日替わり写真


2011年04月30

コクピット立ち面ウレタン塗り


昨日は朝からメインキャビン折れテーブルの袖を持ち上げる装置を取り付け

配電盤取り付けボックスを取り付け寸前まで仕上げ塗りを終える

後は小さい仕事を少しずつこなし

最後にコクピット立ち面をサンディングしてウレタンを塗る
オーナー指定の白色だとあまりに白くて目に悪いので
この部分だけはほんの少し黒色を混ぜグレーにする

床のノンスリップペイントはもっとグレーが強い

連れ合いがタオル5枚で船内船外とも綺麗に拭き掃除をしてくれた
仕事をするだけでなくたまには掃除もしないといけません


2011年04月29

メインキャビンテーブル部品


メインキャビンの右舷通路側片袖が折れるテーブル
その折れた部分を持ち上げた時にテーブルを支える部品を作る

チークの角材がステンレス固定金具の中を滑るようになっている
下にある薄いチークの板は蝶番の出っ張り分 全体を持ち上げる為の板



いよいよエンジン周りの給油ホース
燃料戻りホース
冷却水ホース
排気ホース
リザーブタンクホースも全て繋ぎ

エンジンスターターの配線と
エンジンコントロールパネルの配線も全て終わり

後はヤンマーの技術者が来て工房でエンジンをかけて初期テストをすれば
エンジン据え付けは終了と言う事になる

連休明けにやることになった


2011年04月28

測深センサー


右からエンジン冷却水取り入れ口
(浮遊するナイロン袋を吸い込まないように穴あきカバーを取り付ける)

中央が測深センサー
FRPの船体なら船内に貼り付けて音波を出す事が出来るが
木造船なのでセンサーそのものを外部に取り付け
その周りをケヤキとエポキシパテでカバーする
少し船首側をパテで伸ばし流線型に近づける

一番左はコクピットに溜まる水を抜くためのスルハル穴

昨日は配電盤の基本配線を終わらせ
後はそれぞれのスイッチに必要な機器からの配線をすれば良いところまでできた


2011年04月27

木製部品作り&塗り


配電盤ボックスを作って白色ペイント塗り

薪ストーブのドッグハウス上煙突取りつけチーク台を作ってウレタン塗装
薪ストーブ後ろのステンレス反射板止め木も作りウレタン塗装
測深計取りつけ台もウレタン塗装2回目

船の方ではビルジホースを通す位置を右舷側に変更
オートパイロット配線コンセント取り付け穴をコクピットに開ける

まだまだ細かい仕事が沢山有る


2011年04月26

配電盤


写真右下にあるのが配電盤を逆さまにしたところ

配線図も何もなく僕の知識ではどうやって配線すればよいのか不明なので
弱電にめっぽう強い隅田電子の隅田さんにどうすればよいのか聞きに行く

およそのことは解ったつもりになったのでやってみることにする

写真の真ん中にあるのはメインキャビンに取り付ける薪ストーブの煙突
ドッグハウスの上に取り付けるので傾かないように取り付けベースを作る必要がある

チークの厚板を削ってデッキのRに沿わせることにした

エンジンシャフトシールのグランドパッキンも古いものを全て抜き取り交換した


2011年04月25

エンジン据え付け


エンジンを真上に吊り上げるために工房の蛍光灯の位置をずらす

チェーンブロックでエンジンを1.5メートルほど吊り上げて置いて
いよいよエンジン据え付け

エンジンベットの上にゴムの付いた足を先ず取り付け
その上にエンジンをゆっくりと下ろし太いナットで固定

その後カップリングにラバーカップリングを挟みナットを締め付ける

後は燃料を給油して排気管を繋げばエンジン試運転することができる


2011年04月24

エンジン周り部品取り付け


この写真は左舷からエンジン直ぐ後ろの空間を写したところです

写真左下にあるのがエンジンミキシングエルボから出た冷却水混じりの排気を入れるウォーターカット
そこから黒い50ミリ内径ホースで船尾から排気します

バッテリーは本格的に固定しバッテリーターミナルを圧締め
メインスイッチへ配線する

燃料タンクから油水分離器を通してエンジンまで燃料ホースを配管
戻り燃料のホースもエンジンから燃料タンクへ配管

エンジン冷却水のリザーブタンクも取り付けて配管
これでエンジンを借りに据え付ければエンジン始動テストをヤンマーにしてもらう事になる


2011年04月23

大阪から「K&K」(photo by Asai)


アンカレッジマリーナで船底塗装の後 
昨日は堀江港に停泊した「K&K」

オナーの石田さんは毎年船底塗装を松山でしてから九州方面へクルージングに出かける
震災の後で世の中自粛ムードだが
77歳の石田さんには残り時間が少ないから止める訳にはいかないと言う

とても77歳とは思えない元気な人でジンクを付け替えるために船尾物入れに潜り込んだり
スルハルの掃除をして刷毛で船底塗料を塗ったり
出来る事は何でも自分でやるという姿勢が良いなと思います

今日は興居島に移動して日曜日には朝井さんに会う予定だそうです
しかし松山は朝からひどい雨です

「天城」の仕事はエンジン周りの色々な部品取り付けや配線・配管などをやりました
まだまだ色々問題があり数日はかかりそうです

エンジンを借り据え付けしてヤンマーさんに試運転してもらう事も課題の1つです


2011年04月22

久しぶりの木工


写真左下が測深計(ホンデックス)の取りつけ台
チーク板の裏にナットを埋め込みそのチーク板を取り付けて置いて蝶ネジを使って固定する

右の箱はその上に見える配電盤を取り付ける為のボックス
きちんとボックスの中に納めておかないと
配電盤後ろの配線が見えていたのでは汚いし保護の意味でも箱の中に入っていた方がよい

その取り付けは箱のまま取りつける事にする

バッテリーを本取り付け
インナージブ用のUボルトを取り付け準備
木工をしていたところで

毎年大阪から船底塗料を塗って欲しいと松山に寄られる石田さん「K&K」がアンカレッジマリーナへ到着

今日から天気が崩れると言うので昼から船底塗装を終わらせる
松山から壱岐対馬に向かうとのことです
後は例年通り九州をクルージングされるという

石田さんは77歳ですが非常にお元気です
でも何時乗れなくなるか解らないので東日本大震災でも毎年のクルージングは止められないそうです

35フィートくらいある重いヨットですがバウスラスター・メインファーラー・ジブファーラーと
一人で何もかもできるようにしているとのことです
しかしやっぱり船を最後に留めるのは人力なのでそれができなくなったら船を下りるそうです

お元気で何時までも好きなヨットに乗り続けることができたら良いなと思います


2011年04月21

バッテリー


メンテナンスフリーの液漏れしないバッテリーを2個エンジンボックスの横まで持ち込んだ

ディープサイクルバッテリーとか普通のバッテリー液を補充する物とか色々試してみたが
僕の結論はヨットに積むなら液漏れしなくて安い物と言う事になった

ヨットは傾いて走るので液漏れする物は困る
電動車いすのように毎日使い切っては充電するという様な使い方ではない
それで出来るだけ安くて普通のトラックに使われているくらいのバッテリーが良いと思う
(大量に作られている普及型は大きくても安い)

だめになれば取り替えればよい
過充電にならないような小さいソーラーパネルで放電を補えば相当長く使えるだろう


2011年04月20

測深計センサー


測深計のセンサーを取り付ける

取りつけ位置はバラスト最後端から200ミリくらい前で
船を吊り上げる時にスリングベルトが掛からないところにする

バッテリーとバッテリーターミナルが来たので船内に入れるがけっこう重い

エンジンの燃料・冷却水・排気・リザーブタンク 等の配管を考えているだけで頭が痛くなる
おまけに配線やコントローラーなどがあり何もかも一度にはだめだ

確実に1つずつ仕事をこなして行くしかない

ヨット作りは大工だけではない
塗りもエンジンも電気も水道もその他の計器類も何でもやる何でも屋です


2011年04月19

メインテーブル取り付け


マストサポートをメインテーブル前側の足にするので
テーブルに開けた穴にマストサポートをたたき込む

テーブルを固定する金具もマストサポートに入れテーブルに木ネジ止め

マストサポート上下の金具を入れてテーブルごと所定の位置にマストサポートを固定する

上側の金具はデッキ上のマストサポートアルミ板とボルトで貫いて固定

トイレの給排水ホースを取り付け
トイレの直ぐ後ろに測深計とスピードメーターのセンサーを取り付けようとするが
外板補強のため別に当て板があり取りつける事が難しい

そこで位置を変えてバラスト最後端から少し前に左右に分けて取りつける事にする
ケヤキで測深センサー取りつけ台を作る


2011年04月18

メインテーブル取り付けスタート


マストサポートを上下金具が入る様に切断
上の金具はデッキ上のマストステップとボルトで縫い付ける
下の金具は船内マストステップに木ネジ止め

右舷片袖が折れるテーブルで前側の足はマストサポートが受け持つ
固定金具もできているがマストサポート上側の正式なボルト止めに手間取り
テーブルを船内で固定してみることはできなかった

今日はテーブルの本取り付けをやるつもり

終わったら船首トイレの給排水ホース配管にかかる


2011年04月17

部品取り付け位置打ち合わせ


オーナーが来られる昼過ぎまで船内木工部品取り付けの仕事

昼から計器などの取り付け部品をコクピットに並べ
どれを何所に取りつけるかオーナーに決定してもらう

船尾には電動ウインチを取りつけると言うことで
何所にどんな物を取りつけるか話し合う

ライフラインとスタンションについても位置と取り付けをどうするか決定
大分やらなければならない仕事が見えて来た


2011年04月16

部品取り付け



真ん中当たりにあるのがデッキからの真水給水口

ホールソーで取り付け穴をくりぬくと過去の仕事がよく解る
上からチークデッキ12ミリ厚味
チークデッキ接着用のシーカフレックス
インタープロテクト
ガラスクロスと低粘度エポキシ
そして12ミリ耐水合板

昨日も色々部品を取りつけた後コクピットの立ち面にサフェーサーを刷毛塗り

今日は昼までだがいよいよ船内の仕事が始まる

昼からはオーナーが来られて色々な部分の打ち合わせ


2011年04月15

部品取り付け



メインシートトラベラーのブロックとカムクリート取り付け終了

シブシートターニングブロックも船内側ナット傾きを修正し取りつける事が出来た

燃料給油口もコクピット床に取り付け

細かい取り付け準備がありなかなか仕事は進まないが
立ち止まらないでやっていたらやった分だけは終わる

今日は真水の吸水口を取りつける事から始める
そして船内にかかる

コクピット立ち上がり面を塗らないと部品取り付けが出来ないので夕方にはサフェーサーから塗りにかかる予定


2011年04月14

コクピットスカッパー



コクピットスカッパーを床と水平に埋め込む

ビルジ排水用のスルハル取り付け
排水ホースが通る様に穴開け

配電盤に予備スイッチを取りつけてさて何所に取りつけるか考える
測深計・スピードメーター・配電盤・バッテリースイッチ等
オーナーと一緒でないと取りつけ位置を決められない物がある

今日は外部部品の取り付けがほぼ終わる予定

船内の大仕事はエンジン据え付けとメインテーブル取り付け
それにギャレーとチャートテーブル下の開き戸取り付け

仕事はまだまだ先が見えない


2011年04月13

部品取り付け



朝一番に大仕事のウインチ取りつけボルトを船内で切断

サンダー切り粉が飛び散るので保護眼鏡をかけて慎重に切り取る

その後ジブシート用チークブロック仮取り付けや
その船内側バッキングベースをケヤキで作る

コクピットコーミング後ろ両隅に取りつける部品も取りつけた

たったそれだけの仕事で又もや腰が怪しくなり昼からは仕事を止めて本を読む
大分治りかけていたと思ったのに不安になってきた

もう少しで船外部品取り付けも終わり船内の仕上げにかかる事が出来る


2011年04月12

チェーンプレート取り付け



チェーンプレートというマストを支えるワイヤーを固定する金具を取りつける

連れ合いに手伝ってもらって10ミリボルトを力任せに締める

トーレールと金具に隙間ができたのでチークでその隙間を埋めないといけない

コクピット床の水抜きスカッパーを取りつける穴をスカッパーの形に合わせて彫り込み
合板の木口に低粘度エポキシを染みこませるという仕事も結構やっかいだった

メインシートトラベラーの最後のブロックとクラムクリートも仮取り付け

部品取り付けは乗る時のことを考えてやる面白い仕事です


2011年04月11

船首金物取り付け



船首金具とアンカーローラーとパルピットを取りつける

僕が船内の潜り込んで連れ合いに外からホールドしてもらってボルトを締める

船首ビットを先に取りつけたので船首金物類のボルト締め付けは狭いところで難しかった
取り付け順序が逆だった

昨日は又もや腰痛が出そうなので昼までに仕事を終えてのんびりゆっくりした

今日はコクピットスカッパー2個の取り付け準備と
いよいよ船内造作の仕上げにかかろうと思っている


2011年04月10

パルピット取り付け



船尾パルピットの中央に航海灯が付く
そこから電線がパイプの穴を通ってデッキを貫通して船内に入る

航海灯が取り付く位置にはパイプに穴があるが
直角に曲がって足の方に電線を通すのはどうするか
針金・ピアノ線・柔らかくて細いワイヤーなど
色々試すがどうしてもパイプの直角部分が通らない

最後にパルピット全体を傾けておいて細いチェーンを使って直角部分も通すことができ
やっとの思いでデッキに正式に取りつけた

船首パルピットは助っ人が必要なので本日やることにして準備だけした

メインシートトラベラーも新しいシートを通し
最後のブロックとクラムクリートを取りつけたらよい所まで行く

仕事をまるまる2日休んだので腰痛は大分楽になった


2011年04月09

何もしない

腰痛のため整骨院へ行った後何もしないで一日中ブラブラと過ごす
体が動かないと頭も働かないようだ

久しぶりにホームセンターへ行ってみた
懐中電灯がない
ヘッドライトがない
ポケットラジオがない
みんな東日本へ送られたようだ


2011年04月08

ジブシートレール

一昨日左右に2本ずつあるジブシートレールを取りつける
船内で中腰になり70本のナットをラチェットボックスで締め付けさらに化粧ナットを取りつけた

昨日は腰痛で腰が伸びなくなり腰の曲がった爺さんの体勢で温泉と接骨院へ行った
今日ももう一日休んで寝込んでしまわないようにする
年に一度一週間くらい腰痛で寝込むのが年中行事のようになってきている

去年は用心したので寝込まなかった
今年も何とかギブアップしないで仕事を続けたい

咳が出ると腰に激痛が走る


2011年04月07

船首部品取り付け

バウチョックという船首から舫綱を引き出す擦れ止めを取りつける

左右の形が違う部品で時々左右を反対に取りつけているのを見る事がある
ヨット乗りでない人が部品取り付けをしたんだなと思う

船尾上から見て左右のチョック切れ目がカタカナの「ハ」の字型に開いていないといけない

ジブシートリーダー4本で70本ある取りつけボルトは
連れ合いに手伝ってもらって半日がかりでとりつけた


2011年04月06

部品取り付け

最後尾の足場を外して脚立を建てエンジン排気口を取りつける
足場を元に戻し木ネジ止めしてから左右のスターンチョックを取り付け
(真鍮のピカピカに輝いているのがスターンチョック)

船尾アンカーローラーはベースのチーク材塗りが仕上がっていない

位置を変えることになったオートパイロット固定金物を「花丸」へ取りに行き
コクピットに穴を開けたがクォーターバースまで抜けたので
ケヤキの当て物をする昨日はその当て板の接着まで

松山ネジというネジ屋さんへ行き仮止めしてサイズが解ったボルトやネジ類を沢山買ってくる

今日はジブシートリーダー4本取り付けが朝の仕事


2011年04月05

チークベース

前後のパルピット足やチークブロック等にチークベースを作る

デッキとの傾きが少しずつ違うのを調整する為と
実際にチークブロックそのものを傾けてシートが巧くリードされるようにするため

一つずつ隙間に合わせてチークベースを削り出すのは難しい

化学物質のボードで借りの落とし戸を作った
まともにチークで作るには僕の100ボルトのいい加減な手工具では良いものは出来ない
オーナーと二人でどうした物かと思案中


2011年04月04

デッキ部品仮取り付け

ジブシートレール長短・左右合計4本を仮取り付け

右舷ウインチを仮取り付け

メインシートトラベラー位置調整ブロックの一つを取り付け

前後パルピットを落ちないようにロープで縛って置いてみる
デッキとパルピット足ベースの角度調整チークベースを作っている時に時間切れとなる


2011年04月03

掃除

僕が香川県へ出張修理に行っている間に連れ合いに工房内と船内の掃除をしてもらった

船体フェアーリングのボードサンディングで出たホコリが全てをおおいうんざりだったのが綺麗になった

さて今日から又「天城」の仕事に戻る


2011年04月02

出張修理

香川県仁尾マリーナで54フィートの修理

昨日も天気が良かった
ゲルコート補修には最適の天候だったが震災のことを考えると心は晴れない

以前僕が造った「ドングリ」という船のオーナーが松山に引っ越して来ることになった
原発の放射能でお孫さんの事が心配だからと言う理由で・・・

嬉しいような悲しいような


2011年04月01

出張修理

香川県仁尾マリーナで54フィートの修理

愛媛にはこのサイズの船を上架する設備がないので香川県まで行きます

愛媛県は瀬戸内海に面した県で一番のヨット後進県です

そんな愛媛県で都会のお金を得るためだけの仕事に手を出さないで
木造艇を作る技術を求めた僕はほぼ30年間木造艇を作り続けることが出来ました

大震災後の大津波や福島原発問題で関東以北は大変なことになっている時に
青空の下のんびりと仕事などしていて良いものかと思います


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