日替わり写真(2009/02)
2009年02月28日
バラスト修理
昨日は雨で仕事は全く出来なかった
ビニールエステルパテの後ビニールエステル樹脂でガラスマットを積層した写真
これは火曜日のもので木曜日にはゲルコートを吹き付けて最終仕上げをする寸前まで行った
こちらの仕事も屋外だし昨日は雨なのでストップしたまま
今日は雨がやんでいるが湿度は85%近くあり
エポキシを使う仕事は全くお手上げだ
湿度が下がればマスト材の長手方向スカーフ接着
ウイスカポールとブームの中ぐりに低粘度エポキシ塗り
船体外板の低粘度エポキシによるガラスクロスライニングが待っている
何故か今年の冬は雨が多く湿度が高い日が続く
2009年02月27日
ウイスカポールとブームの中ぐり
ウイスカポールは両端が細くなった8ミリ肉厚残しのパイプ
ブームはグルーブと軽く強くするための中ぐりがある
溝切りカッターの刃を丸く削り丸溝を切れるようにしておいて
深さに合わせて刃の出し方を変えながら溝を切り
最後は加工した敷居カンナで凹みを調整し
60#・120#のサンドペーパーを出丸のあて板を使ってかける
二度と触る事が出来ないところなのでしっかりと低粘度エポキシを塗ってから
左右を接着する事になる
この間から雨続きで湿度が高く今日もエポキシを使う事は出来ない
2009年02月26日
バラスト修理
写真はクルーザーのバラストに入ったヒビを削りだしたところ
上が鉄で下が鉛のバラストをボルトで固定した後全面にガラスがかけてある
基本的にガラスを普通の樹脂で金属の上に積層したのでは必ず剥がれる
ビニールエスエル樹脂 (二次接着用の強力な接着力の樹脂)を使用しないといけない
それも先ずは金属面をきれいに削りゴミを取り除き
ビニールエステルパテを薄く塗った上に ガラスを張ると随分持ちが違う
しかし上下の金属が別の動きをしてヒビが入るというのは防ぐ事は出来ない
ほとんどのヨットはバラストと船体の間にヒビが入っている
それでも水が侵入しないようにシーカフレックスで隙間を埋めてある
バラストが鉄で出来ていてひび割れからうっすらと錆が出てきている船は沢山あるが
バラスト取りつけボルトから船内に水が入らない限り
ほとんどの場合バラスト取りつけボルトまでだめになっている事はない
2009年02月25日
ブーム中ぐりの墨付け
写真はブームを接着する前の中ぐりする部分に印を付けたところ
グースネックに近い部分でボルトロープが通る穴が真ん中当たり
先ずは4枚の木を接着して2枚にしそれを片側ずつ中ぐりしておいて
それぞれの穴をきちんとエポキシ塗装した後張り合わせる
セールの端のボルトロープが通る穴と軽さと強度を増すためのパイプ穴を掘る
これが結構手間な仕事だがきちんとやらないと水が入ったのでは長持ちしない
2009年02月24日
釣り船FRPオーニング
長くかかったがマリーナの人たちにも手伝ってもらい
やっとFRPオーニングを取りつけた
ブルーのサンブレラクロスを使ったオーニングより見栄えが良くなったかな?
両サイドに雨樋を付けたので雨だれは気にならなくなるでしょう
今日は雨続きで接着が出来ずY-15mark3もお休みです
2009年02月23日
船体全体を整形
センターボード穴の木口を埋めた材木の出っ張りをカンナ掛け
ステム摩材も船体に合わせカンナで仕上げる
その後回転とオービダル両方の動きをするエアーサンダーでエポキシの出っ張りを取る
いよいよがラスクロスを船体全体に巻く寸前で雨が降り始め全ての作業をストップ
昨日は日曜日だしすることもないので税務申告の準備をした
2009年02月22日
硬化が遅い
一昨日施工した低粘度エポキシとマイクロバルーンで作ったパテの硬化が遅い
指触乾燥の時期は過ぎているので
上からハイポリシートで覆いその上に熱を逃がさないように毛布を被せた
既に灯油ファンヒーターの燃料を3回継ぎ足すほど暖房したので
今朝はもう固まっていると思う
今から全部取り払って見る事にする
2009年02月21日
FRPオーニングにウレタン白吹きつけ
釣り船のFRPオーニングに色合わせをした白のウレタンを吹き付ける
本来なら吹きつけブースの近くで吹くのに
今回はY-15mark3を船台から動かせないので仕方なく一番遠い所で吹く事になる
工房中が真っ白になるがそれでも吹きつけブースは圧倒的に大量の空気を引き
あっという間に工房内はきれいな空気になる
いよいよこれでFRPの作業は終わった
月曜日か火曜日に取りつける事にする
2009年02月20日
仮止め木ビス穴にエポキシ注入
外板を留めつけて抜いた木ビスの穴に接着用のエポキシを注入
写真の注射針の無い注射器を使い圧をかけて押し込む
押す親指はよいのだがシリンダーを支える人差し指と中指が痛くなるので
木に穴を開けて大きなつばを作った
わざと隙間を作っておいた外板木口は
低粘度エポキシとマイクロバルーンとアエロジル(垂れ止め)を混合したパテで埋める
これで合板の木口からだんだん痛み始める事を防ぐ
無垢の木も合板も木口から水を吸い込むと直ぐに全体に回り腐り始める
たとえステンレスであろうと金属を船の強度材として木の中に残すと
温度変化で木の中の水分を金属の回りに集め(結露)その回りから木を腐らせる
エポキシ接着に絶対の自信をつけ強度材としての木ビスやボルトナットを使わない
僕が造るクルーザーも全てエポキシで出来上がっている
部品取り付けのボルトは手間だが大きめの穴を開けエポキシを染み込ませてから取りつける
木造艇を長持ちさせる秘訣は木に水と紫外線を接させないような施工にある
2009年02月19日
Y-15mark3のステム摩材を準備
寒さがぶり返し接着をするなら一日の暖房が必要になった
せっかく暖房するなら一気にエポキシを使う仕事をまとめてやりたい
ステム摩材とセンターボード穴外板木口を無垢の木で覆う事(既に材料は作った)
それと仮止め木ビス穴にエポキシを注射器で注入して埋める事
又チャイン部分と船尾部分の外板木口をマイクロバルーンエポキシパテで埋める事
これらを一気に暖房しようと思っている
今度は船尾からファンヒーターの熱風を入れ船の回りをぐるっとスカートで覆っている
船全体が内側から暖められるので外を覆う暖房よりは温度が上がるだろう
2009年02月18日
釣り船のFRPオーニング積層終了
工房入り口で仕事をしていたFRPオーニングトップコート塗りまで終了
今日はトリミングをしてウレタンを吹き付け
船体との色を合わせるつもりだ
2009年02月17日
暖房スカート
ハイポリシートを適当な巾に切って
シアー部分にステップルを使ってぐるりと留めつけた
船体外側に低粘度エポキシでガラスクロスをコーティングする
仮止めの木ビス穴もエポキシで埋めるし
合板小口もマイクロバルーンエポキシで埋める
そのときに船全体を覆うカバーを掛ける事が出来ないので
船の回りにぐるりとスカートをはかせて
船尾から石油ファンヒーターの暖気を送り込む事で船全体を暖める事にした
2009年02月16日
二つの仕事が同時進行
工房の中木造船のY-15mark3と釣り船のFRPオーニングの仕事が
同時進行で進んでいる
もっと沢山の仕事が同時進行なら待ち時間が少なくて助かる
釣り船の方はポリ合板の型に白色ゲルコートを塗り
一晩置いて既に日の光を遮るために黒色ゲルコートを塗ってある
いよいよ今日から積層にはいるつもりだ
樹脂ローラーや脱泡ローラーに柄を継ぎ足さないと真ん中まで届かない
ほんの1メートルの柄を継ぎ足せば仕事は格段に楽になるはずだ
2009年02月15日
ラダーキャップとティラーとティラーエクステンション
ラダーキャップを仕上げティラーと組み合わせてみる
久しぶりのディンギー舵部分 実に細かい仕事だ
一昨日春一番が吹き昨日は暑いくらいの陽気だった
いよいよ暖房が難しいマストの接着を暖房無しで始めても良さそうだ
その前に縦方向のスカーフ繋ぎをしないといけない
2009年02月14日
移動船台の上にFRPモールドを作る
釣り船の船尾オーニングをFRPで作る仕事を受注
左右に雨樋が付いた広い面積の真っ平らなFRPを作らないといけない
船台の上に桟木を碁盤の目に組み平面を出す
その上にコンパネを二層重ねてさらに平面にする
そして最後はポリ合板を張ってつるつるの真っ平らな面を得る
今日は離型処理とガラス切断
次は白色ゲルコート塗り
その上に光を通さないように黒色ゲルコート塗り
そしてガラスマットとガラスクロスを積層
仕上げにグレーのトップコートを塗って型から外しトリミング
それをステンレス枠に取りつけたら仕上がりという事になる
2009年02月13日
Y-14船体マホガニー材とマスト材
仕入れた材料を板のまま買って頂いて
それを注文された材料表通りに切り分けてプレーナーをかけ梱包して発送する
4メートルの材なら簡単に手にはいるが4.5メートルの材が必要で
なかなか良いのが手に入らず手こずった
製材していて思ったのだがY-14の材料はY-15よりも随分サイズが大きい
今回の材料は僕の「ヨット工作教室」を受講してくださったお客さんからの発注
テーブルソーやプレーナーをY-14一艇を作る為だけに購入するのももったいないので
僕が図面通りの材料を作る事になった
ご家族の後押しもあり必ず仕上げるという事です
リタイヤ後のヨット作り夢があって良いですね
2009年02月12日
作業テーブル
工房一番奥にある作業テーブルの上に色々な小物が乗っている
右に白く見えるのは粉塵や塗装のミストを吸い込む引き抜きブース
今は使わないので脚立や合板を切った物やら色々なものが立てかけてある
昨日は全く仕事をしないで「花丸」に乗りに行った
連れ合いと僕と長男の三人で興居島と中島両方へ行った
まだまだ風が冷たくヨットに乗るような季節ではなかった
黄砂が舞いどんよりと曇った空で帰りの車のフロントガラスが砂だらけだった
ヨットの写真を写すのを忘れたので今朝の日替わり写真は作業テーブルの写真にした
2009年02月11日
外板張り終了
やっと外板底板を張り終えた
止めの木ねじを抜くためにエアードライバーを用意した
細かい難しい仕事が多くてここまで行くのに本当に長くかかった
後はステム摩材を張って
仮止めに使った木ねじ穴にエポキシを注入し
外板隙間をマイクロバルーンエポキシで埋めた後全体をガラスクロスで積層
忘れないようにセンターボード入り口の外板小口を細い木で隠す事
2009年02月10日
センターボードケース接着
これは一昨日のセンターボードケースを接着する前に所定の位置に入れたところ
昨日はもう接着したキールを削って外板底板を張った
張り終わると同時くらいに雨となり直ぐに石油ファンヒーターで暖房
いよいよ明日は外板をみんな張り終えた写真をお見せできます
2009年02月09日
マスト材スカーフ削り
マスト材(スプルース)を長手方向に繋ぐために
厚みの12倍に斜めに削り落とした(スカーフ削り)
4枚から5枚の板を厚みの12倍ずつずらしながら重ねておいて
ハンドプレーナーで削って長いなだらかな斜面を作る
マスト厚み方向には6材を接着積層する
接着するのは二階のH鋼の上でやるので材料を二階に上げた
2009年02月08日
いよいよキールとフレームを接着
キールにセンターボードケースを接着しておいたものを
いよいよ船体を形作るフレームの中に埋め込み接着
船全体をブルーシートで覆っておいて
なるべく暖気が逃げないように古い毛布をその上に被せ
船首側から灯油ファンヒーターで暖める
2009年02月07日
ティラーとティラーエクステンション
左右に半分ずつ積層したティラーを接着し整形して仕上げた
同時進行で接着積層したティラーエクステンションも仕上げる
作業テーブルの角にはラダーキャップが写っているが
これはまだ整形が済んでいない
半分ずつ作って中塗りをして左右がきちんと合うように接着が済んだところ
昨日は一日中注文されたY-14の材料を製材していた
マホガニー材の製材が70%くらい終わった
後は残りのマホガニーとマスト・ブームなどのスプルースの製材
2009年02月06日
釣り船の船尾オーニング
レジャー用の釣り船
現在有るサンブレラクロス(青い布)で出来たオーニングを
船の屋根上からFRPで作るという結構難しい注文を受けた
ステンレスパイプの骨組みから作り替えないといけない
2009年02月05日
今朝の工房内
船体の上に積んでいるのはスカーフ削りを待っているマスト材
右は接着や低粘度エポキシを塗った小物達を暖房しているところ
外部のFRP仕事が入り材料を発注した
2009年02月04日
センターボードケース仕上げ
接着したセンターボードケースを整形して仕上げる
キール材の上に乗せてみる
次はキールとの接着だがキールのセンターボードが通る穴部分の塗りが済んでいない
二度と触れないところなので残り3回は塗り重ねておきたい
2009年02月03日
ティラーの残り半分を積層接着
クランプがかかっているのがティラーの残り半分
その下にあるのが前日に接着して硬化し取り外したもの
その下はティラーエクステンション
一番下はラダーキャップの半分ずつ
もう一度中塗りをして両方を接着し一つのラダーキャップに仕上げる
2009年02月02日
いよいよ接着
昼から湿度が一気に下がった
80%を指していた湿度計があっという間に50%近くまで下がり
慌ててエポキシ接着を始める
二階のH鋼の上だけでなく
工房下ではセンターボードケース左右を一体にする接着
又 積層ティラーの半分を型に合わせて接着
ラダーキャップの両サイド補強板も接着
ついでにセンターボードが通るキール穴にも低粘度エポキシを塗る
湿度が高くてエポキシ接着が出来なかった分仕事が溜まっていたので
一気に接着をして疲れたが 何ともよい気分だ
2009年02月01日
湿度が高くて接着待ち
センターボードケース・ラダーキャップ
マスト・ブーム・ウイスカポール・ティラー・ティラーエクステンション
材料を木取りして接着待ちのものがだんだん溜まってきた
湿度が70%を割らないと接着はしない
今日は雨が上がり風が非常に強いので昼から湿度が下がるかも知れない
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