梅雨で工事が遅れる(2003年7月1日)

2003/07/31


コクピットからドッグハウスの中を見たところ

以前から作ってあったトイレのドアを仮に入れてみる

なかなか良い感じです

ドアには上と下にスリットが切ってあり
中の明かりが漏れ出すので人が居るかどうか解る

またトイレにソーラーベンチレーターを付けるので
船内の空気もそのスリットから入れ換える事ができる

手洗水は海水と真水と場所によって航海によって
使い分ける事にする
電動ポンプで水を使うと圧倒的に使用量が増える
長距離にはふっとポンプに切り替えるか
またはポンプの電気をいちいち切る事になる

 


2003/07/30


昨日は大雨
梅雨が明けたという気象庁の発表は大はずれだ

気象庁は天気予報がはずれると
予報が当たらなかったとは言わない
天気が ずれた と言う
前線の移動とかを見ているとそうかもしれないと思う
でも頭に(は)を付けたらやっぱり はずれた になる

無寄港世界一周出航3日前だというのに準備が出来ていない
米子さんの船の方の準備を手伝いに行った

仕事ではなくお手伝い
彼は片腕だが口も足も総動員してどんな難しい仕事も一人でこなす

昨日は電気配線だったが配電盤まで電機部品を買ってきて
自分でオリジナルのものを作っていた

船内は依然として散らかりっぱなしのままだ


2003/07/29


仕事はストップしたままだ

この状態が1ヶ月以上続いている

やりたい事やらないといけない事が山ほどあるが

雨と本職の方で32フィートガフケッチはストップ

これだけストップしたらやり始めても
元通りの調子を取り戻すのに時間がかかりそうだ

予定は9月の末の進水だったが
来年にもつれ込む公算が大きくなった

しかし早く工房を開けないと次の仕事も受ける事が出来ない

 


2003/07/28


トランサム物入れ右舷開口部から見たところ

今は何もないエンジンからの排気管が仮に付いたところ

センターから左右にあるナイロンスルハルは
コクピットスカッパーからの排水スルハルです

スターン物入れには重いものは積みたくないと思っている
出来ればフェンダーとスターンアンカーくらいにしたいものだ


2003/07/27


ヤンマー3GMエンジン
3気筒で 24馬力

ドッグハウス入り口階段の下二段がエンジンカバーも兼ねる
取り外すとエンジンのどこからでも何処にでも手が届くようになる

ヨットでは狭いところにエンジンを押し込んで
修理屋さん泣かせの取り付けをしたものが多いが
私のエンジンは開放的だ

海水冷却の取り入れホースや
間接冷却のサブタンク

それにスターターセルモーターへの配線もやってみた
一気に大電流が流れるので40Bと呼ばれる太い電線だ


2003/07/26


今年は異常気象でまだ梅雨が明けていない

写真はエンジンの後方シャフト側

エンジン冷却水ホースの配管や
排気ホースの配管
燃料タンクからの燃料の配管

それにまだバッテリーは買っていないがバッテリーの配線
及びエンジンスターティングモーターの配線

全て塗りが終わっていないので配管も配線も仮の長さ合わせである

殆どの物が上手く収まり配管配線も上手く行く事が解った

 


2003/07/25


8月2日 無寄港世界一周に出発する 米子昭男さん

彼は若いときに事故で左腕を無くしている

フランスから 大西洋 太平洋と シングルハンドで渡り
日本まで帰ってきた航海の実績を持つ
そのときの航海は植村直己冒険賞にもなった

今回は単独無寄港世界一周をするそうです

その彼がウインドベーンの取り付けを手伝って欲しいというので
その日に雨が降ればと言う条件で昨日手伝った

朝03:00に起きて帰ってきたのは19:00だった

毎日見に来てくださる皆さんが心配するだろうなと思いながら
昨日は更新できなかった 


2003/07/23


この黒いタンクは44リットルの燃料タンク

手前左からタンク内のエアー抜きホースを繋ぐ口
中央は燃料注入口
そして右は燃料取り出し口

その上の凹みの上に見えているのが燃料ゲージ
電気的に燃料がフルかエンプティーかを取り出す接点が付いている

コクピット床の燃料注入口から燃料を注ぐと
その下にあるタンクの注入口に燃料が来る事になる

巡航速度で4リットルから5リットルくらいと聞いたので
10時間の機走で燃料は無くなる事になる

長期航海ではポリタンクを用意して予備の燃料を積まなければならないだろう

松山は今朝も雨エポキシを使う仕事は全くストップだ

 


2003/07/22


ソーラーベンチレーター

トイレ シャワールームの天井に取り付ける

Day & Night 2000と言う
直径102ミリメートルの穴の上に取り付ける
全直径230ミリのソーラーファン付きのベンチレーターである

蓄電池が着いていて夜昼ファンが回り続け
一日に552立方メートルもの空気を入れ換える事が出来る

32フィートケッチ全体の船内空気を
一日に10回くらい入れ替える能力だ

木造船なのでFRP船のような船内のべたつきはもともと無いが
これ一つで船内は快適な乾燥状態を保てるだろう


2003/07/21


ひょんな事から手に入ったプラスチモのバルクヘッドコンパス

普通コクピットのドッグハウス側バルクヘッドにコンパスをつけるが
そうするとバルクヘッドが背もたれに出来ないので
困ったなあと思っていたが

まあこの素晴らしいコンパスを手に入れたので
バルクヘッドに取り付ける事にしようと思う


2003/07/20


トイレから流しを見たところ

100ワットの電球のところにエンジンカバーの階段が少し見える
5日前に撮った写真から選び出した

雨で仕事がストップしておよそ1ヶ月になる

いよいよ続けて2日晴れたので受けているオズモシス修理にかかった
ところが梅雨の終わりの雷雨で昨日は何も出来なかった
今日もあちこちに水溜まりがあり湿度100%でエポキシは使えない

上向きの仕事が3日続いたので
酷い腰痛になり今日は休む事にした


2003/07/19


中二階船首側から船尾側を見たところ

一番奥に工房二階現図場に上がる階段が見える

作業台や色々なものを置いてある中二階は
足の踏み場もないほど散らかっている
船の側面を一人が通るのがやっと

32フィートガフケッチは
仕事の関係でおよそ今月いっぱいは休憩となりそうです

写真だけは毎日あちこちを写してアップします

 


2003/07/18


フォクスル(船首船室)から船尾側を見たところ

元設計で

元設計ではこの部分がトイレになっていたが
船首は良く揺れるのでトイレには向かない

一番揺れにくくて天井の高い船体中央にトイレを持っていく
直立しない状態でパンツははきにくい

この二日ほどカーッと晴れたが
自分の船はやれなかった
ずっとエポキシを使用できなかったオズモシス修理の船が
最優先になる


2003/07/17


左舷方向からの写真はほとんど無い

右舷側に中二階の作業台や
広い通路があるので
どしても右舷からの写真が多くなる

広角レンズのせいで
随分大きな船に見える

32フィートというのはダブルハンドで
外洋を走るには丁度良いサイズだと思う


2003/07/16


コクピット全景

コクピット床のみを張ってある
上下にあるクシのように突き出ているのが
左右デッキの続きでコクピットコーミングが立ち上がる部分である

クシの終わりからコクピットベンチの背もたれ
続いて座席
それからコクピット床に繋がる蹴込みの付いた立ち上がりとなる

ドッグハウス入り口下の穴は
エンジンコントロールパネルを取り付ける 穴である


2003/07/15


メインキャビン テーブル

通路で右側の折れる部分は外して上に乗せてある

テーブルの上の方に着いている穴の開いた三角板が
折れる部分を支える

テーブルの足は箱になっていて
左側に扉付きの物入れが二つ付く

通路バウ側右舷床と バウの床は
キャビン高さを充分に取るために
フレームが見えている

 


2003/07/14


フォクスル(船首船室)

左に一人分のバースが出来る
船首船室はドアが閉まるので個室になる

各フレームのマイクロバルーンエポキシフィレットも
この部分のみ終了している

バウアンカーのウインドラスをどうしようかと迷っている
このサイズだと普通はウインドラスを付けている船が多い

しかし電動は壊れたら嫌だなと思うし
手動は高い

あまり深いところにアンカーを打つ事はないと思うが
万が一を考えるとやはりまともなアンカーとチェーンを備えたい

それにアンカーラインも充分な長さが欲しい

 


2003/07/13


昨日とは反対のメインキャビン右座席

座席の前は直ぐに船首への通路なので
中央テーブルは蝶番で通路分折りたためるようになっている

この座席もバース(寝床)兼用だが
600ミリ幅が取れているのは肩の部分だけで
足に行くに従い(船首方向)幅が狭くなっている

背もたれが必要なのは半分くらいまでなので
物入れ下の段にも全部扉を付けた

手前側二人分の椅子の後ろには大きなクッションでも置こう


2003/07/12


メインキャビンの左座席

座ったときに足のかかとが入るように蹴込みを付けている

メインキャビンの座席はバース(寝床)と共用となる

困るのは座席の奥行きは400ミリが標準で
バースの幅は肩幅の600ミリは欲しい

そこで先ずは眠るために600幅のバースとし
物入れの穴が開いている部分にクッション付きのふたを取り付けて
背もたれとする

そうする事で座りにくさをやや解消する事が出来る

 


2003/07/11


船尾物入れのクォーターバースとコクピットを仕切るバルクヘッド

コクピットドレンを抜く穴が左右に2個ずつ
エンジン排気ホース穴
燃料タンクエアー抜き穴
そしてエンジンルームの排気ダクト(写真の白い蛇腹)ホース穴

船尾物入れはホースがいっぱい通る事になる

船尾物入れの格納品は予備アンカー3個
アンカーロープ&チェーン
フェンダー(防舷材)くらいか

暴れてホース類を痛めないようにしっかり固定する必要がある


2003/07/10


右船尾部分に置いたエンジンコントロールレバー

本当はコクピット右の床からの立ち上がり面に取り付ける予定

エンジンコントロールレバーはモースという会社のもので
外部用アクセル&クラッチ兼用としては
この写真のものが一番耐用年数が長いそうです

各部の部品が大分揃ったが
接着が出来ないので部品取り付けはしばらくお預けとなっている


2003/07/09


クォーターバース両側の棚

左右ともクォーターバース側面に
横幅500ミリ高さ400ミリ奥行き300ミリ
くらいの棚が8箇所出来る

個人の物入れとしては充分なサイズだ

奥まっているし面倒なのでふた無しにした
ショックコード入りの網でも張ろう
中のものが直ぐに見えて良いだろう

この船には他にふた付きの棚が16箇所付く
どこに何を入れたのか忘れてしまいそうな数である


2003/07/08


トイレの給排水ホースが来た

以前は黒いゴムで出来た布を挟んだ分厚いホースだったが
最近は白色で 薄くて折れないおしゃれなホースになっている

トイレの給排水だけどうしてあんな分厚い
黒のホースを使うのだろうと不思議だった

手間がかかり
船なので下手をすると沈んでしまう給排水には
気を遣う事になる


2003/07/07


クォーターバース頭の床下にバッテリーをと考えている

エンジンの直ぐ両舷で重量物を配置するには良い場所だ

フレーム間隔250ミリなので寸法が長さ500ミリしかない
一番安くて大きいバッテリーが入らない

仕方がないので小さくて値段の高いバッテリーになる

120アンペアというバッテリーが大型トラックなどに使われて
大量に出るので一番安いそうだ

この船には95アンペアのバッテリーしか入らない

 

 


2003/07/06


黒と黄色の一番手前がエンジン排気ホース
ワイヤー入りのごついホースだ

その向こうの青いのがコクピットから船尾への排水ホース

右の箱に燃料ホースや
燃料タンクエアー抜きホース
そしてそれらのホースバンドが入っている

箱からはみ出している赤黒の短いホースは
燃料タンクと燃料注入口を結ぶホース

後はトイレの給排水ホースくらいで
殆どのホースが揃う事になる

水回りは家と同じで金と労力がかかる

 


2003/07/05


ギャレーのダブルシンク下

ここからスルハルを通して外に排水する事になるが
船がパンチングをしたときに海水がギャレーから吹き上がる事になる

そうならないようにバルブの直ぐ上に片方にしか流れない
弁付きのソケットを入れた

 

清水の供給はしばらく左下の足踏みポンプを使う事にする

シェークダウンに日本一周位するときには
電動プレッシャーポンプを付けてシャワーも浴びる事が出来るようにする

外洋に出るときは足踏みポンプと
電動プレッシャーポンプを切り替える事が出来るように考えている

電動ポンプだけだと一日一人2リットルでは生活できなくなる
造水機を持たない限り
ヨットでは真水は人の体を通して使うというのが原則


2003/07/04


接着待ち
フィレット付け待ち
防腐剤入りエポキシ塗り待ち

仕事が進まなくなり同じような写真ばかりになってきた

部品を作り貯めて
排水などのホース類を合わせて

それでも目に見えて進んだという仕事が出来ないので
まるで進んでいないように自分でも感じる

真冬のとんでもなく寒い時期と
梅雨時は長期休暇を考えるべきか?

 


2003/07/03


右クォーターバース入り口下
ほぼ中央に赤く丸く写っているのはバッテリースイッチ

二系統のバッテリーを積みどちらを使うか
又両方ともを使うか切り替えられるスイッチを付けた

 

右下に見えているのはエンジン冷却水取り入れ口
このスルハルの事をキングストンという
エンジンにとっては大事な装置である

エンジンカバーに穴を開けたくないので
一度後ろを回してエンジンに繋げるようにする

 

 


2003/07/02


ドッグハウス入り口階段

下2段はエンジンボックスも兼ねている
少し前にずらして隙間が出来ているが
全部外すとエンジンにどこからでも手を触る事が出来る

鉄の塊が動くエンジンの事はよく解らない
頭では解ってもこんな複雑なものを作る事は出来ないので
せいぜい機嫌良く動いてもらうために
メンテナンスだけは出来る範囲で真面目にやろうと決めている

燃料油水分離器の掃除
燃料エアー抜き
燃料フィルター掃除
冷却水ポンプインペラー交換
オイルフィルター交換
オイル交換
防蝕亜鉛の交換
そしてブイベルト交換

それ以外はプロのエンジンやさんに来てもらう

 


2003/07/01


今朝は大雨

中二階の作業台の上にエポキシの缶がある
硬くふたを閉じたままでもう20日にもなるだろうか

こんなに毎日雨では気分まで滅入ってくる

32フィート制作スタートして後2ヶ月半で 1年になる
やっぱり1年で作り上げようと言う計画は無理があった

冬の接着はバーナーで暖房すれば何とかなるが
梅雨の接着は止めた方がよいどうにもならない

梅雨時には接着のない仕事を考えておく必要がある

 

 

過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

2001/01
2007/01
2008/01
2001/02
2002/02
2007/02
2008/02
2001/03
2002/03
2007/03
2008/03
2001/04
2002/04
2007/04
2008/04
2001/05
2002/05
2007/05
2008/05
2001/06
2002/06
2007/06
2001/07
2002/07
2007/09
2001/08
2002/08
2001/09
2001/10
2001/11
2007/11
2001/12
2006/12
2007/12