日替わり写真

2009年05月31日

サイドデッキと船首デッキをエポキシ接着

湿度が下がったので一気に3箇所のデッキを接着

デッキの上に緑色の点々が見えているのは仮留め釘

サイドデッキ内側はもう二度と触ることが出来ないので
接着面以外は塗りを完全に仕上げてから接着した

船首デッキは船を逆さまにしておいて点検口から入ってフィレット付けをし
その後で塗りを仕上げるつもりだ

随分苦しい仕事になると思うがやりがいはあるでしょう
巧く行けばこれからはクルーザーでも逆さにしてデッキビームのフィレット付けをやるつもりだ


2009年05月30

Windowsパソコンを分解

老眼鏡をかけて彫金師にもらったNiconのルーペで確かめながら
ウインドーズパソコンを始めて分解した

給電部分 接触が悪いのかキーンという高音を発して発熱していたからだ

もし夜中に発火でもしたらたまらないので分解してみることにした

ウインドーズはそんなに特殊な物は必要ない3番の+ドライバーだけだった

しかし接点をサンドペーパーで研磨して元通りに組み直したのに電源が入らない
何処かの接点が切れてしまったのかうんともすんとも言わなくなった

立ち上がらないパソコンは意味がない
パソコンドクターに相談したら診てくれるそうだ
お手数をおかけして申し訳ありません

子供の時に時計を分解して元通り組み立てられなくなり壊してしまった事を思い出した


2009年05月29日

スノコのサンディング

Y-15mark3作業用の船台に載せ替えた

時々雨が降り風も今の季節にはないような大風
工房にこもってスノコのサンディングをした

低粘度エポキシの塗りなので非常に堅いがエアーツールを使うので仕事は速い
それでも途中で疲れて写真の2枚を残して中止

車を車検に出したり色々な雑用があり一日があっという間に終わった


2009年05月28日

フォールディングプロペラ

「花丸」にはフォールディングプロペラが付いている

シャフトが回転すると遠心力で写真のように翼が開く
帆走中は水圧で翼は閉じて抵抗が圧倒的に少なくなる

空気密度と水の密度は1/800と言う大きな違いがある
マストにかかるほんの弱い風の圧力でも船首が風下に落とされるのに
ドジャーやキャノピーをコクピットの前に取りつけるのは嫌だと言う人は

もっと圧倒的に大きな抵抗となるプロペラをフォールディングプロペラにすべきだ

長距離航海をするヨットこそ使わないエンジンの為に固定翼で
水中にばかでかい抵抗をぶら下げて走るのは理屈に合わない

たとえ0.5knotのスピードの違いでも一日走れば12マイル
1ヶ月も航海すれば何日もの違いになる

ヨットの航海は遅くても良いというのは間違いだ
出来るだけ軽くて丈夫な船で積み荷を少なくして速く走ることが
微風でも強風でも 乗り手の負担を少なくし船へのダメージも少ない

それとフォールディングプロペラは流れ藻や浮遊物がプロペラに絡んだ時
バックで逆回転させて絡んだ物が簡単に取れる事が多い


2009年05月27日

アンカレッジマリーナで「花丸」の船底塗装

今回はローラーで塗った

エンジンとプロペラシャフトを繋ぐカップリングのシャフト側のボルトがゆるむ
上架したのを良い機会にパイプを使って特殊な工具の柄を延ばし思い切り締めた

ニュージーランドへの航海中に2度ほどゆるんで海上で締め直したが
海の上ではシャフトが固定できず難しい仕事だ

あちこちに小さな気になる部分はあるが今度上架したらやろうと思っていた事は全て終了
今朝一番に海に浮かべ柳原漁港に回航する予定


2009年05月26日

彫金師 池川真澄人

長男 真澄人君が工房二階の海が見える一番良い部屋に移った

最初は宴会場・その次は畳を敷いて連れ合いの習字の部屋
そして遂に真澄人に占領された

僕が松山に帰ってきた時と同じで田舎では仕事がない
それでも好きなことをすると言うのは一番大切な事だと思う

昨日は船底塗料を塗った「花丸」の写真を撮り忘れた
明日の朝は上架したヨットの写真です


2009年05月25日

忽那七島二神島

土曜日昼から連れ合いと二人で二神島へ行く
潮も弱い風も逆でエンジン2100回転でゆっくりと3時間かかった

写真は朝日を浴びた「花丸」
地元の漁師さんと話をした
不漁の年が続きタコが捕れなくなってしまったそうだ
少し朝の散歩をしたがあちこちに蛸壺を沢山積んである

僕たちは船からアジを釣って大満足
昨日は日曜日で釣り客が島の外から来て防波堤や岩場で釣りをしていた

二神島を朝08:30出航して帆走で野忽那島へ昼前に着き
夕方には又帆走で柳原港に帰り着いた

今日は船底塗装の為朝から「花丸」をアンカレッジマリーナへ上架する


2009年05月23日

事務所の引っ越し

真澄人君があまりにも仕事場が狭いというので
彼の仕事場を海の見える部屋に引っ越し

僕も狭苦しくて窓のない小部屋から元の事務所に引っ越した

まだまだ片づけは済んでいないが明るくて広くて快適だ

パソコン通信・ファックス・電話などが問題なく復帰できたので良かった

今日は昼から花丸で出かけようと思っている
何処へ行くかは今のところ不明です
雨が降らねば良いなと思います


2009年05月22日

船台

砂浜を海に引き出すための船台を買いました

ディンギーを持つ人は運搬用の船台や船全体を覆うオーニングは必需品です

どうせ買う物だからそれらも付けての価格設定です

何もかも付けてすぐに乗れる状態で190万円は安いと思うのですが
なかなかオーナーになろうという人が現れません

今回運搬用の船台に載せ替えたのは
作業用として使っていた船台を使って「花丸」をアンカレッジマリーナに上架
船底塗料を塗ることにしたからです


2009年05月21日

磨きと塗り

刷毛塗りで白色ウレタンをマスト・ブーム・ウイスカポールにしっかりと塗る
大分厚みが付いて白く輝きが出始めた

サイドデッキとバウデッキの下デッキを接着したら二度と手が届かない所
磨いては低粘度エポキシ塗りの繰り返し

飴色にこってりと光り始めた
もう次はデッキの接着だ

今日は朝から曇りという天気予報だったが雨がぱらついている
デッキの接着は次に湿度が下がった時にしよう


2009年05月20日

磨きと塗りの一日

マスト・ブーム・ウイスカポールと磨き
紫外線から木を守るために白色ウレタンで仕上げ

あと2回くらいはサンディングと塗りを繰り返さないと仕上がりそうにない

今日も天気が良さそうだ
今日は船内浮力体となる空間の内側でもう二度と手が届かないところを磨いて塗る
写真手前に写っている床に敷くスノコも塗らないといけない

塗りの仕事は大切だが仕事が進んだなという実感が持てない
何となく木工仕事に比べ裏方さん的な仕事だ

25日朝年に一度の船底塗装のため「花丸」をアンカレッジマリーナへ上架することにした


2009年05月19日

船内やデッキ内側やマストなど全部塗る

一気に湿度が落ちたところで船内等に低粘度エポキシを塗る

マストには白色ウレタンを塗った

おおかた半日不自然な体勢で塗りばかりしていたので
今朝は体のあちこちが痛い

体調不良の一番の原因は筋肉は衰えるのに体重が重すぎることか
166センチメートル74キログラムはちょっと太りすぎだろう

寝る間も惜しんで遊んでいた若い頃は太ることもなかったが
最近体を動かさないで食って飲んでばかりだからいけないのだ
生活習慣を変える必要ありだと思う


2009年05月18日

まとめて塗るためあっちもこっちもサンディング

一気にまとめて塗ろうと船内・サイドデッキ内等まとめてサンディング

雨が降ったので他にすることが無く何もかもサンディングをすませた

今日から晴れるみたいだ
今日は一日塗りをすることになるだろう

船を造る仕事の中で一番嫌な仕事だ
でも手抜きをすると船の寿命を縮めることになるので大切な仕事


2009年05月17日

ウレタンクリヤー吹きつけ

吹きつけブース(吹きつけミストを工房の外へ吸い出す装置)の前で吹き付け

この装置が池川ヨットで一番お金がかかっている工具

石けん水のシャワーの中にミストやサンディングの粉が吸い込まれ
水槽の下に沈殿して工房の外には出て行かない優れもの

小物ならこの前で吹きつけをすれば活性炭マスクをする必要もない
船体吹きつけで工房全体が吹き付けミストで前が見えないほどでも
5分もすれば空気は完全にきれいになる

あまりの吸引力なので閉め忘れると工房の扉がドカンと大きな音を立てて閉まる


2009年05月16日

部品取りつけ準備

Y-15mark3いよいよ部品取り付けの準備

金物に合わせて当て板を接着したり
部品取りつけボルトの下穴を開けたり
マスト関係の塗りを進めたりやらないといけない細かい仕事が山積み

いよいよ梅雨が心配になってきた
少なくとも梅雨前には接着の仕事は終わっていないと・・・
低粘度エポキシの塗りも終えたい


2009年05月15日

ダナ24のバウスプリット

白木のバウスプリットだったので腐ったと言うことで
腐らない木のチーク材でバウスプリットを作る

4材を上下方向に積層接着してある

塗りは低粘度エポキシを一回塗って
ペーパーをかけて表面を荒らしてはUVカット入りウレタンクリヤーを塗り重ねる
木目が消えて表面がピカッ
と光れば出来上がり

メーカーが白木を使ったのは何故かと考えると

チークは重いので船首を軽くするため
チークは接着性が悪いので制作が難しい
チークは他の木に比べ圧倒的に高い

等があげられるがそれにしても船の一生の内にこれで3度目の
バウスプリット交換というのはおかしい
チークならFRPの船体より長持ちするはずだ


2009年05月14日

朝霧

昨日の朝はあちこちから本船の汽笛が鳴り響き
ヨットに乗っていたら身が縮む思いをしただろう濃い霧が海を覆っていた

工房二階海側の部屋から海岸の砂浜がかろうじて薄く見える状態で
すぐ近くの波打ち際やそれに続く海面は全く見えない

瀬戸内海でも年に数回はこんなものすごい霧の時がある

酷い時は眉毛から霧の細かい露がしたたり落ち
船首バウパルピット(落水防止のステンレス金具)が見えなくなることもある

10メートル以内のものが見えないと言うのは
危険を察知しても逃げる速度を持たないヨットにとっては本当に恐ろしいことです
そんなときレーダーはワッチに絶大な威力を発揮する


2009年05月13日

気の遠くなりそうな塗り作業

低粘度エポキシを塗っては磨くという作業は
気が遠くなるくらい進まない
エアーサンダーを使うので電気サンダーよりは圧倒的に早いのだが
それでも仕事が細かすぎて手作業のところが出てくる
ここで手を抜いたら船の寿命を縮める事になる

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梅雨になったら「花丸」で父島へ行きます
あの真っ青な外洋の海を見たいとヨット乗りの血が騒ぎます
悪名高い船検を通して遠洋の資格を持っている内に行こうと思います

父島では友達の漁船に乗ってカジキ釣りをします

海の広場を更新しました

149 ホームページが一杯になる


2009年05月12日

チーク材の接着

外国の船だがバウスプリットが腐ったので作って欲しいと言う依頼

白木の柔らかい木で出来ているのでボルトナットでそのまま留めたら必ず腐る
もう既にわざわざ外国から取り寄せて1度交換したが又腐って折れたという事です
現物を送ってもらいましたが腐ってボロボロになっています

腐らない木と言えば昔から船に使われたチーク材
ところがチークは油分が多くて接着には全く向かない木

それでも何とか接着の成功率を上げてきた

立ち木だったときの樹脂分が珪砂となりカンナの刃はあっという間に切れなくなる
油分が多くて接着は出来ないが腐らない
チークは高価で扱いにくく今や接着を多用するヨットにはだんだん使われなくなっている

それでもトーレールやグラブレールや擦れ止め等木がすぐに暴露する部分には重宝する


2009年05月11日

バウスラスター

K&K2という船名の下 水線より下に穴が空いていて横方向にプロペラがある

ヨットでは滅多に見ないがバウスラスターというもので
着岸や離岸の時に船首をその場で左右に振ることが出来る優れもの

そのバウスラスターに付いていた防触亜鉛が腐食して無くなっていたので
バウスラスターそのものを完全に取り外して
オーナーの石田さん自身が取り替えた

流石はもと車屋さんだけあって仕事は正確で手早くてきれいだった

僕は船底塗料とプロペラの塗料を塗る仕事をした

その後9日は興居島の由良桟橋で給水 K&K2と一緒に一泊
そのまま居続けて10日の夕方花丸の母港柳原漁港に帰港した


2009年05月09日

数日前の作業テーブル

昨日はアンカレッジマリーナに大阪から来た「K&K」というヨットを上架

仕事として船底を高圧洗浄機で洗浄の後船底塗料を塗る

気になっていたという防触亜鉛を交換

バウスラスターが付いたヨットだがバウスラスターの防触亜鉛は交換できなかった

忙しくて写真を撮るのを忘れた

今日は午後から大阪の「K&K」石田さんを案内して「花丸」で興居島へ行く予定です
もしかすると「花丸」も「K&K」とそのまま由良桟橋に一緒に一泊するかも知れません



2009年05月08日

片手で使えるエアーサンダー

昨日は半日船内にエアーサンダーをかけた

小さいので片手で使え細かいところまでサンディングが出来る

それに吸塵も同時にしてくれるのであまり汚れない

船内全体の堅いエポキシサンディングにしては短時間で出来た
後はサンダーが入らなかった部分を手でサンディングしないといけない

大阪からもう1艇ヨットが来たので休憩


2009年05月07日

いよいよデッキを接着する前の磨きと塗りの繰り返し

低粘度エポキシを塗っては磨き
塗っては磨きの繰り返しで木部を水から保護する

そして最後にウレタン白でUVカット

エポキシはとにかく紫外線に弱い


2009年05月06日

4日の昼前から5日の夕方までショートクルージング

時々行く大三島へショートクルーズ
何艇も知り合いの船にあう
今までで一番多いと思う15艇くらいのヨットと3艇のモーターボートが来ていた

それに塩湯もしまなみ街道休日1000円が原因か大混乱

帰りに斉島(いつきしま)に寄港
小さい島でもう15年も来て居ないのですっかり忘れかけていた

昼食をすませ追っ手の風に乗ってセーリングで帰る
途中で風が強まり8ノットを超えることもあった

今度から休みの日は動かないで仕事をすることにしよう


2009年05月04日

4艇のヨットが堀江港の桟橋に

桟橋の何時も停泊する東側にフェリーが停泊していて泊めることが出来ない

いつもは漁船が泊まっている所に横抱きで4艇泊めることになった

たまたま居た漁業関係の人が親切に漁船を除けてくれた
そして漁業組合の方にも連絡が取れ無事に一晩泊まれることになる

その後総勢14人なので権現温泉のバスで風呂まで送迎を頼む
そして池川ヨット工房の空きスペースで宴会

久しぶりの大宴会だった


2009年05月03日

工房海側の扉を開けた

低粘度エポキシの耐えられない臭いが充満しているので
工房の観音開き戸を大きく開いて空気を入れ換える

二階の窓もみんな開いた
夕方まで雨が降らない限りこのままにしよう

今日は大阪から4艇のヨットが四国一周の途中で立ち寄ることになっている
久しぶりに大阪の色々面白い話が聞けそうだ


2009年05月02日

船首デッキとサイドデッキの最後にフタをする合板内側の塗り

棚を片づけて出張用の作業テーブルを二つ取り出し
組み立ててその上でデッキ合板の接着したらもう二度と手が届かない部分の塗りをする

今日も今からもう一度サンドペーパーをかけて塗るつもり

船が壊れてしまうまでの間合板を水分から守ってくれる必要があるので
これでもかと言うくらいしっかりと塗る必要がある


2009年05月01日

サイドデッキ斜め部分をエポキシ接着・仮止め釘で留める

サイドデッキ斜めの細い合板を仮止め釘でエポキシ接着
サイドデッキは浮力体になるので完全に密閉される為
部品取り付けのための点検口をセンターボードの横に開けた

作業が終わってサイドデッキ天板左右とバウデッキ天板を仮に置いて現場合わせ

これらを接着するのは接着部分以外の内塗りや伏せる前の船体中塗りが仕上がってから
まだまだ随分しんどい仕事が待っている

連休3日には泉大津から4艇のヨットが訪ねてくる事になった
その後花丸で連れ合いと二人何処かへ行こうと思う


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