日替わり写真


2013年03月31

ウレタンクリヤー厚吹き

バウスプリットと上板のウレタン塗装を始める

防腐剤入り低粘度エポキシのエバデュアーを最初に染みこませたので
1回目のウレタン塗装から少し光沢が出た

最初だから何度も重ね吹きして垂れてくるのを覚悟で吹き付けた

昔塗装の先生に習った
吹きつけは塗面に直角にガンを持っていったときに塗料が乗る
斜めに吹いたのでは塗れた様で塗料の乗りが悪い
それと鋭い角には塗料は乗らない

みんな気をつけてしっかりと塗料を乗せる

刷毛塗りやローラー刷毛塗りも塗料を置いていくという気持ちで
ゆっくりと刷毛やローラーを動かすと良い

船底塗料を手や顔や服のあちこちにつけていかにも船底塗りの仕事をしました
というのは素人で
プロは殆ど汚れず床に垂らさず 船底に全ての塗料を乗せる


2013年03月30

エポキシ暖房

防腐剤入りエポキシエバデュアー塗りが硬化していないので
朝から一日中暖房する

写真の様に養生シートで全体を覆っておいて
布団乾燥機で暖気を送り込み反対側の穴から空気を抜く流れを作る

そうしておいて全体を毛布で覆い暖房する

布団乾燥機は冬場エポキシを使うには無くてはならない暖房装置だ
乾燥機自体のタイマーはガムテープでオンのままロックしておいて
別のタイマーで暖房時間を管理する

どうもフェザーリングプロペラの調子が悪いので来週頭から「花丸」を上架することにした
もう一度完全に分解してフェザーリングプロペラの内側がどうなっているのか確認する

前進・後進の時のストッパー金具が回転の時に何処かに引っかかっているような感じがある
日本の製品なら僕の組み立て方がおかしいのかな? と先にそちらを疑うが
どうもそうではなく製品の欠陥のような気がする


2013年03月29

エバデュアー塗り

部品取り付けがみんな終わったバウスプリットと上板を取り外し
部品もみんな外しておいて
最初の塗りエバデュアー

防腐剤入り低粘度エポキシでとても嫌な臭いがする

工房の空気を一気に引き抜く引き抜きブースを回しておいて
何度も何度も浸透しなくなるまで塗り重ねる

活性炭入りマスクを外したとたんに頭がくらくらするような臭いで
外に出て他の仕事をする

今日から毎日磨いては塗り磨いては塗りの繰り返しで
ウレタンクリヤーを吹き付けていく


2013年03月28

仮組の後分解してエポキシ併用接着

バウスプリット上板チーク材を古いものを採寸しながら仮組

はみ出た材を切り取ってきちんと合わせておいて面取り
トリマーが入らないところは印を付けて分解した後トリマーで面取り

その後エポキシ接着と木ネジ併用で組み立て直す
一晩暖房して接着が出来たら木ネジ頭を埋め木で隠す

昨日は全面を60#・120#・240#とサンドペーパーがけ
エアーストレートサンダーと小さい角サンダー
機械が入らない部分は手でサンディングする

今からアンカーローラー取り付け
先端のボブステーやサイドステーやフォアーステーを取り付けるための金具付け
そしてバウスプリットと上板をボルト止めする

バウスプリットと上板を組み立てると非常に重くなり運送時に傷つく恐れがあるので
全ての金具類を取り外し塗りおえたらバウスプリットと上板は取り外して
二個口の荷物としてダナ24オーナーの元に送る

部品取り付けが終わったら分解して塗りにかかるが
これが硬化の度にサンディングするので飴色に輝く様になるまでには時間がかかる


2013年03月27

スライド丸鋸

バウスプリットの上板を組むのに使ったスライド丸鋸

直角や45度を正確に切るのに使う丸鋸です
切り込み深さも自由に一定に設定できます
今までは手作業でやっていましたがスライド丸鋸の威力を見せつけられる様な仕事をしたので
すぐにマキタの最高級品を買いました

今度のバウスプリット上板を切りかいで組み立てるのに使いましたが
一度設定すると仕事が早くて綺麗です

ヨットの木工は殆ど直角部分は無くて曲線が多いので手作業ばかりですが
内装などには直角切りもありスライド丸鋸は綺麗で早い仕事を約束してくれるでしょう


2013年03月26

バウスプリット金具

バウスプリットに取り付けてあった金具を磨く

先端の真鍮金具はピカピカになった

アンカーローラーを取りつけていたステンレスも綺麗に磨いた

一番問題だったバウスプリットとバウスプリット上板を止めるステンレスバーは
3ミリもあるのにあまりの衝撃でグニャッと曲がり元に戻せないので作り直す

写真の黒いゴムのコマはアンカーローラーのローラー部分

これでチークの部分が出来上がったら一応これらの部品取り付けをして
再度取り外し塗りにかかる


2013年03月25

バウスプリット上板

バウスプリットのチーク材接着は巧く行きチーク材の塊になった

昨日はよほど「花丸」に乗ろうと思ったが
松山ピンポイント天気予報では昼くらいに雨が降り風も強くなると言うので
仕事をすることにした

バウスプリットの上に取り付けてある足場の上板
相当大きなダメージを受けているので作り替えることにした

アンカーローラーなども組み込まれており丈夫なものだ

木ネジとエポキシ接着併用なので先にとりあえず木ネジで組んでみることにした
塗りの為には材木の角を立てない事が大切なので
組み立てた状態で先に面取りし
組み立てた状態では面取りできないところに印を付けておいて解体し
後で面取りをすることにした

素直なチーク材なので仕事がやりやすかった


2013年03月24

冬のチーク材接着

バウスプリットのチーク材を接着しました

一材で作ると曲がったり割れたりしますが
積層接着材だと丈夫で曲がりにくい材が出来ます

もう少しの間冬場の寒い時期なのでエポキシ接着の温度が不足します
それで先ず布団乾燥機で暖房してチーク材自体の温度を上げます

それから接着面をアセトンで何度も何度もウエスにチークの油分が付かなくなるまで拭き取ります

拭き取った後すぐにチーク接着面に混合したエピグルーを押し込むように塗ります
接着面両方にしっかりエポキシを塗ったらそれを重ねてクランプで締め上げます

硬化するまでは横方向にずれないように接着面の左右側もクランプで挟みます

全体を養生シートでトンネルのように覆います
トンネルの片方から布団乾燥機で暖気を送り込み反対側から暖かい空気が抜けるように
空気の流れを作ります
その上を毛布で覆って24時間暖房します

布団乾燥機のタイマーはガムテープで止めてずっと運転状態にしてあります

今朝はバリッと完全硬化して接着出来たチーク材の塊が出来上がっているはずです


2013年03月23

バウスプリットのチーク材

素晴らしく綺麗なチーク材です

関東の三海建設の三海社長のお父様が40年ほど前に仕入れた物だそうです
こんなに綺麗なチーク材は見た事がありません

僕が聞いた話では何でも一番良い材は合板屋さんが競り落とすそうです
突き板と言って蒸した木を1ミリ厚味くらいにスライスして合板のの表面に張ったり
もっと質の落ちる合板では丸太を0.1ミリとかの薄いかつらむきにしてその薄皮を合板の表面に使います
だから少々高くても目の通った良いものでないといけないのだそうです

今回のチーク材は建築用材だそうですが
今のように板でなくフリッチという枕木のような塊で輸入した物です
(今ではそんなチーク材は輸出規制されて日本では手に入りません)

ダナ24のバウスプリットに必要なチーク材を切り出しました
来週から接着や加工組み立てにかかります

別のお客さんでコクピットにチークを張りたいから材料を手配して欲しいと言う仕事もあり
しばらく楽しい木工仕事です


2013年03月22

チーク材

30年近くチーク材を仕入れていた製材所が
チーク材を銘木として扱うようになり
一本一本を写真に写してネット販売を始めた
しかも値段が素人向けでもの凄く値上がりした

昔のように定尺の板でいくらでも山積みにして持っていると言う状況ではなくなった

そこで「竜王」の仕事でファーストマリンの関口社長に紹介して頂いたところから買う事にした

素晴らしく目の綺麗なチーク材が丁寧に梱包されて送られてきた
昨日はおおよその木取り
今日は製材をするつもりです


2013年03月21

iPad電子海図

2004年「花丸」を進水させる以前から航海は電子海図でと決めていた
「花丸」には不要なチャートテーブルを作らず
チャートテーブルの位置にトイレを作った

あれからほぼ10年電子海図もやっと一般に普及しだした

2007年ニュージーランドへの往復航海(外洋を走っているヨットの9割くらいは既にC-mapだった)
それ以前の本州一周航海・それ以降の九州一周・四国一周全てパソコンのC-mapという電子海図で航海した

ここに来てiPadにC-mapを入れて航海すると言うやり方が出てきた

パソコンのC-mapとの大きな違いは現在位置の周り300マイルくらいの3日後までの気象が解る事
勿論Wi-Fiでネット接続出来ると言う条件が必要になる
それと港に近づいたら港内の細かいところをGoogleEarthで見る事が出来る
夢のような海図システムだ

そんなiPadはまだまだ高価なので
安い12ボルトで動く中古パソコンを何台も積んで長距離航海に行く様には使えない

おまけに海図を使うやり方に適合するiPadを探すまでに既に3台機種を変えた

外洋で常に通信状況を保持するというのも今は高価すぎる
と言う事で国内用に航海は今まで通りパソコンのC-mapで

入港時のみiPadを立ち上げWi-Fiに繋いで港の様子を見て入港という事にした

その日限りのレースなどではiPadは威力を発揮するだろう

しかし電子海図を使う人は全く使えなくなったときでも生還出来る海の技術が必要だと思う




2013年03月20

草刈り

僕の母の姉で95歳になる叔母がいる

僕の近くの施設に入所して住まなくなった家の庭草を時々僕が刈り払い機でなぎ倒す

最初は庭石の近くや木の根っこの当たりの草をムチ状の物を回転させて草を切る
それから丸鋸の刃のような先にチップが付いた刃を回転させて草を刈る

膝丈以上に草が伸びると草刈りが非常に難しくなる
おまけに刈り倒した草を一輪車で移動させないと倒れた草が絡みついて刈れなくなる

一年に6回ほど少し延びたら刈り取る

僕にとっては海以外と戯れる唯一の機会だ

海ではビール片手に海面を見ているだけだが
草の海では刈り払い機を振り回して腰をひねり腰痛体操

昨日半日やったが半分しかできなかった
「瀬戸壱丸」の仕事終盤 又もや作業に集中しておかしな体勢を長く続けたので腰痛が出ている
2日に分けて草刈りをしようと思ったのは正解だろう


2013年03月19

「花丸」整備

これは一昨日の花丸です

左舷フレキシブル水タンクを新しいものに替えました
今度はしっかりしています

100リットルタンクでしたが窮屈なところに押し込んだので
80リットルしか入りませんでした

それでも大満足です

17日は柳原ヨットクラブの総会があり今から2年間僕が会長になりました

昨日18日は春の嵐で松山では朝 南よりの生暖かい風が吹き荒れました
春一番の風がいまいち弱かったので今回が春一番の感じです

後何回か南の強風が吹くでしょう
それが終わったら瀬戸内海には各地からクルーズをするヨットが沢山集まる事でしょう

松山・堀江港は海の駅「うみてらす」となりました
詳細は 係留施設の使用方法について松山市HPで公開するそうです


2013年03月18

瀬戸壱丸in興居島

瀬戸壱丸は無事に興居島に舫を取りました
とても自作の船だとは思えない綺麗な船です

島の周りの景色に溶け込んで良い感じで浮かんでいます

昨日はさっそく花丸を出港させて瀬戸壱丸の走りと比べてみました
エンジン2600回転の巡航速度は7.8ノットです

瀬戸壱丸より少し早いかなと言うところでした
流石にフェザーリングプロペラです
まだ一回の角度合わせなので同じ回転数で何処まで走るか今からが楽しみです

とりあえずエンジン2900 回転まで回転数を上げてみました
軽く8.5ノット出ますがエンジンの振動が大きいので短時間しか無理です
その上の回転でもう一度くらいエンジンが共振しない回転数が有るかもしれません

これで無風の夏の瀬戸内海も潮流を見てかなり行動半径が広がる事でしょう


2013年03月17

瀬戸壱丸7.5knot


「瀬戸壱丸」が本当に7.5knotでるかどうかその走りを見てみたいので
アンカレッジ・マリーナから興居島の泊地まで乗せてもらいました

GPSで対地速度を測ったのですが
風や潮の影響を消すために先ず風下に向かって走り
次に風上に向かって走りました

最初に風下に向かって走った時はあっという間に8knotを軽く超えました
風上行では7knotをキープ
完全に普段からエンジン巡航回転7.5knotで走っている事が解りました

船尾の波を見てもその速さが解ります
(YouTubeに動画を載せました)

工房で作業中に右手に怪我をしましたが
「瀬戸壱丸」綺麗になってご満悦の野中さんです

しばらく仕事を休んで船の整備に帆走に専念するそうです


2013年03月16

瀬戸壱丸と花丸


上の写真は13年ぶりの塗り替えを終えてマストが立った時の瀬戸壱丸
下は翌日上架してプロペラを交換し船底塗料を塗って次の日の朝下架した花丸

瀬戸壱丸のオーナー野中さんいわく
花丸はゴチャゴチャしすぎだそうだ

ジブファーラーに始まってメインセールの左右レイジージャック
左右のランニングバックステー
マストに登るためのラットライン
そしてガフブーム

おまけにミズンマストまで有り
ミズンマストにまでレイジージャックとランニングバックステー

その上何時も付けっぱなしの両舷フェンダー

写真で見る限りでも花丸の方が圧倒的に複雑だ

設計はどちらもサバニ船型生みの親 横山晃 さんです

今日瀬戸壱丸を下架して興居島の母港まで帰ります
花丸のフェザーリングプロペラの走りと
瀬戸壱丸のゴリ・フォールディングプロペラの走りがどのくらい違うか
ほんの1時間ばかり乗せてもらう事にしました


海の広場を更新しました


2013年03月15

ラダーエポキシ補修


OPディンギーのラダーをエポキシで補修

まだまだエポキシが硬化するには気温が低すぎるので
ストーブの前でエポキシを撹拌しておいて
補修したラダーを最小の火にしたストーブで暖める
手をじっとかざしていて暖かいなと感じるくらいの暖かさの小さい火にする

船体の方も出来たと思ったがまだ角に凹んでいる部分を発見
もう一度ゲルコートを盛り直す

17日日曜日の朝までに修理を終わらせてその日の練習に参加したいとの事
最初のんびりしていたので今頃になって余裕が1日しかないのが解った
失敗は許されない綺麗に磨きだそう

海の広場を更新しました


2013年03月14

OP船体磨き

OPディンギーの船底や船側についた引っ掻き傷を磨く
それでも傷跡が取れない部分にゲルコートを盛る

あまり磨くとゲルコートが無くなってしまうので
深い傷は盛りつけをしてから磨かないといけない
デッキに比べ船体の傷はほんの擦り傷くらいの物が多かった

雨が降ったので昨日はエポキシの仕事は出来なかった

「瀬戸壱丸」の仕事の終盤腰痛になり
なかなか直らない
腰痛は小さいヨットを作る船大工の宿命のようなものか
外国でもヨットの船大工は腰痛持ちが多い

無理な体勢にならない小さい船の仕事は今の僕には丁度良い


2013年03月13

清水タンク水漏れ

「花丸」のエンジンを動かしてプロペラシャフトの振動を減らそうと
カップリングの隙間を見るために隙間ゲージを持って船に行く

スライドハッチを開けてびっくり
床が水浸しになっていた

直ぐに入っている水をなめてみたが真水なので一安心
左舷フレキシブル水タンクからの水漏れ
劣化してビニールバックに小さいヒビが入っていた

プラスチモの安物だから10年がやっとのようだ
右舷側の1つも2年前にヒビが入ってだめになった
修理しても他の部分がだめになりそうだから
今度はビータスの良いのを買おうと思う


2013年03月12

OPディンギー

松山にもジュニアヨットクラブがある
お父さんやお母さんが熱心で毎週のように土日は海に出ている

このOPディンギーは個人の持ち物で
ちょっと傷がつくと直ぐに修理に持ち込まれる

今回は船底内側のノンスリップ部分をやり直す事になった

それとシアーデッキの傷や
船底の傷20箇所ほどを磨く

ラダーエンドもエポキシ補修する


2013年03月11

ダナ 24

修理を依頼されたダナ24のバウスプリット先端部分
ダナの紋章らしい5辺の星が
衝突の衝撃でチーク材の中に埋まり込んでいる

回りのチークをノミで削って金属を取り出すと
5本の足が反り返った星形が出てきた

これを作るとなると大変なので修理する事にした

バーナーで炙って曲がった足を叩いて元に戻し

磨いてピカピカにしてもらいました
防錆・光沢保護材(シールコート)を一吹きし
出来るだけ長くこの状態が保てるようにしました

これを取り付けるのは全てが出来上がった最後です


2013年03月10

ダナ 24

静岡県からダナ24の傷ついたバウスプリットが送られてきた

運送屋さんもよく引き受けたなと言うくらいの重量だ

バウスプリットは以前僕がチーク材で作り直したものでまだニスも綺麗なままだったが
岸壁にぶつけたとかで取り付け部分が破壊されている

バウスプリット上の歩み板兼アンカーローラー取り付け部は
チークを組み立てて出来たものなので再生できないくらい取り付け穴部分がだめになっている

金具もどうすればこんなになるかと言うくらい
3ミリも厚味のあるステンレス板がグニャッと巻かれている

最悪はバウスプリット先端の星形飾り金物
チークの中に埋まり込むほどの衝撃を受け5角の厚味がある星の先が反り返っていた
これは目立つ部分なので彫金師の真澄人君に直してもらう事にした

手持ちのチークがないので発注する
昔からチーク材は高かったが今はだんだん手に入らなくなってきている
最初僕がヨット屋を始めた頃からだと値段が何倍以上になった


2013年03月09

7.87 knot

最初はソリッド2翼プロペラ
次はフォールディングプロペラ
そして今度はフェザーリングプロペラに替えた

フェザーリングプロペラはプロペラの翼が回転して前進と後進でプロペラの角度が変わる
またプロペラの角度は0度から30度まで2度ごとに設定できる
中立の帆走時には角度が 0 になってプロペラの抵抗を抑える

今回「花丸」の設定は24度にしました
今までのソリッドプロペラとフォールディングプロペラの角度から割り出しました

プロペラ面積が先の2つのプロペラよりも大きく角度は先の2つより1度くらい増えました

と言う事でアンカレッジ・マリーナを出発して
最初のエンジン回転数2000回転で既に6.5ノット(今までの機走マックス速度)
そして巡航エンジン回転数の2600回転では7.87ノットに達しました

次回は一度エンジンマックス回転で走ってみようと考えています

野中さんの「瀬戸壱丸」が船底を塗り替えた直ぐは7.5ノットだと言いますから
それよりも早かった訳です
水線長が長いのですから当然と言えば当然です

ソリッドプロペラやフォールディングプロペラはもし船型とエンジンとプロペラが一致していなければ
新しいのに買い換えるしか有りませんが
フェザーリングプロペラは角度を変えて何度も試して見る事が出来る点が優れています
今からも一番良い角度を探して色々な角度を試して見ます


2013年03月08

フェザーリングプロペラ

右回転前進

左回転後進

 

「花丸」のヤンマー3GM30Fというエンジンに
3度目のプロペラでフェザーリングプロペラを取り付ける

最初に取り付けていたソリッドプロペラではセーリング時にもの凄い抵抗になる

「花丸」最初の航海 北海道を函館を含む本州一周の後
フォールディングプロペラに替えてニュージーランド往復航海などもした

ところが去年ファーストマリンの関口社長に乗せてもらった「竜王」

「花丸」の倍ほど重さがあり同じ3GMエンジンなのに回転を押さえたままで直ぐに7ノットを超えるスピードが出る
水線長では「花丸」の方が長いのだから早いのがあたりまえのはずがそうはいかなかった
その「竜王」のプロペラは3翼フェザーリングプロペラだった

ヨットはセーリングが命と思っているセーラーも
30フィートクラスのヨットををセーリングだけで何時も何所の港へでも出入りしている暇な人は居ない

エンジンで機走するならそのエンジンの巡航回転で一番早いプロペラを選ぶのは当然の事だろう
おまけにセーリング時は抵抗にならないプロペラが最高だと思う

今までのフォールディングプロペラでは船底塗料を塗り替えたばかりの時
「花丸」巡航速度のエンジン2600回転で6.5knotしか出なかった
一年経って船底が汚れてくると6knotがやっとという状態になる

フェザーリングプロペラはプロペラの角度を変える事が出来る可変ピッチプロペラなので
一度試走してみてマックススピードが得られるまで2度ごとにプロペラピッチを調整する事が出来る

本日最初のテストだ

これでもう船とエンジンにマッチしないからと新しいプロペラを買う必要はなくなった
今思うと最初からフェザーリングプロペラにしておけば安くついたのに残念

それに後進時も前進時と同じ様にソリッドプロペラよりも強力に水をかくのも気に入った



2013年03月07

「瀬戸壱丸」マスト立て

クレーンで船台ごと吊り上げておいて

下にトラックを入れ荷台に降ろし
アンカレッジ・マリーナへ移動

マリーナの人達に手伝ってもらって無事にマストが立ちました
きれいな船です

今から船底塗料を野中さんが塗って下架します


2013年03月06

「瀬戸壱丸」出荷準備

いよいよ今日「瀬戸壱丸」をアンカレッジ・マリーナへ移動させるので
昨日は出荷準備

工房海側の観音扉を開いて後ろ向きに車で道に引っ張り出す
後ろ側の足場を取り外し
クレーンで吊った時に船の位置を調整するロープを船首と船尾に付けた

マストも簡単に外に出せるように2台のキャスター付き倚子に乗せる

人手が必要なので真澄人君と和江さんが出荷を手伝ってくれる
野中さんも仕事を休んで手伝いに来てくれる事になている

こんな時に僕は腰痛で思い切り力を入れる事が出来ないのが情けない

焦らずゆっくり安全第一で行こう


2013年03月05

ロケットストーブ

ペール缶を2つ重ねて煙突と煙突の部品を繋いでロケットストーブを作る
その名の通りボウボウと音を立てて薪が燃える

少量の薪で圧倒的な火力を得る事が出来る

工房では木くずが沢山出るので燃やしたいが
こんなに少しずつではなかなか燃やし切る事は出来ない
しかし煙突の先に五徳を作って料理をするには良さそうだ

煙突とペール缶の隙間にはパーライトを入れると書いてあったが
近くのホームセンターには無かったので軽石を二袋買って入れた
別に問題はないようだ

燃やし始めにこつがある
火口で細い木と新聞紙で小さい火をおこし火がついたら
煙突から火の付いた新聞紙を細くした物を放り込む
すると紙の燃焼で出来た上昇気流で煙突が火口の空気を引き込んで空気の流れが出来る

空気の流れが出来たら火口に木を次々に差し込む
それで木は先の方から音を立て煙突に向かって横に炎を出しながら燃える

YouTubeに沢山映像が乗っている面白い遊びだ
中には震災に備えてなどというのもある

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2013年03月04

TILLEYランタン

昨日は「花丸」で興居島へいく
何時ものように4艇集まり昼食

僕のTILLEYランタンがどうしてもつかないので
天野さんにお願いして直してもらう事にしていたのを持ってきてもらった

「ヨットも同じだと思いますが、古いものを蘇らせるのは喜びがあります。
それには使い捨てのものではなく品質が良いものでなければだめですね。」
と言うコメントを天野さんからもらった

TILLEYランタンは35年以上前に巡った南太平洋の人々が使っていた
どの家にもある明かりでした

コールマンの灯油燃料の物も持っていますが
TILLEYは灯油を気化させるVapouriserと言うランタンの心臓部が実にシンプルで
今でも昔のままの構造です
これはどんなにしてでも直して使いたい一生物です
ランタンの炎にはたき火のような暖かさがあります

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2013年03月03

ロケットストーブ

やっと「瀬戸壱丸」の仕事も終わり
気になっていた遊びをやって見る事にした

ごく少量の薪で圧倒的な火力が得られるロケットストーブというのを今度は作ってみる事にした

先の薪ストーブも暖かいし調理もできて良いのですが
今度はもっと小さくて軽くて火力が強いはずです

さてどうなるか出来て試して見たらお知らせします

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2013年03月02

「花丸」でパソコン

昨日の雨風が瀬戸内海の春一番だったそうです

僕は朝から花丸にこもってMobile Wi-Fiのテストと暖房ストーブのテストをしていました

Mobile Wi-Fiはデコポンの横にある白い物です
その上にある黒いのは7種類のメモリーカードを読み込む事が出来るメモリーカードリーダー
その上は普通のAM/FMラジオ
そしてパソコンの後ろに半分だけ見えているのが時計とタイマーと目覚ましと温度計を兼ねた優れもの

ストーブのテストは9度でスタートして2時間後には22度まで上がりました
充分暖かく真冬でもいけそうです

Mobile Wi-Fiの方は雨のため船のデッキが濡れて短波をシールドしてしまったようで
パソコンでホームページの更新などは出来たのですが
以前は繋がったSkypeパソコン電話は繋がらずチャットになってしまいました

春一番が吹いて雨風が一休みした18:00くらいに「花丸」を出て家に帰りました
「瀬戸壱丸」の野中さんがいよいよ最終の木部ニス塗りを遅くまで頑張っていました

海の広場を更新しました
174 船内でパソコン 2013/03/01

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2013年03月01

白灯油

僕はShell石油の回し者ではないが「臭いやべとつきが少ない」と言う白灯油をネットで購入した

「花丸」の船内石油ストーブでは燃料の臭いが船内にこもり臭いに敏感な人にはたまらないものらしい

昔と違い今ガソリンスタンドで売られている灯油はみんな白灯油だそうだ
ところがもっと臭いの少ない灯油をと言うのでネットで調べると
値段は倍以上するがこの白灯油に行き当たった

臭いを極端に嫌うペットのためにと言う事でこの白灯油を使う人が居るらしい
ネット通販なので家まで運んでくれるのが良い

それに「花丸」で使うのは量が少ないからこれを使ってもそんなに値段が高いとも思わない

今日は曇りのち雨で肌寒い
最後のチャンスだと思うので「花丸」の暖房テストと腰痛の安静のため朝から船に行く

パソコンを持って行ってMobile Wi-Fiのテストもしようと思う
僕はじっとしている事が大嫌いなので起きている間はとにかく動き回っている
それが腰痛を長引かせる最大の原因みたいです
だから今日は船から出ないで一日のんびりしようと思っています

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