日替わり写真


2015年12月31日

気象庁有料カレンダー

気象庁に勤めている岩田さんが毎年僕に買ってくれる
気象庁発行の有料カレンダーです

その年その月の気象の説明が毎月非常に丁寧に書いてあります

ヨットと気象は大変重要な関係です
暖かくて程よい風が事前にわかればヨットにとってそれに勝る技はありません

シーマンシップとは
海の上で安全に過ごすための技の集大成です

「スポーツマンシップに則り」と言うような精神面は全く無意味です

完全なその時その場の気象を知ることが出来る技があれば
ヨットにとっては全てのヨットを操るための技の第一番に置きたい技だと思います



2015年12月30日

ラブバードテルアキ

額に入れてトイレにでもかけておいてと毎年頂くカレンダーです

本当に毎朝 毎夕トイレで見ます

2003年分から頂いてずっと保存しています
写真があまりに綺麗なのでその年が終わっても捨てられません

「ラブバードテルアキ」さんとは僕が横浜に住んでいた時からの知り合いです

ラブバード(木彫りの鳥を絵付けした手作りブローチ)の販売代理店もさせてもらっています

「花丸」シェークダウンでで北海道へ行った時の記事も彼のホームページに載せてもらいました

輝顕さんは現在十勝に住んでいます僕より10歳ほど年上です

「ラブバード」を造りだし他に誰も真似できない世界で1つだけの物をというのは
ヨットの世界では まして日本に居たのでは出来ないことです



2015年12月29日

糞害

「花丸」船尾両舷にパルピットにとまった鳥から爆弾が落ちています

ミズンブームの付け根にも酷い糞害です
新しくしたコクピットオーニングとミズンセールカバーが触れないくらい汚くなりました

対策として切ってしまわないとセールを上げることが出来ないほど釣り糸を張り巡らせました

そうしておいて寒い中 鳥の糞を海水で1時間もかけて洗い落としました

これ以上糞害が続けば船に泊まっておいて夜そっと近づき鳥をたたき落とすつもりです
昼間は何時行っても鳥は止まっていないのですから夜寝に来ているのでしょう

どうして「花丸」だけが鳥に好かれるのか不明です
他の船は「花丸」ほどの糞害は見られません



2015年12月28日

おしゃれなクリート

「KAZAHAYA」の前後左右のクリートは折りたたみ式でした

おしゃれでもありますが
不要な時に折りたたんでおくとロープを引っかけないという利点もあります

デイセーラーというのは瀬戸内のような波の立たない海で
一日風に乗ってセーリングを楽しむためのセーラーで

何処かへ舫って上陸するような船ではないので
これがよいのでしょう

どんな走りの船なのか来年のお楽しみです



2015年12月27日

バラスト取りつけ

「KAZAHAYA」にバラスト取りつけを手伝いました

下の端に鉛のバルブを付けたバラストで
バラスト長さだけで1800と非常に深いバラストです

吃水からの深さは2メートルを超えます
何所の漁港へでも入っていくというわけには行きません

ラダーも取りつけました
全体から見ると小さいと感じます
スピードがある時は良いでしょうがデッドスローの時は効きにくいと思いました

船首も船艦「三笠」のように後ろに向かって傾斜しています
ヨットの概念を打ち破るような斬新な設計です

コンテナに収まるほど幅が狭いので追っ手の風では速いでしょう
登りの風も長いバラストで重心を下げることで腰が強くて速いかも知れません

来年早々マストが立って走るのが楽しみです



2015年12月26日

船台

先日シーボニアマリーナで見た船台2台です

重いバラストの位置を出来るだけ下げようとして涙ぐましい努力をしています

船台内側の補強を切ってバラスト位置を下げその事により弱くなった部分をさらに補強しています

下の写真は補強を切れば船台が弱くなるので切らないで下げようと別のバラスト受けを抱かせています

船体の位置を少しでも下げたいので色々工夫します
僕ならどうやってバラストを下げて固定する船台を作るかなあ



2015年12月25日

バラスト取り付け

「KAZAHAYA」のバラスト取りつけ準備

今日25日いよいよバラストを取りつけることになりました

船体を上下架用のクレーンで吊り上げておいて
バラストをフォークリフトで船台の中に入れ角材で倒れないように固定します

その後船台を船体の下に押し込んでその上に船体を降ろします

隙間にシーカフレックスを入れて締め付ければバラスト取り付けは完了です

口で言うのは易しいがその前の下準備が大変です
「Off Shore」の田内さんが丁寧に準備を進めていました

今日は僕も取り付けをお手伝いします



2015年12月22日

チークデッキ

雨の中木栓が飛んで木ネジ頭がみんな見えているチークデッキを見に行く

古い施工方法でシーカフレックスの接着に自信がなく木ネジを残すやり方です
おまけに最初から軽くするためにチークの厚みが12ミリは無かったようだ

全て張り替えると部品外しからスタートしてチークを取り除き
とてつもない工事になるので木ネジを抜いて木栓で埋めることにしよう

見積もりをして工事をするかどうか決める



2015年12月22日

「さがみ」

渡辺修治さんが最後に設計して乗っていたという「さがみ」があった

綺麗な船だった

船底を横から見ていて気がついた

横山晃さんが言っていたサバニ船型そのものの特徴を持っていた
前から2/3の所に一番深い部分がある

何でだろう

先日イタリアから輸入された木造艇もその特徴を持っていた





2015年12月20日

シナーラ



イギリス王室のヨットだった「シナーラ」を見つけました

仕事の待ち時間にシーボニアマリーナを見て回っていて
マストを取り払ったシナーラを見つけました

マストが無いヨットは間が抜けて見えます

30年以上前に関東で52フィート木造ヨット「エリエール」の艇長をしていた時
一度「シナーラ」に横抱きさせて船内を見せてもらった事があります

その時は外国人が船長でした
その時既に船内も早く手を入れないといけないなと言う状態でした
木造船は見える部分だけ綺麗でも世話をしていない船は強度が無くなっています

その話しをすると船長はその通りだと言っていたのを覚えています


2015年12月18日

木造船健在


朝から寒くて風が強い1日が始まりました

仕事は本当に短時間に終わる仕事なのですが
昨日の工事を見ると失敗している箇所があります

今日は何故失敗したかを考えながら
その失敗を補えるようなやり方でやり直しました

上手く行っているかどうかは明日のお楽しみです

 

少し余裕が出来たのでシーボニアマリーナを見て回りました

僕の目に止まるのはやはり木造船です
昔のシングルプランキングの船を40年以上ピカピカの状態で保って居る
信じられないくらいのお金と労力を費やしたことでしょう

「花丸」のトリプルプランキングのウエスト工法とは違い

一過性の成金ではとても維持できるものではないと思います


2015年12月17日

3年ぶりの「竜王」


宮城県で震災にあいボロボロになって浮かんでいるのがやっとの「竜王」を修復し
シーボニアマリーナまで関口さんと宮沢さんと三海さんと一緒に廻航した後

綺麗に再塗装され飴色フィニッシュだったのが
西日が当たりひび割れたので早くも塗り直しだそうです

ニス塗の船は確かに綺麗ですが維持には大変な労力とオーナーの理解が必要です

きっと元通り綺麗な船に蘇るでしょう

 

今日は途中で雨が降り出し仕事にはなりませんでした


2015年12月16日

11年ぶりの富士山


長男 真澄人くんが山梨の宝石美術専門学校へ行ったので
時々山梨へは行っていました

最後に引越しを手伝ったのは11年前だと思います

それ以来まともに富士山を見たことがありませんでした
綺麗ですね
周りに高い山がないので特別な山に見えます

今朝は朝04:00に起きて直ぐに車を出発させました

真っ暗な中しまなみ海道を渡りました
イノシシが高速道路で事故に遭い死んでいるのを見ました
僕もハイビームでなかったら二重衝突になっていたことでしょう

ギリギリでかわすことができました
シーボニアマリーナに着いたのは17:00近くになってからでした


2015年12月15日

人感アラーム


僕は人のヨットを見ると必ずひとつは良いアイデアを持って帰る事にしている

先日ちょっと見せてもらったヨットに人感アラームセンサーが付いていた

日本の瀬戸内海なら必要ないと思うが外国の港では必要だろう

無人のヨットに歓迎しない訪問者を簡単には船に入れない対策として有効だと思う

ヤフオクで手に入れたが取扱説明書が無く設定の仕方が解らないので問い合わせ中
設定の仕方と解除方法が解らなければ煩くてとても取りつけられない

普通は家の中にセットする物のようだが船の中だとあまりの音に
止める方法が解らなければ船室に居ることは出来ないだろう


2015年12月14日

出張準備 


16日からFRP補修工事で関東へ出張することになりました

状況を色々考えて出張準備です
頭の中で仕事の手順を追って何度も工事をするのです

近くではないので忘れ物をしても取りに帰ることができません
木工工事用とFRP工事用の必要材料や工具リストを作っているのに照らして
今度の仕事に特化した出張工事の材料や工具を集めます

片道およそ1000キロくらいあるでしょう
一番気になるのがこの長い距離の高速道路での運転です
若い時はガソリンを入れるワンストップだけで関東から松山まで走りましたが今はダメです


2015年12月13日

OpenCPNが入ったパソコン4台 


新しいOpen CPNの機能を入れて欲しいと送られてきたパソコン4台

その内1台しか立ち上がりません
その立ち上がったパソコンも動きが非常に遅い

イライラして来てOpen CPNの改良はストップ

結局朝の内風が強かったし「花丸」にも乗らず

Y−15mark3も進まず溜まって居る家の雑用ばかりしていました

夜はアンカレッジマリーナの忘年会に誘われました
生バンドが入り結構賑やかな忘年会でした


2015年12月12日

Y15-mark3 


Y-15mark3 船内クリアー部分を吹きつけしようと思ったが
次々に色々な用事が出来て昨日までY−15mrak3に関しては何も出来ていない

床スノコはウレタンクリヤーを吹き付けてからノンスリップ・シリカサンドを撒いて仕上がっている

これを取り外しておいて床面とセンターボード部分をクリアー仕上げにするつもりだ

週末なので「花丸」に乗りに行こうかどうしようかと迷っている
天気次第の様子見


2015年12月11日

Y15-mark3 部品


Y-15mark3 の小物部品もほとんど出来上がっている

センターボード・ラダー・ティラー・ティラーエクステンション
マスト・ブーム・ウイスカポール

その他市販の取りつけ部品なども揃えた

後は船体を仕上げてこれらの部品を取りつければ完成です

そうだったまだメインセールとジブセールを発注していない

マストを支えるワイヤー(ステー)なども今からだ

全てが終わるにはまだ1ヶ月はかかるだろう

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208 「北海道の自作者−2」 です


2015年12月10日

Y15-mark3


工房 中二階の天井に吊り上げていたY-15mark3をチェーンブロックで床に降ろした

仕事が忙しくなってストップしたままになっていたが
船内クリヤー部分を吹きつけのためマスキングした状態でカバーをしていたのだ

とても作りにくい構造でダブルチャイン艇だがアマチュアビルダーでは作るのが難しいだろう

設計の横山晃さんは単板のY-15から始まりY15mark2・そしてこのmark3へと新しい図面を書いた

mark 2まではアマチュアビルダー向きだったが
mark 3になるとアマチュアで数艇作ったくらいではこの船をまともに仕上げる事は困難だろう

僕より先に一艇作った人が居たらしいが直ぐに朽ちてきて駄目になったと聞く
左右と前の空間が密閉構造の浮力室でよほどの仕上げをしていないと水が入れば致命傷だ

軽くて・直進性が良く・腰が強くその辺りに浮かんでいるレース艇とは全く違うディンギーだ

信じられないくらいの労力を費やし割に合わない190万円で売りに出している
どうしても僕が作ってみたかった横山晃さんの遺作だ

出来上がったら売れる前に乗ってみたい

世界に一艇しかないY-15mark3だ

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2015年12月09日

日曜日の帆走


先週日曜日連れ合いの職場の人たちと「花丸」に乗った時
冬にしては穏やかな天気ですぐに帆を張って帆走に入った

ジブセールをファーリングにして良かったなと思う
アルミパイプの無いそのまま巻き取る方式だが上手く行けば超簡単

夜中に大風が吹いたりすると港の中でリーフが解けたら大変な事になるなと言う心配はあるが
そんな心配にも勝る楽ちんさが堪らない

2メートル以上有るバウスプリットの先にジブセールのタックがあるので
これを毎回取りつけたり取りこんだりするのは一苦労だ

「花丸」はスピンネーカーを持っていないので
フォアーステーのもう一つ前にスピンハリヤードのようなシートを取りつけ
巻き込んだジブセールを反対巻にして強風でも展開しないような方法を考えよう

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2015年12月08日

30フィート自作者


北海道札幌から木造ヨット自作者の岡本さんが来られ一日付き合う

ディンギーを何艇も作ったことがある人で質問も的を得ている

事前に送ってきた図面を見ながら作り方や改善点をお伝えした

自作でも乗艇でもある程度のレベルに達していないと
相手の質問に答えるのも面倒だと思うが
彼のレベルは充分30フィートクルーザーを手がける段階に来ている

惜しいことに僕より年上なので出来上がってからの乗る年数が限られる
早く確実に綺麗に作る方法も少しだが伝授した

トリプルプランキング工法の二層目にかかった段階で冬が来て
船体の工作は北海道ではエポキシが使えずストップして他のことをしているそうだ

ヨット作りもヨット乗りも暖かい地方の方が良いなと思う


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2015年12月07日

若いビジター3人


連れ合いの職場(保育園)から
今年就職したばかりの保育士3人が「花丸」に乗りに来る

一人は船に酔っ払ってずっと船室で寝ていたが後の二人は元気だった

エンジンを切ってメインとジェノアジブでセーリング中の写真

野忽那島へ行ったが何時もの桟橋に漁船が着いていたので
隣の睦月島へ移動して昼食

もう一度野忽那島へ帰ってきて釣りを始めた

ヨットで釣りは船が汚れるので嫌だが大サービス
でも、潮が悪かったのか狙った回遊魚が殆どいない

オキアミをばらまくので寄ってきた大きなカワハギをヤスで仕留めた
帰ってから 柚・醤油 で食べたカワハギの刺身は最高だった

昨夜は飲み過ぎ


2015年12月06日

強風


用がありアンカレッジマリーナへ行ってみると
出入港に使う浮き桟橋が陸に上がっており修理中です

3日4日と松山は台風並みの西からの強風が吹き荒れました

あまりの強風に日頃では考えられないような波が立ち
長い桟橋の溶接部分が真ん中で片方切れたそうです

歩み板を取り外しごつい鉄板をリベットで留めつけていました

マリーナの仕事も毎日営業するには常にメンテナンスが必要です


2015年12月05日

柑橘


叔母の庭にある柚と名前がわからない柑橘2種類を収穫した

これをみんな食べるのは無理なので知り合いに配る

上段の大きい柑橘は半分に切って搾ってそのまま飲む
少し酸っぱいが体には良さそう

下の柚は目の細かいネットに入れて湯船に浮かべ柚湯にする
完全に無農薬で全く手を入れていないので風呂に入れても安心だ

もちろん絞って料理に使っても良い


2015年12月04日

船台-5


前後の木製船台をガラス樹脂で覆ってしまい
撥水のためのパラフィン入りトップコートを塗ると言う仕事が終了しました

思ったよりも手間がかかりました

随分重い頑丈な物になりました

いよいよ船台の金属部分が完成してきたらこちらの船体接合部分を取りつけ
バラストを船台に固定しておいて
船体とバラストの接合です

そしてマストを立て艤装をすれば完成です

早く走っているところを見たい物です

随分寒くなったし風も強くなってきたので本格的なセーリングは来年からでしょう


2015年12月03日

船台-4


船体に当たる部分の船台ほぼ出来上がりました

写真奥にあるのが前側の船台で手前が船体後ろ側の船台です

船台を見ただけでもこの船は随分前が狭くて後ろが広い船底をしているなと言う事が解ります

空中に浮かせてゲルコートを塗るわけにはいかないので
半分ずつ塗る事にしました

今日塗り終えたら僕が引き受けた仕事の
輸送船台カットと角の補強入れそして全体をビニエステル樹脂で層してゲルコート塗の仕事は終わりです


2015年12月02日

船台-3


イタリアからコンテナに入れて運ばれてきた「KAZAHAYA」という船
マリーナに置くための船台を作っています

コンテナの中に船を斜めに入れて固定する為に合板で前後に船台を作っていました

普通に正立させてマリーナで船を乗せているような船台位置ですが
コンテナの中では船を右舷側に傾けて固定する為
右舷側船体をシアーラインまで包み込むような船台でした

それをカットして正立させて乗せておく船台を作っています

合板が耐水合板ではないようなので木口をしっかりとパテ&ガラスマットで覆います
そして全体をガラスマットで4層です

こんな積層をする時は重なり目が段になるのを防ぐために面倒でもガラスは手切りします
すると重ね部分に段が出来ず綺麗に全体が同じ厚味の積層が出来ます

全体を4層で覆う積層は本日終了です

その後硬化してからゲルコートを塗ります


2015年12月01日

船台-2


「KAZAHAYA」の船台積層

合板で出来たコンテナ輸送用の船台を積層

日本に来てからマリーナ船台の船に当たる部分として使えるように
カット線が引いてあった部分を正確にカット

船のセンターラインを引いてくれていないので
右舷側を何所でカットして良いか解らなかったが多少大きめにカット
実際に船を載せてみてセンターを知るしか方法は無いだろう

ガラスマットを裁断してビニエステル樹脂で積層を始める

合板の木口を完全に覆う積層をしないといけないので角のRを大きく取り
木口部分にはビニエステルパテを付けてから積層を開始する




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