出航準備 2 (2007/09/01)


2007/09/30  (雨)

(デジタル電圧計 )

先週大分県からクルージングに来た「雅風」の
オーナー小橋さんからバッテリーの管理方法を教わる

一番は使いすぎて電圧を下げない事だそうだ

そこで「雅風」では正確なデジタル電圧計で
常にバッテリー電圧をチェックしている

「花丸」のバッテリーは結局二つとも容量が出ず
泣く泣く取り替える事にした


2007/09/29  (曇り)

(山梨県から山浦先生 )

東京・横浜時代を通じてお世話になった「KJ法」の先生
長男 真澄人まで山梨で面倒をおかけした

僕の所に来て頂いたのは15年振りくらいか
昔の写真を引っ張り出してみたらお互いに若かった

続けて二日花丸に乗った二日目の昨日は
初めての人には絶好の風 艇速6ノットくらいでよく走った


2007/09/28  (曇り)

(大分からCD )

前の土日に大分から興居島へクルージングに来た
「雅風」と言う44フィートカタマランからCDをいただいた

滅多に撮れない自分の船の帆走写真が入っていた
機帆走だが白波が立つくらいの風に向かって登っているところ

やっぱりヨットは乗っているより外から眺めている方が良い

昨日は山梨からのお客さんとたった1時間だが堀江湾の帆走を楽しんだ


2007/09/27  (晴れ)

(事故 )

新居浜のヨット同士が事故

船首パルピット周辺と
右チーク材ガンネル部分にダメージを受けた

見えていない船体とデッキのつなぎ目強度が一番問題だ


松山のアンカレッジマリーナへ運んで修理をする事になった


2007/09/26  (晴れ)

(タンク )

穀物入れとして
予備の水タンクとして
予備燃料タンクとして非常に重宝する10リットルポリタンク

柳原ヨットクラブ会長の山本さんに16個もらった

市販の18リットルポリタンクでは重くて運びにくいし
大きすぎて収納にも苦労する

このタンクは二つなら楽に運ぶ事が出来るし収納も楽

透析用の水が入っていたものだそうで
内部は大変綺麗です


2007/09/25  (曇り)

(トマト )

写真は工房脇の通路に置いてある植木鉢に出来たトマト

直径4センチくらいになり色づいた

僕は小さい時からトマトが好きだが
最近のトマトは柔らかくて甘くて昔のものとは違うようだ

このトマトは皮が固くてトマト臭いのに甘い

沢山出来ればよいが世話をしないのでほとんどなっていない

こんなのを見ると陸の緑は良いなと思う

ヨットでビタミンを補うには発芽玄米とモヤシかな?


2007/09/24  (曇り)

(44フィートカタマラン )

写真は興居島(ごごしま)由良港に大分からやってきた
44フィートカタマラン「雅風」

とにかく船内が広い

僕の家より立派な炊事場がある

この後中島に移動したが結構機走も速かった

停泊場所の問題さえ解決したらカタマランも魅力的だ


2007/09/22  (曇り)

(パソコン )

右はC−mapを入れて友人にもらった予備のパソコン

2年間予備を持っているという事で安心をしていたが
メモリーを司る心臓部のバッテリーがだめになったようで立ち上がらなくなった
古いものなので部品もないだろう
花丸から降ろしてきた

 

左は花丸に積んでいるメインのパソコンのバッテリー
完全に上がってしまって充電しなくなった
取り外してもパソコンは使えるので取り外してきた

 

少なくとも3台のパソコンチャートは稼働させたいが
予備の予備そして奥の手というのはなかなか骨が折れる


2007/09/21  (晴れ)

(双方向無線機 )

左から充電器に刺した双方向無線機本体
予備バッテリー、カバー、試験成績表、取説

どうしてこれが30万円近くもするの?

同じ周波数の電波を使い
もっと役に立つVHFがアメリカでは1万円ちょっとで有る
しかも彼らは免許不要

日本人は遭難して緊急の時でも一級海上特殊無線局免許と
とんでもない値段のこのハンディー無線機を持っていないといけない

日本人の命はそんなに高いのか?

金持ち以外は外洋に出るなと言っているのか??

そんな決まりを作る事で誰が得をしているのか???

疑問はつきない

 


2007/09/20  (晴れ)

(ディープサイクルバッテリー )

花丸の船内サービスバッテリーはディープサイクルバッテリーだ

しかし冷蔵庫を積んでから非常に調子が悪い

片方のバッテリーは要充電の赤いランプがつきっぱなし
もう一つの方もパワーがなくてAC−DCコンバーターが
元圧12ボルトに達していないという警報を出す

エンジンジェネレーターで充電しようとしたが
相当時間がかかりそうなので取りやめ

バッテリーを二つとも下ろし
専用充電器も持ち帰って今朝から充電を始めた


2007/09/19  (晴れ)

( LITTLE WONDER )

LITTLE WONDERの中野さんという人が三瓶町から
関東方面まで旅をした帰りに堀江に立ち寄った

堀江から1時間ほどの所にある三津港へ入港するために
09:30堀江を出航 工房の前を三津方面に走った

工房の大きな双眼鏡から
コクピットにいる中野さんの一挙手一投足が丸見えだ

さよならと手を振るが中野さんは気づかない

昨夜はカマヘレというハワイのヨットを
横浜からハワイまで回航した時の面白い話を聞いた


2007/09/18  (晴れ)

(VHF)

小型船舶検査遠洋仕様の船に要求される双方向無線機はおよそ25万円

そして写真はアメリカから友人が輸入したVHFで1万円ちょっと

同じ周波数を使い目的もほぼ同じ

日本では海上特殊無線一級免許が必要でアメリカでは誰でも使える

おかしいと思いませんか

それでも僕は次の航海に備え法律は守る


2007/09/17  (雨)

(地球儀)

昨日は台風11号接近のおかげで一日中雨

横浜は南風は強いが晴れていたと言うのだから
日本列島はたいした長さなのだ

地球儀を見るとニュージーランドは遠い
U.S.A.のサンフランシスコよりも遠い

その間に沢山ある島々をどう見るか
天気さえ良ければ水や食料の補給基地だが
海が荒れたら大変危険な障害物になる

ヨットにとって地球はまだまだ大きいと感じる


2007/09/16  (雨)

(太刀魚釣り)

昨日は朝から70本の太刀魚釣りの仕掛けを作り
太刀魚を釣りに行った

仕掛けを投入中60本を高速漁船に持って行かれる

がっかりして残りの10本を回収して帰る
何ともお粗末な太刀魚釣りでした


2007/09/14  (晴れ)

下の黒いのがエンジンバッテリーのメインスイッチ
エンジンルーム内にあったのを外に出した

上の赤い小さなスイッチは
エンジンバッテリーとサービスバッテリーを直結するスイッチ

エンジンがかかっている間は直結にする事にした

サービスバッテリーはディープサイクルバッテリーなので
完全に空にしても又復活するのだが
充電にはディープサイクルバッテリー専用の充電器が必要になる

エンジンの発電機で起こした12ボルトを
一度交流100ボルトに変換して
そこに ディープサイクルバッテリー専用の充電器を繋いで
サービスバッテリーに充電するという面倒な事をしないといけない

それでも100ボルト発電機を積むのは嫌だなと思う


2007/09/13  (晴れ)

写真はC-map

世界中の航海に使える実に多くのデーターが入った電子チャート
GPSの一データーを入れて地図上の自分の位置を表示させる

海外から日本を訪れるヨットのほとんどがこれを使っているという

 

 

昨日は総務省四国総合通信局無線通信部航空海上課へ
EPIRBと持ち運び式双方向無線電話の許認可の件で行く

慣れた業者でないと簡単には申請書も書けないような
難しい手続きになっている

総務事務官が親切に書き方を教えてくれる

花丸の航行区域を沿海から遠洋に切り替えるのに
どれほどの金と労力が必要か詳細に記録しておく事にする

 

 


2007/09/12  (晴れ)

さわやかな秋晴れの朝

昨日は花丸へ行きアマチュア無線からの信号を使って
パソコンに気象ファックスを取るという事に挑戦

以前工房では何度も成功しているのだが
柳原漁港は無線の事情が悪いので成功した試しがない

写真のように普通のファックスと同じで
上から白黒の点で絵が現れる

航海で一番大切な事は自分の位置が解っている事
そしてその次に大切な事はヨットに向いた気象を選ぶ事

同じ場所を航海しても
その時の気象でその航海が楽しいかどうかがほぼ決まる

昨日のVPPで過去のデーターを知り
今日の気象ファックスで現在の天気を知る

 


2007/09/11  (晴れ)

窓を開けっ放しで寝ていると寒いと感じた

昨日はVPP(Visual Passage Plannner)というパイロットチャートを使い
花丸の性能データーを入れてパソコン上の航海を試してみた

まだよく理解できていない部分もあるがVPPは航海計画を作るのに
絶大な威力を発揮してくれそうだ

それとC-mapという電子チャートとGPSの組み合わせ

それに短波無線機から取るパソコン天気図ファックスが有れば
昔とは比べものにならない安全で快適な航海が出来るだろう

 


2007/09/10  (曇り)

最近朝になると少し雨が降る
そして日に日に涼しくなっているような気がする

昼間も直射日光に当たらなければ比較的過ごしやすくなった

2週間振りに花丸を出し野忽那島へ行った

ほとんどの時間を太刀魚釣りの道具作りに費やした
釣れる かどうかはやってみなければ解らない


2007/09/09  (曇り)

ヨット工作教室

7日間に及んだ工作教室は昨日で終了

現図板の上で卒業写真を撮りました

作り方を解っているかどうか説明してもらいましたが
やり方自体は飲み込めたようです

気をつけないといけないところを説明したのは
やはり現物がないので説明だけでは本当に理解できたかどうか不明です

何でもそうですがトライしてみて困って始めて気がつき
自分なりの解決方法を見つけ出すそれがたった一度の人生の楽しさでしょうか
(これからの問題解決に大いに僕を利用して欲しいと思います)

 

僕も今日から先生は辞めにしてただの船大工
ただのヨット乗りです


2007/09/08  (雨)

ヨット工作教室

いよいよ合板への現図描きは終了

実際に材木を船の部品として切り出す事を頭に置いて
型用の伸び縮みしないマイラー用紙に現図を写す

生徒さんは家に帰ったら型紙をハサミで切り抜き
それを実際に船になる木材や舟艇用合板に当てて罫書きをし
ジグソーなどで現物を切り出す

それらのパーツを現図の上で合わせエポキシ接着をして
フレームや各部材を作り出す

今日は何を何処で買いどう使うかの説明をして
「ヨット工作教室」第一段階の卒業である


2007/09/07  (曇り)

ヨット工作教室

一日中屈んだり座ったりの現図描き

普通なら立てなくなるほどの腰痛になるはずだ

ところが今回はそうはならない

腰痛持ちだという生徒さんも僕も
一本線を引くたびに(およそ一時間くらいおきに)ぶら下がり器にぶら下がる

写真の二人の間に写っている木で出来た松葉杖のような物だ

脇と腕で身体を支えて下半身の重みで背骨を下に2・3分引っ張る
一日に7・8回背骨を引っ張る事で腰痛にはならない

家に帰ったら先ずY−14をスタートさせるより先にぶら下がり器を作るそうだ

「腰痛でお悩みの方メールを下されば寸法を送ります」
簡単に作る事が出来ますので作って試してみてください 楽になりますよ


2007/09/06  (曇り)

ヨット工作教室

上から檜で作った3メートルのバテン材
その下が厚みの違うプラスチックバテン

そして差し金、赤色墨壺、普通の黒い墨壺、そしてメジャー

一番下に有る6個の物は魚型文鎮という船の図面製図用の特殊な文鎮

それとHB鉛筆や筆記用具など

これらを使いおおかた原寸図の80%は出来上がった

今日の昼くらいから実際に制作する部材切り出しの為の図面を追加する
いよいよ最終段階に来た
ヨットを造る事を頭に置いてそのための図面を書いていく


2007/09/05  (曇り)

ヨット工作教室

Y−14の原寸図を引くのに2.5ミリ厚みの合板を
長手方向に3枚と短い方を2枚
合計6枚現図場に止めつけ

基準の長さとなる碁盤の目を墨壺を使って引き
その上に平面図、側面図を描き

いよいよ昨日は正面図(船を輪切りにして正面から見た)にかかる
結局F1.5まで4つの断面の形がかけた

集中力があり仕事が丁寧なので結局作図も速い
でも先が長いから腰痛でストップしないように
30分前に現図引きを止めて実際の制作に関する話しをした

 


2007/09/04  (曇り)

ヨット工作教室

Y−14を作る事になり
2日(日曜日) の初日から原寸図を引き始めた

先ずはY−14のサイズの 3*6*合板 6枚を現図場の床にビス止め

その上にオフセット表を見ながら基準となる碁盤の目を引く
ステーション間隔340ミリメートル
バトックライン間隔200ミリメートルの墨付け

今回の生徒さんはお爺さんが大工さんをしていたそうで
墨を打つ姿勢が素人ではない
あっと言う間に綺麗な碁盤の目が出来上がった

オフセット表の数字を追っかけながら各ステーションに点を取り
その点を結んでバテンを魚型文鎮で固定しておいて曲線を引く
ずっと中腰なので昨日辺りから腰が痛くなってきた

 


2007/09/03  (曇り)

(HORNET出航)

「HORNET」の中村さんと石原さん昨日の07:00出航

夕方17:00多度津に着いたと連絡が入る
何という早さだ 平均7ノットだったそうです

いくら連れ潮に乗ったとは言え素晴らしいスピードだ

台風が来ているから行き過ぎるまでゆっくりと瀬戸内海に居るようにと言う
近づけば外洋は波が大きくて走るのが難しくなる
今日はまだ行っていない家島諸島へ行くとの事だった

僕の方は昨日からヨット工作教室を始めた

 


2007/09/02  (曇り)

(工夫)

ヤマハ33Sと言う艇種の「HORNET」には
クルージングをするための色々な工夫がしてある

入り口を覆うドジャーは塩ビのパイプで組み立て
その上にキャンバスをかけた軽くて簡単なもので直ぐに取り外せる

デッキには黄色いコンテナーが4個有り
濡れても良くてクルージングだけに使うものを入れている

コクピット後ろにはフタ付きのコンテナーが二個有り
その中には予備の燃料タンクが入っている

又その上にはフェンダーを岸壁のカキから守る長い木の板が2本
その板は腰掛けにもなる様だ

レースの時にはそれらレースには不要のものを一気に降ろして
パイプドジャーの下に収納して ハイポリシートをかけて陸上に保管するそうだ

カーボンマストとロッドステーで軽い船体
もともとレースを意識したような船ではあるが
実に巧くクルージング仕様にしている


2007/09/01  (曇り)

(HORNETが松山にやってきた)

鹿児島県 錦江湾入り口 山川港で
一緒に台風4号を避難したHONETが松山に来た

久しぶりの再会を祝って乾杯

とても速い船なので船内はレース艇のようにがらんどうかなと思ったが
全ての生活用品がきちんとそろった普通の船だった

それでも33フィートで3トンしかないそうだ
やはり軽い船は速い 楽だというのはクルージングでも大切な事だ

さて今日は松山見物かな???


過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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