングをする時は上に乗っているストーブの部分を取り外すが
冬の船内泊では暖房器具として活躍しそうだ

しかし暖房ストーブとしてこのまま使うと
ヨットの船内スペースは狭いので二酸化炭素中毒になりかねない

そこでストーブ上に写真の二酸化炭素を集めて船外に排出する煙突を付けるつもり

年に何回かの冬期船中泊の時だけなので
コンロの直ぐ上に有るオープンハッチを開けて合板でふたをし
蛇腹の排煙部分を合板に穴を開けて外に出す事にする

直接真っ直ぐに上に抜く煙突ではないので面倒だが
ドッグハウス天井に穴を開ける気にはなれないのでこれでよいだろう

この二酸化炭素排出装置自体がアルミで出来ているので熱を船内に放出してくれるだろう
バーナーが届いたら直ぐに試して見るつもりでいる

この暖房二酸化炭素排出煙突は熊本の「回生丸」田山さんのアイデアです


2013年01月22

船体パテをサンディング

1回目の船体パテ付けの後2回目のパテ付けをし硬化したのでサンディング
左舷側は殆ど良くなったが
西日がずっと当たり続けた右舷側がまだ平滑になっていない
もう一度くらいパテ付けの必要がある

別に急がなくて良いとは言われているので
条件の悪い雨の日とかは休みにしている
それでも毎日少しでも進めたいのでちょっとずつやれる事はやる

今朝は雨で寒いのでどんな仕事をどう進めたら良いか思案中


2013年01月21

メバル・ムール貝・新ワカメ

昨日は久しぶりに野忽那島(のぐつなじま)へ行く

浮き桟橋に付いていた大きいムール貝を捕ってそのまま蒸す
ワカメは芽を出したところで綺麗にもみ洗いしてアクを取り熱湯をくぐらせる

後から朝井さんが来て疑似餌でメバルを21匹釣り上げ
煮付けと空揚げにしてくれた

ヨットの中で空揚げを作る人は珍しいと想うが
朝井さんにかかるとあっという間に出来たての熱々空揚げが出てくる

冬で一番寒い時期なのか誰も来ない
朝井さんと2人だけで昼食
僕は眠くなったのでそのまま1時間ほど昼寝をして帰った

朝井さんは直ぐに興居島(ごごしま)へ引き返しアジを釣ると出港して行った


2013年01月20

インタープロテクト

デッキ全体にインタープロテクトを塗る
唯一防水性のあるエポキシでオズモシスを修理する時にも使う

広い部分は毛足の短いローラーで 狭い所は
刷毛で塗る
立ち面は塗りすぎると垂れてくるので硬化後磨きが必要になる

木造船が先ず第一に傷み出すのはデッキからが多い
船体と違いデッキはどうしても軽くて強くするために合板を使う
合板に雨水が入ると最悪であっという間に腐ってしまう
「瀬戸壱丸」は手入れが良かったのだろう合板の下まで腐っている部分は
ドッグハウス右舷前角1箇所だけだった

部品取り付けのボルトナットが結露して水分を集めボルトの部分から腐る事も多い
船体の強度材としての木ネジは抜き取って残さない確実な接着と
フィレットを多用するウエスト工法を使った造船でも
部品取り付けのボルト穴木口にみんな低粘度エポキシを染みこませてから部品取り付けとなると
数が多いし手間なのでそこまでやった木造船は殆ど無いだろう

今度の塗りで「瀬戸壱丸」は10年保つ様になるといえる塗りをする
塗りは見てくれのためではない船体を風雨や紫外線から保護するためのものです


2013年01月19

木材乾燥

スケグに船食い虫が入っている右舷を削り取った部分に
14日からずっと扇風機をセットして乾燥させている

木材水分チェッカーという木材表面の水分が%で現れる計器で計ると
12%から24%だそろそろ接着が出来るかな?
海水が入り込んで色が変わっていた時に比べると全く濡れた感じはしなくなった

昨日は船体に防水パテを盛った部分がまだ凹んでいるのが気になり
もう一度防水パテを盛り直す

今日はいよいよデッキにインタープロテクトという防水エポキシを塗るつもりです


2013年01月18

マスキング

マスキングテープとマスキングシートを使って
船に付いているありとあらゆる部品をマスキングする

チークの部分も野中さんが後から塗ると言うのでマスキング

船検番号等も新しく取り直すと4100円だと言われこれもマスキングして残す事にする

マスキングは時間がかかる地道な仕事だが
塗りおえて全部剥がした時の達成感はある

もう少し暖かくなって欲しいが昨日は松山にしては雪が降るほど寒かった

船体の防水パテ部分でまだ凹んでいる所があり
その部分へのパテ付けも途中までやる
今日は全部終わらせる予定


2013年01月17

サンディング

エアーツールが使えない狭い所のサンディングに手間取った

朝の寒い時の温度が5度を確実に切っている
大寒に近いこの時期にエポキシの仕事をしようと思うとバーナーで温度を上げないといけない

カバーもなく熱風の吹き出しも作っていないので今回は少し温度が上がる日を待つ事にした

もう少し細かくきちんとサンディングをしてマスキングをする事にしよう

船体もまだパテの部分が凹んでいる所が多いので
もう一度凹んでいる部分に防水パテを盛ろうと思う

塗りは下地処理が一番手間がかかる仕事で
塗り始めたら一気に終わる

もう少し暖かい日が来るのを待つ


2013年01月16

エポキシパテ

基本的にエポキシが硬化するには温度が重要です
5度以下ではいけませんし勿論マイナスはだめです

冬用の低粘度エポキシを使っても一日では硬化しません
冬は冬に見合った仕事をするのが良いでしょう

サンディングが終わったらインタープロテクトという防水エポキシの施工をします
その時は一日中バーナーを点けて工房の温度を上げるつもりです
嫌な臭いが工房にこもるのでその日は施工が終わったら何も出来ないでしょう

昨日は硬化待ちで父と温泉に行きました
実家の近くにある桜の湯という泉質の良い温泉らしい温泉です
時々腰が痛くなった時に行きます


2013年01月15

船食い虫

「瀬戸壱丸」のスケグ
ラダーとスケグの隙間があまりに狭く接触し始めたので
3年ほど前に右舷側のスケグ材のラダーと接触している部分を切り取り
そのまま船底塗料を塗って下架したのだそうです

僕も実際に船食い虫がヨットを食っているのは初めて見ました
二枚貝の一種だそうですが海に居るゴカイというミミズのような虫に似ています

トンネルを作る時のシールド工法のように石灰質のトンネルを残しながら木を食って進みます
木の目に沿って殆ど真っ直ぐに進みます
二材が合わさっていても隣の木には移らないで自分の侵入した木だけを食べます

だから右舷だけで左舷の木には被害はありませんでした

どうも日本の舟食い虫は和食が好きだそうで
「瀬戸壱丸」のスケグのようにケヤキや杉やヒノキはよく食われるそうです

多分西欧の舟食い虫はマホガニーやチークが好きなのでしょう
輸入時の強烈な燻蒸処理がそうさせているのかもしれないなと思ったりします

舟食い虫を防ぐ方法は物理的に木の表面を食い破って入ってくるのですから
表面から侵入されないようにエポキシの硬い膜を作ってやる事です

古い和船が10年ほどのサイクルで作り替えた理由もそのあたりにありそうです


2013年01月14

アジ

興居島(ごごしま)に「Sunday 2」というヤマハ26フィートを泊めている朝井さん

朝早く一番のフェリーで島に渡りアジを釣ってコクピットのタライに生かしておく

海水を風呂の湯を洗濯機に入れるポンプで汲み上げ生けすを確保

僕が「花丸」で大浦港に着くと同時に入港してアジを料理してくれた

何度も朝井さんが料理をしている手元を見せてもらうがとてもまねが出来ない早業だ
あっという間に刺身とカルパッチョと握り寿司を作ってくれた

僕は見ているだけでは悪いのでひれ酒を湧かした

坂田さんも後から自分の船の整備に来た

岸壁でメバルとホゴねらいで釣りをしていた釣り人も誘い
4人で宴会

午後から雨だという予報だったので昼過ぎには引き上げた



僕は去年の年末にはカワハギをヤスで突ける様になりました
今年はチヌを狙います
魚の料理方法も教わるべくよく切れるステンレスの包丁も買いました(朝井さんが手にしている包丁)

朝井さん今年もよろしくお願いします


2013年01月13

船尾

船尾右舷の写真

船尾トランサムにもヒビがたくさん入り雨の真水が染みこんで木部に達している部分があった

オープントランサムと言ってコクピット後端がそのまま開いている構造で
コクピットに打ち込んだ水は一気に流れ出す

水だけでなく人間も流れ出すと怖いので
野中さんは差し板を刺している

太いチークの角材が左右を繋いでいるので
そう簡単に人は流れ出さないだろうがオープントランサムは慣れないと不安だろう

後ろの物入れは小さくなるがレーサーなどでは少しでも軽くと言う意味で
不要なこの部分は無しにしてオープントランサムの船も多い
「瀬戸壱丸」にsUは左右に分かれた小さい物入れがある


2013年01月12

マイクロバルーンエポキシパテ

一昨日のガラスクロスサンディングはやはり痒くなった
集塵機で綺麗に掃除をした後
マイクロバルーンエポキシパテで表面を整形

デッキもコクピットも西日の当たる右舷側がダメージを受けたところが多い
それとノンスリップパターンのグレーで色の濃い所にダメージ箇所が集中している

野中さんいわくノンスリップパターンの色が濃すぎたので
夏場は裸足では歩けないくらいデッキの温度が上がっていたと言う事だった

市販のノンスリップペイントの色は濃すぎると思うので
僕は白色4缶とグレー1缶を混合して薄い色のノンスリップペイントを作って塗っている
それでも真っ白の部分よりは熱くなる

真夏の白色は照り返しで前が見えないくらいまばゆいし
色が付くと目には優しいが熱を持つ
丁度良い所を探さないといけない


2013年01月11

サンディング

ダイニールとガラスクロスを低粘度エポキシで積層した後
冬用低粘度エポキシの硬化を待ってサンディング

昨日は大型バーナーで工房の温度を上げたので硬化がすすみサンディング出来た
エポキシは硬化すると非常に硬くなり
電気の角サンダーでは全く歯が立たなくなる

7馬力の大型エアーコンプレッサーでやっと動くダブルアクションのエアーサンダーでサンディング

それでもあまりにも硬いので手間取った

粉だらけなので今日は掃除から始めマイクロバルーンエポキシのパテ付けを主な仕事にする
ずっとかがんだ仕事なのでだんだん腰の方が怪しくなってきた

船体外板のフェアーリングなどの立ち仕事も織り交ぜてやっていこう


2013年01月10

エポキシパテ

デッキのひび割れをサンディングして下の合板を出し
真水が染みて腐り始めた部分を取り除き
防腐剤入りのエポキシを染みこませた後
ダイニールクロスを使って低粘度エポキシでライニング

硬化した後 毛羽立った部分をサンディング
そして全体を平すようにマイクロバルーンエポキシパテを付ける

この上にまともな塗りをして紫外線を遮れば
野中さんが望む10年は保つ塗りという事になるはずだ

船首デッキとドッグハウス部分はおよそ終わったが
サイドデッキとコクピットベンチと床が残っている

エポキシがあまりにも臭うので工房全体の空気を排出するファンを回しているため暖房が出来ない

それでいかに冬用とは言え低粘度エポキシの硬化が遅い
硬化したらサンディングして綺麗なカーブのデッキを作る


2013年01月09

ガラスクロス積層

「瀬戸壱丸」デッキの水が木部まで染みこんだ部分
サンダーで表面を落としてガラスクロスを低粘度エポキシで積層

立ち面は樹脂が垂れてくるのでパテのみにする

コンパニオンウェーの左にある丸い合板はコンパス取り付けの跡
今や電子海図とGPSの組み合わせでの航海なのでコンパスは不要

船内に取り付けC-mapパソコンを見ていない時に進路を確認するくらいしか用がなくなった

野中さんも僕の「花丸」と同じようにコクピットからパソコンが見えるように
振り出し式のアームにパソコンを乗せている

時代は変わった

オートパイロットで操船するので殆ど舵に手で触れる事も無し
電子海図の上に数秒置きに正確な自分の位置が出る
進行方向も真方位でパソコン上に数字で表される
測深や対地速度や対水速度も正確に摑める

人間はセールを操る事とワッチ(見張り)をして居れば航海は出来る


2013年01月08

船首プロテクター

「瀬戸壱丸」の船首部分は殆ど直立ステムに近い
ウォーターラインの少し上から丸みを帯びてキールに繋がっている

走り始めて波が立てば水線長と船長は同じになる
最近のレーサーは殆どの船が直立ステムで水線長をかせいでいる

船には水線長速度という水線長で決まってしまう速度がある
それを超えるにはモーターボートの様にプレーニング(滑走)をする必要がある
ヨットの小さいエンジンでは無理で風の力でもプレーニングをする事は滅多にない

写真のプロテクターはそんな「瀬戸壱丸」の尖った船首を守るためのもので
ある程度の流木などでは威力を発揮するだろう

ガラスマットとロービングクロスを使ってビニールエステル樹脂で8層した
取り付けはシーカフレックスで接着するつもりです

昨日は硬いエポキシのダイニール加工をサンディングしてダブルアクションサンダーをフル稼働
しばらくサンディングはしたくないなと言うくらい粉だらけになった


2013年01月07

暖房

作業用のジェットヒーターと呼ばれるもので
直径1メートル近くある放熱部分が真っ赤に焼けて熱い空気を吹き出す

移動できる温度センサーが付いていて
センサー部分の温度を0度から100度まで調節できる
タイマーも有り無人にしておく事も出来る優れもの

工房の温度を5度くらい上げるのは簡単だが
灯油をべらぼうに消費するので一日中炊き続ける訳には行かない

それでも冬のエポキシ作業では大活躍する

昨日は真澄人君の仲間が餅つきをするというので
その準備や餅つきを手伝った
「花丸」を出港させエンジンで1時間ほど走り船底を洗った


2013年01月06

ダイニールクロス積層

冬用の低粘度エポキシを使ってダイニールクロスを積層

その前にローラーを転がすと低粘度エポキシが飛び散って取れなくなるので
あちこちの金具やチーク材部分をマスキング

半日腰をかがめてデッキを積層していたので又もや腰痛が怪しくなった



昼から仕事を止めてキャンプ用のバーナーを磨く
ノズル部分を真澄人君が持っている高周波洗浄機に10分ほど沈めていたので
綺麗になったのだろう今までにない強力な炎が安定して得られるようになった

「花丸」のガスオーブンコンロを外洋に出るまでに灯油コンロに替えようと思っている
先ずは高校生の時に父に買ってもらった灯油コンロを復活させ
予備のコンロとして使うつもり

火力が強力で火力調整もスムーズに出来
長時間触らないでも同じ調子で燃え続けるまで整備した
最後に綺麗に磨き上げようと思っている

メインは武井バーナーという「AMAGI 」の北山オーナーが採用したコンロにしようと考えている
火口に暖房用の器具を付け煙突を取り付けるとストーブとしても使える
真冬でも暖かく船に泊まる事が出来ると思う


2013年01月05

ダイニールクロス

ガラスクロスでデッキやドッグハウスの足で踏む部分をライニングしようと思っていたが
ダイニールクロスがあったので出来るだけそれでやる事にした

ダイニールクロスの方がサンディングした時に痒くないのでよい

ダイニールクロスは伸び縮みするので衝撃を受けて傷ついた時に
傷の周りを引っ張らないのでよいと一般には言われているが
ガラスクロスでも周りを引っ張る事はなく衝撃を加えた部分だけが破壊される

なんといっても只のガーゼのような生地だが値段が高すぎるのが気に入らない

昨日はあまりに寒くて夜降った少量の雪がそのまま凍って朝まで見る事が出来た
去年の日記にもこの冬一番の冷え込みだと書いてあった
今朝も仕事がなければ起きるのが嫌になるくらいの冷え込みだ

今日は大型ジェットバーナーを点けて工房全体を暖めようと思っている
温度センサーで温度設定が出来
タイマーで何時まで燃やすと時間設定が出来る楽ちんバーナーです
欠点は灯油燃料を大量に消費する事でしょう


2013年01月04

防腐処理

写真右のエバデュアーという防腐剤入りエポキシを塗って防腐処理

デッキ船首部分の広い部分は良いが小さい箇所が沢山有り
全体を3回塗るのに手間取った

エポキシの中でも極端に酷い臭いで
活性炭吸収缶入りのマスクでも多少臭ってくる感じだ

船体はエバーデュアーを塗った後
上の写真左のウォータータイトパテで凹みを埋める

左舷はあまりに埋める箇所が多く途中でギブアップ
正月の仕事はここまで

船首TRPプロテクターはゲルコート塗りまで仕上げた


2013年01月03

2013年 明けましておめでとうございます

大阪から真帆君と真君が帰っていたが彼らは朝起きるのが遅い
僕は何時ものように04:00起きでホームページを更新し
朝食の後直ぐに仕事を始める

船体の水が木部まで達した部分をミニベルトサンダーで削る
デッキほど広がっていないが特に夕日が当たる右舷は大変な数の箇所を削った
左舷で悪いのはテンダーでぶつけた跡や何かで引っかいたような傷の部分だけだった

去年の31日に積層した船首プロテクターはパテを付けて削りだし
天井からぶら下げておいてパラフィン入りのゲルコートを塗った
まだ凹凸が有るのでもう一度サンドペーパーを掛けて塗り直す事にした

今日はいよいよデッキのエポキシ防腐処理から始める
10年保つ塗りというのはどんな物か
知っている限りの良い塗りをするつもりです


2013年01月02

2013年 明けましておめでとうございます

昨年の大晦日「瀬戸壱丸」船首に随分以前から上架の度に言われていた浮遊物プロテクターをつくる

この部分が船を走らせていて一番傷が付く部分で
僕の「花丸」は船首巾があるのでステンレス帯板でプロテクトしている

「瀬戸壱丸」の場合は船首が鋭利でステンレス板を取り付ける事は出来ない
それでビニールエステル樹脂を使いガラスを8層積層する事にした

これが僕にとっても実に難しい積層で
ついに重みで剥がれ落ち仕方がないので巾広の荷造りテープで船体に止め付けた

これで昨年の仕事は終わり



昨日正月元旦は息子達が全員集合で父の所へ新年の挨拶に行き酒を飲んだ



過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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