キール固定&外板張り(2006/01)


2006/01/31(雨)

雨音で目が覚めた
ほぼ毎日05:30には起きる
そしてホームページの更新とメールをチェック

昨日は小雨が降り接着が出来なかった
今日も朝から雨で接着は出来ない
この時期久々に湿度が80%を超えた

仮止めの木ビスをみんな抜き取り
全面をサンディングした

残すところ三層目の7/8
縦に短い外板を張るので仕事は楽だが雨が降ってはどうしようもない


2006/01/30(小雨)


滋賀県から友人が親子で花丸に乗りに来た

ほんの短い時間だったがセーリングをすることが出来た

大阪湾と比べたらまだ圧倒的に松山の海は綺麗だそうだ
毎日見ている私にはそうは思えない

それに思い立ったら10分で船に行けることや
松山市と契約を結んでいる保管料の安さ
やっぱりヨットは田舎の方が有利だ


2006/01/29(曇り)

昨日は同業者に注文された40フィート艇の
コクピット床に設置するフットバーの
木型を仕上げサフェーサーを吹き付けた
(写真)

6.6メートルの方は 二層目の仮止め木ビスをみんな抜き取り
三層目を張るために全体をサンディングした

エポキシがはみ出た部分が硬くて
エアーのダブルアクションサンダーを使っても
結構骨の折れる仕事だった

夕方には大阪から友人が遊びに来た
近くの権現温泉へ行き暖まってビールを飲んだ


2006/01/28(曇り)

いよいよ左舷から三層目を張り始める
全体の1/8くらいを張り終えた

三層目は短いので一本一本は張りやすい

次男の真帆君が手伝ってくれているので
圧倒的な早さで張ることができる

それでも今月中に張り終えるのはどうも無理らしい

6.6メートルは専用の船台も作ることになったので
船体をきちんと成形して成立させるのは
2月末かも知れないなと思う



2006/01/27(晴れ)

6.6メートル外板は順調に張り進めている
昨日は右舷外板二層目船首側半分を張り終えた

今日は残りの船尾側を張り終えるつもりだ
それでいよいよ三相目にかかることが出来る

360度の角度を6等分した方向に木の繊維が行き違う外板である
ビスは一本も残さないモノコック構造の丈夫な船体が出来上がる


外板張りと平行して一昨日と昨日作業テーブルの上で
40フィートヨットのコクピット床に貼る
フットバーのモールド木型を2つ作っている

ポリ合板と木工ボンドとホットメルトと仮釘を使い
出来るだけ簡単な雄型を作る


2006/01/26(晴れ)

毎夜の暖房で灯油があっという間になくなる

費用対効果だが
エアコンの効いた部屋で船作りが出来るならそれが一番良いだろう

昨日は左舷二層目を全面張り終え
右舷中央を4本張ったところで17:00になり作業終了

キール部分は手が届かないので
船の上に上がったり降りたりを繰り返し
毎日夕方には膝ががくがくになっている


2006/01/25(晴れ)

写真半分から上右舷は一層目を張り終えた

下の左舷は二層目2/3くらい張り外板材料が無くなってストップ

昨日は半日マホガニー材の製材をした
短冊に丸鋸で切ってプレーナーで正確な厚みにそろえる

外の通路に45リットル入りゴミ袋に入れたおがくずが9つ並んだ
買った板材の半分くらいは鋸屑と鉋屑になっているようだ

外板材として買った0.5立方メートルの高いマホガニー材の半分は木屑だ
ストリッププランキングで作ったコールドモールドより
随分材木の無駄遣いになるが
軽くて丈夫な船を造るためには仕方がない


2006/01/24(晴れ)

右舷外板船首部分を張り終え
一層目は全体を張り終わったことになった

写真は左舷船尾部分で
昨日の内に二層目を張り終わった
左舷は残り二層目は船首部分が半分ほど残っている

右舷はまだ一枚も張っていない

今日は外板材が無くなったので
マホガニーの製材をしないといけない
一日中製材はうるさいばかりで面白くない仕事である


2006/01/23(晴れ)

右舷側外板一層目いよいよ残すところ2平方メートルくらいになった
昨日は休みのつもりだったが2時間ほど時間が出来たので
気になる一層目を進めた

もちろん接着はキール部分のみなので
接着部分だけにトンネルを造り布団乾燥機で部分暖房
今朝はガチンガチンに硬化している

今日は一層目を張り終え
左舷二層目を張り進めることにする
二層目と三層目は全面接着なので
大量のエポキシが必要で手間も何倍もかかる

今月中に三層目まで張り終えることが出来るかどうか微妙だ


2006/01/22(晴れ)

右舷側外板一層目6枚のみで用が出来てストップ

接着はキール部分だけなので昨日も布団乾燥機で暖房

船腹のふくらんだ部分に同じ巾の板を張ることは出来ない
中学生くらいで地球儀を作ったときのように
北極側と南極側が狭くなった
凸レンズを切ったような形の板を作って張る
これがなかなか難しい

ぴったりとは合わないで板巾のどちらかが少し持ち上がる
次の板を張るときに持ち上がった反対の板を斜めに切ると上手く晴れる

船腹のふくらんだ部分を張るときは一枚一枚の板を
その部分に張れるかどうか確かめ
加工しながら合わせてからエポキシをつけるという手間な事をしている

右舷一層目も船首部分あと少しで終わりだ

今月中に外板を張り終えるつもりである
外板を張り終えたら出来上がるまで半製品保険をかけるつもりだ


2006/01/21(曇り)

右舷側一層目を1.5メートルくらい接着

接着はキール部分のみなので
その部分だけを布団乾燥機で暖めた

マスキングシートでドームを作り暖かい風を
端から端まで届くようにする

吹き出し口がないと次々に暖かい空気が流れてこないので
布団乾燥機の反対側には吹き出し口を作る

昨日はほとんどの時間をモーターボートの仕上げに使った
マリーナの仕事は後一日くらいで終わる

 


2006/01/20(曇り)


写真右の左舷は2層目を張り始めている

写真左右舷は一層目を半分も張っていない状態

どうしてもバーナーに近い船尾側のエポキシが早く硬化するので
こんな手順の張り方になる
このままで3日暖房をし続け全体がバリッと硬化したので
仮止めをしていた木ビスを抜く

昨日まで3日間マリーナでモーターボートの仕事
今日は又6.6メートルの外板を張り始めるつもりだ

 


2006/01/19(曇り)

左舷二層目を少しだけ接着

これは昨日の写真

昨日はモーターボートの二次接着部分サンディング
とても狭っ苦しい部分のサンディングを
細いベルトサンダーを使って掃除機で吸わせながら
きつい体勢でしたのであちこちの筋肉が痛い

今日雨が降らなければ
先日作ったモーターボート船尾スイミングステップの取りつけ予定

 


2006/01/18(曇り)

左舷船首部分を張り終えた

続いて右舷中央から船尾に向かって張り始めたが
船首部分の暖房を始めるまで時間がある

船首部分のみ夕方全体の暖房が始まるまで
暖房トンネルを造って
布団乾燥機でエポキシ接着部分を暖房した

そして夕方から朝まで船全体をブルーシートで覆って暖房
今朝は昨日の接着全体がバリッと硬化した

 


2006/01/17(曇り)

外板張り1層目スタート

モールドに大型サランラップを使って離型処理をした後
丸頭のステンレス木ビスでキールに外板材を止めつける

左舷から初めもう少しで終わると言うときに雨が降りストップ
直ぐにブルーシートで被い暖房する

昨夜は夜中バーナーが点いたり消えたりする暖房の音が聞こえた
近所に聞こえなければよいがと思う

今朝写真撮影のためにブルーシートを剥がしたが
直ぐにかけ直して暖房をはじめた

 


2006/01/16(曇り)

昨日は一日休み

雨の後で湿度が高くエポキシ接着を出来る状態ではなかった

写真は3日前のもので工房奥の暖房ブースから
ブルーシートで暖かい空気を船全体に送っているところ

中二階左に積んであるのが今から接着を始める外板材

今朝は湿度が下がっているので
今日から外板接着を始める


2006/01/15(曇り)

内キール5層積層の後
外板に沿わせて内キールをハンドプレーナーで荒削り

5ミリの外板材を曲げながら外板と曲面が繋がるかどうか確認
最終仕上げは手のカンナで削り出す

いよいよこれでステムもトランサムも内キールも取りつけたので
外板接着にかかることが出来る

船体に事業所用の巾広サランラップで離型処理をし
久しぶりの雨が乾いて湿度が落ちたら
外板接着を始める事にする


2006/01/14(雨)

モーターボートトランサムデッキ延長工事

簡易雌型で延長部分を作り
脱型してトリミングの後仮合わせをした

昼から雨になりモーターボートの仕事はストップ

オーナーが古いトランサムデッキのチークを取り外してくれたら
直ぐに取りつけにかかれるように準備をした

6.6メートルは内キール5材の接着が終わり
モールドに合わせて内キールの削りだしをした

雨がやんで地面が乾き湿度が落ちたらいよいよ外板接着にかかる

今日と明日はお休みだ


2006/01/13(曇り)

内キール一枚ずつの積層暖房に会わせ
スケグとラダーを接着した

二本のボルトを埋め込んでいるのがスケグ
横方向の4枚積層接着

写真でその上に有るのがラダー
縦方向の15枚くらいの接着

どちらも1材だとひずみが出るので
なるべく沢山の材を合わせてひずみを出さないようにした

モーターボートのトランサムデッキ延長分は積層完了
雨が降らなければ午前中にでも仮合わせに行こうとおもう


2006/01/12(晴れ)

モーターボートトランサムスイミングデッキ簡易雌型を仕上げ
フリーコートと離型ワックスで離型処理をして
白色ゲルコートを塗った

フランジでぐるっと囲っているので揮発したスチレンが飛ばないと困る
右側から扇風機で極弱い風を送りスチレンを飛ばす

作業台より遙かに大きいので積層が大変そうだ

6.6の方は4層目の内キールを接着積層した

それだけだと余りに暖房費が勿体ないので
スケグを取りつけボルトを挟んで最終接着
それとラダーの積層接着もハタガネを使って貼り合わせた


2006/01/11(晴れ)

2900の長さがあるモーターボートのトランサムデッキ延長

合板を作る会社にポリ合板に3ミリ合板を積層してもらって5ミリ厚みにし
簡易雌型の内側を磨かなくて良いようにした

作業台より随分大きいので補強のさんを入れてたわまないようにする

6.6メートルの方は内キール3層目を積層接着
昨夜一晩中バーナーをかけて暖房した
今朝はパリッと乾いている
確実な接着のためには燃料代など言っておれない

今日4層目を接着したら内キールの接着は終了する
手待ち時間ができる丁度良い時期にモーターボートの仕事が入った

 


2006/01/10(晴れ)

内キール船尾部分

幅は結構広いが厚みは薄い
17ミリ厚みの マホガニーを2層しただけで内キールは埋まった

バラスト取りつけ部分は70ミリくらいありそうなのと比べると
大変な差がある

重要部分だけに厚みを持たせ重量に気を遣った設計になっている
昔の船は船尾までどかーっと同じような厚みのキールで来ていたように思う

今日から10日ほど近くのマリーナでモーターボートの仕事をする
トランサムにあるスイミングステップの張り出しを
500ミリくらい伸ばす仕事

簡易雌型をポリ合板で作り
それにFRPを積層して脱型し取りつけるという仕事である


2006/01/09(晴れ)

内キール二枚目の積層先端部分

ステム(船首)材とがっちり接着

白い部分はスプルースを使った船体の型
ステム材の下に見えているのは
船体の型を船首部分で留めつけたステムモールド

昨日は良い天気だったが
朝一昨日の雨で地面が濡れていたので内キール3枚目の接着は取りやめ
近頃にない高湿度だった

「花丸」へ行きアマチュア無線機の取り付けをした
全部終わらせることができなかったので
今日もその続きをやろうと思っている


 

 


2006/01/08(晴れ)

内キール二枚目の接着をする

接着面が広いのでエピグルーを一気に塗るのは難しい
冬なので粘度が高くて伸びにくいのだ

ブルーシートのカバーで全体を暖めておいてから
ストーブの前でエピグルーの主剤と硬化剤を攪拌し

ブルーシートをめくって一気に接着
そして又ブルーシートを被せて
温度を調整しながら暖める

昨日は15リットルほど灯油を使った
接着直後から17時間ほど暖房したので
まあ一時間1リットルちょっとか

点けっぱなしだと10時間で40リットルの灯油を使うが
タイマーと温度センサーのおかげで
バーナーはコントロールされている

 

 


2006/01/07(曇り)

一番上になる内キールの一層目を
トランサムフレームとステム材にエポキシ接着

バーナーをかけて温度センサーとタイマーをセット
ブルーシートで船体をすっぽりと覆った

温度計を3箇所に入れ温度を測るが
先端下の一番低い部分で 12度だった

炉の中の温度を30度の設定にしたが
外板を張り始めたら40度くらいの設定にしないといけないだろう

ラダー材の接着積層とスケグの接着をして
温度の高い炉の中に入れた
今朝はおそらくカチカチに硬化しているだろう

夏の汗だくのエポキシ接着より
湿度の低い冬のバーナーを使った接着の方が有利だなと思う
燃料代が問題ではある

 


2006/01/06(曇り)

OPディンギーの修理

衝突で剥離したガラスと樹脂の色が変わった部分を削り落とし
二次接着用のビニルエステル樹脂で積層

表面を削りだして綺麗な面にし
その上にゲルコートを吹き付けた

余りに温度が低くて硬化が遅いので電球で温度を上げた

今朝は固まっていたので研ぎ出しをする

8日には使用するそうだ
ちょっと急ぎの仕事だった


2006/01/05(雨)

昨日は青色チョークでモールド全体に碁盤の目を引き
ボードサンディングで凹凸を平した

そしてトランサムをモールドに固定した

写真右上にあるのはまだ成形していない内キール

15ミリ4枚をスカーフ繋ぎでキール長さにし
それぞれのステーションの巾をけがいて成形する

今日は雨なのでキールの接着はできない


2006/01/04(晴れ)

トランサムを固定するために
0#ステーションの型を取り除いた

1/10のリバーストランサムなので
それに会わせて斜めに船体モールドをカットする

内キールのスカーフ繋ぎもスタートさせた
この時期寒いのでエポキシ接着には布団乾燥機が大活躍する

そろそろ正月気分もなくなり
今日から仕事モードに入った

昨日はアマチュア無線の人たちが来てくれて
パソコンで気象ファックスを受けると言うのをやってくれた

長くやっていなかったので設定を間違っていたようだ
上手く採れるようになった


2006/01/03(曇り)


明けましておめでとうございます

2006年 今年もよろしくお願い申し上げます


あっという間に正月気分も終わり
長男 真澄人(ますと)は今朝早く車で山梨へ向かった

写真はスカーフ繋ぎをしようとしている内キール マホガニー材
長尺物を作るときは厚みの12倍に斜め切りをした材を会わせ
エポキシ接着して長さを継ぎ足す

接着が上手くいけば接着部分は圧倒的に強度が増す

昨日は朝小雨がぱらついていたので接着はあきらめた


2006/01/02(雨)


明けましておめでとうございます

2006年 今年もよろしくお願い申し上げます


朝から酒を飲んだのでスカーフ繋ぎはやめにしたが
とにかくスカーフ繋ぎの準備を整えた

ラダーとスケグをキックアップするというやり方を廃止したので
スケグの付くキール部分今までのヨットのように 厚みを出す必要がある

キールの最も厚みがあるのはバラスト取りつけ部分で
力がかかる最後尾スケグの部分にも厚みは必要だ


注文されたアマチュア無線のアンプを入れる防音箱も同時進行で進める
後は塗りと防音材貼り付け
そして特殊なロングボルトを注文すれば出来上がる


材料が来たので
今日からはOPディンギーの修理も同時進行で始める

 


2006/01/01(晴れ)


明けましておめでとうございます

2006年 今年もよろしくお願い申し上げます


写真下の暗がりにあるのがトランサム
モールドの右側下がキール材
そして 右上中二階に積んであるのがマホガニー外板

いよいよこれらを組み立てて一番大切な船体を作ることになる

昨日は仕事ではなく工房の片づけや雑用で年末が終わった
子供達が山梨と大阪から帰ってきて3兄弟がそろったが
みんなで酒を飲む間もなく私だけ先に眠ってしまった

おかけで今朝は快調な寝起きだ
今日は仕事はしない今年一年の大まかな予定を立て
花丸に乗ろうと思っている


過去の日替わり写真

             
             
             
             
             
             
             
             
             
               
               
               

 

2001/01
2007/01
2008/01
2001/02
2002/02
2007/02
2008/02
2001/03
2002/03
2007/03
2008/03
2001/04
2002/04
2007/04
2008/04
2001/05
2002/05
2007/05
2008/05
2001/06
2002/06
2007/06
2001/07
2002/07
2007/09
2001/08
2002/08
2001/09
2001/10
2001/11
2007/11
2001/12
2006/12
2007/12