日替わり写真


2016年10月31日

アンカレッジ・マリーナ合同クルージング-2

30日強風だったのでメインセールを最初から2ポイントリーフ
と小さいインナージブだけで安居島まで飛沫をかぶりながら走る

写真は右がハーバーマスター日野さん左が植木さん

何も言わなくても二人ともてきぱきと仕事をこなすセーラーです

後ろに見える安居島を過ぎて風も落ちたので写真を写しましたがあいにくの逆光です

広島県民の浜に到着すると
知り合いのヨット乗り池田さんがご夫婦で訪ねてきました

消防士なので一日置きに休みがあり一日おきにヨットに行くそうです

合計6艇による合同クルージングでした
広島県民の浜海の駅桟橋は完全に愛媛県のヨットで占拠されました

田内さんのお話しが面白くて29日30日と大笑いの末 完全に飲み過ぎました
31日の夜はビールも飲まないで今年2回目しらふのまま床につきました

歴史は夜作られる
寝る前のうつらうつらした夢の中での航海 良いものですね


2016年10月29日

アンカレッジ・マリーナ合同クルージング

今日はアンカレッジ・マリーナの合同クルージング
中央に書いた赤い線のように進みます

14マイルの行程でほとんど真北にある上蒲刈島へ行きます
「花丸」でよく行く広島県民の浜です

今は結構強い北風が吹き堀江湾は白波が立っています

中間点当たりにある安居島の東を通過するまでは北寄りの風が強いでしょう

明日はよい天気で風も収まる予報です

さて何艇参加するのでしょう
荒れた登りはしんどいよ


2016年10月28日

ヨット金具

ヨット製作・修理に長年たずさわりどんどん不要な金具や部品が貯まった

このコンテナーに入っているのは小さい金具ばかりなのですが
大きい部品や重たい物やその他どうしてこんな物がというような物が貯まっている

おそらくこのコンテナーボックスに5つ分くらいはある

一個一個買えばそれなりの値段なので捨てる気にはなれない

工房中の不要品を集めてガレージセールでもやらないといけないかと思う

ヨット金具なんて特殊すぎて一般の人には関係ない物ばかり
どうしようも無いといえばどうしようも無いのかも知れない


2016年10月27日

マストホール仕上がり

積層面をサンディングして裏表にパラフィン入りゲルコートを塗りました

ゲルコートは白色しか持っていません

元々ゲルコートは色合わせをしても硬化剤を入れると色が変わるので
船を作った時のゲルコートが手に入らない限り色は合いません

と言うことでマストホールの周りだけ白色ゲルコートのままです

マスキングシートを外して掃除をすれば仕上がりです

今月は家の雑用と工房の片付けをします

来月から本気で「花丸」のメンテナンスにかかろうと考えています


2016年10月26日

マストゲート埋め込み

オプティミストディンギーの修理です

マストを通す穴の部分ERPの輪っかで補強されたのが割れていました
それを取り出したのが写真左のペットボトルの隣に置いてある物です

マストゲートの輪っか周りは上下の薄いFRPとそれに挟まれた発泡体です

マストが半分抜けかけた状態でひねるような力が加わればひとたまりもありません

新しくFRP10ミリ厚味の板から輪っかを作り出しました
それを上2ミリ・下3ミリの所へ浮かせてビニエステルパテで仮留め

さらに今日は上下の積層をします

下からの積層は穴の部分で上に張り上げ
上からの積層は穴の部分で下に張り下げないといけません

しかも下からの積層は頭が入らず見えないので手鏡を使っての積層です

何でもないディンギーの修理だと思うでしょうがこの修理はFRP初心者には無理です


2016年10月25日

OP修理

オプティミストディンギーの修理

昨日からマストゲートの破損部分を削り取り

布団乾燥機とオートタイマーをセットして乾燥

乾燥が終わっていたら今日から修復にかかる

まだどうやって直せばよいか良いアイデアが浮かんでいない

マストが入る穴が壊れているので穴は一体で新しく作る必要がある
新しく作った硬い穴をデッキに埋め込まないといけない

さてどうやるか思案中です


2016年10月24日

ウイナー製オプティミストディンギー

一昨日と昨日連れ合いと広島県竹原へクルーズ

行きは雨と上りの強風でデッキを海水が流れ続けた
帰りはクォーターリーの風メインセールだけで8.5ノットオートパイロットでは操船できなくなり舵を持った

写真は僕が居ない間に工房へ修理に入ってきたオプティミストディンギー

デンマーク製で高価だが定評のあるOPです

見ても触ってもその完成度の高さ 良さが解る
日本のFRP造船技術が何故ここまで行かないのか 需要がないのがその一番の理由です

マストを刺す穴の部分が壊れている

この修理にはFRPの高度なテクニックが必要だろう
裏側まで割れがあり樹脂に侵されない発泡体が入ったサンドイッチ構造になっている


2016年10月22日

ENC(Electronic Navigational Chart 航海用電子海図)

昨日チークコクピット張りをしたバンクーバー34を下架

ビルジを確認したが全く乾燥したままだった

暗くなってから船の中でオーナー加村さんにENCに付いてレクチャーを受ける

ENC本船航海用の電子海図で今まで見た電子海図の中では最高の物ではないかと思われる

ソサエティ諸島のタヒチ島へ行った時の海図を見せてもらった
珊瑚礁に囲まれた環礁内の航海は難しい島でこのチャートを使ってレースをしたそうです

測深の数字が細かく載っています

電子海図日本で使うならニューペック(漁網まで詳しく載っている) 海外で使うならENCでしょう

一台のパソコンに一回のみのインストールというのがヨットでは難しいですね
本船の操舵室ならいざ知らずヨットでは全ての場所が湿度100%でパソコンがずっと正常であるわけがない

電子海図10年以上前からC-map ・ OpenCPN ・ New peck・そしてENCと見たがこれ以上のものは必要ないような気がする


2016年10月21日

「Green flash」コクピットチーク

「Green flash」のコクピットチーク張りも仕上がりました

こちらは新しく仕入れたチーク材で作りました

チークワンダーの施工をしていないのでチークの色が濃いままです

主な仕事は工房でやり実際に船でやったのは貼り付けとトリミングだけでした

現場合わせが必要だったバンクーバー34に比べ1/3くらいのコストです

チーク部分の面積は2/3くらいあったので工房での仕事が圧倒的に早いのが解ります

現場仕事は工具の準備から頭を使い問題が起きるとその対処にも時間を使い
なかなか仕事が進みません

さて仕事が一段落したので週末から「花丸」に乗ろうと思います


2016年10月20日

チークワンダー仕上げ

バンクーバー34はチーク材を張り終えて整形が終わった後
チークワンダーで最終仕上げ

過去の日替わり写真10月16日の写真と比べてみてください
チークワンダーのブライトナーでチークの色が鮮明になり
仕上げのドレッシングシーラーで防水加工が出来上がりました

これでしばらくは雨水などを弾き綺麗な状態が保てます

チークの色合いは紫外線でもっと深い色になり益々綺麗になります

これで本当に今度の工事は終わりです

次は柳原漁港にある「Green flash」エタップ26の仕上げ工事にかかります

こちらの方はほとんど工房で最終仕上げまで行っているので
接着が出来たら縁取りを黒色シーカフレックスで仕上げれば終わります


2016年10月19日

エタップ26チーク張り

「花丸」の左隣の隣「Green flash」エタップ26
コクピットベンチのチーク材張り替えの仕事

先のバンクーバー34チーク張り替えと同時進行でチーク材を準備

面積も端の合わせも必要ないので工房で先に横方向を接着しておいて
カット整形した物を後からそのまま張り付ける事にした

チークはがしはオーナーがやってくれたので1日くらいの時間短縮になった

マイラー紙で正確な型取りをしたものを
工房で黒色シーカフレックスの目地を入れて接着し表面を仕上げた板に当ててカット

接着面にチークプライマーを塗り船体側FRPにもFRPプライマーを塗って
ボンディング用シーカフレックスで接着
写真の鉛魚型文鎮で押さえ込んだ

真ん中が凹んでいるが黒色シーカフレックスは表面5ミリの深さまでの接着なので
重りで押さえ込んで曲げて接着する事が出来た

後は周りに黒色シーカフレックスを入れれば出来上がり
これがなかなか粘ついて難しい仕事です

この工法は後から現場での表面サンディングがないのでスマートな施工ができるが
チーク材の端合わせがない単純なコクピットデッキに限られる方法です


2016年10月18日

バンクーバー34

しっかりした作りの外洋ヨットです

オーナーは実際にシングルハンドで外洋航海を目指しているそうです

ジブセールは両方ともファーラーになっています
マストにはいざという時に上れるようにトップまでステップが付いています
レーダーリフレクターも大きな本当に役に立つ物です
バックステーは二本あり片方は21メガヘルツ帯のアマチュア無線アンテナを兼ねています

バラストは前後に長く直進性を保つ様になっている

船尾のタワーにはインマルサットのアンテナを取りつけるそうです

もちろんウインドベーンも付いています

今から半年出航前の準備で忙しいと言うことでした

コクピットチーク張りは出来上がりチークワンダーも施工しました
何時でも下架して廻航出来るところまで仕上がり引き渡し準備は整いました


2016年10月17日

3週間ぶり3人で

3週間ぶりに「花丸」に乗りました

雨交じりの曇り空だと解っていたので近くの広島県民の浜へ行く

中本さんと真澄人君と僕の3人で行きました

県民の浜の桟橋に到着して直ぐに近くの温泉へ行き
帰ってきてお弁当を食べて小休止

行きは向かい風で白波が立っていたので1ポイントリーフのメイン機帆走でしたが
帰りは白波も収まりクォーターリーの良い風でフルメインとジェノアジブの帆走

全くエンジンを使わず柳原漁港の前まで帰り着いた

オートパイロットばかりで何もすることがないので帰りのセーリングで
初めてヨットに乗るという中本さんに舵を持ってもらいましたが
デジタルチャートの予定コース上を実に上手にハンドリングできた

海辺で育ったと言うことなのでヨット以外の船の舵は持ったことがあるのだろう
それにしてもいきなり何も指示しないで舵を上手く操った人は初めてです


2016年10月16日

コクピットチーク張り完成

昨日今回の仕事は完了した

トイレスルハル取付は一人では出来ない仕事なので
彫金師の長男 真澄人君に手伝ってもらった

コクピット左舷ハッチの中には入れる物を置く床を作った

最後にコクピットに3つ有るハッチに蝶番を取りつけた
チーク材の厚味が12ミリになったので以前の取りつけボルトは短く新しいボルトを買った

さあ何時でも下架出来る様になりました

新しいチーク材の色合いは美しく しっかりしています
厚味もあり手入れをすればこの先何十年ももつでしょう


2016年10月15日

固定三翼プロペラ

今日トイレ排水のスルハルとボールバルブを取りつければ今回の仕事は一応終了

長距離の帆走には向かないと思う固定3翼プロペラが付いていたので
フェザーリングプロペラをお勧めした

エンジンはVOLVOの40hp ・ シャフトは30ミリ
(ところが何故かプロペラの部分で25ミリにシャフト径を落としてある)

もしかするとプロペラボスの加工だけでなくシャフトも交換する必要があるかも知れない

それにしても長距離にソリッドプロペラは向かない

ホールディングプロペラ又はフェザーリングプロペラにすれば
帆走時にスピードが0.5ノットは違ってくるだろう

一日の走りで12マイル・一ヶ月走って360マイル(およそ3日の違いになる)
一年走ると36日でおよそ一月分違ってくると言う計算だ

僕がフォールディングプロペラからフェザーリングプロペラに替えた理由は
フェザーリングプロペラの方が圧倒的にバックがよく効くからだ

それとフェザーリングプロペラは2度刻みに角度を調整する事が出来
船型とエンジンとプロペラ角度で機走時にその船の持つ最高のスピードを得ることができる


2016年10月14日

シーカフレックス黒色削り

チーク材の目地を埋めた黒色シーカフレックスを
先ずカッターナイフで出っ張り部分をカット
その後パッドサンダーで研いてチーク面と同じ高さにする

シーカフレックスの黒い粉がそこら中に散乱するので掃除機で吸わせながらの作業

エアーが入っている空洞部分には新しく黒色シーカフレックスを入れる

写真上の左右端に少しチーク材が不足している部分があり細い三角を作って接着

左舷中央の黄色マスキングテープが残っている部分は昨日黒色シーカフレックスを入れたばかりの所
操舵席部分も取り外して外に出し目地部分にシーカフレックスを入れてある
今日か明日にはサンディングができるだろう

工事の仕上がりは明日と言う事になる


2016年10月13日

バズーカ

シーカフレックスを注入する為のエアーガンです(通称バズーカ)
シーカフレックスのカートリッジもソーセージも両方に使えるエアーガン

ピストンを押すエアーを送る部分のパッキンが古くなり亀裂が入りました

写真右端の水色の物が壊れたパッキン

もうかれこれ20年以上使っています
以前一度パッキンが駄目になり取り寄せて直っていたのですが又同じ部分です

この前パッキンを交換した時にセットで何枚か余分に買ったのが何処かにあるはずなのですが
いくら探しても出て来ません

今度はゴムの板からパッキンを作ろうかと考えています

シリコン注入ガンのような手動の物も持っていますが
握力を使うので大量にシーカフレックスを使う時は腕が疲れます


2016年10月12日

曲線合わせ

最船尾の操舵手座席は中央で盛り上がっており
しかも前も後ろも曲線でカットしないといけないのでなかなか難しい

ジグソーで大まかにカットしておいてベルトサンダーで曲線を出す

コクピットコーミングのFRP壁に当たる部分は
曲線カットの上に傾斜しているので削るのも少しずつ斜めに削って合わせる

写真で黄色のマスキングテープを貼って黒色シーカフレックスをシーム部分に入れたところは終わっている

操舵手ベンチの盛り上がりは下に向かってずれるので魚型文鎮で押さえることができない
さてどうやって押さえ込むか考え中

チーク材を張っていない部分は用意したチーク板が不足した
今日は製材してシーム部分を切りかいだ板を作るところから始める

長雨が止んだので仕事は順調に進んでいる


2016年10月11日

もう少し

鉛の魚型文鎮を置いて居るのが新しく合わせて接着したチーク材部分

マスキングテープを貼って黒いシーカフレックスをシームに入れているのは
昨日と一昨日チーク材を張り終えた部分

いよいよもう少しになったがチークの材料が不足
製材して加工しないといけない

今日は昨日の朝 低粘度エポキシを塗った左舷ハッチ内床板を研いてペイントを塗る仕事から始める

その後アンカレッジ・マリーナへ行って残りのチーク材を合わせ
工房へ帰ってチーク材不足分を製材することにする

いよいよもう少しでコクピットチーク張りの仕事も終わりそうだ


2016年10月10日

チーク材接着

チーク材を合わせては接着を繰り返しています

あとは左舷物入れハッチの後ろ短い部分と
船尾操舵席部分です

操舵席左舷の6本は既に合わせましたがまだ接着はしていません

今日は残りの4面合わせと接着までやり終えよういこうと考えています
両端が曲線の合わせは手仕事で結構手間取るのでやり終えることが出来るか不明

昨日までの接着シーム部分に黒色シーカフレックスを注入する仕事もあります

トイレのスルハル・バルブ交換もやりかけたままです

左舷ハッチ下物入れ床作りもまだ終わっていません

雨のせいにしてはいけないのですがこの季節にしてはとにかく雨が多かった
迷走台風に悩まされました


2016年10月09日

堀江海の駅

一昨日堀江海の駅に「はやまる5」という船が来ていました

38フィートの古い船です

デッキもコクピットも全て12ミリのチーク材で覆ってありました

昔はちゃんと12ミリ以上厚味のあるチークデッキだったのです
そのチーク材を留めつけたビス頭があちこちに出ていました

チーク材は古くなって手入れを怠ると黒くなってくるのでデッキブラシで研きます
長年研いていると磨り減って留めビス頭を埋めた埋め木が無くなりビス頭が見えてくるのです

それでも12ミリ厚味のチーク材を使っていると補修することができるのです

ビスを抜いて木工ギリで木栓を打ち込む穴を掘り直し
そこに防水のためのシーカフレックスを入れて木栓を打ち直し
全体を研き出せば綺麗なチークがよみがえります


2016年10月08日

チーク材張り2日目

雨続きで工期が遅れているので今日も仕事をしようと思っている

昨日は左舷物入れハッチ部分に縁回しを取付け
ハッチ中央が凹んでいるのを修正するために接着用のシーカフレックスをもりあげ

それから一昨日の続きでチークの接着にかかった

左右5本ずつ新しいのを接着して昨日は終了

毎日左右5本ずつと言うのが必要な重りの限界か
右舷の長いチーク材には一本に4個の押さえが必要
それにしても天気が続いて欲しいものだ


2016年10月07日

チーク材張り始め

コンパニオンウェー入り口部分からチークを張り始める
チーク材の厚味はもちろん12ミリです
巾は45ミリですが端にシーカフレックス黒色のシームを入れる5ミリの切りかぎを作っています

硬化するまでの押さえは現図書き用の鉛で出来た魚型文鎮
昨日はよく晴れていたので2時間くらいで直ぐに硬化しました

張り終えたら黒いシームを入れるのでチークの表面をマスキングテープで覆いました
チークの天面が黄色いのはマスキングテープの色です

左舷ハッチも合わせて 縁回しのチークを接着と木ネジの併用で留めた

今日も天気が良いみたいだ長く雨が続いたので仕事が遅れている
チーク張り優先で仕事を進めることにする


2016年10月06日

ハッチを元に戻す

コクピット物入れハッチ 穴を開けたがいつまで経っても水が抜けきらないので
チーク材を張る天面を大きく切り開けた

中にはこのハッチを作った時の補強合板や桟木が入っていたが
ほとんど腐っていたので腐っている合板部分は取り除く

空洞だから水が入ると大量に入ることになるのだから
空洞を無くす為に発泡体を空間に詰める

この部分に張ってあったチーク材には止めビスの跡はなかったが
チーク材を取り除くとビス穴だらけだったと言うことは
最初は古いやり方で全てのチーク材を細かくビスで留めていたと言うことだろう

そのビス穴が埋まっていなくて少しずつ雨水がしみこんでハッチの空洞に洗面器3杯分もの水が貯まったのだろう
ハッチを開け閉めする度に水が流れる音がして重いハッチになって居た

今度はビス穴を全て埋めてチーク材の止めは全て穴を開けないシーカフレックス接着工法とする


2016年10月05日

チークプライマー

チーク材を接着する前に接着面をしっかりアセトンで拭き取っておいてチークプライマーを塗る

アセトンで拭き取ったウエスにはチーク材の油分が付く
何度も拭き取ってもしばらく置くと又油が浮いてくる

拭き取ってはプライマーを塗るの繰り返しでやっと塗り終えた

昨日はほとんどの時間をアンカレッジ・マリーナでチーク縁取り接着に使う
今日は台風18号の影響で雨が降ると言うので昨日中におわらせたかったのだ

柳原漁港にある「花丸」の台風増し舫をする時間までに何とか縁回し取付を終わらせた

9月25日にバンクーバー34をアンカレッジ・マリーナに上架してから
晴れたのは3日だけ後はずっと雨の状態なので仕事の進行具合が遅れている

そろそろ秋晴れが続いて欲しいが今年の台風はどれもコースがいつもの年とは違うようだ


2016年10月04日

ハッチ

左舷コクピットに物入れハッチがあるのだが
水が入り開け閉めの度に水が流れる音がしていた

取り外して工房に持ち帰り穴を開けて水を抜くと洗面器に8分目3杯分の水が出た
それでも何日も水が切れないのでエアーを穴から吹き込むと
古いチーク材を留めていた穴から水が噴き出す

1週間しても水が止まらないのでハッチの表面を切り取って中に完全に手が届く様にした
(ミカンコンテナーの上に置いてあるのが切り取ったFRPです)

中の腐りかけの合板がたっぷりと水を含んでいるので
合板を取り除き布団乾燥機の暖気を入れて乾燥させているところ

これで切り取ったFRP部分を元に戻せば完全に水はなくなる
後はチーク張りの時に水が入らないような施工をすれば問題解決 一件落着となるはずだ


2016年10月03日

プライマー塗り

細かい部分までサンディングしてから
FRP用のシーカプライマーを塗る

大きいボルト穴やウインチスイッチの穴はマイラー紙で覆っておいて
いっぱいあるビス穴をボンディング用のシーカフレックスで埋める

台風18号が松山の北側を通るという予想で一番悪い条件だ
強烈な西風が吹く

風早の地にあるアンカレッジマリーナでブルーシートをかけておくのは不安なので
覆いをしないで放って置ける準備だ

これなら大雨が降っても大風が吹いてもそのまま放って置いて差し支えない

今日は晴れている内にチーク枠を接着しようと思っている
下準備で昨日チーク材接着面にシーカフレックスのチークプライマーを塗ってある


2016年10月02日

チーク材剥がし

コクピット座に張られたチーク材を全て剥がし取る

エポキシで接着してあったチーク材を最初はノミではつり取り
次はそれでも引っ付いて剥がれなかったチーク材とエポキシをサンダーで全て削り落とす

細かい部分は10ミリメートル巾の小さいベルトサンダーで削る

全部削り取るのに雨の合間を使い合計1日半かかった

全面にチーク材を留めたビス跡があり以前にもチークを張り替えたと思われる
今回剥ぎ取ったチーク材にはほとんど埋め木跡がなかったのだ

今度で3回目のチーク材張りのようだ

チーク材とFRPの接着はシーカフレックス298を使い仮留めのビスは全て抜き取る
チーク材の厚味は12ミリとすればおそらく2度もの張り替えは必要なかっただろう


チーク材角シーム溝削り

取り外したチーク材の回り縁をサンディングして仕上げる

角にシーカフレックスを入れるシーム溝を切る(度重なるサンディングで溝が浅くなっている)

溝を切るのは敷居溝を切る溝切りカッターを逆さまに固定した専用の工具を使う
真っ直ぐの材はこれで溝を切ると簡単に溝切りが出来る

ところが今度取り外した縁回しには3次元に曲がった縁回しもある
何とか簡単に溝が掘れる工具をと色々頭を使ったがどう考えても巧いアイデアが浮かばない

仕方がないので手工具で溝切りをやっつけることにした

昨日は雨が降り外仕事が出来なかったのでコツコツ溝を掘る工房内での手仕事はうってつけだった

夕方雨が上がりかけたのでマリーナへ行きチークの剥がしとサンディングを始めた

週末は雨が降らないという天気予報なので今までの遅れを取り戻すために仕事をすることにした
次の台風も来ている 雨ばかりでとても2週間でチーク張り替えの仕事を終わらせるのは無理みたいだ



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