日替わり写真


2015年03月31

燃料2000リットル

昨日は燃料が2000リットル積み込まれた

エンジンより後ろにある燃料タンク二つにほとんど満タンだそうです

今まで浮き過ぎだった船尾がぐっと沈み船首が浮き上がりました
ほとんど狂っていないそうですがこの状態でエンジンとシャフトの芯出しをする

船首パイロットデッキにノンスリップペイントを塗りました
高価なのですがヨットなどに使うインターナショナル社のノンスリップペイントです

3枚の窓ガラスを止めていたコマを取り外し外部用シリコンで隙間を埋めました
後の2枚のガラスは後ほどにします
シーカフレックスをあふれ出すほど入れたので硬化に時間がかかると思うからです

今日は出来上がった3枚のガラスにUVカットのスコッチカルシートを貼る

いよいよ船内操縦席前のエンジンコントロールレバーや計器を取りつける為の下地作り
昨日はなかなか方針が決まらず打ち合わせのみとなりました


2015年03月30

出張積み込み品

次の出張でやらないといけない事を考えて積み込み品を集める

エアコン室外機のカバーをFRPで製作するので
簡易モールドを作る為のポリ合板を使う大きさに切り車に乗せられるようにした

強化ガラスの接着部分を紫外線から守る為のスコッチカルシートは
現場では広くて真っ平らの台と2メートル定規がないので工房で切って持っていく

写真右に見えている定盤丸鋸は足の部分を取り外し機械本体だけを持っていくことにする

いよいよ今朝から小豆島へ14回目の出張です


2015年03月29

出張準備

窓ガラスを接着したシーカフレックスを紫外線から守るために
スコッチカルシートという外部暴露で8年は問題無いというフィルムシートを手に入れた

「現代工房」の田内さんはヨットをやっているが古くから看板屋さんもしており
色々なフイルムシートを使ってきたそうです
その田内さんがこれが最高の外部用シートだと言うのですから間違いないでしょう

これを直ぐに窓枠に張れる様カットして持っていきます

あとパイロットデッキのノンスキッドペイントも仕入れました

エアコン室外機のFRPカバーを作る為にカタログから寸法を割り出しました
これがFRP最後の大きな仕事になりそうです

船内木工のために定盤丸鋸を車に積んで行きます
いよいよ最終仕上げ木工仕事です


2015年03月28

強化ガラス接着

昨日松山に帰り着きました
車のエンジンを始動させるセルモーター調子が悪くなり車屋さんが閉店前にぶっ飛ばして帰りました
今日は休みですが開店し僕の車だけ直してくれるそうです

今度の小豆島出張最大の目的 強化ガラス接着は一応終了しました
冬でシーカフレックスの硬化が遅く最低でも1週間くらいはこのままにしておこうと思います

フロントの窓ガラス変更でこんなにも視界が変わるのかと驚くばかりです
圧倒的に前方が開け操縦しやすそうです

残すは船内内装の大仕事です
大工と指物師を一緒にしたような仕事なので定盤丸鋸を持っていこうと思って居ます
船内にあふれているFRP仕事のための道具とかを持ち帰らないといけません


2015年03月27

船内改装準備

昨日結構手間取ったガラスの接着を終えました

朝は3月下旬とは思えないような冷え込みでびっしりと霜が降りていました
朝冷え込んだ日の昼間はポカポカ陽気でガラス接着にはもってこい

一枚ずつ下地処理をしてはガラスを貼りつけました
冬なので1週間くらいは固定したコマを外さずそのままにするつもりです

いよいよ船内改装工事にかかるため準備に入りました

一番は工事が終わり不要となった道具や材料を引き上げて船内をすっきりさせることです

天井から沢山の電線やセンサーの線が降りてきていますが
それらの線を繋ぐ電気器具などを揃えておかないと
天井を張る前に取りつけ下地を作る必要があります

新しく接着した窓部分の側壁と前壁船内側の仕舞いをどうするかも考えないといけません

「海の広場」を更新しました左上最新の更新ボタンからお入り下さい
(昨日は 最新の更新ボタン リンクが夕方まで外れていました済みません)


2015年03月26

ガラス接着準備

窓ガラス接着の下準備です

ガラス用のプライマーは紫外線に弱いというのでプライマーを使わないで接着する事にしました

いきなり接着するとシーカフレックスが入った所と入っていない所がガラスの外から丸見えで汚らしいので
まず最初に接着部分をマスキングしておいて薄い接着用シーカフレックスで覆いました

隣の船に乗せて太陽に当て硬化を待っています
夏ならあっという間に硬化するのでしょうが冬は最低3日くらいはかかる様です

窓用のシーカフレックスはとにかくはみ出したら手に負えません
細い糸を引いてあちこちにくっつきどうしようも無い状態になるのです

新幹線も車も環境を整えチリのない一定温度の部屋で接着しているのでしょうが
今度の場合は屋外でその辺り中ホコリだらけおまけに接着後にパラッとですが雨まで降りました

こんな事で上手く接着出来るのでしょうかちょっと不安になります

今日は船体側接着面の下地処理をして実際に接着する所まで進めたいと思っています


2015年03月25

強化ガラス仮留め

操縦席前の3枚と両舷の強化ガラスを仮留め
縁取りをした後取り外して接着面40ミリを残しFRPをカット
もう一度強化ガラスを仮止めして確認している所です

船内から見ると以前より圧倒的に視野が広がりました
運転しやすそうです
木村さんが前傾のフロントガラスにこだわったはずです

両サイドの窓も広くなり窓と窓を挟むピラーを細くしたので
車のように障害物がピラーに隠れて事故になることもないでしょう

今日からガラス接着準備ですが
ガラス用のシーカフレックスは他のシーカフレックスと違いはみ出したら手に負えなくなります

それにガラスは透明なので接着した黒いシーカフレックスが透けて見えます
紫外線に弱いガラス用のプライマーは使わない
外からアルミの縁取りもしないという条件をどうクリヤーするか

高価だが紫外線に強い黒色ラインテープで縁取りと言う方法を考えています


2015年03月24

「海翔」反転

この写真は反転する前の写真です

片舷に7本のタイヤフェンダーが付いていますが
そのフェンダーは写真の様に下が船体の方に入り込んでいます

そこでアバと言う黄色で強くて軽い発泡体のフェンダーを3個繋ぎでタイヤの下に入れます
繋いで通すロープは松山で作ってきました

昨日は左舷を入れ終え船を4人がかりで反転させ
右舷にかかりましたが夕方あまりにも寒くなり途中で仕事を中止しました

今日は全部のフェンダーにアバを入れてタイヤフェンダーが水面と垂直になり
よりはっきりとフェンダーの役目を果たすようになったところの写真を写します

アバと言う黄色い漁師さんがよく使っているフェンダーは
軽くて丈夫なのでヨットにも使えそうです


2015年03月23

「花丸」機走

天気が良かったので久しぶりに花丸の舫を解いた

長く走って居なかったから船底が汚れている
機走で30分アンカレッジ・マリーナの前まで行って帰った

出港して直ぐは5.9ノットがやっとだったが帰って来た時は6.5ノットまでスピードが上がった
対水速度で計っているので潮の流れは関係ない実際の速度だ

上架して船底塗料塗りたての時は軽く7.5ノットを超えていたのに
1ノットも遅くなっている
船底にはフジツボやカキこそ付いていないが沢山海草の小さいのが付いていそうだ

なるべく早く上架する必要がある

ガラスとFRPの接着実験も終わり今日から小豆島へ行きます


2015年03月22

アルミドア仕上げとガラスFRP接着

アルミドアを平面出ししてサフェーサーを吹き付け
それを研ぎだして白ウレタンを吹きそこそこの出来映えで仕上がりました

費用対効果で無限に時間をかければいくらでもきれいになりますが
それなら新品をオーダーした方が安く上がるでしょう

元の状態からしたら圧倒的にきれいになりましたのでこの当たりで僕は納得です

昨日もテストの続きをしました

左からガラス・FRP・ガラス・FRPの順番に並んでいます

一番左のガラスは接着して1日でFRPと引きはがしてみました
ガラスの面もFRPの面もシーカフレックスはしっかり引っ付いています
一日では中まで硬化していないシーカフレックスが剥がれました

次のFRPとガラスは2日置いたので大分硬化が進みしっかりくっついていますが
ガラスの方から見るとシーカフレックスが凸凹に透けて見えています

一番右のガラスとFRPの接着は昨日ひっつけたばかりでまだ動かせません

日本シーカの技術者にも言われたのですがやはり接着部分をカッティングシートで覆ってはと
大分の知り合いから電話をもらいました
彼はカッティングシートを沢山使った建物を持っている人で10年くらいは全く問題無く保つそうです

雨 風 紫外線は海では防ぎようがないので船を傷める最たる物です
対策を充分にしておく必要があります


2015年03月21

ガラスとFRP接着

ガラスとFRPの接着テストをしています

日本シーカの技術者に要領を聞きましたが僕はガラス接着をまともにやった事がないので不安です
シーカフレックスは化学物質で樹脂やエポキシのようにルールを守らないととんでもない目に会います

今では新幹線の窓や高級車のガラス接着はみんなシーカフレックスを使っているそうです

ところがプライマーの206G+P というのは紫外線に弱いそうです
実際に接着に使うSF-295UVは紫外線に強いものだそうです
それではどうやるかというと接着した後 縁を枠取りするようにアルミや等で覆うのだそうです

小豆島の「海翔」(かいしょう)は縁取り無しですっきりとスマートにと言うので悩んでいます

縁取りがなければ紫外線に弱いプライマー206G+Pが使えません
使わないとSF-295UVの接着跡がはっきりと透けて見えて汚らしい

車や新幹線は接着部分のガラスに黒色のセラミックを焼き付けコーティングしているそうですが
それには型を作らないといけないし もの凄い設備費が必要です

量産されるようなものではないので今回のガラスのためにそんなことは出来ません

今日もテストの続きをします
小豆島行きは月曜日かな?


2015年03月20

フェザーリングプロペラ取りつけ

 

以前ハードドジャーを取りつけた三瓶フィッシャリーナに停泊しているヤマハ28フィートです

Salty Dogs の白敷さんずっと以前からフェザーリングプロペラに交換するように頼まれていました
随分お待たせしましたがやっと準備が整い時間が取れ雨の中三瓶まで走りました

僕の「花丸」も二翼のフェザーリングプロペラですが
今回Solty Dogsに取りつけたものは船尾側にジンクがあります

ジンクは必要です
花丸のフェザーリングプロペラは防蝕亜鉛が溶け落ちて無くなり既に電蝕が始まっていました
今年も早く上架して防蝕亜鉛が残っているか確認しなければなりません

フェザーリングプロペラの角度は今までSalty Dogsに取りつけた二翼固定・三翼固定ペラから割り出しました
でも船型とエンジンとプロペラのマッチングは非常に難しい事で
プロペラに特化した会社でもなかなかこれがよいと言うのを一発では決められません

今度も走行テストをしてみて最良のプロペラ角度を決める事になりました
何度でも角度を変えてテストが出来るフェザーリングプロペラはその点でも良いですね

今回出張の一度で合えばよいのですが・・・・・


2015年03月19

アルミドアにサフェーサー

アルミドア全体をサンディングしておいてサフェーサーを吹き付けました

そのままウレタンを吹いても表面が荒れていては何にもなりません

サフェーサーをサンディングすると凹凸を平したエポキシパテが出て来た部分もあります
出て来た部分はその部分だけもう一度サフェーサーを吹き付けることにしました

費用対効果を考えて仕事をしないとついついやり過ぎます

昨日は雨で仕事はサフェーサーのサンディングだけでしたが
広島県呉市の古い親友が(僕が20歳から)入院したというので見舞いに行きました

喉頭ガンなので話すことも出来ず筆談です

僕より8歳年上ですがまだ死ぬにはちょっと早い

今まで何人もの大切な友人をガンで亡くしました
若くしてガンになった人は進行が早くあっという間に亡くなりましたが
僕くらいの年齢になるとなかなか死にません

何時死ぬか誰にも解らないから死のことを忘れてのんきに生きて居れると思います
朝起きると今日も生きている 精一杯生きよう 楽しく過ごそう と思うのです



2015年03月18

アルミドア補修

キャビン入り口とトイレ入り口の持ち帰ったドアを補修しています

凹んでいる部分にエポキシパテを入れ
凸凹を修正している

サフェーサーを吹き付けてから白色を吹くつもりです
沈殿したサフェーサーを攪拌機で均一に撹拌

引き抜きブースの前にターンテーブルを用意して吹きつけを開始しました
反転して2枚の扉で4面を吹きます


2015年03月17

アイ スプライス

クレモナロープをアイスプライスする

フェンダーとして取りつけたタイヤの下側が船の方に入り込まないように
タイヤを船体から引き離しておく為にアバと言う物を間に入れます

フェンダーの倍数でクレモナロープ28箇所のアイスプライスです
それぞれ長さが違うので計って帰った長さから締め付けのラニヤードロープ分を差し引いた長さで作ります

流石にこれだけの数スプライスをすると肩が凝ります

その後は船舶用のアルミドア吹きつけ準備です

先ずはドア枠の曲がっていた所を修正

部品を付け替えた穴や腐食部分や沢山有った凹みや傷をエポキシパテで修正しました
全体をエアーベビーサンダーでサンディングして
細かい所は手でサンディング
今日はもう少し手直しして下地の吹きつけをしようと思っています

仕上げはウレタン白です


2015年03月16

アルミの扉

写真左が船室への入り口扉で右がトイレへの扉です

どちらも補修してウレタン白で塗装することになり工房に持ち帰りました
下地をきちんとしておかないと良い塗装は出来ないので下地作りに時間がかかりそうです

それとフェンダーとして取りつけたタイヤの下側が船の方に入り込まないように
タイヤを船体から引き離しておく為にアバと言う物を間に入れます

そのアバをがっちりと船体に止めつけるクレモナロープのアイスプライスする事が持ち帰った宿題の1つです
フェンダーの倍数でクレモナロープ28箇所のアイスプライスです
それぞれ長さが違うので計って帰りました

長く出張ばかりして居たので家の雑用も大分溜まって居ます
それらも片付けておかないといけません

自分が受けたフェザーリングプロペラを取りつける仕事の段取りを今日から始めます


2015年03月15

操舵室の窓

次に小豆島へ行ってする仕事の第一は操舵室前面と側面の窓ガラスを取りつける事です

強化ガラスを発注しており
それをアルミフランジなど無しにシンプルに貼りつける予定です

今まではFRPに無機質のガラスを接着する等考えもしないことでしたが
シーカフレックスで接着出来ます

ずっと以前もう20年くらい前にシーカフレックスが初めて日本に入ってきたころ
一度ヨットの小さい窓を窓用のシーカフレックスで接着しようとして上手く行かず手こずったことがあります

その後新幹線や高級車の窓を取りつけるのに使われていると聞いたことがあります
今度は失敗しないようにきちんと調べ別の所でテストしてからかかります

今日 日曜日朝は雨が降っている中「花丸」のエンジンをかけに行っていました
一発始動で快調な音を響かせました
そろそろ「花丸」も上架して船底塗料を塗る時期です


浮かんだ

「海翔」(かいしょう)無事に浮かびました

造船所ではあんなに大きく見えていたのに
浮かべるとどの船もですが小さく見えます

いよいよ船内工事にかかります
先ずは大きなバッテリーを置く位置を移動させたのでバッテリーボックスの手直しからです

パイロットデッキもきちんと繋いでノンスリップ加工をしないといけません

操縦席左右と前のガラスを固定する仕事もあります

あまり休み無く仕事をしたので少し休憩です



春になり自分の仕事が入ってきています
手を付けないで放っておくとやる気がないのかと思われます
営業活動をしないので入ってきた仕事は大切にしないといけないなと感じます

今日はいったん松山に帰り自分の仕事の段取りです

2015年03月13

「海翔」

「海翔」(かいしょう)と名前が付き下架される寸前の写真

防舷材も取りつけ階段を取り外していよいよ浮かべます

船尾の両端に取りつけてあるのは防蝕亜鉛という電蝕防止の亜鉛板です

下架したら出来ない仕事はみんな終えいよいよレールに添って船が下がっていきました
無事に浮かんで機関長が船内に浸水がないか調べました

問題無く浮かび対岸に舫
風が強くて以前あった位置への移動は明日以降だそうです

さて下架まで休み無く働いてきたので少し疲れました
自分の仕事もいよいよシーズン前で追い込まれていますので松山にいったん帰ります

残りの大仕事は船内木工が主な仕事です


2015年03月12

オレンジ色と黒色

船体の色はオレンジ色で船底塗料は黒色です
船首のフェンダー取りつけボックスや船尾のスイミングデッキも黒色に塗りました

縞々こそ有りませんがまるでスズメバチのように目立つ色です

今日13:00に大潮に合わせて下架するそうです

それまでにやっておかないと浮かべてからでは出来ない仕事を大急ぎでこなしています

昨日は防舷材を取りつける為のパッドアイ付きリングを取りつけました
船内のフレームや前後方向の補強部分を避けながら
真君と18個のパッドアイをとりつけたのでした

FRPの粉の中でドリルで穴を開けた切り粉が一番痒いのです
上向きで顔の高さで穴を開けたので
防備はしていますが昨日の痒さは特別でした


2015年03月11

ノミとカンナ

一番下のカンナは22歳の時に買った物です
もうほとんど刃が残っていません

上から二番目のカンナは僕が買ったこのサイズの2台目です
最初に買った物は刃が無くなり使えなくなりました

日本のカンナやノミは切っ先の切れる部分が薄い鋼で出来ています
鋼をしっかりと補強している切らなくても良い部分は軟鉄です
二枚合わせの構造だから刃を研ぐのが楽です
本当に切れる堅い鋼鉄の部分は先だけなので先を研げば良いわけです
軟鉄の部分は鋼鉄の部分の角度を保持する為にあります

上のノミ2本は本物の大工用ノミです

先の長いノミ写真下の2本は鉄鋼用のヤスリで僕が作った物です
ヤスリは全ての部分が堅い鋼鉄で出来ています

グラインダーで火花を散らしながら研ぎます
砥石ではなかなか研げませんしそこまで切れなくても良いFRP専用のたたきのみとして使います
上の方はノミ柄が叩いて短くなるほど使っています
鉄鋼用ヤスリの刃の部分も既に3回やり替えました

FRPをはつり取ったり剥がしたり時には釘や木ネジまでたたき切ります
本物の値が張るノミではやれないような荒っぽい仕事をこなすのに重宝します
刃が欠けたり折れたりしても直ぐにグラインダーで新しい刃をつけます

大工の道具は専用のものは売っていないので作らないといけません

今日から又小豆島へ出張です


2015年03月10

クロスビット取りつけ

写真は一昨日の写真です

上は取りつけ寸前の船首クロスビット
下は左舷船尾のクロスビットです

昨日は雨が降り全身ずぶぬれで写真を撮る余裕が無かった
啓蟄が過ぎてもまだまだ冬の雨 ガチガチ震えるほど寒かった

 

船首側左右と船尾側左右にクロスビットを取り付けた

船を下架したら舫っておかねばなりません
下架するまでに舫をとるクロスビット取り付けはどうしても必要な仕事です

取りつけベースは腐らないようにFRPの単板でデッキビームに合わせ削りだして作りました

パイロットデッキを船首に付けたので船首チョック(ホーサー)も後から取りつけました
雨の中これを取りつけるのに濡れたデッキに寝転がったのでパンツまでビショ濡れでした

今日は一日松山です久しぶりに父に会いに行こうかと思っています


2015年03月09

船体吹きつけ

吹きつけ準備のサンディングをしていて解ったのですが
元々船体の色はこの様なオレンジ色でした

吹きつけはどのくらい下地処理に時間をかけるかで出来上がりが決まります

全体を3回吹き付けました
一回目はパラパラと根付け(アンカー打ち)
二回目は本吹きつけで粘度が高いまま垂れる寸前まで吹きます
三回目は膜を張らせるために薄くして吹きます

朝は雨が残りなかなか水滴が乾きませんでした
吹きつけを始めたのは15:00近くになってからです
全て終わったら薄暗くなりかけていました

風があり塀を隔てた駐車場に駐めていた僕の車の天井がオレンジ色になりました
それでも時間の割にはまあまあの仕上がりかな?


2015年03月08

エンジン排気管

写真右上の真鍮製ミキシングエルボから
写真左下の排気ボックス天板に取りつけた排気穴までFRPのパイプで繋ぎます

ミキシングエルボ側にも排気ボックス穴側にもゴムのジョイントが付き
エンジンの振動がそのまま伝わらないようにしています

昨日はFRPの大きなパイプを切ってFRPの大きなエルボに接着する仕事をしました

エンジン排気口と排気ボックス穴をつなぐ排気パイプ作りは
ゴムのジョイントで少しは余裕があるとは言え合わせるのは難しい仕事です

出来上がった物を繋ぐのは田中造船さんの仕事です
何度も確認して上手くつなげることが出来る様に角度を決めパイプとエルボを接着積層しました

雨が降って吹きつけが出来ないのでその他の仕事でどうしても下架までにやっておかないといけない仕事を進めた
クロスビット取りつけ下準備とフェンダータイヤにホールソーで穴を開ける仕事です

いよいよ今日は船体の吹きつけをします
色は鮮やかなオレンジ色です



2015年03月07

消防放水口

ポンプ自体は船内船室に有りますが放水ガンはデッキ上に付きます

写真作業の邪魔になるので放水口を下げた状態です

放水する時は2つあるハンドルを回して放水口の角度と向きを調整します

昨日は張り終えた左右デッキの仮留めと
船体吹きつけの準備でした

15:00から吹きつけの予定だったのですが雲が迫ってきました
松山では雨が降っていると言うので(この辺りの天気は西から変わる)吹きつけは延期

吹きつけをしようと大忙しで準備をしたのであまりにも疲れました
仕事が終わった時にはもう何をする気にもならないくらいでした

FRP排気パイプをつないで欲しいと言われましたがそれも時間切れで後回しです
積層だけならすぐでしょうが合わせに時間がかかりそうです


2015年03月06

パイロットデッキ左右接着

部品作りや準備に長くかかりましたがやっと昨日パイロットデッキを接着しました

パイロットボートですからこのデッキは重要です
船側からの巾が1100ミリ有ります
水先案内人(パイロット)を本船に乗り移らせたり本船から戻らせたりします

シアーラインの高さでほとんど突起物が無く人が本船に乗り移るためのデッキです

田中造船の奥さんにクレーンを運転してもらい
デッキを持ち上げておいて下地処理の後シーカフレックスを接着面に塗りました

硬化しない内にデッキを元の位置に戻し仮留めのボルトで縫い付けます
もう今日は接着出来ています

下地の処理は大変ですしシーカフレックス自体高価なものですが
ヨットのデッキと船体接着や水漏れ止めなど定評がある接着工法です

昼からは船体吹きつけの準備に追われました
実際に吹き付ける塗料を使い吹きつけのテストもしました
松山でもしたのですが僕が持っていたのは随分古い塗料で粘度が違いました
薄めるシンナーの量を知りたかったのです


2015年03月05

消防ポンプ

田中造船さんの仕事で船首ハッチのある部屋に消防ポンプが座りました

パイロットボートですが火事の海上で初期消火をする為の船としても使うそうです
小型消防ポンプという物を初めて間近に見ました
結構しっかりした作りで使いやすそうです

エンジンルームには いすゞ600馬力とかのターボ付きエンジン が2台入りました
ヨットの小馬力エンジンしか知らない僕にとっては驚異的な大きさです

昨日は芯出しをしていましたが精密な計測器を使い丁寧に芯出しです
もちろん水に浮かべてからももう一度芯出しをするそうです

ヨットもそうですが水に浮かべると船台に乗っている時とは芯が狂ってきます
水に浮かべると船体形状が変わるのです

いよいよ上架している間にやっておかないと出来ない仕事も残り少なくなりました
後の大仕事は船体の吹きつけと
パイロットデッキ両舷分の接着と
船底塗料塗りでしょうか

天気次第ですが今度の日曜日に船体吹きつけをする予定です


2015年03月04

吹き付け足場

船体の周りにぐるりと吹き付けの為の足場を組みました

後ろの扇を広げた様な大きな足場はクレーンで吊り上げて設置してもらいました

足場を設置した後は船体の小傷にペーパーをかけた
小傷を荒らしてポリパテで修正するつもりです

大きな傷は樹脂パテで埋めた後ポリパテで薄くきれいにします

まだ船底チャイン部分の出っ張りが出来上がっていません
傷だらけで欠けた部分もありパテでやっと形を戻した所です
今日はオーバーレイアップで強度を戻します

船内と船外に分かれてフェンダー取りつけ用のリング付きパッドアイを取りつける仕事も残っています

船体吹きつけは仕事の進み具合からも天気予報からも日曜日の予定です


2015年03月03

「花丸」エンジン始動

週に1度はエンジンをかけないとエンジンオイルが下がるそうだ

エンジンのピストンは始動時に一番傷つくそうです

何ヶ月もエンジンをかけないで放置した時はオイルが下がっています
オイルが廻るまでデコンプを抜いてエンジンがかからない状態でエンジンを回してからかけると良いと聞く

面倒だけれども車のように毎日エンジン始動が出来なければ週に一度はエンジンをかけ暖める
「花丸」のエンジンはそんな風にして正常な状態を保っています

昨日はぽかぽか陽気で港は小春日和でした

今日から又小豆島出張です

今度は船体の吹きつけをします

圧送ガンという塗料そのものにも別ポットに入れて圧力をかけて送り出すガンで吹きます
ゲルコートやウレタンは吹いたことがあり専用の吹きつけガンを持っていますが
マリンペイントは初めてなので手持ちのガンで吹けるかどうかテストを繰り返しました

多分大丈夫だろうと思いますが
新品の中粘度対応ガンも塗料屋さんに借りて行くことにしました
使えば買い取ります


2015年03月02

雨の中パイロットデッキ合わせ

船首の三角部分パイロットデッキは一昨日シーカフレックスで接着した

昨日はフェンダーを吊り下げる為のリング付きパッドアイを取りつける部分に品物を仮取り付けしておいて
パイロットデッキの方を切りかぎ仮合わせをした
冷たい雨が降り結局昼くらいにはビショ濡れになった

他の仕事も少ししたがあまりに寒いので着替えをして昼過ぎのフェリーで松山に帰る
寒さに震えたせいか暖かいフェリーの中で眠くなり眠ってしまった

雨の高速道路は慣れないので緊張した

松山に帰り着いて一週間分の作業着の洗濯で4回洗濯機を回した

老人施設に入所している叔母97歳の見舞いに行くと何所に行っていたのか遠くに行かないでと言われた
又僕が長期航海に出かけたと思って居る様だ
もう何所へも行かないからと安心させておいた


2015年03月01

アイドリング時の排気

写真は左舷水中排気口のものです

船底には大きな水中排気口の穴が開いています
船首側に出っ張りがあり船尾側は斜めに削っており走れば排気ボックスの中が負圧になる様に出来ています

停船したままのアイドリング時には水圧があり排気が下には抜けにくいので
ウォーターライン上にホールソーで穴を片舷4個両舷で8個開けました

この穴面積は非常に難しいものだそうです
面積がありすぎても少なすぎてもいけないそうです

面積に問題が有った時にもう一つ穴を増やしたり
今ある穴を埋めたり出来るように丸い穴にしました

エンジン排気は微妙なものですね
僕は「花丸」で排気をストレートに抜きエンジンパワーが落ち煩くなり元のウォーターロックに戻しました

車のマフラーなどもその車の使い方にジャストフィットしたものを試行錯誤で見つけているのだそうです

暴走族が勝手にマフラーを取り替えて音だけ煩いものにしても
エンジンパワーは引き出せていないのだそうです

ヨットはヒール(傾く)するので駄目でしょうが
水中排気ボックスを使った排気は初めてなので興味津々

ある程度排気に圧力がかかり消音の役目も果たしなお船尾まで排気を送る重い排気管も不要です
今は多くの高速艇で排気方式を水中排気にしているようです


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