日替わり写真


2014年07月31

曲がりがきつい

曲がりがきついのでシーカフレックスをつけてから留めつけるときにはじくととんでもない事になる

トーレールからドッグハウスに向かっての突っ張りも大事だが
もっと大切なのが鉛の魚型文鎮で押さえつけている押さえの方だ

チークの厚味と巾と曲がり具合が限界なので気を抜かないでしっかりと押さえる

昨日は15:00過ぎにスコールの様な通り雨が降り
右舷後半のシーカフレックス接着が出来なかった

ラダーのオズモシス対策インタープロテクト塗りも3回目
そろそろ最後のフェアーリングにかかろうと思う

船体の傷もエポキシ補修が終わり昨日はウレタンの調色をした

台風12号は大丈夫だそうだが11号が嫌なコースを北上していると気象庁の友人から連絡が入る


2014年07月30

一日一本

一日に左右一本ずつチーク板2層目を張っている

合わせながら押さえながら止めておいて
最後に外してアセトン拭きの後シーカフレックスで止める

ズルズル動いて思う様にならず汗がしたたりながらの仕事なのでしょっちゅう休憩する

ラダーのオズモシス修理と船体傷修理も同時進行で進める

遮光ネットの話しでは色々な人に使っているよと言われた
ヨット上では日を遮り風を通すので夏には大変役に立ちます

上からの日光はドジャーやビミニトップで遮りますが
横からの光は遮ると風が通らなくなるので遮光ネットが最適ですよね


2014年07月29

日陰

午前中は右舷(東側)・午後からは左舷(西側)に遮光ネットを張る

炎天下の細かい屈み仕事は頭がボーッとして来る
おまけに足場が悪く狭いので腰痛が始まる

日陰を作る為に昼までとそれ以降と遮光ネットを左右舷に張り替える
まるで黒いセールの打たせ船という感じで横帆を張っている様だ

遮光ネットは風は通すし太陽の光は良く遮ってくれる(80%)
何年か前にヨット用に買ったが積んでいるだけで使った事はない

昨日はドッグハウスから数えて2本目のチークを張った
一日に左右一本ずつだから後何日かかるのか読めそうな物だが
ラダーオズモシス修理と船体傷修理と船底塗装もあり
お天気次第だろう

遅くとも8月半ばまでには仕上げたいと思って居る


2014年07月28

興居島(ごごしま)由良桟橋

松山観光港前の興居島へ行った

フェリーが着く由良桟橋のフェリーの反対側に泊める

入港したら直ぐに折りたたみ自転車を2台組み立て
興居島にもう一つある泊港(とまりこう)までサイクリング

泊港を通り越して島の南側にある海水浴場まで行ってみた
夏真っ盛り海水浴の人が沢山泳いでいた

ファーリングジブの展開・巻き取りが問題無くできる様になったので
何時でもジェノアジブで走るようになり楽になる
エンジンだけで走るより1ノット位は速く走れ安定もするので快適だ


2014年07月27

バウハッチ

NORIHIMEのバウハッチせっかく綺麗に張れたチークにひび割れが見つかった
仕方がないのでその部分だけ削り取って入れ替える

他の部分もチークを張り進めているが無理やり曲げ付けるので突っ張りが必要になる
一日に左右一本ずつ張るのが精一杯でそれ以上は進まない

昨日はお休みにして「花丸」に乗り中島へ行った

暑くてたまらないので昼食の後は昼寝をした

今度からヨットに乗るのは夜にして昼間はクーラーの効いた室内で昼寝が良いなあ

デジタルチャート上にGPSで正確な自分の位置が出続けるので
夜の方が一目で他船を認識でき航海は安全だと僕は何時も思って居る

瀬戸内海 夏のクルーズは夜ですね


2014年07月26

「NORIHIME」チークデッキ二層目

NORIHIMEのチークデッキ二層目を張り始める

厚味があると曲がらないので二層目は6ミリ
それでもシアーのガンネルから突っ張っている木をはねのけて曲げが戻ろうとする

昨日も暑くて炎天下で仕事をしたのでいくら冷たいお茶を飲んでも水分が不足するという感じ
水を浴びたのではないかと思うくらいシャツが濡れる

後何日かかるか想像できない

ラダーの方もインタープロテクト二層目まではやったが
ゲルコートを落とすほどのサンディングをしたので凹凸がありすぎる
もう一度水線下に使えるエポキシパテを使う必要がある


2014年07月25

「PATEKE」

傷ついた船底補修も終わり船底塗料も新しく塗りかえました

少し隙間が大きくなりガタが出来ていた船尾のカットラスベアリングも交換しました

エンジンを20センチほど前に出してシャフトを長いシャフトと交換し
グランドパッキン部分へのアクセスを楽にしました

今も改造を続けながら航海をしていると言うことです

2.5メートルくらい有るバウスプリットの先にパルピットがあり
帆船の様にバウスプリット先まで出て行ってジブセールをセットする様になっています

ライフラインも落ち止めネットもありますがあまり嬉しい作業ではないでしょうね
女神像こそ有りませんが船首部分はまるで帆船です

今日岡山県の北木島へ旅立ちます


2014年07月24

遮光ネット

遮光ネットを買ってきました2メートル×4メートルで1200円ほどです
太陽の光80%を遮ると言ううたい文句の物です

光は遮り風は通すというのは夏場のヨットにもってこいの暑さ対策でしょう

デッキチーク張りを進めていく内にドッグハウス回りには縁回しを付けるが
シアーライン側には縁回しを付けていなかった理由がわかってきました
船尾に行くほどデッキの巾が極端に狭くなり縁回しを付けるとデッキ張りが出来なくなるからでした

昨日はラダー(舵)に第一回目のインタープロテクト(防水エポキシ)を塗りました

何時になったらこの仕事は終わるのか細かい調整で時間がかかりまだ先が見えていません
木を曲げながらチークデッキを張るというのはやはり難しい仕事です

造船所はチークデッキ張りの仕事を現場仕事からコンピューターカットの外注仕事にしたはずです


2014年07月23

チークデッキ張り

チークデッキ二層目6ミリ厚味の物を張り始めました

細かい仕事なので昨日はたったこれだけしか張れませんでした
一番の見せ場なので気を使います

今日はドッグハウスの周り縁取り分を作ります

それにしても直射日光に当たらない様にテントを張れば風が来なくて熱い
テントがなければもっと暑い

寒冷紗というのでしょうか黒い隙間だらけの農業用遮光ネットを使おうかと考えています
あまりの暑さにバテ気味です


2014年07月22

野忽那島(のぐつな)

野忽那島の桟橋に入港した写真です

昨日は風が弱くて暑い日でした
セーリングにこだわったので一番近くの野忽那島までしか走れませんでした

バウスプリットの先にタック部分が有るジェノアセールのファーリングシステム
この間から随分改良したので何も考えないで展開・巻き取りが出来る様になりました

以前はインナージブを多用しフォアーステーにはずっと小さいヤンキージブを上げていましたが
今はインナージブはほとんど使わなくなりました

強風時の帆走にはミズンセールとインナージブは有効なので安心です


2014年07月21

ブリストル・チャンネル・カッター補修

アンカーを何かに引っ掛けて無理矢理ウインドラスで巻き上げていて
船首部分の船底に木の表面が表れるほどの傷が出来ていました

全く問題ないほどの引っ搔き傷ですが乾燥させて表面加工をやり直すというので
布団乾燥機を貸してあげました

5時間おきに乾燥させては水洗いの繰り返しできちんと乾燥させます

水洗いの度に熱風を送る為のマスキングシートで作ったトンネルを外してやり直しです

フェントンさんはプロペラシャフトを取り替えたいとエンジンを移動させてシャフトを抜きサイズを測りました
1インチ(25.4ミリ)のプロペラシャフトでした

今日は連休最後の日(海の日)です「花丸」に乗ります


2014年07月20

ブリストル・チャンネル・カッター

ニュージーランドのFentonさんと自作ブリストル・チャンネル・カッター30フィート

「PATEKE」と言う船名 マウイ語でアヒルだそうです

香港で船底を傷めたというのでアンカレッジ・マリーナに上架してもらいました

シングルプランキングという古い帆船などと同じ船作りの古典工法で作られた木造船です
現存する100年以上経ったヨットや帆船はみんなシングルプランキング工法で出来ています

木と木の隙間にホーコンを打ち込んで水の侵入を防いでいます
接着工法ではなく銅のリベットでカシメて木を組み立てています
金具なども図面通りの真鍮特注品ばかりです
庭にあった木をチェーンソーで切り倒すことから初めて製作期間は12年と言うことでした

ニュージーランドでは3人に一艇の船があるそうです
あちこち家の庭でヨットやモーターボートを自作してるのを見ました

でもこれほどのヨットは滅多にありません
そろそろ歳なので船を売ってキャンピングカーにしようかなあと言っています
北米に渡って売るのが一番高く売れるそうです


2014年07月19日

ラダー オズモシス修理

ラダー全面にオズモシスの小さいブリスターが広がっていたが
船底塗料を落としゲルコートを剥がしてみると内部まで大きくふくれている部分が片面20箇所ずつくらい有った

オズモシスで侵され強烈にくさい臭いのする液体が染みこんだFRP部分を削り取る

朝一番・昼前・昼過ぎ・帰る時と一日に4回水をかけては乾かし完全乾燥を狙う
木材でもそうだが水をかけながら乾かすと乾きが早い

木の場合樹脂分を洗い流すと良く乾燥すると言うことだろう
若い時に水をかけながら木を乾燥させるというのを知った時は驚きだった

FRPの場合も樹脂を何度も洗い流しながら乾燥させる

この後エポキシを使ってオズモシスの修理が始まる


2014年07月18日

バウハッチを先行

上手く行くかどうかバウハッチのみ先行させてみる

工房内の日陰で涼しいところでする仕事なので色々問題が有ったが楽ちんだった

デッキの下地チークは中々張り終えることが出来ない
それでも二人で狭いデッキ船尾近くのチークを切り出すわけにはいかず
二層目チークの枠を切り出す仕事を始めた

今度はチークデッキとして見える部分だしシアーの曲がりに沿わせて張るので細かく気を遣いながら切り出す

クリートやチェーンプレートの取りつけ部分はチークを張らないで避けているので木造船よりよほど難しい


2014年07月17日

にわか雨

一日に左右舷5〜6枚ずつの下地チーク板をシーカフレックスで張り付けている

トーレールから突っ張りながら鉛の重りで押さえ隙間を無くす

後ろに行くほどデッキが狭くなり足の置き場が無くなるので仕事がやりにくい
斜めにキャンバーが付いたデッキの上でずっとかがんで仕事をすると又腰が怪しくなってきた
とにかく不自然な姿勢を長く続けない様に心がけないと続かない

昨日は天気予報では降らないとなっていたのににわか雨が降り工具を濡らしてしまった
チークも濡れたので途中で仕事がストップした


2014年07月16日

チークデッキ下地

チークデッキを張る前に4ミリメートルのチークを張っています

本当は厚味がある一枚物を張れば良いのですが
厚味と巾があるとこのデッキの曲がりに合わせて張るのは無理です

仕方無く最初やってあった様に下地を張った上にチークを張りますが
下地は合板でなく手間でもチークを使います

これで腐らないチークデッキが出来上がります


2014年07月15日

オズモシス修理

ラダー部分にだけ発生していたオズモシスも修理することになりました

先ずは船底塗料を剥がすとゲルコートが膨らんでいる先が飛びました
凹みが沢山出来てゲルコートを浮き上がらせていたブリスターの中の臭い汁が出て来ます

ブリスターがあまりに多いのでゲルコートを全て剥がすことにし
14#の粗いサンダー刃でゲルコート部分を削り取ります

ゲルコートを全部剥ぎ落とすとそれより下のFRP部分まで進入しているオズモシスが表れました
直径7〜8センチメートルで20箇所くらい有ります

以降毎日朝夕水をかけながら良く乾燥させた上でエポキシを使って修理します
結構大きな工事です


2014年07月14日

Boat Beacon

Boat Beacon - AIS Marine Navigation

僕のiPadにはBoat Beaconを入れてある

もちろんHANAMARUが sailボートでありスピードや長さや巾などの情報も解る様にしている
写真を写した時は工房二階の事務所にiPadがあったので
中心に有る「花丸」の位置は陸に上がっている
スピードは0ノットで止まっている

他の動いている船の上をタップするとその船の写真や船籍現在の進路や進行方向など細かい情報が出る
画面の拡大縮小も自在でAISの装置や登録など必要なくなった

半年も前に入れたのにほとんど使っていなかった今度から出港の度にiPadをセットして使おうと思って居る


2014年07月13日

オズモシス

船体には全くないのですがラダーがオズモシスのブリスターでびっしり埋まっています

一つのブリスターの大きさは直径15ミリくらいです
中には直径5センチくらいに大きく成長したものも有ります

船体とは別の日に別ロットの樹脂で整形した物と思います
もしかしたら別の場所で積層したかも知れません

オズモシスの出来る大元の原因はまだはっきりしたわけではないのですが
天候やその時使った樹脂やゲルコートに左右されるようです

この際だからラダーのオズモシス修理もやることになりました
全部一皮めくって何度も水洗いしながら乾かし
エポキシで仕上げます


2014年07月12

腐った合板

左舷合板に雨水が回り腐り始めています

右舷は全く綺麗な合板でしっかりした物でした

おそらく最高級の舟艇用合板だと思うのですが真水が回ると合板はどうしようもありません

舟艇用合板の積層にはエポキシとまではいかないが最高の接着材を使っていると思われるのに
接着面がみんな簡単に剥げます

右舷の合板を剥がす半分以下の時間で左舷は簡単に剥がすことが出来ました

下にはFRPのノンスリップパターンが出て来たのでチーク張りはオプションだろうと思われます

それにしても下地に合板を使ったのは間違いですね
年数が経って真水が浸入すればいずれはこうなります

今度は無垢のチークを2層しますので腐る様な事はありません
何故2層にするかと言うと厚くて巾のあるチークはデッキの曲面に合わせて曲げることが出来ないからです

今度のチークデッキ張り替えでFRP船の寿命と同じくらいはデッキの寿命も延びます


2014年07月11

デッキキャンバー

先にバウハッチに張ったチークはすべて削り取った

マリーナに持って行って仮に合わせてみるとデッキキャンバーが合わない

もう一度最初から張り直す事にして
デッキキャンバーの型取りをし木でRを作っておいてその上にハッチを乗せ
貼り付けるチークを押さえ込んでもデッキキャンバーは変わらない様にした

昨日は台風8号が来ると言うので心配したが結局太平洋側を通過した

松山は台風の進行方向左(台風に向かって右)側になり可航半径に入り風も弱かった
四国山脈は結構高いので屏風の役目を果たしほとんど影響はなかった

台風増し舫をしても何も無いのが普通の瀬戸内なのですが
増し舫をしなくて風が吹きだして後悔するよりは用意万端整えてまな板の鯉となった方がましです


2014年07月10

合板を剥がしてサンディング

「NORIHIMEⅢ」チークの下に張った3ミリ合板をノミで剥がし
その後をサンダーで平滑にならす

目地用の黒いシーカフレックスをボンディングに使っていた

元々FRPデッキ面にはノンスリップパターンがあり
チークデッキはオプションで取りつけた様だ

ノンスリップの凹凸が有る綿なので良くひっついていた

台風8号がどうも松山を狙っている様なので強風に備え陸のアンカーに4本の舫ロープを取る

ドジャーもビミニトップもたたんで縛り台風に備えた


2014年07月09

チークデッキ剥がし

「NORIHIMEⅢ」チークデッキを剥がし始めた
元々はチークの部分6ミリ厚味があったようですがほとんどの部分で4ミリくらいしか無くなっている

それをノミではつって取り除き
その下の3ミリ合板もできる限りノミではつる

合板最後の1層は黒色シーカフレックスでしっかりとFRPデッキにひっついているので隙間にノミを入れてゆっくり剥ぎ取る

一枚の張り物に見えたチークデッキだが剥がしていく内に上手に繋いでいるのが解る

しっかりとデッキにくっつける為に50センチメートルくらい置きに合板に直径20ミリくらいの穴を開け直接チーク材とデッキを接着している

それに接着時の押さえは5ミリ厚味のシーム部分に木ネジを打って硬化してから抜き取ってある

デッキのチーク張り職人を使わない為に色々な工夫がしてあるが
ここまでやるのなら合板を使わないでチークデッキにする方法を考えつかなかったものなのか

合板はどんなに良いものでも切り口から雨水が入れば腐り始める
今の量産ヨットのほとんどがコンピューターカットの合板にチークを張ったものを工場で生産し
それをFRPデッキに張ると言うやり方だそうだ


2014年07月08

船首ハッチ

昨日朝一番に「NORIHIMⅢ」を堀江海の駅からアンカレッジ・マリーナへ廻航
上架して船底を真水で手洗いして綺麗にする

チーク張りの仕事を先行させる為に船首ハッチを取り外して工房に持ち帰った

僕が考えて居る通り合板を使うのを止めて下地に4ミリチークを張ってみる
接着にはチーク目地に使う黒色のシーカフレックスではなくボンディング用の茶色の接着用を使う

今日は朝から大雨・もの凄い地響きがする様な雷で目が覚め眠れなくなった

今も雷が光りっぱなしで直ぐ近くで上がる堀江港の打ち上げ花火よりも大きな音が響いている

http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp0814.gif
米軍台風情報では熊本・大分・を通って松山直撃みたいです

http://www.jma.go.jp/jp/typh/140824d.html
気象庁は先ほど09日00時以降の進路予報を取り消した

柳原ヨットクラブの台風舫は急いだ方が良い様だ


2014年07月07

ファーリングドラム

「花丸」No.1ジブをファーリングジブにしたが
巻き取りや展開時にファーリングシートがファーリングドラムから外れ
2.1メートルもあるバウスプリットの先に出ていって直すことになり怖い思いをしていた

それで間違っていた上下のブロックを固定ブロックに替え
ファーリングドラムにファーリングシートを導く為のアイを付けた

これで間違いなくファーリングシートはファーリングドラムから外れないで巻き取ることが出来る様になる

ハリヤードブロックとバウスプリット先へタック部分を振り出すブロックを固定に替えた事でスムースな巻き取りが出来る

外洋帆走ではジブセールの交換もあるだろうが
瀬戸内海ではファーリングシステムを使ってジェノアジブセールを展開した方が頻繁にジブセール使う様になる
風が強くなればファーリングジブは巻き取ってインナージブだけで走る事にする

来週からのセーリングが楽しみです

 


 

2014年07月06

チークデッキ

Barvaria Yachts 32のチークデッキ写真の様におしゃれに張られている

これを全部はがして張り替えるという仕事を受けた

原因は岸壁との衝突で船がひずみデッキが浮き上がったからです

なぜそんな事になったか浮き上がった部分のチークを切ってFRP部分まで剥がしてみました

工業製品としてチークデッキにする為に3ミリの耐水合板に6ミリのチークを船とは別の所で施工しておいて
オプションとしてFRPデッキのノンスリップパターンの上に貼り付けたものでした

長年の内に3ミリ耐水合板(外国製の本物耐水合板)が腐り強度を無くしています
だから急激な船の歪みでチークと合板の接合が外れたようです

正確に言うとチークと合板一層目はひっついているのですが合板自体の1層目と2層目が剥がれました
合板はどんなに良い合板でも木の繊維が切れているので一度水が入るとなかなか抜けません
しっかり防水処理をしていても長年の風雨には耐えられず雨水が浸入するとそこにバクテリアが繁殖して腐ってきます 

そこで今回は合板を使わないで下地を全て4ミリ厚味のチークにすることにしました

デッキのRに沿って40ミリ巾9ミリ厚味のチーク板を曲げ付けることは困難だからです

 



2014年07月05

「NORIHIME III」

Barvaria Yachts32 「NORIHIME III」が大阪からチークデッキの張り替えに来た

廻航したのは先日それぞれ自分の船で堀江海の駅に来られた輸本さんと矢田貝さん

壁のような霧の中に入り本船と遭遇して危ない思いをしたそうだ
ここ最近黄砂と霧で瀬戸内海はずっと視界が悪い
昨日の来島海峡付近は特に霧が濃かったという

僕の所で大宴会をと思っていたが今度の廻航航海の最後の日だからと市内にホテルを取ってあるそうだ
陸から車で支援していた土井さんと海の駅に到着すると直ぐに市内へ直行した

僕はチークデッキの部分の採寸と写真を沢山写し昨日の仕事は終わりにした
いよいよチークデッキ張り替え仕事の始まりです

今日は母の13回忌と父の90歳の祝いで
妹一家と僕のファミリーと父と従兄弟が集まり市内のホテルで会食をすることになっている
朝一番 今からチークの切り出しにかかる予定で居る


2014年07月04

雨の 音戸大橋二橋

昨日は朝から夕方までほとんど雨の一日

広島県呉市共済病院へ入院した友人を見舞いに行った
肺炎を起こして集中治療室に入っていたのが出られたと言うので会いに行く

フェリー客室の一番前の席に座りずっと霧で霞む海を見ていた

音戸の大橋は二橋になり朝の交通ラッシュも少しは和らいだのかも知れない

写真左に小さく写っているタッグボートがゆっくり長いカキ筏を引いて音戸ノ瀬戸を通過
その間10分近くフェリーは音戸ノ瀬戸に進入しないで待っていた

AISで知ってVHFで連絡しあったか文明の航行機器は随分役に立っているようだ
iPadのAISでも両船が見えていた


2014年07月03

ミキシングエルボ

「花丸」には3GM30Fという三気筒のエンジンが載っている

そのエンジンのミキシングエルボという部品です
排気ガスの回りに排出する冷却水を回して排気を冷却しています

この写真の上の方にある小さい穴から冷却水を入れます
左側がエンジンの排気が入る部分で曲がったパイプは2重になっており
排気の回りを冷却水が取り囲んで排気を冷やします

右の穴から出る時には排気と排出される冷却水は一緒になって逆流防止装置へ行きます

ミキシングエルボのダブルパイプ溶接部分はよく電蝕で穴が開き駄目になります
そうなるとエンジンヘッドに冷却水が入ってエンジンを駄目にします

そんな例を良く見るので写真のミキシングエルボは消耗品だと考えて
常に予備のものを積んでいます

今使っている物を取り換え古いものを点検して塗り直しました
ステンレスで出来ており熱を持った海水と排気が通るのですから電蝕は充分考えられますが
今回は問題無いようです
予備に取っておきます


2014年07月02

パッションフルーツ

小笠原父島の友人からパッションフルーツが届いた

ニュージーランドへ行った時に覚えた味で甘酸っぱくてとても良い香りがする
ニュージーランドのヤニックさんと野生のパッションフルーツを何度もザルにいっぱい採って食べた

日本にもある時計草という時計の文字盤のような綺麗な花が咲くツル科の植物です

黒い種もガジガジと噛んで食べます
美味くて堪らないと言うことはないのですが何と言ってもその香りが素晴らしく良いのです

父島では自然に生えているものも有り友人と一緒に何度かパッションフルーツを取りに行ったこともあります
松山では興居島でビニールハウス栽培のパッションフルーツを作っている人が居ると聞きます

僕にとっては忘れられない南洋の味なのです


2014年07月01

ボブステー

「花丸」の船首が水を切って走っている所の写真です

ボブステーというバウスプリットを下に引くワイヤーに塩ビのパイプに切れ目を入れたものを被せてあります

バウスプリットは上向きに折りたためるように作ったのでボブステーを張るのは1/4テークルで締め付けます

問題はボブステーを船体に止めるUボルトです
普段は海面上200ミリメートル以上の所にあるのですが
船が走ると海中に没する事もしょっちゅうです

外洋航海ではほとんど海水に浸かりっぱなしと考えた方がよい様です
そこでステンレスUボルトは電蝕の危険に曝されます

2ヶ月ほどの航海で直径20ミリもある太いステンレスのUボルトが電蝕でボロボロになったのを見たことがあります

花丸のボブステーを止めるUボルトは船内でバッテリーのマイナス側までアースさせています
今のところ電蝕は無いようです



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