日替わり写真

2018年06月30日

巻き網漁船

岸から何日か沖に出て操業する巻き網漁船

船体の半分から前は居住区です
この船には11人の男が乗っていました

後ろ半分は黄色いアバという浮きが付いた巻き網置き場で
その後ろに何人も人が乗れる大き足船を斜めに引き上げて積んでいます

網の下が魚槽のようです

ヨットハーバーの給油場所に毎日の様に何艇も燃料と水を入れに来ます

重量がある船なのにエンジンが小さい様で思いきりエンジンを吹かしても少ししか動きません

給油にも水を入れるにもある程度時間がかかるので
その間乗組員は切れたロープを繋いだり網を修理したりまじめに働いています

エクアドルの人は実にまじめに休まず働きます
それでも人件費は安いそうです

こんなに不便なマリーナで係留費も高いのにここでヨットのメンテナンスをしている船もあります
彼ら曰く他より圧倒的に人件費が安く放って置いてもまじめに働き木工の腕も良いそうです


2018年06月29日

Puerto Lucia Y C のゲート

「花丸」に近い所にある方のゲートです

真ん中のガラス張りの守衛室に3人居ます

出入りはその人達のチェックを受けてゲートを上げてもらいます
タクシーの場合は僕たちが乗って居れば入れます

僕たちは近くのマーケットに歩いて買い物に行きます
散歩をかねて海上で歩けない分を歩いて取り戻します

このゲートに向かって左は砂浜です
一般の人は有刺鉄線があってPuerto Lucia Yacht Clobには入れません

ゲートの右側には高いレンガの塀がありその外側に木が植わって歩道があります
歩道を歩いて買い物に行きます

タクシーが沢山通りかかり僕たちを見る度にピピっと警笛を鳴らして乗らないかと言います
タクシーは皆黄色でほとんどがHのマークの韓国製です

毎日曇り空ですが今日は朝から霧雨の様な細かい雨が降っています

昨日からWi-Fiが繋がらなくなり沢山時間を使いましたが原因が解りません
ホームページの更新が危ぶまれます
日本時間の29日朝までに繋がればよいのですが・・・・


2018年06月28日

場外市場

 

朝07:30タクシーで近くの市場へ行きました
行きは1ドル60セントでした(ゲートの警備員に聞いたら1ドル50セント)
帰りは2ドルと言われまあ市場の端から船の直ぐ近くまで来てくれたので払いました 

今度市場へ行く時はタクシーをシェア-しないと安いものを買った意味がないと思った

写真は魚市場の場外に並ぶ路上市場
魚なども市場の中よりは少し安いそうです

写真を写していると後ろからおはようございますと店の主人に声をかけられました
日本語が少し出来る様な感じの魚屋さんでした
おはようとありがとうを知っていました

市場では日本語どころか英語も通じませんスペイン語のみです
いくらと言われても数字をカウントできないので紙に書いてもらいます

今日は先に氷を買ってからマグロの切り身とイカをを買いました
帰ったらご飯を炊いて刺身を食べると言うので和江さんが早速料理に取りかかりました


2018年06月27日

石油とガス

Puerto Luciaのリゾートマンションが海面に映っています
マンション群の前にある掘り割りです

青空ではなく全くの曇り空なのですが地下から湧いてきた石油の反射光で青く光っています

あちこちでぶくぶく天然ガスの気泡が吹き出し
それと一緒に石油の油膜が広がります

酷い時は花丸を停泊しているマリーナ全体が油で覆われます

臭気抜きがあちこちにありますが所々でもの凄い石油臭がします

臭気抜きではなく危ないガスを高い煙突から抜いて居るのかも知れません
陸揚げ中のヨットのマストより高いガス抜きのパイプが立っています

そんな海ですから貝類は全く居ません
何所にでもあるフジツボもカキも見当たりません
その点ヨットの船底掃除をしないで済むかも知れません

海草もほとんど生えていません
5センチくらいのひげの様な海草があるきりです

魚はフグやその他にも居ます
ペリカンが沢山居て急降下して魚を口の中に入れて上がっていくのをよく見かけます
魚はじっとしている訳ではないので生きていけるのでしょう

エクアドルの人の特徴は全体的に背が低いです

日本人より低い人が多いです
背の低い和江さんくらいが女性の平均身長みたいです

アメリカやメキシコで見たお尻だけでっかい女性はほとんど見かけません
メキシコやアメリカが普通ではなかった事に安心しました 


 

2018年06月26日

Puerto Lucia Yacht Club

Puerto Luciaヨットクラブ外来艇桟橋の沖から3艇目が「花丸」です
32フィートは何所へ行っても小さくて世界平均からは大分小さい部類でしょう

後ろに見えるビルや建物など全てがPuerto Lucia Y.C.に属します
と言うかヨットクラブがこれらのリゾートマンションに属しているのかも知れません

ぐるりと高いブロック塀と有刺鉄線で覆われて完璧に安全が守られています

3人ずつ守衛が詰める門が2箇所有ります
見知らぬ人は金属探知機を使ったボディーチェックを受け何所に行くか告げないと入って来られません

ぐるっと歩いて昨日散歩しましたが優に30分くらいはかかります
真ん中には他の人は入れないプライベートビーチがあります
それぞれのマンションの前にもプールがあります

アスレチックジムの帰りにちょっと寄り道してビーチに降りたら直ぐにガードマンが飛んできました
ヨットクラブの会員だとアスレのインストラクターが言ってくれたので解放されました

これらのマンションには多分大金持ちのエクアドル人が住んでいるんでしょう
駐車場にある車も町を走っている車と大分グレードが違います

それでも夜見ると電気が付いている家は1/10もありません
リゾートを作ったが売れ残ったのでしょうか

天気は入港してからほとんど毎日曇りで南西の風が柔らかく吹いています
海からの風なのに洗濯物は直ぐに乾燥します 湿度は低いようです


 

2018年06月25日

花丸の停泊位置

Puerto Luciaヨットクラブ桟橋の沖から3艇目に繋いでいます

陸と桟橋の間は10メートルくらい離れて居ます
鉄で出来た角パイプで桟橋を陸に近づけない様にしてあります

満ち潮の時は角パイプがほぼ海面と水平になるくらい桟橋が持ち上がります
干満差2メートルくらいで引き潮の時は桟橋が随分下がります

僕たちヨットの前にはマリーナが打ったアンカーからブイが浮かんでおり
そのブイを船首にもやって船尾を浮き桟橋に着けます

出入港の度にマリーナの従業員が3人船外機付きのテンダーで手伝いに来ます
そんな海上係留艇って見たことがありませんがエクアドルでは普通みたいです

陸までは水道水と電気が来ていますが
陸から桟橋まではそれぞれのヨットが自分のホースや電線で船まで水と電気を引きます

外洋からのスエージ(大きなうねりの波)が入って来るので
時々桟橋と船が違う動きをして もやっているロープがびしっと張ります

何日か留めておくと桟橋に付いているクリートに結んだロープがカチンカチンに結べて解きにくくなります

チェックリストを作って入港したらやろうと思っていた仕事をほとんどやり終えました
もう少しです
でもすることが無くなったら困った物です 何をしようかなあ毎日散歩とアスレかな?


 

2018年06月24日

漁船

Puerto Luciaヨットクラブの入り口少し沖に漁船が沢山アンカーリングしています

入る時に会った巻き網漁船です

黄色い浮きが沢山付いた巻き網と大きいローラーを備えたとても重い船で
5から6人乗り組みで何日も何日も洋上で生活するみたいです

Pueruto Luciaヨットクラブに入ってきて燃料を入れます
エンジンを目一杯吹かしてもなかなか動き出さないのでとても漁具が重い船だと思います

入港して燃料を入れている間に漁船の甲板で身体を洗っている漁師さんが居ました
タオルなど使わず手で泡だった石けん水を身体にこすりつけるだけです

沖に出て魚を捕っては陸揚げしてアンカーリング停泊 又燃料を入れて沖に出ると言うことの繰り返しです
燃料は安いので重油ではなく軽油を入れています
多分僕たちヨットよりも安い値段で買えるのでしょう
マリーナにはしょっちゅう日本で見るタンクローリーの2台分くらいのタンクを積んだトラックが入ってきます

Puerto Luciaヨットクラブは完全に町から隔離された様な所です

一歩門を出るととても貧しい町が広がります
ビルが沢山建ち並んでいる町ですが貧富の差がとても大きいようです

平均月収をネットで調べると300ドルくらいだと出ましたがもっと低い様な気がします


 

2018年06月23日

ヨットクラブ所属アスレチックジムと軽油の値段

Puerto Lucia ヨットクラブの地図です
「花丸」の位置は青い丸の海上です

陸に向かって南に歩いて道路が曲がり二手に分かれる所にヨットクラブのゲートがあります
たいてい門番が3人ぐらいいて歩いて行っても車が通るゲートを上げてくれます
タクシーに乗る時はタクシーを呼んでくれます

花丸の位置から陸の方に歩いて掘り割りの様な部分の先端に跳ね上げ橋が架かっています(地図にはない)
その橋を渡ると直ぐがアスレチックジムです
のんびりゆっくり歩いて5分くらいでジムに着く便利な所です

3日ほど前にマリーナの海面一面に油が浮きました
誰か誤って燃料を流したのかと思いましたがそうではありませんでした

この辺り一面の海底からガスと石油がしみ出しているのだそうです
ヘドロの海底でもないのにあちこちでガスがボコボコ出ているのを見ます
そして石油がしみ出して油の膜が出来るのも見ます

高い高いトイレの臭気抜きの様な煙突が立っています
それでも石油の匂いがあちこちでします

どおりで岸壁には全く貝が居ないのです(フジツボもカキもニナ貝も何も居ません)
海草もほんの5センチくらいのひげの様なのが少し付いているだけです
海底から吹き上げるガスと石油のためだそうです
花丸の船底もここなら綺麗になりそうです

エクアドルはOPECに加盟していてガソリンも軽油も無茶安です
花丸の燃料の軽油を買ったのですが1リットル77円でした


 

2018年06月22日

ヨットクラブ所属アスレチックジム

Puerto Lucia ヨットクラブに入港したヨットの乗組員は自動的にヨットクラブ専属のアスレチックジムの会員になれるそうです

と言うことでもう出港以来1年以上やっていなかったアスレチックジムに行くことにしました

外にある25メートルプールも自由に使えるそうです

アスレチックジムのマシーンは松山で通っていたアズサスポーツジムと同じ物や松山には無かったマシンも有りました
汗ふきタオルは洗濯仕立ての綺麗な専用タオルを貸してくれます
ロッカー・トイレ・シャワー・サウナもあります
今度からは毎日のシャワーはジムのシャワーを使うことにします

ガラス張りで花丸の2本マストが見える場所にあります

入港した翌日にお世話になった皆さまに一斉送信で安否を知らせるメールをしようとしたのですが
メールの送信ができなくなりました
先ほど一回送信できたのですが又もやダメです

受信はできるが送信ができない状態が続いています
何所も触っていないのに送信できたりできなかったり不思議です


 

2018年06月21日

燃料を買う

メキシコのLa Pazで満タンにして出た燃料も風が無かったりハリケーンから逃れるためだったりとほとんど使っていました
今日買ったのは19ガロン(およそ76リットル)です

10リットルポリタンクを船までコロコロ車で運んで10リットルのタンク1つ分花丸の燃料タンクに入りました
また明日空になった燃料タンク10リットル1本分の燃料を買う事にします

写真はPuerto Luciaヨットクラブの事務員さんです
ほとんどの事務仕事を彼女一人がこなしています
もう一人経理の女性が居ます

二人とも暇そうです

それ以外にマリーナの従業員が4人居ます
後何時もマリーナに来ている船関係の業者が3人ほど居ます

船の数が少ないので人が居りすぎの感じがします

エクアドルではマリーナとかヨットクラブとか言う名前ばかりで実体がないところが多い中
この`Puerto luciaヨットクラブはまだ動いているだけマシです


 

2018年06月20日

魚市場

今日は同じマリーナに上架して修理中のSV TAPPAN ZEEと言うヨットの夫婦に市場に連れて行ってもらいました

タクシーで2ドルで行きます
半分こで僕たちは1ドル払いました
直ぐ近くですが歩いて行くにはちょっと遠い
タクシー代は安いので皆さんしょっちゅう使っている様です

まず魚市場にタクシーで乗り付け魚市場の中を見て回りました
その周りには果物や野菜を売っている小さい店が沢山あります

20ドル札を出したらお釣りがないと言って困っていました
連れて行ってくれたTomさんが両替してくれました

一気に野菜屋果物を沢山買い込んでからもう一度魚市場に戻り最後はマグロの切り身を買いました
刺身にできるそうです 食べてみないと解らないが多分大丈夫でしょう

それと美味そうなエビを買いました
こちらは刺身とはいかないと思います

帰りはTomさんとANNIEさんと和江さんと4人でバスに乗って帰りました

楽しい一日の始まりでした
マリーナに帰り着いたのは10:00です
さあ今日も整備リストの整備を始めます


 

2018年06月19日

毛布を干す

左奥から3番目が花丸です
全ての毛布を干しました

この後全ての洗い物を手で洗濯して干しました
コインランドリーが付属しておらず洗濯屋さんに出すのだというので自分たちで洗いました

他の船もこまめにその日の汚れ物を洗濯しては干しているようです

ヨットは海上係留が9艇
上架艇が11艇有ります(その内3艇はほとんど放置艇です)

昨日の夕方その内の1艇で花丸の隣にいた54フィート艇がマルケサスへ行くと旅立ちました
入ってくる船も出ていく船もほとんど無く事務所の女性二人は暇そうです

今日はどうしても陸上電源と水道を引いてもらいたくて事務所へ行って掛けあいました
それでは水道ホースと電線を買って来て花丸まで電気と水道を引くから後でお金を払うと言うことになりました
ところがあまりに太くて重い電線を買って来たのでこれは花丸に積んで持っていけないからもっと細い物を買って来てと言いました
そうすると電線はマリーナの物にするから電気だけを買えと言うことに決まりました
それでまあ水道ホースだけは買う事にしました(25メートルくらいのホースです)


 

2018年06月18日

花丸燻蒸

黄色の防護服を着た人ともう一人が来て船内を燻蒸すると言う

どうしてそんな事になったのか解らないが花丸はメキシコから来たからかも知れない

時間がメキシコ時間より1時間早い様で約束の09:00でなく08:00に来たので
朝食が出来上がった所で食べる寸前だったのを止めにして桟橋に食事を出した

燻蒸を実際にする人は丁寧に少しずつ背中に背負ったタンクから霧状の液体を船内に撒いて回って居た
最後にゴキブリの薬をあちこちに塗りつけておしまい

これで150ドルは高いだろうという感じがする

昨日入港で今日は現地の日曜日
彼ら役人にしてみれば日曜なのに出勤で面白くないだろう

2時間はそのまま中に入らない様にと言われ冷め切った朝食は外で食べる
昨夜残りの焼きめしと味噌汁だった

今日は疲れているが洗濯をしようと言うことにしている


 

2018年06月17日

エクアドル入港

朝08:30現地時間エクアドルのPuerto Lucia Yacht Clubの前に来ました
もっと早く着くことができたのですが時間調整をしてマリーナが開く時間の30分前に到着

マリーナから出迎えの船外機が2人乗りでこちらへ来いと言いに来てくれました
後に付いていくとマリーナの入り口にあるブイに繋いでくれました

何と親切なマリーナなのでしょう

入港すると直ぐにその船外機船に乗ってマリーナの事務所へ向かいました
入港手続きを代行すると言う事で色々な書類を書かされました
また明日には船の燻蒸に来ると言います

参ったなあ燻蒸などしなくてもと思ったのですがそれをしないといけないそうです

とりあえず昼からシャワーを浴びて両替に町へ行きました
何も解らない危ない所らしいので警備員の人がわざわざATMまで付いてきてくれました

それは良いのですがマリーナの設備が気に入りません
写真桟橋の一番奥に沖アンカーで小さく写っているのが花丸です

櫛桟橋ではなくてバウアンカーでスターンを桟橋に着けると言う考えても見なかったマリーナです
ヨットも10艇ほどしか居ません
シャワーはありますがコインランドリーがありません

まだよく解らないのですがマリーナ施設としてはあまり良いとは言えません

明日はどうなるか電気も水も自分で陸から引っ張らないといけない様です


 

2018年06月16日

ランドホー

1

6月15日   07:50  現地時
00°52  709S
81°04  138W
残航  80マイル
Sの風  風力3  24.6°C. 135°方向へ5.5ノット

飛び魚が5匹飛び込んでいました
昨夜一晩大荒れでデッキに飛沫がしょっちゅう上がっていました
そんな時にはよく飛び魚が飛び込んできます

大きさは20 センチが1匹と後は15センチ位が4匹でした
美味かった  塩を振って金網で焼くだけですが白身で淡白な味わいです

朝食中07:20ランドホー
雲だと思っていた水平線の黒い塊は連なる陸地でした
ずっと強風でしんどい思いをした後だけに陸が見えたのは嬉しい

まだFaro Salinasまで80マイルあります
しかも風はモロにSで花丸の不得意な真上りの風です

プレディクトウインドの風予報では岸ギリギリが風力が弱い様です
もう少し岸に近づいてからどうするか考えることにします

入港は明日になります


 

2018年06月15日

曇り空

2

6月14日  08:07  現地時
00°27 870N
82°31 039W
残航   164マイル
WSWの風  風力4  25.7°C
135°に向かって6knot

昨日から全天曇りで電力不足
もちろんもう長く冷蔵庫の電源は入れていません
腐る物も無いしその事はあまり気にしないのですが

使うばかりなので電圧が下がってしまい  9ボルトくらいになります
そうなるとパソコンが眠ってしまいOpen CPNの海図が見えないのでエンジンをかけて充電です

花丸のサービスバッテリーはディープサイクルバッテリーなので電圧を上げたり下げたりするパルス充電器でないと充電できないのです
太陽の光量がしょっちゅう変わるソーラー発電による充電向きです

風向がだんだん西寄りに振れ明後日にもFaro Salinas(02°12 000S   80°58 443W)にあるPuerto Ldia yacht clubに到着しそうです
メキシコ のピッチリンゲ湾で錨を上げて24日と言うことになります

無風だ逆潮だと言われた所をハリケーンの卵に集まってくる風を捕まえて実に良い走りをしました
最初の一週間は風も弱くのんびりでしたが後は曇りで次々と押し寄せる黒い雲の下をパンチングを繰り返しながらくぐり抜けて来ました

少し揺れないところでお休みが必要です
明後日の入港が楽しみです


 

2018年06月14日

行き先変更

3

6月13日  08:00   現地時
01°36 680N
84° 02 813W
残航  249マイル
sの風 風力4  曇り  26.5°C
110°方向に向かって4ノット

ジブセールがズタズタに破れた後

インナジブ  メインセール  1ポイントリーフのミズンセールでハリケーンを避けるために無理して走っている時に
ランニングバックステーのブロックを壊しました
その影響で異常な力がかかってロアーシュラウド後ろ側デッドアイが潰れました

無理は禁物とハリケーンが去った今メインセールを2ポイントリーフして走っています

それでもデッキに波が上がるパンチングを繰り返します

そんな中いよいよ目的地のManta が近くなりました
太平洋で気象情報を毎日毎日送り続けて頂いたMMさんに調べてもらうとMantaマリーナには桟橋が無くみんな沖ががりだと言うことが分かりました

MMさんにエクアドルの海岸沿いを徹底的に調べてもらい
行き先変更することを決定しました
他にもアメリカンヨット乗りのBBさんにも情報を集めてもらいました

ということで行き先はFaro Salinas に有るPuerto Licia Yacht Clubにします(2°13 01N.   80°55 28W)

次はマリーナに入りたいと言う漁労長の主張を全面的に受け入れる
僕もマリーナに入れて少しゆっくり船の整備をしたいと思っています


 

2018年06月13日

2ポイントリーフ

4

6月12日  08:29    現地時
2°250N
85°391W
残航  357マイル
気温26.9°C. Sの風  風力3
114°方向に向かって5.3ノット

昨日からあまり進まなくなった
風向が南に振れ行きたいマンタの方向は花丸にとって精一杯の上り方向なのです

右舷 ランニングバックステーとロアーシュラウド後ろ側のデッドアイにダメージを受けたので修復はしましたがメインセールを小さく縮帆しました

今は前からインナージブ    2ポイントリーフしたメインセール   そして1ポイントリーフのミズンセールで走っています

それでも波が高く時々パンチングしてしぶきをデッキにかぶります
そんな時は花丸はストップして立ち往生の状態です

マンタはもう目前ですがどうも良いマリーナが無いようです
マンタで入国手続きをして  色々情報を集めて次に移るかどうか決めます
折角保険も更新したし出来るならまともなマリーナに入りたいと思っています

急にスピードが落ちましたがエクアドルのマンタは目前です


 

2018年06月12日

デッドアイがつぶれる

5

6月12日   08:27  現地時
3°231N
87°245W
残航   406マイル
WSWの風  曇り   27.2°C. 
107 °方向に  5.5ノット

ランニングバックステーのブロックが飛んだ事により
右舷後ろのロアーシュラウドを締めるケヤキ材で出来たデッドアイの木の塊がワイヤーで潰された

どれ程の力がかかったのだろう
ワイヤーシージングルロープを巻いたワイヤーがケヤキにめり込んでいる

スピードが速いのは良いがあちこち壊れながらでは面白くない

今はインナジブ  2ポイントリーフメインセール  1ポイントリーフミズンセールで走っている
10°から15°のヒール角度を繰り返しながら安定して5から6ノットを保っている

殆どデッキには波をすくわなくなった
これがクルージング本来の走りだろう

デッドアイを予備に持って来たものと交換する

早く青空が見えて欲しい
ソーラー発電なので何日も曇りの日が続き電気が無くなり遂に3日ほど前から冷蔵庫を切ってしまった
赤道が近いがメキシコほどは暑くないので助かる

次のManta
ってどんなところかなあ


 

2018年06月11日

ブロックを破損

6

6月11日  09:07   
4°002N
89°128W
残航  590マイル
SWの風   27.8°C.   
111°方向に向かって4.8ノット

ついに緯度でガラパゴス諸島を超えてマンタまで590マイルになった

6月3日日本時間から風が強くなりそれからずっと強風が続きました

昨夜は夜中にドーンと言う大音響と共にブロックを固定しているステンレスべール板が破損しました

メインマストの右ランニングバックステーに使ってあったブロックです

一週間くらい船が波をたたく度に極端な力が入ったり抜けたりを繰り返していたのが災いしました

ステンレス金物は強いがもろいという弱点があります
ステンレスワイヤもステンレス金具も動く所や一定の力がかかったり抜けたりを繰り返す所には使ってはいけません
特に曲げ戻しを繰り返す所にステンレスは使えません

鉄は変形して伸びて耐えますがステンレスはあるところを過ぎるといきなり破損してしまいます

ハーネスをしてヘッドライトとペンチを持ってドッグハウスに上がりブロックを入れ替えました

強風の中楽な作業ではありませんでした

破損したブロックはアメリカで買った新品です  その前に使っていた古いものに交換しました
何もかも予備の予備まで持たないといけません

41年前に来たガラパゴス諸島を思い出します


 

2018年06月10日

次々と前線の黒雲

7

6月9日   08:27 現地時
5°051N
91°233W
残航  734マイル直線
SSWの風   風力4   28°C
125°方向に向かって6.5ノット

写真の様な黒雲の帯が次から次へと現れます

サンフランシスコの石川さんが送ってくれた情報によると
三番目のハリケーンを作る為に周りの強風が集結している様です
もう既に僕達は無事に通り過ぎて来たところに向けて集まっています

残りの航海は1/3を切りました
メキシコではエクアドルに行くなんて風は無いし潮は逆潮だし赤道無風帯は有るし
とても1ヶ月では着けないなと脅されて居ました

ところがハリケーン1  2  3 のそれぞれが出来る前に集まりつつある強風に押される様にどんどん距離を稼ぎました
今も6ノットを超えるスピードでエクアドルに向かって爆走中です

もちろんハリケーンシーズンが始まる前に出航した方が良かったのでしょうが
花丸の軽快なスピードが3つのハリケーンどれにも巻き込まれないで先へ先へと推し進めてくれました

重くて乗り心地が良い船がクルージングヨットの主流だった時代は終わったなと肌で感じています


 

2018年06月09日

シイラの切り身を干す

8

6月8日  09:33現地時
6°147N
93°342W
残航  880 M
曇り  SSWの風  気温28.7°C
110°方向に向かって6.5ノット

24時間以上強風の曇り空が続いたのでバッテリーが10.3ボルトまで落ちた
最近では滅多にない事だ

そして遂に昨夜はバッテリー電圧が下がり過ぎてパソコンが勝手にダウンしていた
その間の航跡40マイルが消えている

冷蔵庫にシイラの肉が入っているので一番電気を使うのが多い冷蔵庫を切れない
思い切って日が出たのを幸いに日干しにする事にした

写真は爪楊枝でライフラインと別に張った糸に干したシイラの切り身
白い肉でマグロの肉よりしっかりしている

日本ではあまり好まれないがハワイなどではマヒマヒと呼ばれアルミホイル焼きにしてレモンをかけて食べる高級魚だ

暖かい海なら大抵の所で擬餌餌で釣れる

石川さんがハリケーン三番目の情況を知らせてくれる
今度は殆ど影響は無いようだ


 

2018年06月08日

ミズンセール1ポイントリーフ

9

6月7日  11:23  現地時
06°428N
96°046W
残航1022M.  正確なManta までの直線距離
雨  37.6°C.  SSWの風  風力2
94°方向に向かって5.2ノット

今日は一日雨が降ります
波も風も大分おさまりましたが雨です

一番困るのはソーラー発電が出来ない事です
昨日の朝2匹も釣れたシイラの肉が大量にあるのに
冷蔵庫に電気を使えないのです

花丸の電気用品の中でも一番電気を使うのが冷蔵庫なのです

仕方がないので朝から3度もエンジンをかけて冷蔵庫を冷やしました

写真は夕方写した1ポイントリーフしたミズンセールです
普通は後ろから風が吹くときはミズンセールは下ろしてしまうのですが
セール面積が小さいとウインドベーンへの影響も余り無いようです


 

2018年06月07日

シイラ2匹

10

6月7日  09:11  現地時
08°180N
98°278W
残航   1215M
SSWの風   28.8°C
148°方向に   7ノット

朝04:00に起きてワッチ交代
06:00位に明るくなって来たのでケンケンを流すを知らせる

よく晴れて青空が見えていたので白い買い物袋の短冊切りを取り付けた疑似餌にした
1時間程してビーンとゴムが伸びて当たりを知れせる

下にいる魚から見て上の空は青い
青い中で目立つのは白色です
雲が白い曇り空には濃いイカの様な色の物が良い様です

1匹目をさばくのに絡み付かない様にそのまま海に返したケンケンにもう1匹ヒットする
2匹とも60センチ位の小さいシイラです

洗面器に一杯くらいの身が取れた

残念ながら魚をさばくのに夢中で写真をと思った時にはもう冷蔵庫に入れた後でした

写真は買い物袋で作った疑似餌です

ハリケーンNo2 も集まって来ている低気圧の強風を受けて圏外にはじき出される様な形になって来ました
やれやれホッと一息です


 

2018年06月06日

ハリケーン No2

11

6月5日  09:30現地時
9°267N
99°552W
残航   1318マイル
天気曇り   SSWの風  風力3   気温38.3度C
124 °方向に向かって5.2ノット

いよいよハリケーンになろうと周りの風が左巻きに集まりかけた最後尾の強風をくぐり抜けてやっと昼くらいに完全にハリケーンNo1は脱したと言える所まで来ました

被害はほんの数分リーフするのが遅れたばかりに発生
USさんにもらったファーリングジブを修理不能なまでズタズタに割いてしまったことです(一昨日の夕方)

花丸の元々のライトジェノアジブをファーリングにしているものは余りに大き過ぎて持て余すので滅多に使っていませんでした

USさんにもらった物はちょうど良い大きさで扱いやすかったのに残念
エクアドルかチリで作ることができるなら作りたいと思っています

さて次はハリケーンNo2 です

未だ予報段階で  このまま行くと3日くらい後に暴風が集まり始めます
丁度そのくらいに花丸はNo1の時のようにハリケーンを作るために集まってくる暴風の最後くらいの強風に行き合わせるでしょう

多分それでハリケーン発生域とはお別れです

日本を出港して1年経った今日  色んな意味でやはり出航を決断して良かったと思います
浦島太郎にならない様に皆さん色々な情報をお送りください
よろしくお願いします


 

2018年06月05日

ハリケーン

12

6月4日  12:20現地時   
10°832N
101°266W
天気 曇り  風向WNW. 風力7
残航  1416マイル

ハリケーン発生前の渦巻きに捕まりました

インナージブと1ポイントリーフのメインセールと1ポイントリーフのミズンセールで走っています

コクピットまで飛沫が入ってくる様な状態でウインドベーンのGeorge君が大活躍です

まだ少しセール面積が大きい様です

この海域から抜け出せば何とかなるのですから我慢しないといけません
それにしても全ての換気を締め切った船内は蒸し風呂
少しはダイエットになるかなあ

太平洋横断の時に日本近海で荒れた時の様にデッキを川の様に海水が流れています
船首でデッキに乗った海水はデッキを伝い川の様に流れて船尾の反対舷の低い方から海に帰っていきます

こんな状態が後1日くらい続くのかと思うとうんざりします
早くハリケーンの尻尾から抜け出して涼しい風に当たりたい


 

2018年06月04日

嵐の後の洗濯

13

08:35現地時
11°831N
102°045W
残航   1470マイル
EENの風   風力3  気温30.9°C
130°方向に   5ノット

昨夕局地的な嵐に見舞われる
いきなり左前方の空が真っ黒になったので来るぞと思い慌ててメインセールをワンポイントリーフ

それまでチンテレ無風の中を機走していた  オートパイロットを外してティラーを持ったらもうダメ
強烈に風上方向にティラーを引いておかないと進路が保てなくなった

それから1時間程ずっとティラーにかじりつきっぱなし
嵐が収まるまで1ポイントリーフのメインセールとミズンセールで45°くらいのヒールを繰り返しながら耐えた

雨風が収まってみると寒い体が震えてきた
直ぐに暖かいものに着替えてワッチ中なのに眠った

今朝の写真は花丸の洗濯風景です
洗濯物をネットに入れて船尾に引っ張っておきます
洗濯石鹸無しで衣服の繊維の隅々まで海水が流れ通りきれいになります
ただしサメに要注意です

終わったら引き上げてしっかり絞って少しの真水でリンスしてから干します


 

2018年06月03日

3枚張り

14

08:24現地時
13°013N
102°228W
曇り ENEの風 風力2  30.8°C
120度方向に 6ノット

昨夜は海面に全くさざ波の無い状態でノッペリした海面の上を機走
それも燃料をなるべく使いたく無いのでエンジンをかけクラッチを入れただけの前進極微速3.5ノット
風が無い状態が8時間ほど続きました

お月さまもあり機走のそよ風も顔にあたりエンジン音さえなければ最高の夜でした

日が昇ると少し斜め前方からの風が吹き始めジブファーラーを解きミズンセールも上げて3枚張りのセーリングです

(14N 112W を中心に半径約120海里のエリア)
これが昨日サンフランシスコの石川さんが知らせてくれた4から5日後のハリケーン発生エリアです

このまま順調にハリケーンが発生すると予報された場所から遠ざかれたら良いと思います


 

2018年06月02日

プロディクトウインド

15

6月1日  09:30  現地時
14°064N
103°071W
残航   1594マイル
曇り NNWの風  気温31.6°C

Predictions の天気予報をイリジュウムのネットで見ることができる

昨日の10日先までの予報では5日先くらいから渦が巻き始め
10日先には完全にハリケーンの渦となる予報でした

場所は昨日花丸がいた位置くらいです

これはグズグズしていたのでは大変な事になると
無風でぬめっている海で機走を始めました

今朝ワッチ交代の04:00位から北からの風が吹き始め130°に向かってクオータリーで6ノット快調に進み始める

落ち着いた所でもう一度天気予報を取り直してみると
何とハリケーンの発生予報が消えているではないか

嬉しいやら 力が抜けるやら ホッとした所です


 

2018年06月01日

鳥害

16

5月31日  08:54 現地時
15°012N
104°358W
残航  1694M
エンジン1800回転  125°方向へ  5knot
曇り  無風

昨夜も風が落ちてしまい前進極微速で進んでいて
今朝ほどのプロディクトウインド気象予測で5日後に近辺でハリケーンが発生する事を確認

慌ててこの海域からハリケーン発生前に遠ざかることにしました
1800回転にエンジンスピードを上げてメインセールを引き込みました

燃料が尽きるのが早いか
ハリケーンが発生するのが早いか
はたまたハリケーン発生前の風に助けられるか
今はとにかくハリケーンが発生するのを事前に知る事が出来る時代です
楽な航海が出来る様になったものです

デッキに出て点検しようと思ったらものすごい鳥のフンです
昨夜は追い切れなかった一羽がそのままガフハリヤーどの根元で泊まった様です
朝になると他の鳥もどこからか集まり花丸民宿は大賑わいです

無賃乗船  無賃宿泊 無賃トイレ使用の罪で罰したいのですが
ゴム銃も吹き矢も弓も鉄砲も何もありません
諦めてデッキ掃除です


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