28 いよいよ進水か?(2004/10/04)

2004/10/31(曇り)のち(雨)

隣の船の久さんが手伝いに来てくれました
マスト部品取り付けをしていたのですが途中から雨

あわてて車に部品や工具を積み込んで
家に帰ってきました

アンカレッジマリーナ入り口の小川の横
写真は雨の中車の窓を開けて撮った物です

今日は日曜日だしもうお休みにします

 


2004/10/30(小雨)

メインマスト下部

メインブームが当たる部分に皮を巻いた
セメダインG-17 というので接着したが剥がれるおそれがある
それでも他のやり方を知らないので今はこのままにする

ガフプームが当たるスプレッダーのすぐ下にも巻き
2回のリーフでガフブームが当たる部分2箇所にも巻いた
合計4箇所である

明日はマストを運ぶので ステー類を取り外さないといけない
マストを立てるための準備や船検のための準備で一日中バタバタするだろう

今日やらないといけないことは沢山あるので
今からリストを作り忘れ物の無いようにしようと思う

 

 


2004/10/29(曇り)

こちらがメインブームジョー

ガフブームジョウーはマストの上の方に登ると角度が変わるので
マストを包む腕が反り上がっていたがメインブームの方はまっすぐだ

必要な数珠玉の数も違うし
メインブームジョーにはセールのタック部分を引き下げる
タックロープを通す穴があいている

「花丸」の船体はハードドジャーとパウスプリットが無ければ
まあ普通のヨットかと思うが

マストやブームやスプレッダーそれに デッドアイなどを見ると
明らかに普通ではない一昔前の帆船だ

アンカレッジマリーナにて
11月2日マスト立て 11月4日小型船舶検査 の予定です

 


2004/10/28(晴れ)

ガフブームの先に取り付けた数珠玉のような木のコロ
これは普通のヨットにはないので面白いかなと思いもう一度写真を写す

昨日は半日がかりで全てのハリヤードやシートを作った
とてもじゃないが一度には持ち上げられないくらいの重さになった

一カ所ワイヤーアイスプライスをするのを忘れていて
やりかけたがどうしても思い出せない
一ヶ月ほどかけて全部のスプライスをやり上手になったと自分でも思ったが
付け焼き刃の技術はすぐに忘れる物である
横浜の専門家に電話で何度も問い合わせてやっとやり方を思い出した
何でもそうだが「習うより慣れよ」である

そろそろ船舶検査申請書を出そう

 


2004/10/27(晴れ)

ミズンマストとメインマストにスプレッダーを取り付け
それぞれの先にステーを通してみた

メインマストの方は一度入れると抜くのは大変だが
ミズンマストのスプレッダーは取り外して運ぼうと思う

昨日は沢山の部品を取り付けたが
みんなシーカフレックスを入れない仮止めだ

今日はそれぞれの具合を見ながら本当の取り付けにかかる

小型船舶検査の申し込みにも行かねばならない
申込書類はもらってきた
今日中に提出しようと考えている

 


2004/10/26(雨)

あまりに長くマストやブームなど部品の写真が続くので
船体の全体写真を載せることにした

今アンカレッジマリーナには
私の「花丸」ともう一艇サバニ船型のヨットが台風避難で上架されている
「瀬戸壱丸」という28フィートの自作艇である
同じ船型とはいえ真横から見ると全くの縮小コピーに見える

マスト本体は出来上がって部品を取り付けている
出来れば今週中にマストを立てたいと思う

10メートルもあるのでアンカレッジマリーナへ運ぶだけでも大変だ
友達がユニック付きのトラックで来てくれることになっている

 


2004/10/25(曇り)

ガフブームをマストの上の方に持ち上げるためのアイ加工

その位置でループワイヤーを作り
擦れ止めマーネンを巻いて
シンプルを入れてアイを作る

ガフブームにはこれが3カ所に付くが
その加工だけで充分半日は必要だ

昨日は隅田さんと市川さんに手伝ってもらって「花丸」の定置アンカーを打った
以前のアンカーを揚げたがこれに他の船のアンカーがもつれてきて
一度に3丁のアンカーを引き上げたので腰が痛くなった

いよいよ進水も間近になった
今月中にマストを立てて
来月第一週中には船舶検査を通して・・・と考えている

 


2004/10/24(晴れ)

ガフリグで一番面白いと思うガフブームの先ガフジョー
マストに当たる部分である

二つに分かれた先端の穴にロープを通して数珠玉のようなコロをつける

ガフブームが降りているときはそり上がったジョーの部分は
軽くマストをつかんでいるだけという感じになり
スプレッダーの下まで上がったらマストに綺麗にフィットする角度になる

大きくて重たいガフブームは6/1テークル二組で持ち上げる
メインセールをあげるのは慣れないと結構やっかいな仕事になると思う

昨日のメインセールとマストを結ぶガフリグの輪っかは
Mast Hoops
という名前だと滋賀県の和田さんという方がが連絡をくれました

 


2004/10/23(晴れ)

メインマストとメインセールを固定するステンレス輪っか10本

なんと呼ぶか名前は知らない

マストを立てるための静索や動索を固定する前に通しておかないと入らなくなる
思いついてあわててセットした
ステンレスの輪っかに木の糸巻きの様な滑りがついている

それとミズンマストの4本あるスプレッダーを取り付ける準備をした
ステンレスボルトが不足して完全に取り付けることはできなかった

まだまだマストを立てるだけでもやらないといけない仕事はいっぱいある

小型船舶検査機構にも行ってみた
なかなか親切で規制緩和のせいか船舶検査は通す方向で動いていると感じる

 

 

 

 


2004/10/22(晴れ)

小型船舶検査とは関係なくミズンマストの先端にLED全周燈をつけた

ヨットの外洋航海では
両色燈や船尾燈や前照燈などは電気を食うし誰も見ないので点けない

大切なのはアンカーを打ったときに点ける全周燈だ
これなら一番高いところにあるし電気使用量を極力抑えて
夜中中明かりを点けておくことができる

航海中にアンカーは打たないが
全周燈を点けて自分の位置を本船に知らせることは大切である

無駄なことだがメインマストには小型船舶検査用に
桜マークの前照燈と全周燈をつけることにする

 


2004/10/21(曇り)

床にフォアーステーのデッドアイを置いてみた

サービングをしたワイヤーは硬くて
デッドアイ3つ穴空きの木を止めるのが非常に難しい

しっかり締めるためにサービングロープを思い切り引くので
革手袋をしていても手の皮が痛くなった

マストにステー類を止めつけはじめてもう3日目になる
なかなか進まない物だ

昨日の台風23号は被害はなかったが
風で雨水が工房の床まで入り込んだ
風で工房が揺れるので気持ちが悪かった

言葉)

フォアーステー マストを前側に支えるワイヤー

デッドアイ ターンバックルの役目をする3つの穴があいた一組の木

サービング 擦れ止めのためワイヤーなどに細いロープをきつく巻き付けること

 


2004/10/20(雨・風)台風23号接近

メインマストステップ近辺

右がマストヒール
中央にあるのはビレーピンを刺すための留め具
その上にブームが乗るツバがある

向こう側に見えているのはミズンマスト

昨日は台風準備と
メインマストの静索ワイヤーの下につくデッドアイを止めることに時間を取られた

デッドアイを止めるのはワイヤー加工と同じくらい手が痛い
革手袋をしてやる
まだまだ先が長い仕事だ

台風23号の後を追うように24号も来ている
今年は台風の当たり年だ

 


2004/10/19(雨・風)

台風避難で「瀬戸壱丸」という28フィート自作艇が
アンカレッジマリーナへ上架された

今度の台風23号は超大型
どう進んでも松山も強風半径の中に入りそうだ

「花丸」も地中アンカーと船台に舫ロープを取った

今年は本当に台風が多い年だ
花丸が早く出来上がって 浮かべていたら胃が痛くなった事だろう

思い通りに浮かべることができなかったのは
良かったのかもしれないと何でも良い方に考える私です

でもとにかく早く浮かべて帆走してみたいです

 


2004/10/18(晴れ)

もうすっかり秋の海でした

後ろにあるモーターボートのビミニトップ(日よけ布)が
度重なる台風で被害を受け哀れな状態になっていました

「花丸」に来てソーラーパネルから3つのバッテリーへの切り替えスイッチを取り付け
アルミのタッパーにアンメーターと切り替えスイッチを3個取り付けた
スイッチパネルを作った

12ボルトから100ボルトに変換するインバーターも取り付け
一応電気周りは完成した

マストの方は2回目の低粘度エポキシをサンディングで荒らし
白のウレタンを2回塗った
今日もう一度塗ったらマストは仕上がる

マストの艤装をやってアンカレッジマリーナへ運び
できれば今月中にマストを立て進水させたいたいと思う

 


2004/10/17(晴れ)

朝 同じ泊地にヨットを泊めている隅田さんが来た
ソーラーパネルからバッテリーへの電流計を持ってきてくれた

立っている者は親でも使えとばかりに手伝ってもらってメインマストを入れ直した
索具を取り付けるのにひっくり返した方がやりやすいからである

工房の扉を開き二人でメインマストを担いで外に出し
ぐるっと回してマストヒールから工房に入れ直した
まるで大きな神輿の担ぎ棒を担いだように重かった

せっかく軽い船なのにこのマストの重さはちょっと考え物だ
特にメインマストはでかいと感じる

半日オービダルエアーサンダーを使ってサンドペーパーかけ
手がしびれ関節が痛い

その後低粘度エポキシを塗った

 


2004/10/16(晴れ)

メインマストとミズンマストのガラスクロスサンディング終了

防御はしていたがガラスのサンディングはかゆくてチクチクしてたまらない

なるべくサンディングを少なくするためにガラスを巻いた重なりが開いたところに
マイクロバルーンエポキシを入れた
マストが凸凹になるのを隠すためである

その後全体に低粘度エポキシを塗る

今日はこのマイクロバルーンエポキシの部分をサンディングして平滑にした後
もう一度低粘度エポキシを塗る

そして明日はいよいよ白のウレタンを吹き付けるつもりだ
それでマストは終了

いよいよ部品取り付けにかかる

 

 


2004/10/15(晴れ)

メインマスト下部

昨日から急に朝冷え込むようになった
昨日の朝は17度で今朝は15度しかない
温度が下がり湿度も一気に下がった

扇風機をしまいストーブを出した

早く低粘度エポキシを塗らないと硬化しないおそれがある

塗る前に部品がその位置にあうかどうか確かめる
上の写真のビレーピンを止める為マスト下につける刀のツバのような部品は
きちんと所定の位置に納まった

 


2004/10/14(晴れ)

エポキシは硬い

ガラスクロスの重なり部分を削ることと
全体のサンディングのためにエアーツールでペーパーかけ

40#の荒さのサンドペーパーを一番強力なエアーサンダーを使ってかけた
あまりの堅さに途中でサンダーを支える腕が痛くなり昨日はやめにした

電気サンダーだとおそらく写真のエアーサンダーの5倍くらいの時間が必要になる
エポキシは硬化するとあまりにも硬くサンディングも難しい

いよいよ今日はサンディングを終わらせ
平滑面を出して9000レジンというエポキシを塗ろうと思う

その後紫外線カットのために白ウレタン仕上げとする

いよいよ木工は終わり

マストを立てれば進水となる


 


2004/10/13(晴れ)

メインマストもミズンマストもガラスクロスのエポキシ積層は終了した

日本製の低粘度エポキシを使おうと思ったが
丁度切らしていたので使い残しの90レジンという
エピグラスの低粘度エポキシを使った

日本製とほとんど変わりはないが値段はべらぼうに高い

今日は一週間続いたヨット工作教室の終了日
現図作業も終わり型紙作りも終わった

いよいよ船台の作り方や
材料の仕入れ工作の実際を説明して
帰ってすぐに現図を書いたヨットを作りにかかれるようにする

下記の ハイテンスルダ ンフォースアンカー
売れました


 


2004/10/12(晴れ)

メインマスト底のマストステップの部分

メインマストは全部ガラスクロスを張り終えた

低粘度エポキシの積層は普通のFRP樹脂に比べ
気泡が残りやすく難しい
薄手のガラスクロスはよいがガラスマットなどは

空気が抜けなくて非常にやりにくい

残すところミズンマストの半分くらいの積層のみ
ヨット工作教室が終わったら一気に仕上げだ

今月中にはなんとしても水に浮かべたいと思っている

船舶検査が木造一艇作りなので手間取るかもしれないと思う

 


 


2004/10/11(曇り)

工房内はかんなくずだらけ
掃除して大きなナイロン4袋に詰め込んだ
そのうち3袋はやっと持ち上げることができる大きさ

これほど木を無駄遣いするマストは
やはりアルミで作った方が良いかもしれない
アルミなら穴をあけたドリルの切り粉でも溶かして又使える

雨の日が続いたのでマスト保護のための
エポキシライニングが終わっていない

早くライニングを終えて研ぎ出し
白ウレタン塗りへと仕事を進めたいものだ

もう少しでマスト作りも終わり
マストを立てたら進水となる
船台を作り始めてから長かったようで短い二年間だった


 


2004/10/10(雨)

ヨット工作教室

愛知県から受講に来られた稲垣さん
とても60歳とは思えない若い体と頭の持ち主だ

昨日で工作教室3日目
Y-14の現図はフレーム図面まで行き着いた

ずっと腰を落として床をはうような仕事なので相当足に負担がかかる
私は腰痛持ちなので稲垣さんのように根を詰めてやるということはもうできない
彼は宿に帰ったらストレッチ体操をしてあちこちの筋肉を伸ばすそうだ

今日はいよいよ三面図(平面図、側面図、正面図)を仕上げ
明日からは実際に船を造るための部材を切り出す型作りにかかる

現図作業はプラモデルの一つ一つの部品の型を自分で作り出すような 頭脳労働だ

今からいよいよ実際の船作りを頭の中に描くことができ楽しくなる

 


2004/10/09

写真のようにガラスクロスをぐるぐる巻き付けて積層する

低粘度エポキシはふつうの積層用樹脂に比べ粘度が高くて
積層はずいぶん難しい
少しずつやらないと泡が入って抜けなくなる

 

またもや台風22号の影響で雨風の朝となった
もういいやめてほしいと思うほど今年は台風が多い

今度の台風は九州四国は外れて中部関東方面に上陸するそうだ
21号で愛媛では14人もの人が死んだというのに
又かとうんざりしていたところだ


2004/10/08

ヨット工作教室が終わって

夕方からガラスクロスを積層した
疲れていたが8日は雨だと聞いたのでやる気になった

メインマストもミズンマストも3/2くらいの積層は終わった

考えてみると円形や楕円形のマストは
スプルース材があまりにも無駄になる

ほとんど削らない箱形マストと比べると
3倍くらいの材料は必要だ

圧倒的に鉋屑となって捨てられてしまう部分が多いマストは
どう手を尽くしても長持ちさせねばならない

やっぱり白色ウレタン仕上げで紫外線を遮る必要がある


2004/10/07

メインマストを削り終わり
スプレッダーを挿してみた

その後エバデュアーという防腐剤入りの超低粘度エポキシを染みこませた

これでガラスクロスを低粘度エポキシでライニングし
それを研ぎ出してウレタン白塗装で仕上がる

いよいよ仕上げの段階だ

今日 名古屋からヨット工作教室の受講生が来ることになっている
一週間は缶詰状態でヨット工作教室となる

もう進水は目の前だ


2004/10/06

メインマストの底の部分

電信柱ほどの太さがあると思うメインマストは
この底の部分がステンレスのマストステップ金物の上に押しつけられて
その重量と かかる下向きの力をみんな受け持つことになる

水抜き穴も見えている

昨日はマスト削り途中で腰が痛くなり
(重いマストを円削りのため何回も持ち上げては回転させた)
最後まで仕上げないでストップした

今日こそは円削りを仕上げるつもりだ


2004/10/05

左側にあるのがミズンマスト
ガラスクロスを半分くらいエポキシ積層した
今日は雨降りなのでエポキシは使えない

向こう側の白いのがメインマスト
この写真ではずいぶん細く見えるが
カメラに取り付けた ワイドコンバーターレンズのいたずらだ
本当は電信柱かと思うくらいのでっかいマストだ

40フィートを越える船のマストだといっても納得しそうな大きさ
それに重いのが気になる
せっかく軽い船体なのになんだこのマストのサイズはと思ってしまう

昨日は4角から8角そして16角の途中で疲れて止めにした
今日は完全に円に仕上げようと思う

外付けハードディスクが読めないので昔のメールアドレスが取れません
ご迷惑と思いますがアドレスを追加しますので
皆さんメールをいただけるとありがたいです


2004/10/04

昨日二階から下のフロアーに下ろしたメインマストを削り始める

なんと大きな電信柱のように感じる

削りのための墨付けをするのに裏返すのも一苦労だ

断面は今正方形(4角)だがそれを8角16角とだんだん削って円に近づける
ほぼ円になるまでは電動ハンドプレーナーを使いその後は手カンナで仕上げる

最後は60#のサンドペーパーがけで円削りは終わり
おそらく今日中にはそこまで行くだろう

ミズンマストの方はもうガラスクロスのライニングにかかっている
どうしても支えがあるので二日のライニング日数となる

なかなか写真を取り込むことができないが
できれば今日中に写真をアップしたいと思っています
時間があればもう一度アクセスしてください


2004/10/03

メインマストの接着も終わり
工房二階の窓からマストを海側に抜いた

友人がユニック付きのトラックで来てくれて吊りながらマストを下ろした

ミズンマストの時は連れ合いと二人が人力で下ろすことができたが
メインマストはあまりにも 重くてどうにもならなかった

これで当分削りの仕事がある

今日からパソコンはi-bookになったが
フォトショップが入っていないので今日は写真はお休み

まだまだ解らないことばかりで時間がアッという間に過ぎる
パソコンは使えなかったら時間泥棒だ

 

過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

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