日替わり写真
2019年02月28日
船内温度10度
Puerto Williams
今日は入港4日目です
だんだんと色々な事が分かって来ました
Club De Yates Micalvi と言うのがヨットクラブの正式な名前です
みんなが係留している古い船の名前の様です
このヨットクラブはチリ海軍が管理しています
特別なサービスを除き全て無料です
水 ホットシャワー 係船料談話室全て無料です
チリ海軍は太っ腹です
今はWi-Fiが問題ありでストップしています
写真はGean
ブラジル人です
Molly mowk の ジルとニックの長女の御主人
28歳の好青年です
今度花丸に二人を招いて夕食を御馳走する予定です
2019年02月27日
船内温度 10度
S54.56.09
W67.37.12
昨日は月曜日なので港長
オフィスへ入港手続きに行った
迷いに迷いスペイン語しか分からない人に道を聞いてやっとたどり着く
若い海軍兵士が対応してくれた
彼は合気道を習っていて日本語も少しだけ(僕のスペイン語くらい)話せたが 兎に角仕事が遅い
私用の雑談が多い
感じの良い青年なのでまあ良いがちょっと日本の合理性も習って欲しいと思った
船の書類とかValdiviaでもらった書類とかパスポートとか一つ調べて返しておいてしまった頃に又必要だからと何度も繰り返すのには参った
後で最高責任者だと思われる柔和な表情の肩章いっぱいの人がどこから来たの?
世界一周気をつけてと握手をした
写真はチリの42フィートガフケッチの船長と
同じ泊地で一緒になって
今は花丸の隣に停泊している
彼の船が全帆で帆走している写真をUSBメモリーにコピーして上げた
昨夜は彼の船では友人が来てギターを弾きバーベキューで盛り上がっていた
僕らもワインを頂いた
2019年02月25日
南米最南端の町プエルト ウイリアムズに着きました
古い客船がそのままヨットクラブになっています
その舟にヨットがずらっと横抱きです
花丸は一番外で6艇の船を渡ってヨットクラブの舩に行きます
昨日は歩いて町の端まで行きました
何もこれといった物が無い町です
ミニスーパーでワインを買って乾杯しました
町中で日本語が書いてあるマイクロバスを見つけました
写真が小さいので分かりにくいかも知れませんが、
車としては使われてなくて温室にして中で色々な植物を育てていました
日曜だったので明日入港手続きに行きます
2019年02月25日
2月25日 後20マイル
Bahía del Este
S 54.54.00
W 68.08.80
船内温度 6度
昨日は予定のCaleta Letier 前まで行ったのですが
又もや測地系がずれていました
周りが暗礁だらけ
小さい島だらけで
昆布の塊があちこちにある様な所です
それでも凪なら何とか自分の位置を確認してからどこへ入るのか考えようと言う気になりますが
あいにく風が強くなっておまけにウネリも入ってきます
こんな所に長居は無用と決断して陸を離れました
対岸にはアルゼンチンのUshuaia の大きな町が見えていました
飛行場があり飛行機が轟音と共に飛び立つのも分かります
測地系のズレがどこまでなのか近くの小島や浅瀬の横を通るのも気になります
強風の中追っ手で次の泊地も決まらないで走っている時に
昆布の広がる海面に突っ込んでしまいました
あっと思ったが直ぐに通り過ぎた後に喉が渇き引きつりそうな恐怖に襲われその場所から遠くに迂回しました
今の泊地は周りをプロテクトする山も低くてWの風以外は不安ですが
まあとにかくアンカーリングして湯たんぽの温もりで直ぐに眠りました
今朝起きたら疲れは取れ元気に出発しようと言う気になっています
雨のほとんど無風の現地の朝非常に寒いです
2019年02月24日
2月23日 08:00 現地時間
11度 船内温度
S. 54.52.335
W. 69.49.491
昨日同じ湾に停泊した4人乗りのチリのガフケッチ42フィートと一緒にビーグル海峡を走り始めました
アンカーを上げたのは06:45でした
花丸のエンジンがまず最初に振動が少なくなる1800回転では彼らの速度より少し早く
そうかと言って回転数を落とすと振動が気になるので花丸が先行します
朝日に照らされ4人乗りのガフケッチ黒い船体に白いラインが入り綺麗です
走りながら写真を撮っているうちに 雪をかぶった岩山の谷間に氷河発見
冷たそうな氷が山の間を埋め尽くしていました
昨夜から今日はこの近辺では珍しく無風の天気予報です
出来るだけ走っておく事にしました
と言ってもポート ウイリアムまではちょっと距離があり過ぎて明るい内には着けません
57マイル先のCaleta Liwaia と言う湾にアンカーリングして一泊するつもりです
これまでの様に60マイルを超える長距離では無いし ビーグル海峡は一直線で暗礁なども殆どありません
これならいつでも和江さんにワッチを代わってもらって休めます
2019年02月23日
2月22日 14:20 現地時間
船内温度 6度
S 54.52.538
W 70.51.523
Isla Londonderry の北を東南東に向かって走行中
今朝はあまりの寒いので起床が少し明るくなった06:00でした
アラレが降り次々に風向が目まぐるしく変わる中大岩に取った3本の陸舫を回収して07:40アンカーを上げて出航しました
和江さんもカッパを着てロープのまとめを手伝いました
袖口が濡れて寒いそうです
腰痛が治るまでは何もしないでと言うのですがじっと見ては居られないようです
辺りの岩山は近くまで雪が積もりいかにも冷たい感じです
今日は航海中にエンジンクラッチを抜いて漂うようなハプニングがありました
Navionics の測地系の大きなずれに遭遇
まさかと思われる本船航路内の両側の島が500メートル程に狭まり航路ブイや小島が点在する所です
先に引いた予定航路を走行していると船が上陸してしまったのです
でも現実に船は海の上です
直ぐにOpen CPN を立ち上げましたが こちらも現場の状況とは違います
GPS がない時代に作ったチャートをそのままGPS の正確な位置に合わせて使っている訳ですが チャートは拡大 縮小 同じ位置が載っているチャートが何枚もあるわけです
1枚のチャートでも位置情報が違っておれば電子チャート上のGPS 位置がずれて表示され航海者は恐ろしい思いをすることになります
陸の孤島チリの殆ど誰も航海しない様な辺鄙な所の電子チャートは信頼してはいけないと言うことです
2019年02月22日
2月21日 08:30 現地時間
船内温度 6度
S. 54.01.980
W 71.39.494
Canal Pedro. 南下中
吹く風が身を切る様に痛いです
ドジャーの陰に隠れてワッチをしています
今朝は06:30アンカーを上げて出航しました
周りの岩山は雪化粧してとても綺麗ですがいかにも寒そうです
満月も寒そうでした
写真はCanal Pedroに入ってすぐ北の低い岩山です
朝日に輝いて見えました
3泊の風待ちは大正解でした
今日は穏やかな天気です一気に太平洋が見える所まで南下するつもりです
今日は2マイルほどですがチャートがはっきりしない海域を通るつもりです
キャナルは幅が狭いし結構神経を使う日になりそうです
今日の泊地Caleta Yahgan にアンカーリングして3本陸舫を取り落ち着きました
太平洋に出たと言う様に(ほんの短い距離)次々に前線が押し寄せ最初は雨でしたがだんだんミゾレになり 最後は雪が降って来ました
雪が降る中今日の泊地にアンカーリングして陸舫を取りました
寒いのも力が入り疲れます
2019年02月21日
2月20日 09:10 現地時間
船内温度 9度
S 53.57.06
W 71.36.05
Caleta Hidden
1.5マイル位も入り込んだ湾の奥にもう一つ入江がありその一番奥にアンカーリングしています
昨日968hpを記録した気圧計は一気に急角度で上がり始めました
別に壊れていたわけではありません
岩山に囲まれた外側ではゴーゴーと突風が吹き荒れている様です
花丸はアンカーラインと船尾左右の陸舫50メートルと右舷150メートル前方の岩に結んだ陸舫と4点で支えられています
西風が時々吹きますが大した風ではありませまあ今日もゆっくり休養日です
本当はメインセールの修理やレーダーアンテナの回転ベルトがおそらく外れているであろうと思われるにでアンテナを開けて直す必要があります
それらのことがしたいが雨も降り突風が時々吹く状態でこの場所ではやれないと思います
曇り空なので満月も見ることはできませんでしたが昨夜は明るい夜でした
今日は曇り空でソーラーチャージャーが弱いでしょうから30分くらいエンジンを空回転させてサービスバッテリーに充電します
花丸はディープサイクルバッテリーをサービスバッテリーとして使っているのでソーラーチャージャーのパルスで変化する電圧でないと充電できません
それでエンジンの発電機から充電する時はエンジンとソーラーの両方で同時に充電します
Valdivia からの距離を見るとよく走ったものだと思いまもす
もう少しでPuelto Williams です
2019年02月20日
S53.57.06
W71.36.05
船内温度 12、1度
Caleta Hidden
昨日に続きCaleta Hiddenにアンカーリングしています
今朝フランス人のヨット乗りヤニックさんに27歳の時にプレゼントしてもらったフランスの記録式気圧計を見ると1日で一気に気圧が下がっているのが分かった
1000ヘクトパスカッルから975ヘクトパスカルまで45度の角度で急降下です
それに伴い今朝はゴーッと地鳴りがしているのでこの泊地を出て行く気にはなれませんでした
明日も天気予報では天気は悪くとても走れる状態では無いようです
と言うことで船首から陸舫をもう一本入れることにしました
雨の中Molly Mawk にもらった100メートルのフローティングラインを初めて使いました
それでも足らず花丸の50メートルラインをつなぎ足しました
その船首舫を締めて花丸の船尾を岸から引き離します
これでEからの風にも対応できる様になりひと安心です
アンカーを万が一何かに引っかかって上がらなくなった場合
僕が素潜りで潜れる限界の10メートル以内の深さでしかアンカーリングしないと決めているのでアンカーを巻き込んで船を岸から離す気がしないのです
いかに中村技研工業のデルタクイックアンカー16キロとは言えアンカーチェーンやラインを長く伸ばして真横に近い角度で引かないと効かないのです
それはメキシコで嫌という程思い知らされました
真横に引いた時のデルタクイックアンカーの信頼性は他のアンカーとは比較にならないばつぐんの性能です
今夜から明日には珍しく南寄りの風が強い予報です
2019年02月19日
2月18日 09:50 現地時間
船内温度 6度
S. 53.43.195
W72.02.406
明日の強風に備えてアンカーリング場所を移動しています
チリの多島海を行くヨットのバイブルに載っているアンカーリングスポットにも風向によってはダメなところもあります
昨夜の泊地はSからの風には全くダメなところでおまけに海藻が多くてアンカーの効きが悪い
それで明日からの強風に備えて移動することにしました
昨夜の雨で周りの岩山の頭は皆んな雪化粧です
気温も一段と下がって来ました
素手では寒いので手袋をしています
マゼラン海峡をESEに向かって南下中です
2019年02月18日
2月18日 09:40 現地時間
船内温度 11度
S. 52.57.989
W. 73.45.081
Bahia Mussel に向かって機帆走中
昨日はフランスの4人乗り組みのヨットが11:00くらいに出航したので花丸も直ぐ後11:10くらいにアンカーを上げました
4日も同じ所に吹きこめられていたのでアンカーチェーンに昆布の塊が引っかかり
アンカーが上がった時にはウインドラスが苦しい悲鳴を上げるほど1、5メートル直径くらいの昆布の塊が上がってきました
何とかそれを引き千切って取り除き強風の中を追手の風で南下
夕方20:30には予定どおりの所にアンカーリング出来ました
素晴らしい絶壁に囲まれた泊地で先に来た船が絶壁の上に立つ木から垂らして置いてくれたロープの先に陸舫を取りました
周りの岩はムール貝だらけでほんの数分でバケツ一杯になりました
これが今までで最高に美味しいムール貝でした
チリに来て初めてムール貝の本当の味を知ったという感じです
週末は風が吹かないという予報なのでなるべく距離を稼ごうと今朝は05:00起床
出航は06:00でした
デイラン最長の97マイルを目指して走ります
今も風力2くらいの風がWSWから吹いていますが明日の午後からは走る事が出来ないような風が吹くと言う天気予報です
昨日も比較的新しい座礁して放置され真っ赤に錆びた本船の残骸を見ました
ローリング40 スクリーミー50 と言われる南緯40度 南緯50度の気象です
気象予報無しでとてもこの海を走る気はしません
2019年02月17日
天気予報の具合では今日は天気が良くなる予定でしたが
朝起きたらあまり良い方に向かって居ません
フランス艇が陸舫を取っているし出られません
ということでもう一泊かな?
2月16日 09:45 現地時間
13度 船内温度
Caleta Victoria
S. 52.00.19
W. 73.43.38
今日泊まれば同じ湾に5泊です
南下して南緯50度を超えたらこんな事もあろうかと先を急いでいたのでさほど気にはなりません
イリジュウムGOで受けることができるPredict wind Offshoreという天気予報によると今日も昼までは内海航路も風力4です
日本で言う風力4ならセーリング出来ますがこちらでは時々物凄い突風が吹きとても安心してセーリングが出来ないのです
明日現地の日曜日は一日中全くの晴れで風も殆どありません
安心してエンジン移動ができます
明日に期待して今日はおとなしくしている事にします
ヨットですからセーリングすれば良いのですがあまりにアクロバティックなセーリングを毎日繰り返す訳にはいきません
特に花丸のように軽い船はどちらから吹くとも分からない突風は嫌です
無理をしないでもう少し天気が良くなるのを待つ事にします
昨日の夜の突風はものすごい物でした
ゴーッと言う地響きのような音が先にしてその後花丸のデッキに有るものを全て取り払うかと言うような突風が来ます
何度も何度も繰り返される突風に慣れる事もなくビクビクしながら夜を過ごしました
先の泊地を見限って無理をしてでも今の泊地に逃げ込んだのは正解でした
11:10出航して
予定通り49、8マイル走りPuerto Profundoと言う所に来ました
明日も風が弱い予報なので走れそうです
2019年02月16日
2月15日 11:15 現地時間
15度 船内温度
S 52.00.19
W 73.43.38
Caleta Victoria 昨日と同じ所です
フランスの国旗を上げた4人乗り45フィートくらいあるWチャインのヨットが昨日の夕方入港して来ました
外は強風が吹き荒れていましたので苦労したと思います
入ってきて直ぐに慣れた感じで赤い漁船が使っていた木に結ばれたロープを拾い
続いてバウ舫を対岸のロープに結び(これも漁師が置いていったもの)
次に花丸と同じ大岩に左舷船尾からロープを取りました
後は予備という感じで島の木にもう一本新しく舫を取りそれからアンカーリングした後船尾の3本の陸舫を締めこみました
男女2人ずつのペアーで良い仕事をしました
流石フランスのヨット乗りです
おそらく長い乗船歴を持つ人がキャプテンなのでしょう度も大声を聞きませんでした
今から北上するそうです
多分今日も荒れると言う予報なので彼らみ出ていかないでしょう
僕達も現地時間明日土曜日の早朝に出航する予定です
2019年02月15日
2月14日 21:00 現地時間
14、4度 船内温度
Caleta Victoria
S52.00.19
W73.43.38
昨日に続きCaleta Victoria 湾で風待ちです
プロディクトウインド オフショアの天気情報では土曜日まで出航できない風が続く様です
昨夜はこの囲まれた湾の中でさえ突風が吹き荒れました
船尾から3本の陸舫を取っています
立ち木1本と岩が2箇所です
あまりの強風にロープがピンと張って空中に浮き上がっています
手間を惜しんでデッキに上げなかったディンギーが宙を舞いました
あまりの音に夜バウハッチから顔を出してフラッシュライトで照らしてみると
ディンギーはまっ逆さまでした
今朝は又中を舞い正立した状態で浮かんでいました
今度から使わないときはデッキに上げて縛っておく事にします
しかしチリの風(ローリング40 スクリーミー50)は半端ではありません
昨日行方不明だと聞いたヨットも何処かに逃げ込んで居てくれると良いなと思います
2019年02月14日
2月13日 01:10 現地時間
14度 船内温度
S52.00.19
W73.43.38
Caleta Victoria湾にいます
昨日昼も過ぎてから四方八方からブローが吹いて居心地が悪いCaleta Balandra湾をでました
夕方まで段々風が落ちるという予報だったのでその間にアンカレッジを変わる事にしたのです
所が外の世界はまだまだ風が強くインナージブ一枚で10ノットを超えるスピードが出て怖い思いをしました
およそ25マイルセーリングして今のCaleta Victoriaに暗くなる1時間ほど前20:00くらいに着きました
着いて直ぐに水上警察が大型ラバーボートで来て書類の検査でした
ニコニコしてフレンドリーで日本の保安庁とはまるで違います
明日から大風だから気をつける様にと気遣ってくれ握手をしてお別れでした
漁師の小さい漁船が次々に入ってきます
2019年02月13日
2月12日 22:30 現地時間
船内温度 13度
S 52.00.19
W 73.43.38
昨夜アンカーリングしたCaleta Balandra は良い泊地だと思うのですが
風が振れ回り南以外の風は何処からでも吹くという状態でした
それも時折強風で横風を受けるとヒールするくらい強い風です
外は強風が吹き荒れているのは分かっていたのでこのままもう一泊と言うことも考えましたが
追っ手の風だから大丈夫だろう
それと25マイルほど先に良い泊地だと思う所を見つけたのでした
今日は出ないだろうと昼寝をしていて目が覚めて直ぐ14:50アンカーを上げて出航
インナージブ1枚で10ノットを度々超えるスピードで南下
予定のCaleta Victoria に着いたのは20:50でした
船尾陸舫をしていると3人乗りの水上警察のラバーボートが来て書類確認でした
にこやかに挨拶をして握手をし明日は荒れるから気を付けて下さいと言われておしまい
写真は昨日の泊地にあった菊の様な花と緑の苔のじゅうたんと
大分元気になった漁労長 和江さんです
2019年02月12日
2月11日(09:00) 現地時間
曇り 無風 船内温度10度
S 50.54.188
W 74.18.376
今朝は暗いうちに起き出して出航準備
陸舫2本を外して取り込み06:20アンカーを上げて出航しました
ものすごい数のブユにたかられ昨日の入港以来舫取り以外は外に出ていませんでした
今朝は出航準備からずっと顔の前をうるさく飛び回っていましたが
走り出してみるとメインセールとミズンセールのカバーにビッシリと黒い点々があります
蠅叩きでバンバン1時間くらい叩いて200から300は撃墜しました
ハードドジャーの窓にも沢山たかっています
もう短い夏も終わりで秋の虫が一気に出てきたのかも知れませんが
ブユが居ない時に来たかったなあと思います
喰われると痒くて痒くてイライラして何も考えられなくなります
綺麗な風景も味わう余裕が無いのです
先程本船と行き違いました
コクピットで立ち上がって大きく両腕を振ると 汽笛を鳴らしてくれました
ヨットにもすれ違いました
船尾にあるのはスイスの国旗でした
ドッグハウスがニス塗りなのでもしかすると木の船かも知れません
こちらもそうですがコクピットに出ていたのは一人だけでした
今日は天気が良くて風も弱く絶好のエンジンラン日和です
出来るだけ遠くまで南下しようと思います
2019年02月11日
現地時間 2月10日 (08:05)
船内温度 8、3度
S 50.04.260
W74.35.997
昨日は今の場所のちょっと北で全く前進できなくなりました
向かい潮 向かい風 おまけに時々海面を真っ白に波立たせる突風が吹き荒れました
何とか風の変わるのを待って とも思いましたが雨で身体が冷えてとても耐えられなくなり風下の一番近い泊地に入る事にしました
無理して進んだ距離を追手の風とエンジンで1時間半逆戻り
やっとの思いでEstero Dock に逃げ込みました湾口でベアーポールにしても大ヒールする様な突風でした
恐る恐る入った湾は西風が吹きアンカーリングしてアンカーが効くまでは不安でしたがアンカーが効くと素晴らしい所だと分かりました
花丸の左30メートルくらいの所に滝が湾に流れ込んでいて こんな景色は見た事がありません
周りの切り立った岩山にもあちこちに滝があります
絶景ですね
今朝は06:30少し早めに出航しました
出口にある岩がハッキリ見えだす明るさです
今度は追い潮に乗ってイルカ達に囲まれ快走です
今日は昨日の予定より少し先まで行けそうです
2019年02月10日
現地時間 2月10日 10:50
10、8度
S 49.53.752
W 74.23.512
濃い霧と雨の中南下中です
今日は予報では強風の予定でしたので出航を見合わせていましたが
08:55アンカーを上げて出航することにしました
出航以来1時間くらいイルカの群れが並走しています
嬉しそうに花丸の周りをあちらへこちらへと泳ぎます
インナージブ一枚の機帆走です潮も風も逆のようでスピードは出ません
こんな事ならさっきの湾で寝ていた方が良かったかなと思ったりもします
雨に濡れない様にカッパを着てドジャーの下に入り霧の前方に目を凝らします
漁船は見ませんが外洋を走る大きい本船は何隻も見たのでワッチは充分にシッカリとやります
多島海を南下し始めてもう何度もアンカーリングしてきました
アンカーリングの後船尾から2本左右に陸舫を取る事にも慣れて来ました
大きい岩に舫綱を回したり 立ち木の幹に綱を回したりします
外す時にテンダーで輪っかの結び目まで行ってもやい結びを外して引けばロープは抜ける様にしています
僕は50メートル18ミリ直径の浮くロープを4本持っています
それ以外にMolly Moeka から22ミリ直径で100メートルの浮くロープをもらい船首ドッグハウスの前に縛り付けています(未だ一回も使っていません)
逆潮と向かい風の突風に会い途中で引き返しました
入港したのはEstero Dock という細長くて綺麗な湾でした
花丸の直ぐ左に滝があります
2019年02月09日
Caleta Greenpeace
気温11度
S 49.48.27
W 74.18.66
天気予報ではNWの強風とあったのでもう一日同じ泊地で過ごす事にした
だんだん寒くなってきたのでブユも少なくなってきたように思う
一日中冷たい雨が降りハードドジャーの続のキャンバスオーニングで雨水をバケツに溜めた
バケツ2杯分が溜まった
今アンカーリングしている湾もそうですが
ヨットが強風避けで逃げ込めるどの湾も箱庭のように綺麗な所です
ここも草木に囲まれてあちこちに岩があり山から水が注ぎ込んでいます
陸地は岩で出来ており木は岩の表面のほんの薄い土に根を張っているだけなので大きくなれません
大きくなると強風で倒れてしまうようです
直径30センチにもなると強風で立って居れないのです
山は岩の表面をむき出しにしたはげ山が多いです
まるで別の世界に来てしまったような感じです
2019年02月08日
朝船内温度9度 現在11度
7日09:30現地時間
S49、22
W74、24
追い風 連れ潮 インナージブのみで5ノット近くで南下中
今朝は07:10に出航しました
1時間くらい機帆走したのですがこの素晴らしい景色に機走の音は似合わないのでエンジンストップ
10頭くらいのイルカの群れが付いてきています
シュパーシュパーと息をする音のみ聞こえます
明日辺りから荒れてくるという天気予報なので今日はめいいっぱい走っておきます
一度外洋に出てもう一度南の多島海に入ってきた訳ですが北と南の多島海に大きな違いがあります
今居る南の多島海にはサーモンの養殖施設がありません
日本にすると北海道以北の寒さではサーモンも育ちにくいのかも知れません
もう一つは近くの山でも雪が残っています
こちらの夏真っ盛りの2月初めでもそうなのです
寒いはずです
3つ目はブユがどの泊地にも居る事です
刺されると痒くて痒くてたまりません
思考が停止してしまいそうです
2019年02月07日
6日 17:30 現地時間
14度
S49、11、80
w74、24、17
今朝は潮の加減でCaleta Sabaula を出航したのはいつもより遅い08:30でした
昨日は殆どエンジンを使わずインナージブのみで7から8ノットが続き疲れていたのでちょうど良かった
出航時湾内の小島を良く見ると箱庭のような綺麗なところでした
2時間半くらいでPuerto Eden という小さい町に着きましたがここは強風に耐えられない港だとあるので直ぐに出航しました
2時間半程アンカーリングしてここで最後となる燃料を入れました
1リットル192円と非常に高い値段ですが仕方がありません
フランスの40フィートくらいのヨットはここでは燃料を入れないと言いながらアンカーリングしていました
ちょっとだけ話したのですがここは強風に弱いからすぐに出ると言っていました
取り敢えず安心して眠る事ができる次の湾Puerto Riofrio まで南下しました
s49、11 w74、24 です
いつものようにアンカーリングして 立ち木に陸舫を2本取り落ち着いて夕食を済ませホッとしたのは18:00を過ぎてからでした
写真は昨日のCaleta Sabaude です
2019年02月06日
現地時間 2月05日の08:20出航しました
現在 5日 12:10 (現地時間)
気温17℃
S48、41
W 74、23
今朝湾を出るといきなり北からの強風です
海面真っ白く波立っています
インナージブを上げると一気に8ノットを超えました
燃料を節約するためにエンジンを切りそのまま帆走です
今朝もあの嫌らしい虫が身体中に引っ付いてきました
皮膚科医のT
Mさんによるとブユだそうです
刺された痕はいつまでも痒いそうです
虫刺されのイライラから思考が停止して今朝は2つの大きな過ちを犯しました
一つは昨日洗濯して乾かないまま黒いナイロン袋に入れていた洗濯物を海に捨ててしまった事
時々 生ゴミを黒い袋にためておいて湾外に出た時海に捨てます
生ゴミかと思って確認もせず洗濯物を捨ててしまいました
海での落し物は二度と返って来ません。
もう一つは ラバーディンギーの底敷きを流してしまった事です
何時もディンギーを引っ張る時は曳き綱は3メートルくらいにしていたのを
時々船尾にぶつかるので曳き綱を1波分7メートルくらい伸ばしたのです
ところが波を超える時に飛沫がテンダーの中に入って溜まっていったのです
そして底敷きを浮かせて強風の中飛ばしてしまいました
まだ何回もテンダーに乗って船尾陸舫をしに行かないといけないのに困った事です
テンダーの曳航ロープは3メートルに戻しました
S 48,44,780
W 74,25,698
航行中暗礁に乗り上げ 放置されて赤錆色になりかけた大きい本船を発見した
未だそんなに古くはない
2019年02月05日
2月04日 (23:50)現地時間
今朝は朝08:00に出航
20℃ 暖かい朝です
s48、04、570
w47、38、040
昨日は一昨日から37時間外洋のうねりの中を走り続けやっとの思いで昨夜の泊地Careta Lamentaded Indioに入港しました
狭くて分かりにくい入り口からおそるおそる湾内に入ると 岩山に囲まれた別天地でした
ただ一つ気に入らなかったのはコバエを小さくしたような刺す虫の集団に襲われた事です
アンカーリングして船尾舫を陸の木から取って早々に花丸にこもって寝てしまいました
起きたのはいつもよりゆっくりで07:30位でした
最初の1時程は逆潮でしたが今は追い潮のSSEからの風で順調に南下を続けています
Canal Messer は付近の航路で一番大きい航路ですが未だ外洋航路のタンカー1隻とすれ違っただけです
昨日よく走って疲れたので
今日はおい潮の間だけ走る近場でアンカーリングしようと考えています
写真は今朝の出航時 湾を取り囲む山を写したものです
2019年02月04日
11:40 (現地時間)
20、4℃ 船内温度
S47、17、228
W75、06、888
昨日朝07:00出航して以来ずっと走っています
40マイル程の所に有るCta Cliffと言う所にもう一泊してから
PENAS湾を渡るつもりだったのですが天気も良く一気にそのまま南下する事にしました
ところが岬の手前から真向かいの風が強くなりタックを5回も繰り返す事になりました
花丸イリジュウム位置情報の設定を30分置きにしていましたのでタックを繰り返しているのがわかると思います
その後湾に入ってからは向かい風ではありますが順調に進んでいます
夜明け前 現地時間の04:00頃漁船がシーアンカーを船首に入れて漂っているのを真正面に発見
小さいマスト灯が点いていなかったら危ない所だった
昨日の風が強い時にリーフが遅れて1ポイントリーフのリーフして余ったセールをブームに縛っておくグロメットからセールクロスを破ってしまった
次の予定Caleta Lamentoに入港したら修理しようと思う
今度の航海のために新調したセールなので大切に使わないといけない
入港したら一番に紫外線避けのセールカバーをかけている
写真はOpen CONパソコンのスクリーン部分にiPadを乗せてNavionics の航海ソフトを見ているところ
両方共 所により測位系のずれがあったり
海面ギリギリの岩が記載されていなかったりで信用できません
岸辺近くを通る時は細心の注意が必要です
2019年02月03日
完全に4方を囲まれたSeno Pico-Paico
2月3日 10:30(現地時間)
S46、10
w75、12
昨日は外洋に出て久し振りに大きなウネリにあった
昨夜のSeno Pico-Paico湾はぐるっと回り込んで高い山に囲まれた静かな湾だった
途中に岩肌むき出しの山があり草木も生えない氷河の様な圧倒的な存在感だ
アンカーリングした一番奥の湾は水深10メートルほどで全く無風
海に注ぐ川の流れる音と
鳥達のさえずりしか聞こえない
それでも岸辺の木には強風舫を取るためのロープが何本も置き去りにされていた
僕達はまだ岸もやいを取った事がないのでこの際一度練習して置くことにして花丸の50メートルラインを使って木につないで有るロープに継ぎ足して船尾方向の舫綱とした
今日は大きいうねりで南風(真向かいの風)の中Penas 湾を一晩かけて南に渡るつもりです
未だ何処にアンカーリングするかは決めていません
2019年02月02日
機帆走中(現地時間2月02日09:55) 13、4度
s45、49
w74、28
朝今日は少し早く起きて準備万端06:50一晩安心して眠った綺麗な湾を出航しました
外洋に出るために運河の様なキャナルを機走中先程珍しく大きな本船に会いました
漁船も貨物船も大きい本船でさえすれ違えばブリッジに出て手を振ったり前照灯を点けたり汽笛を鳴らしたりの挨拶をします
花丸もコクピットに立ち上がって手を振ります
さあ今から外洋に出るという寸前に西風と一緒に濃い霧に覆われました
今日の予定はSeno Pico-Paicoです
s45、57
w74、58
出来ればそこまで行きたいのですがダメなら手前二箇所くらいのアンカーリングスポットを見つけています
2019年02月01日
12、6℃
S45、26、982
W73、45、786
機帆走で南下中
朝06:10起床
テンダーをデッキから降ろして船尾につなぎ07:00アンカーを上げて出帆
昨日の夜は結構な強風だったが今朝は無風
走り始めてしばらくすると追っ手の北風が吹き始めた
瀬戸内海の様に海が開けていない所なので殆ど波は立たない
走りながら昨日の残りのお好み焼きと食べきれなかったカニの身で朝食
蟹は殻が硬くてハサミのついた爪などはまな板の上に置いてハンマーで叩き割って食べた
味は瀬戸内の蟹よりちょっと大味
それでも久し振りの蟹を堪能させてもらった
後方から冷たい小雨がドジャーの下に入るのでドジャーのソフト部分半分を下げてその前の雨が降りこまない所に座ってワッチ
時々天幕を下ろしていない方から首を出して後ろのワッチも怠らない
今もPozo Delfín でバケツ一杯取ったムール貝がバケツに半分くらいある
後2回は思い切り食べないといけない まあ美味しいから良しとしよう
ナビオニクス電子チャートによると今日14:30現地時間にはCaleta Munabranchに着く予定です
写真は昨日のサーモン養殖場の管理棟です
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