船内接着工事(2003年09月01日)

2003/09/30

16箇所の物入れのフタ

それぞれ取り付ける位置に仮付けして取り外し
塗りにかかった

一度に裏表を塗るために
小さい合板の切れ端をたくさん作り
それにくぎを打って裏面を浮かしている

大分朝晩の温度が下がり
エポキシの硬化時間が長くなったと感じる

施工途中での硬化のスタートというのが無くなったので
扱いは非常に楽になった
今がベストの接着シーズンだ


2003/09/29

船内に下りる階段にチークを張ることにして
コクピット座席のチークを粗取りした残り材で
階段部分を切り出した

16箇所有る扉の留め具を作った
細かい仕事の繰り返しだが時間がかかり疲れた

バラストは一昨日遅くパテ付けをしたので
昨日はペーパーに削りかすが絡み研ぎ出すことが出来なかった

今日はバラストを研ぎ出して
2回目のパテ付けをしよう

ここ一週間くらいでパラスとを取り付けようと思っている

 


2003/09/28

防水合板があまりに白すぎるので 色つけをした

そしたらあまりに濃い色になり過ぎた
困ったことだが塗り直しは出来ない

床はもっと暗い色にした

天井は白いそのままの色で行く

基本的には木に色を付けるなどと言うことは
やらない方がよい と言うことが解った

マホガニーくらいの色にしたかったなあ


2003/09/27

真君のレンズの位置は面白い写真になる

私が写す写真はみんな説明調だが
真君のカメラアングルは おやっと思わせる写真である

ほとんど毎日15〜16枚くらいの写真を写す
一枚が1.2メガバイトくらいの容量があるので
保存は外付けハードディスクに一ヶ月ごとに入れることにしている

去年の今頃から本格的に32フィートガフケッチをスタートさせた
もの凄い量の写真が貯まった

一時メディアにドキュメンタリーとして
船造りの映像をを残してもらおうと考えた事もある

今は面倒だが自分で記録を残して良かったと思っている

今日の大仕事はバラストの反転である


2003/09/26

バラストを片面ずつ仕上げる

先ず脱脂して二液のウレタンクリヤーを塗り

その後マイクロバルーンエポキシパテを付けては
ボードサンディングとエアーのストレートサンダーで平滑な面を出す

それを二回繰り返して置いて
鉛の地肌が見えなくなったら

インタープロテクトというエポキシ樹脂を塗って
バラストの表面加工は終了
ひっくり返してもう片方の面の加工に移る


2003/09/25

トイレシャワールームよりギャレーを見た写真

昨日は雨が降ったのでエポキシ塗りは止めにした
今日も朝まで雨が降っていた

トイレシャワールームとフォクスルの扉の枠が出来上がった

扉の取っ手ノブを取り付けてみた

船内あらゆる所に借り止めをした木ビスの跡を
埋め木で処理した
結構な数で埋め木を作るのも一苦労だった

バラストのパテを磨いたが
エポキシパテなので2回目のパテ付けは出来なかった


凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です


2003/09/24

トイレシャワールームに取り付ける部品をみんな取り外して
その後ろにある棚とデッキに置いた

昨日はトイレ扉の枠も接着したので
今日はいよいよトイレシャワールームに防腐剤入りエポキシを塗る

その後低粘度エポキシ塗りが終わったら上の部品を元の所に
今度は本当に取り付ける

バラストの片面マイクロバルーンエポキシ仕上げも今日だ
昨日の施工はかちかちに硬化している


凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です

 


2003/09/23

昨日はバラストの表面加工から始めた

two cloth methodで綺麗に表面の油を取り除き
二液のウレタンクリヤーを最初に塗布

それからトイレシャワールームのフィレット付けにかかる

床板を取り外しているので足場が悪くて
非常に疲れる仕事になる

フィレット付けと仕切合板のエポキシ接着を
季候の良い今は最優先にすることにした


凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です

 


2003/09/22

昨日は台風15号の影響で
松山でもかなり風が強かった

色づけした床板にエバデュアーを塗り

ギャレーの見えない部分になるフレームに
マイクロバルーンエポキシフィレットを付けた

今日は晴れているのでギャレーの前板の接着をする

それと出来ればシャワートイレ室のフィレット付けもやろう


凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です


2003/09/21


床板に色を付けている

使った合板がフィンランドバーチという白い木なので
船内があまりに白くなりすぎて落ち着きがない

そこで床板は濃いブラウン
サイドの壁などはマホガニーに近い茶色
天井はそのまま白くと色を使うことにした

性能には影響のないことだが10年以上住むのである
落ち着いた空間にしたいと思う

一番左の下 天井からぶら下げて塗っているのはチークのティラー

白い壁に立てかけてあるのはバウスプリットである

 

PS : 凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です


2003/09/20


キャビンへの階段を下りて直ぐ右の1メートルの空きスペース

1メートルの椅子とその下には100リットルの水タンク
船体外に向かって4つの物入れを作った

何れにしてもフレームと外板には
全ての部分にマイクロバルーンエポキシフィレットを付けるので
非常に手間がかかる

物入れの棚板や仕切板にもフィレットを付けるので
歪まない硬い船穀となる

強烈に吹かれて波にたたかれたときに起きるきしみ音がしない船になる

 

PS : 凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です


2003/09/19


バースの床板をみんな取り外して
エバデュアー塗り

それから船内のまだ接着していない
小さな仕切り板などを取り外し

スルハルが取り付く部分の補強板をエポキシ接着した

久しぶりのエポキシ接着だった

 

PS : 凹凸のあるノリ付きのエンジンルーム防音材を
特別に作りました
なかなか手に入らないものですので残りを小分けします
1メートル×2メートル一枚が11.430円です


2003/09/18


ここ一週間くらい外部の仕事をしたので
32フィートガフケッチは進んでいない

記録係の真君は何時も同じ所の写真なので
工夫して写す対象を工具にしたようだ

右スターンチーク張りハッチの上に置かれた
ハンマー、ノミ、カンナ達
こうした手工具はほとんど使わなくなった

でも時にどうしても電動工具もエアーツールも使えないところがある
そんなときは昔帰りで仕方なく手工具を使う

今日から船内接着にかかる


2003/09/17


ここ一週間くらい外部の仕事をしている

いよいよ今日の昼から船内接着にかかる予定

先ずはギャレーの方から接着にかかろう

その後はマイクロバルーンエポキシフィレット付けだ

気候も良くなり工房内の温度も30度を超えなくなった
10月の終わりくらいまでが一番楽な仕事の季節だ

同時に良い風が吹き
台風さえ来なければ最高のヨット日和でもある


2003/09/16


長くヨットの仕事をしていると
色々なサイズ色々な頭の形のボルトが少しずつ残る

それを使おうと思っても
ただ箱に入れていたのでは使う機会はほとんど無い

そこで一気に全体を見ることが出来るように
同じサイズのものを一目で見渡せるように
プラスチックの容器に入れてそれを箱に並べてある

こんな箱が4つ有る

自分の船の部品取り付けに新調するボルトは
半分くらいである


2003/09/15


スターンハッチのふたにチークを張り
そのシーム部をシーカフレックスで埋めたところ

小さいふたの少しの面積なので
マスキングをしないでエイヤッと埋めたが

これは大きな間違いだった

水以外のたいていのものは硬化すると
硬化やせという容量が減る現象がある

黒いシーカフレックスを注入後の出っ張り頭をヘラでしごいたら
硬化やせで真ん中が凹んでしまい
もう一度薄く注入する必要がありそうだ

今まで通りマスキングをしていたら
ヘラがマスキングテープ分持ち上がるので
一発で終了したはずだ


2003/09/14


右コクピットサイドのデッキ

デッキとコクピットコーミングが作る角度は90度より深いので
フィレットの マイクロバルーンエポキシもごく少量しか必要としない

反対にトーレールとデッキの作る角度は浅いので
大量のマイクロバルーンエポキシパテが必要となる

一度パテ付けが終わってから
細かい出っ張りを無くすために軽くサンディングをする
その後全体を覆うガラスクロスの低粘度エポキシ積層をするつもりである


2003/09/13


いよいよコクピット下地がが仕上がった

頭の中だけで考えたのではない使い勝手の良いコクピットだ

ヨットを作っていく上で犯す間違いの内
現場を知らないで頭だけで考えて
こうなればよいだろうなと言うのがいかに多いか

部品取り付けや積載物も同じ事が言える

不要なものは積まない
使い勝手が悪いものは取り外す

ディンギーレーサーなどでは
何センチか置きに部品を移動した跡のある船があるが
あれが現場第一のヨットの世界のやり方だ


2003/09/12


夏休みが終わりここ最近は
真(まこと)君が写真を写してくれるようになった

彼は私と全く違う目線で写真を撮る

コクピット入り口までの外部木工はこれでほぼ終了

今は別の仕事でストップしているが
次に仕事を始めたら
船内接着から始めよう

「今月の日替わり写真」を月を追ってみてみると
一月にやれる仕事の量が大体解る

6.7.8月は別の仕事をしたのでほとんど進んでいない
今月から又どんどん自分の船を進めることにする

今年中には進水までいけると思う


2003/09/11


コクピット座席は少し後傾斜しているので
両端に水抜きの溝を付けた

昨日は久しぶりの雨で 今日は晴れたが
台風14号が北に進路を変えたのでこれから大荒れになるだろう

エポキシを使う仕事はストップする

コクピット周辺は一応終了したので
今から内部の仕事にかかることにする

その前に近くのマリーナでの
仕事を一つこなさねばならない


2003/09/10


コクピットの各凹Rにマイクロバルーンエポキシフィレットを付けている所

先ず低粘度エポキシを重量比5:2の割合で計量し
ドリルの先に取り付けた攪拌機で混ぜる

その後マイクロバルーンを加えては混ぜ 加えては混ぜ
だんだん丁度使いやすい粘度にする

最後はアエロジルという垂れ止め材を入れて攪拌する

出来上がったものを新聞の広告チラシで作ったロートに入れ
先をはさみで切って合板の接合部分で凹んで居る部分に押し出す

それを一定のRに均すのは各種サイズの塩ビパイプを切ったものを使う

R付きヘラでははみ出しが大きくなりすぎるので
塩ビパイプを10センチメートルくらいに切ったもので
押しつけるようにしごく

はみ出たマイクロバルーンエポキシパテはヘラですき取って
新しい凹みに入れる

手にエポキシが付かないように必ずゴム手袋をする


2003/09/09


いよいよコクピットコーミングの天板を接着
(この部分はコクピットに人が集まった時に必ず座るので
格好を言わないなら広くて平らな方が良いですよ)

これでコクピット部分はみんな合板で覆ったことになる

デッキとハルの繋ぎ目に回したシアー材にもフィレットを付けた
大分まとまりが出来て船らしくなってきた

今日はコクピットの角凸部はRに削り
凹部には大きなフィレットを付ける仕事をしよう

雨が降らなくてエポキシ仕事には最高だが

工房内は34度と人間が仕事を出来る限界を超えている
あまりに暑いので裸で仕事をすることになる

扇風機はかけっぱなしだ


2003/09/08


船尾の方から大分仕上がってきています

船内への出入りを楽にしたいために
なるべく早くコクピットまわりを仕上げたいのです

昨日はコクピットコーミングの天板を接着しました

シアーに取り付けたトーレールとハルの隙間に
マイクロバルーンエポキシを注入しました

借り取り付けの部品はみんな取り外しましたが
パルピットは落ち止めになるから
しばらくは取り付けたままにしておきます

昨日は実に暑い一日で
汗だくで裸で仕事をしました


2003/09/07


これが公園のベンチのようなコクピット座席です

床は強度と排水の関係でデッキと同じに
6000Rのキャンバーがついています

座席の足のかかとが来る部分は
FRPでは決して出来ない蹴込みがあります

それで圧倒的に楽な姿勢で座ることが出来ます

この写真では見えませんがコクピットコーミングを昨日接着し
内側のマイクロバルーンエポキシフィレットを付けました

ジブシートとスターンアンカー兼用の
ウインチが付くので補強のためです

これでウインチがちぎれるほどの力がかかっても
コクピットコーミング全体が破壊されるくらいまでは
持ちこたえるでしょう


2003/09/06


デッキとハル全体の繋ぎ目にトーレールを取り付けた

落ち止めのスタンションが立つ位置には
倒れ調整のベースを接着した

そしてデッキに取り付ける予定の部品を
全部借り取り付けし
ボルトナットのサイズを合わせて置いて
全てボルトナットを所定の位置に止めて取り外した

昨日のチークの重さは
およそ30キログラムの重量オーバーとなった

座ったときや歩いたときの心地よさと
何時も30キロオーバーで走らないといけないと言うのは
交換条件だ

人により意見は分かれるところだが
船に住み着くとなるとチークを張った方がよいかなと思う


2003/09/05


コクピットの凹凸に合板を張っているところ

昨日は蹴込みの立ち上がり部分と
座席の部分を張り終えた

スターンハッチのふたにチークを張って座席としたのはよいが
考えていたより圧倒的に重くなった

その調子でコクピットの座席にチークを張ると
もの凄いスターンヘビーの船が出来上がりそうだ

船首が沈んでいるよりはましかも知れない

あれほど重量には気を付けていたのに
座り心地の良いチークの部分を作ったことでの
重量オーバーは気が滅入る


2003/09/04


コクピット座席 下からの写真

デッキビームと比べると随分華奢な骨組みに見える
でもこれだけ凹凸が激しく
小さい面積の面がくっついているのだから
強度は充分あると思う

今日はトーレールの残り接着と
スタンションベースの作り出し

それとスターンハッチのチーク張り部分の仕上げ

コクピット座席の一部でも接着できたらよいと考えている


2003/09/03


造船中にデッキから転げ落ちたという話もよく聞く
だからと言うのではないがスターンパルピットを借り付けした

ドッグハウス以外のデッキを張ったので
トーレールも接着できる体勢になった

トーレールを取り付けると
随分楽にデッキにものを置けるようになる

スタンションの倒れを補正するスペーサーも取り付けよう

今日はスターンハッチの表面にチークを張る仕事もある
チーク張りは面倒だが木工仕事の中では
いかにも木工という見せ場の仕事だ

チークを削った後は直ぐにプレーナーの刃が切れなくなるので
研ぎに出す事になる


2003/09/02


毎日少しずつ接着を進めている

コクピット座席は図面と違う形にしたので
もの凄く手間取った

でも使いやすさは格段に良くなったはずだ

外洋ではコクピットで過ごす時間が圧倒的に長い
使いやすいコクピットはヨットの善し悪しの大変重要な要素だ

シアー材も切り出した

船内のフレームへのフィレット付けが大仕事だ


2003/09/01


スターンハッチの入り口が出来た
勿論ふたもそれに合わせて出来上がった

ワッチの時にこの上に背もたれ付きの座席を置いて座るつもりだ

マグロが釣れたらまな板にもなる

コクピット骨組み接着は終了した
従通材を通してから合板を張る

合板の切り出しもやった

天気予報を見るとこの一週間は晴れとなっている
遅れているエポキシ接着を急がないといけない

 

過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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