日替わり写真

2018年12月31日



これは一週間以上前にヨットクラブの近くで開かれる青空市場で写した卵の写真です

左の肌色の卵は中くらいの大きさで30個2500ペソ(400円)ほどです
右の白いのは大玉で15個1500ペソ(240円)です

タクシーは市内中央まで10分ちょっと乗って800ペソ(130円)くらい

チリの物価は日本 松山の半分くらいかなと思います

僕達は航海に備え30個入りの卵を3ケース買いました

昔から長距離航海ヨットの卵保存方法には色々な智恵や経験が生かされています

先ず卵は地鶏が産んだなるべく新鮮な物を積むこと(ゲージの量産卵はダメです)
そして冷蔵庫で冷やした物で無い事(ヨットでは常温に帰るので冷やした物は傷みやすい)

後はおまじないみたいな 卵の表面に油を塗るとか
グラグラ煮えかえる湯にきっちり3秒浸けて取り出したのが長持ちするとか
(ロランさんというニューカレドニアのヨット乗りは100個の卵をそうして積みました)

僕は毎日 卵をケースまま上下ひっくり返すと言う事をやります

出港出来ないので毎日出来るだけ沢山の卵を消費しています

いよいよ大晦日ですね  
皆さんよいお年をお迎えください


2018年12月30日

ルーチョ

68歳の元気なおじさんルーチョさん
本当はルイスという名前だそうだがみんなルーチョと呼ぶ

一応ペンキ屋さんだがヨットを船台に乗せて上架したり下架したりする時のボスでもある
干満の具合で真夜中に働いていたりもする

僕を見かけると何時もブエノスディアス(おはよう)と声をかけ
コーモエスタウス(ご機嫌いかが?)と呼びかけてくれる

僕もコーモエスタウステッドと言うと親指を立ててビエン(良いよ)と返す

それ以降はスペイン語で色々言ってくれるが何を言っているのかさっぱり解らない

昨日は新しく鉄のヨットを上架して錆を落としパテを打つ事から仕事を始めていた
ルーチョさんはみんなに好かれるValdivia常駐のペンキ屋さんです

和江さんが事故にあって7日経ちました
最初は痛くて寝返りも出来ませんでしたがだんだん良くなってゆっくりですが自分で寝返りできるようになりました

昨日首都サンティアゴから帰ってきたRaulさんが大きなアップルパイを持って見舞いに来てくれました


2018年12月29日

MOLLYMOAWK出帆

イギリス船「Mollymawk」がいよいよ出帆した

クリスマスをValdiviaで2度向かえたと言うだけあり友達も沢山出来たようで
出港10分くらい前になっても友達に挨拶に行くと出かけた奥さんのJillさんがなかなか船に戻ってこなかった
僕達と同じでよほどValdiviaが気に入ったのだろう

新しくクルーになったマヌエラさんと船長ニックの長男シーザー君が和江さんにお別れを言いに来てくれた
和江さんは相変わらず起き上がれないでキャビンの長いすに寝たままさよならを言い二人からキスをもらった

いよいよ出港間際にJillさんが戻ってきて船に入り 僕にワインを手渡してお世話になりありがとう
又何処かでお会いしましょう ワインは記念する日に二人で開けてくださいとお別れの挨拶をしてくれた

まだ上げ潮が残っており 出港はバックでマリーナの囲い柵から離れていった
エンジンをかけると少し色の付いた白煙が出ていたのでもしかするとオイルも一緒に燃えているのかも知れないと思う
何しろ沈んでいた作業船から引き上げニックさんが整備して船に取りつけたエンジンだという

それも40年も使っているというのに最初に取りつけた時の3000時間からまだ4000時間の使用には程遠いそうだ
40年で1000時間使っていないと言うことは ほとんどエンジンは使わないでセーリングだけで走ると言う事だ

チリ多島海の北上も向かい風をほとんどセーリングで来たという 時間はたっぷりあると言う事だ
(他の船は燃料を沢山積めとアドバイスをくれたが彼らは燃料については南下は追っ手の風だからなあと言っただけだった)

燃料は沢山積んだが1年半の多島海北上中のストーブ燃料だと言っていた
僕達がストーブを持たないことを一番心配してくれていた

船体にはJillさんが描いたイルカが跳ねており 
船尾には巨大な鴎一羽と小さい鴎達が沢山描かれている 素晴らしいヨットだと思う

ヨットクラブの下流に停泊している本船の陰に入り見えなくなるまで手を振ってMOLLYMAWKを見送った

https://www.yachtmollymawk.com/
これが彼らのホームページです


2018年12月28日

今朝のValdivia

右側が川上でほとんどの船は川上に船首を向けて停泊しています

右の一番手前が「花丸」です
花丸の位置は凄く浅く吃水が浅い花丸でさえも満月の最干潮の時3日くらいはバラストがつかえました

花丸の並びの一番外に上を歩くことができるハーバーの柵があります

中に入れて停泊させることができないイギリスのMOLLYMAWKはその柵の外側に停泊しています

花丸から左はずっと40フィートを少し超えるくらいの地元のヨットです

花丸の右に見える3段の階段は子供ヨット教室や外から来た小さいモーターボートの一時係船場所です

花丸はヨット中央から階段上の段に横向きに舫ロープを取っており
上陸するにはそのロープを引いて階段の横に船体を引き寄せます

和江さんは船側から身を乗り出してそのロープを引いていてどうした弾みか階段2段目の角に背骨をぶつけたようです
当たった場所を押しても痛くも何ともないと言いますが身体を急にねじると激痛が走るそうです
と言う事で事故から6日経ちましたが寝たっきりでまだ座ることができません

食事もおしゃべりも全く問題無いのですが排泄は困りものです

僕はマリーナを歩いて何か目新しいことはないかとウロウロする以外は老人介護の練習をしています
僕たちの歳くらいになったらお互いのために夫婦で老人介護の練習をしておいた方が良いでしょう

健康のありがたさを身にしみて感じる今日この頃です


2018年12月27日

MOLLYMAWKのテンダー

MOLLYMAWKは今日いよいよ一年ぶりの出港だそうです
Valdiviaで2度目のクリスマスを過ごしたと聞きました

ところが30年使っているというラバーテンダーの空気漏れが直りません

左舷船首に大きな裂け目がありその部分は3重にパッチを当てて接着しますがなかなか接着出来ない様です

今当てている白い板は接着後にお日さんを遮る為の合板ですが
空気を入れてパンパンに膨らませ石けん水を刷毛で塗ると空気漏れのところに泡ができます

今度で4度目の接着です
大分エアー漏れが少なくなり3〜4時間は膨らんでいるのでこれでも直っていなければ空気ポンプを持って乗るでしょう

それに彼らは半分になって積み重ね小さくなるセーリングディンギーを持っています
出航には問題無いと思います

彼らが出航したらValdiviaヨットクラブに残るのは海のない国ルクセンブルグから来た船と「花丸」だけになります

和江さんの腰痛はだんだん緩和されてきているようです
昨夜はあまり眠ることができなかったのでしょう 朝方からよく眠っています


2018年12月26日

積載オーバー

軽排水量艇の花丸ですが荷物を積み過ぎて何時もより5〜6センチくらいも余分に沈んで船底塗料が見えなくなっています

隣にいた赤い船が3年ぶりとかで出港していったので横からも状態がよく見えるようになりました

今まではとにかく重くならないように少しでも軽くしようと積み荷を減らしてきました
船首に積んで居たアルミの軽量折りたたみ自転車2台もアメリカで盗難に遭いその分軽くなって良かったと思ったくらいです

使わないコクピット用の合板テーブルもここに来て処分しました
小さい物でも少しずつ重くなるのでできるだけ物を持ち込まないように気をつけて居ます

ところが今回多島海を行くには燃料が不足だとどの船の人にも言われポリタンを北上して来た他の船からもらって
花丸の燃料タンク40リットル以外に140リットルの予備を積みました

強風避けで狭い凹みに船を入れて岸壁の岩や木に結ぶための浮くロープも100メートル余分に積みました
(元々普通の舫以外に50メートル×4本の緊急舫ロープを余分に積んできていました)

食料も調達できなかったら困るので米やその他の物も物入れが一杯でこれ以上積めないと言うくらい積み込んでいます
長持ちするジャガイモやタマネギは机の両側通路いっぱいです

日本出発や他の国では出帆に際しこれほど物を積んだことはありませんでした


2018年12月25日

古いヨット

多分作られて40年近くは経過していると思われる古いヨットです

上側の船台で上架したと言う事は長く上げている予定だと言う事です

バラストの底がフラットではありません
ぐるっとカーブした底なのでヨットを平らに置くことが出来ず前につんのめった様な置き方です
これも最近の船には無い形です

一番変わっているのは船首から船尾にかけて船体中央当たりに
モーターボートのようなチャインがあることです

モーターボートはスピードが出せるので速い時はチャインが有ることで浮かび上がり抵抗が減ります

このヨットの船体中央当たりにある大きなモーターボート様のチャインは何のおまじないなのでしょう
古いヨットのなので試行錯誤をして居た頃のなごりかも知れません

(現地時間22日の早朝 和江さんが洗濯をするために船を岸に引っ張って寄せていて転びました
打ち所が悪かったようで腰が痛くて動けなくなりました
骨などには異常ないようで押しても引いても痛がりませんが身体をねじると痛いと言います

たまたまValviviaヨットクラブに居た会員のお医者さんが見てくれましたが骨は折れていないそうです

と言う事で出帆を7日から10日延期します
できたら次の順風 北風で出港出来たらと考えます

大したことはありません普通に食べますし全く普通におしゃべりもできますのでご心配なく)


2018年12月24日

出航準備

写真左は川に面したValdiviaの魚市場です

もう一度見ておこうと中央公園から歩いて来ましたが
14:00を過ぎておりほとんどの店が店じまいでした

中央ちょっと右にある白いパイプを組み合わせたような建物が一番大きいホテルです

川の岸辺には15隻くらいの観光船が泊まっていますが
僕達の格好は観光客には見えないのでしょう乗船の誘いは受けませんでした

ちょっと事情ができて昨日は出港出来ませんでした
少しValdiviaでの滞在を延長します

(和江さんが洗濯をするために船を岸に引っ張って寄せていて転びました
打ち所が悪かったようで腰が痛くて動けなくなりました
骨などには異常ないようで押しても引いても痛がりませんが身体をねじると痛いと言います

たまたまValviviaヨットクラブに居た会員のお医者さんが見てくれましたが骨は折れていないそうです

と言う事で出帆を7日から10日延期します
できたら次の順風 北風で出港出来たらと考えます

大したことはありません普通に食べますし全く普通におしゃべりもできますのでご心配なく)


2018年12月23日

出航準備

いよいよ出港の準備も大詰めに入った

昨日はATMでもう少しチリのお金を出しておこうとValdiviaの中央広場へ行った
(S39°48'51.08   W75°14’45.43)
何故か僕達のカードはこの広場に面しているチリ銀行のATMが一番相性がよいみたいだ

今度は100000ペソ(およそ16000円)を現金化した

全部で5万円ほどの現金を持って南下する予定です

航海に必要な食料などは2ヶ月分以上積み込み
おそらく使うのは南下するごとに高くなると言う燃料を買うくらいのことでしょう

いよいよ出航の朝を向かえました
今から最終の出航準備を始めます


 

2018年12月22日

Jill

黄色い自作の鉄製52フィートで40年住んでいるイギリス人ファミリーのお母さんJillさん
彼女自身もヨットで生まれヨットで育ったそうだ(日本のヨットとは歴史が違う)

今はご主人のニックさんと息子のシーザー君が犬を預ける為に車で9時間もドライブしてマヌーさんの家に行っている
彼女は一人なので花丸を見ておきたいとやって来た

ベジタリアンでおしゃべりが好きでダンスが上手
おまけに昨日アメリカの船を下架するのを手伝って解ったがヨットの事は何もかも解っていてロープの扱いも大したものだ
3人の子育てをヨットでしたと言うだけあり度胸もいい
理想のヨットウーマンだ

彼女のヨットの船体には彼女が描いた鴎やイルカ等の素晴らしい絵がある

船内オーナーズルームにも素晴らしい絵が所狭しと描いてある 芸術家でもある

大きな世界地図と風の向きを描いたパイロットチャートも彼女が広い壁に描いており
毎日見るからだろうニックさんが言う航海ルートは正確だ

多島海を行く為にと花丸に100メートル20ミリ直径くらいのロープをプレゼントしてくれた

燃料タンクや長いフローティングロープは多島海の南と北でヨット同士で交換し
北上したり南下したりを繰り返しているらしい


2018年12月21日

Raulさんの家でお別れ会

大変お世話になったラウルさんの家に呼ばれお別れ会

ラウルさんの友達とValdiviaヨットクラブハーバーマスターのホルヘさんも来た

ラウルさんは広い(300×600メートル)くらい有る敷地の工事中で忙しそうだった
川に出っ張って伸びる道を作り直し
沖に大きい浮き桟橋を浮かべてそこへ9メートルの橋を架けるそうだ

クルーザーが10艇くらい繋げるポンツーンを川に浮かべるという大工事だ

敷地に大きい道を付け広い平らな場所にレンガでバーベキューの窯を築いていた

先に広がる湿地帯を埋め立てるそうなのでまだまだ工事は続きそうだ

僕達がケープホーンまで行く多島海の話を聞いた

日本のことやチリのこと 特にValdiviaがチリでもいかに良い所かというのを話してくれた
水が良くて良いビールができ 大学や観光地が沢山あり安全で良い町だという
3人ともValdivia出身ではなくて好きになって移り住んできたという

僕達が今まで滞在した所では最高に気に入った町だ


2018年12月20日

MOLLYMAWK

イギリスから来てヨットが家でもう40年も住み着いて3人の子育てをしたと言うNickとJill

チリの多島海を南から北に上がってきてValdiviaで1年を過ごしたという

「花丸」が来てからでもウインドベーンの水中翼を取り外して新しく作り
ラバーテンダーを修理し
船内木部を修理 ハッチのアクリルを取り替え 
新しくアンカーチェーンを100メートル買い アンカー5個をドブ付け亜鉛メッキし直し
ウインドラスも取り外して錆を落とし塗り直していた

マリーナの中に入れることができないので外の囲い壁に停泊していてその外にはカナダのヨットが横抱きしている

彼らの家なので何でも積んでいてとても重い船になっている
52フィートと大きい船ではあるがあまりにも物を積み過ぎていると思う

ずっと天気予報を調べていたが 「花丸」出帆の日は現地時間22日午後と決めた


2018年12月19日

Otar Vida 下架失敗

アメリカのヨットOtra Vicaを下架する事になった
ほぼ一ヶ月上架されたままだった

下側にあった船台をぎりぎりまで上げて連結させ二つの船台が同時に降りるようにした

20:30上下架をする時の責任者のルーチョさんがやって来て
動力室に入り門番の人と二人がかりで降ろす準備をする

船が降りてから船台に当てないように沢山の人(7人)がお手伝いをすることになって乗り込んだ
僕も手伝おうと乗り込む

一気に船台が滑り降り一番深くまで降ろせる所でストップ
それでも船尾がちょこっと浸かっただけ
そこでみんなでおしゃべりをしながら潮の満ちるのを待つ

最満ちの時間が来ても全く浮かばず23:00くらいに今日は諦めようと言うことになった
そのままで又ルーチョさんがウインチを巻き上げて解散になる

あほらし・・・・ 潮が高くなるのは3日後だそうだ

ずっと天気予報を調べていたが 「花丸」出帆の日は現地時間22日午後と決めた


2018年12月18日

バラの季節

Valdiviaではあちこちのでバラが咲いています

南米の夏に向かっていよいよ色々な花が咲き始めました
アジサイも日本と同じです

草花が同じだと言うだけで随分Valdiviaに親近感が持てます

人も犬もここでは怖いと思った事はありません
(アメリカやメキシコやエクアドルではそうではありません)

それでも家々には何重かのカギがかかっているし
塀の上には有刺鉄線を張っている家もあります

きっと日本よりかは安全ではないのでしょう

昨日は新しく来たカナダのヨットとアメリカのヨットのオーナーが花丸を訪ねて来ました
彼らはこのヨットの事はあまり解らない感じでした 残念


 

2018年12月17日

船底に銅粉

Valdiviaヨットクラブに1ヶ月上架して修理をしていたアメリカのヨット

チリを北上して来たらしいが船首にぶつかった穴が開きラダーの下を何かにぶつけて損傷
良く沈まなかったものだと思う酷い痛手だった

オーナーが自分でエポキシとガラスを使い無茶苦茶な修理をしていたのがやっと仕上がった
見てくれも悪いし強度も出ていないと思うがまあ本人がそれで良いのだから何も言わない

最後に誰に聞いたのか船底塗料の代わりに銅のパウダーを低粘度エポキシに混ぜて船底を塗った

これはまだ一回目の塗りだが3回塗って一応厚味は出たようだ

僕も一度花丸のラダーに銅の粉をエポキシに混ぜたものを塗って試したことがあるが
電蝕でウインドベーンのトリムタブを取りつけているヒンジーがボロボロになり 銅粉は止めにした

今度花丸を見せて欲しいと言うので何時でもどうぞと言っておいた
少し片付けをしないと花丸はあまりにも散らかっている


2018年12月16日

ガソリンスタンド

Valdiviaヨットクラブから内陸の方に歩いて15分くらいの所にガソリンスタンドがある
(S39°49’39.63”  W73°14’24.17”)

それを通り越すと2ブロックでLider というスーパーマーケットです

先ずスーパーマーケットで買い物をして帰りに
ガソリンスタンドで石油や軽油を買いました
何度も何度も少しずつ(10リットル)買ってコロコロ車で船に運びました

今はディーゼル燃料も食事を作るストーブ用の灯油も満タンです

値段はほとんど日本と変わりません
チリの他の物の物価に比べると非常に高いと感じます
それなのに日本でも滅多に見かけないような8000ccを超えるような大型車に普通の人が乗っています

タクシー料金も150円も出せば市内へ行けます
燃料代はどうなっているの? と思います

海の広場を更新しました
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2018年12月15日

雨時々曇り

昨日は冷たい雨が降りどこへも出かけられなかった
かすかに青空が覗き雨が止んだ時に花丸の写真を写した

他の船は船首から桟橋に上がるが
花丸はロープを引っ張って横の桟橋に船体を寄せて上がる
他の船よりずっと楽だ

この位置は非常に浅くて普通の40フィートクラスのヨットではバラストが地面に着く
それでずっと空きバースになって居たようだ

花丸はバウスプリットが折りたためるが浮き桟橋から船首ボブステーの下に手が届かないと非常にやりにくい
それでバウスプリットをそのままに40フィートのバースに入れてもらった

どんな理由かは解らないが一ヶ月の係船料は今までと同じにしてくれた

今朝も曇っているが今日は徐々に晴れてくると言う天気予報だ
買い物に出かけようと思っている

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2018年12月14日

霧の朝

直ぐ近くにある川の対岸が霞んで見える冷たい霧の朝

風はないが気温が下がりこれでも夏かと言うくらい寒い

どのヨットも起きだしてくるのは昼前だった

Valdiviaの夜明けは05:00くらいからぼんやり明るくなり
日の入りは21:30くらいでしばらくは明るいので夏は夜が極端に短い

シエスタという昼食後の休みが16;00くらいまで続く
商店も閉まり ハーバーマスターのホルヘさんも家に帰る

花丸は20日を目処に南下を始めようと考えているが週間天気予報では南風がしばらく続きそうだ
北半球とは反対で南風は冷たくて歓迎されない風だ

出航は次の北風の暖かい日にしよう


2018年12月13日

北欧から来たアルミ船

もう一つ下流にあるValdiviaヨットクラブからアルミ船が上架の為にやって来た

センターボーダーで舵も油圧で途中からキックアップすることができる
収納式のバウスラスターがあり おそらくバラストも油圧で上下できるのだろう

ダブルチャインの船体で40フィートくらいはあるだろう
プロペラはフェザーリングの3枚翼で 贅を尽くしたという感じの船だ

チリの多島海を南から北上してきた船で(間違いでした今から南下する船です)
デッキには4個の長いロープを巻いたローラーが設置されている

船体も船底も綺麗なのでどうして上架するのかなと思ったら
エンジン屋のイエルモさんがやって来てラダーの油圧部分を解体していた

あれこれ便利な物を付けすぎるとそれだけ壊れるリスクも増大する

シンプルイズベストとは良く言ったものだ


2018年12月12日

Nickとラバーボート

イギリスから来た黄色い船Mollimawkの船長Nickとそのラバーテンダー

使い始めて30年だそうだ
彼らの家はヨットなので使うというのは遊びではなく本当に毎日足船として使ったはずだ

ここまで丁寧に補修してあちこちパッチが当てられたゴムボートは見たことがない

補修用のゴムも車のタイヤチューブを切って張っていた

もう1週間ほど前になるか
 空気を入れて膨らませたゴムボートに石けん水を付けては空気が漏れる場所を探していた

僕が知る限りでは大きい空気漏れだけで7箇所ほど有った

使えれば見てくれは関係ない 僕と同じ様な考え方の補修だ

昨日は船外機を取りつける木の部分が腐っていたのを直した
またこれでこの先修理しながら10年以上も使うのだろうなと思う

ヨットの歴史がある国から来た彼らのヨットライフを羨ましいとは思うが僕たちにはとても真似はできない


 

2018年12月11日

フェンスにビラ

昨日はValdiviaで一番大きく品そろえが良いJunbo(ユンボと読む)スーパーへ行った

iPhoneを頼りに何度かラウルさんに車で連れて行ってもらった事があるスーパーへ
醤油や巻き寿司用のノリやお好み焼きソースを買いに行った

米もここならインディカ米ではない日本と同じ米があるが1キロ袋入りで非常に高い

帰りは違う道を歩いて帰ったが途中で見たことがあるアスレチックジムに出くわした
現地は昨日日曜日でアスレチックジムには人気がなかったが
その脇の歩道にあるフェンスに沢山のビラが貼ってあった 残念ながら何が書いてあるのか解らない

これほどアスレチックマシンが沢山あり大きいジムが成り立つのだからバルディビアは大きい町なのだ

スポーツジムは 39°49’30.66”s 73°14’24,10w Google Eerthでご確認下さい 


2018年12月10日

馬車

何時も行く近くのマーケットへの道で馬車に会います

観光用ではありません材木を運んでいるのを見ます

途中にある製材所の馬車で丸い木を角材にした残りの端材を運んでいます
多分ストーブで燃やすのでしょう

各家々で薪を山のように積んでいるので薪ストーブの燃料になるのだと思います

夏に向かう今でも歩道に薪を積んで大きいチェーンソーで切って短くしたり
丸鋸で挽いているのを見かけます
その家の人ではなく専門の業者が来て薪を作るようです

和江さんがカメラを構えると馭者が馬を止めてくれました

今から出航に備え毎日買い物に行く予定です


2018年12月09日

ヨット乗りのパーティー

MOLLYMAWKのニックとジェリー主催でヨットクラブのカジノと呼ばれる部屋でパーティー

20:00開催ですると言うので僕達は巻き寿司を作って持っていった
ここに泊めて居る外国からのヨットの人達だけかと思ったら
もう一つのValdivia ヨットクラブに停泊している外国のヨットの人達も来ていた

それに全く知らない現地の人も何人も来ていて総勢30人くらいのパーティーになった

正面の白いスクリーンに1970年代の有名な音楽をする人達を映像で映しながら
大音響でダンスをしたり大声で話しをしたり疲れるパーティーだった

良かったのはマヌエラさんというヨット乗り志望の女性が作ったチリ料理

それとスイスから来た70歳のオールドセーラーに会えたこと

そしてジェリーさんの上手なダンスを見たこと

僕達は疲れて12:00くらいには引き上げたがまだ1/3くらいの人は残って大声で話しをしていた


2018年12月08日

イギリスからMOLLYMAWK

50フィートの鉄船「MOLLYMAWK」もう1年以上Valdiviaに滞在しているという

中を見せてもらったがこれでもかと言うくらい散らかっている
船の内外共に改装の最中だそうだ

ニックとジェリーの夫婦と息子が住んでいる
ついこの間は娘もイギリスから来ていた

彼らはイギリスに家はなく自作のこのヨットにもう40年住んでいるそうだ

昨日は100メートルの新しいチェーンを船に積み込むというので手伝ってあげた
アンカーも50キロのブルースアンカーでこれもゴムボートに積んでヨットの舳先に運びウインドラスで巻き上げた
チェーンとアンカーで合計0.5トン重くなったと言い 船首が少し沈み込んだ

今までのアンカーチェーンは真っ赤に錆びて細く軽くなったので半分は捨てるそうだ

錆びていない部分は予備アンカー用に使うという

アンカーの後は30年使っているというゴムテンダーの修理にかかった それも少しだけ手伝った

今度一緒にエクアドルまで乗せてもらうことになったマヌエラという30歳のチリ人女性が一緒にテンダー修理を手伝う


2018年12月07日

ミズンマストからメインマストを写す

ミズンマストに登った時にほぼ同じ高さのメインマストを写した

右側スプレッダーにチリの国旗を揚げている左のステーにはラットライン(ハシゴ)を付けている

マリーナの隣の家とその向こうの家の芝生が綺麗に見える

ずっと向こうにはサンセバスチャン大学にある産業革命時代の高い煙突が見える
その向こうに写真では見えていないが川に沿った魚市場がある

朝から昼まではだいたい風が弱くてゆっくりと時間が流れるという感じの日が続いている
出航までに あれもしようこれもしようと色々考えるが船内片付けが一番の大仕事だ

気をつけてはいるのだがだんだん荷物が多くなって来ている


2018年12月06日

ミズンマストに登る

点検のためミズンマストに登りました

メインマストと違いラットラインを付けていないので今度は1/4テークル(滑車)を使って登ります
15メートルくらいのマストなら登れるロープの長さがあります
和江さんも手伝ってくれたので非常に楽に登ることができました

マストのてっぺんにある4本のステー(マストを支えるワイヤー)とスプレッダーの所に有る4本のステーを調べました
一安心です見た目と触ったところでは全く問題ありません

他の所も見ましたが問題無いようです

こうして高い位置から見るとあんなに大きく収納場所もないフェンダーが小さく見えます
やはり花丸の船側を守るにはあのくらいの大きいフェンダーが必要なのだと思います

昨日の昼過ぎにラウルさんが来たので掃除して電気ヒーターと除湿器をお返ししました
もし借りていなければ買っていたでしょう
置き場がないので捨てていかないといけません 借りることができたのは非常に有り難かった

そして今や多島海を行く為のバイブルと言われる本も手に入りいよいよ出航準備です

潮により風によりたとえ入れる港の情報があっても事前に計画を練るのは無理と判断しました
その日の走りで次の港を決めてアンカーリングする事にしました

2018年12月05日

NAVIONICS

iPadにNAVIONICS(ナビオニクス)という航海ソフトを入れた

今まではiPadではPlan2Navと言うソフトを使っていたが
チリの多島海ではPlan 2Navは潮汐を示す点が非常に少ない事に気がついた
潮汐が解らないでは多島海を行く事は難しくなるので航海ソフトを乗り換えることにした

ナビオニクスに航海航路の予定を書き入れる

チャートそのものも南アメリカのチャートはナビオニクスの方が詳しかった

ウインドーズパソコンで使うOpen CPNでは測地系のずれがあり陸上を航海するような位置情報になる

多分今度のチリ 多島海南下ではNAVIONICSをメインに航海するだろう

まだ使い方に慣れていないので毎日使ってみることにする

バルディビアヨットクラブの中をiPadを持って歩いてみた所では位置情報は非常に正確に出た

現在の花丸位置は赤い矢印で
現在位置にもピンを立ててみた(もう一つのピンは上架する前の花丸位置)


2018年12月04日

マスト登り

今朝はよい天気でほとんど風もないのでマストに登ってワイヤーを点検する

エクアドルでラットラインというマストに登るハシゴを左ワイヤーに取りつけていたので楽に登れる

何とかの高上がりと言うが高い所に上がると見晴らしが良く何時もと違う目線なので気持ちがよい

見た限りではどこにも異常は見当たらなかった

明日はミズンマストに登ってみようと思っている
ミズンマストの方は1/4テークルを使って自力で登らないといけない

昨日は久しぶりにコクピットチークを重炭酸ソーダと台所洗剤をお湯で薄めた液で 綺麗にした
真っ黒の汁が出てチークワンダーで洗ったのと変わらないほど綺麗になる


2018年12月03日

出航準備

デッキにチェーンプレートを取りつけた穴が開いていたのを塞ぐ

接着用のエポキシを練っておいて工場にあったおが屑を混ぜてパテを作り
サンディングを挟みながらインタープロテクトという防水エポキシを3回塗り
その後日本から持って来ていたデッキのノンスリップペイントを塗って仕上げ

パッと見た目には穴が開いていたのは解らなくなった
それにこれでデッキを川のように水が流れてももうキャビンへの漏水は無いだろう

出航準備を進めている
今月22日でValdivia滞在3ヶ月となる

1月2月が南半球の夏だというので少なくとも2月の終わりまでにはケープホーンを回りたい

今から行く多島海ではアンカーリングが主流の様だから直ぐに降ろすことが出来る様にアンカーを準備
クルージング中の箱カバーは止めにしてソフトカバーと交換

点検して交換した方が良いと思ったデッドアイ ミズンマスト2つとメインマスト1つ 合計3つを交換

クルージング用のコクピットカバーを修理した

今日はマスト上部のワイヤースエージを確認するためにマストに登る予定です


2018年12月02日

ベルギーから来たANASTASIA

FrankとSofhieさんという比較的若い夫婦が乗ったベルギーから来たヨットANASUASIA(40フィート)

木造ダブルチャインの合板艇だ
細いダブルキールで 細いフルスケグ付きのラダーを持っている
船巾は5メートルもあるという ディンギーのようなフラットな船だ
キャビンの窓も広くどう見てもレーサーでクルージングをするような船ではないように思える

変わった船だが結構沢山同じ船が浮かんでいるそうだ

造水機がありシャワーもマリーナのシャワーには行かないという
軽油ストーブも付いていてパタゴニアで冬を過ごしたそうだ

南から北上してきたというので今から僕達が行く所の情報を聞きに行った
彼らもイタリア人が書いたチリの多島海を行く為のバイブルと言われる本を持っていた

彼らが行ってアンカーリングしたり舫ったりした場所の情報を教えてもらった
写真を沢山見せてくれたが船のデッキが雪ですっぽり覆われたような寒そうな写真が多かった


2018年12月01日

Chileの多島海

右の本がイタリア人が書いたというチリの多島海を行く為のバイブルだという
バイブルと言うくらいだから難解な物らしい

左の本はRaulさんが貸してくれたやはり多島海を行く為の案内書である
チリのヨット乗りが書いたこちらの方は幾分見やすい

いずれにしてもこれらの案内書無しで多島海を行くのは無理だと皆さんが言う
そんな事は無いだろう最初の人は海図も無しで航海したはずだ

昨日はベルギーから来たヨット「ANASTASIA」のフランクさんとソフィさんを訪ねた
彼らは僕達とは反対に南から北に1年以上かけて上がってきたという
写真を見ながら色々な話しをしてくれた

瀬戸内海のように外洋よりもずっと荒れない海ならどうという事は無いが
チリの海は南緯が高くなるほどに荒れ狂う海となる
それは多島海でも変わらない アンカーリングと陸の岩や木への舫が大変だそうだ

2から3日おきに天気が変わり荒れてきたら舫とアンカーだけが頼りだ

いっそのこと外洋に出れば楽なのかも知れないなと思ったりもする

多島海を行くのはそのほとんどがをエンジンで走らないとだめだと言うのも気に入らない
燃料を買う事が出来る場所を聞いておくことにする



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