日替わり写真
2019年09月30日
Midi運河航でボロボロになったフェンダーカバーを取り替え
一昨日 史さんに隣町までフェンダーカバーを覆って敗れないようにするネットを買いに連れて行ってもらいました
漁網ですがなかなか手頃なサイズの物が見つかりません
隣町まで一度も信号につかまりません そのはずです信号がないのです
信号の代わりに道が交わって居る所には写真の様なロータリーが有ります
右側通行なので右に折れて直ぐにローターリーの回転に乗れる様に左巻きです
僕はやった事がないのでみんながすいすい運転しているのが不思議でしたが
史さんによると一度入ってしまえば交わる車は無いので楽なのだそうです
出るときにどこ行きと書いてある道に右折れで入っていきます
このロータリーの中心には大理石のモニュメントが建っていました
スペインには安くて良い大理石が沢山出るのだそうです
関空の床はスペインの大理石で出来ているそうです
車でほんの20分ほどですがアルメリマールとは全く違う町の雰囲気です
モロッコの人が沢山住んでいるそうです
2019年09月29日
アジの一夜干しを作る事にした
カーボベルデでは新鮮な魚が手に入るのでしょっちゅう魚を食べていて
ここスペインのアルメリマールでも比較手に新しい魚がスーパ^-に並ぶ
僕達は新鮮かどうか魚の目を見たりエラを見たりして判断するが
アルメリマールの人達はそうでもないようだ
時に昨日のと今日仕入れたらしい新鮮な物を混ぜて売っていたりする
それでも魚が食べたいと言う欲望は一度やって見ようとなり
アジを買って開いて薄塩で干すことになった
思いついたのが遅かったので干し始めたのは16:00近くになってからだった
それでも気温30度以上で少しは乾きそうだ
夜は夜露が降りるので早めに取りこむとして 明日を期待しよう
2019年09月28日
注文しておいたブタンガスコンロが来た
灯油コンロのバーナー部分が調子が悪くなり
いくらどうやってみても加熱時の燃料漏れが止まらず黒い煤を出しながら燃え上がる
遂に諦めて日本に持って帰って武井バーナーに送って直してもらう事にした
プロパンガスコンロが欲しかったのだがスペインではブタンガスが主流で
プロパンガスコンロは見当たらない
所変われば品変わるで冬の暖房もほとんど電気とガスだそうだ
フランスでもそういう話しで灯油は日本の様にどこのガソリンスタンドにもあるという物ではない
大型ホームセンターで20リットル入りタンクが特別に売られていて日本の倍くらいもする
昔の航海は世界中何所でも手に入れやすい灯油ストーブを使っている船がほとんどだったが
今や灯油ストーブをクッキングに使って居る船は10%見も満たないだろう
手に入りにくい 使うのに手間と整備がいつも必要 で今や物好きマニアの遊び道具だ
日本のカセットガスのように100円以下でカセットガスが買える国も聞いた事がない
スペインでは320円ほどする 昔ニューカレドニアで500円以上してびっくりしたことがある
しばらくはブタンガスコンロを使う事にする
2019年09月27日
昨日のエンジン整備でMidi運河で調子が悪くなった肩の凝りが遂に首まで来た
借金で首が回らないとは聞くが借金は無くても首は回らなくなる
昨夜は寝返りも出来ないくらい首が痛くなり和江さんを起こして最後の湿布薬を貼ってもらった
今日は何もしないと言う事にしてブラブラ歩いて買い物をする
遂にケロシンストーブが復活しないのでブタンガスのキャンピングバーナーを買う事にした
注文して明日には来ることになった
夕方マリーナ事務所へ来年4月までの係船料を支払いに行く
バウスプリットを折ったせいで10メートル以下の船になり
半年割引きでシーズンオフ 日本円で15万円ちょっとと思っていたよりずっと安い値段だった
事務所の帰りに対岸に駐まっているカタマランの集団を見た
他のヨーロッパ諸国で遊んだ船をシーズンオフには係船料の安いAlmerimarに持って来て駐めているそうだ
2019年09月26日
今日は一日中船の整備でした
先ずはエンジンオイル交換
次にエンジン燃料油水分離器フィルターの交換
Midi運河からの帰りにひどくピッチングをしたので燃料タンクの底に溜まったゴミや水がフィルターを詰まらせていました
もう少しでエンジンの燃料フィルターまで行くかも知れないと言う危ない所でした
そして、エンジン冷却水ポンプの水漏れです
写真は予備の物ですが完全にシールが切れてじゃんじゃん水漏れする状態になっていました
ずっと以前にポンプのインペラーが破損してアッセンブリーで交換しそのままにしていた物です
今度日本に帰るときに持って帰ってヤンマーに修理を依頼するつもりです
燃料フィードポンプや色々の部品を持って帰り修理してもらいます
他にも武井バーナーの部品とか結構修理のために持って帰る物があります
明日から船内の片付けをして持って帰る物を選び出します
2019年09月25日
Almerimarに着いて一日経ちました
昨夜は菅原さんと言う日本人のヨット乗りと史さんとラファエルさんと僕達でタパスバーへ行きました
到着初日は朝からビールを飲みすぎていたのでバーへ行ったときには飲み過ぎも飲み過ぎで
今朝は咽が渇いてたまりませんでした
事前に予約しないで1日2日前にホテルを取ったのでは非常に高くなると菅原さんに教えてもらい
ホテルを探すBookingというソフトを携帯に入れました
必要な情報はそれで何もかも解ります
マドリードから日本に帰る飛行機の時間が08:30なので前日にマドリードに泊まることにしたからです
日本のホテルに比べると随分安い値段です
今Almerimarはリゾートなので夏のシーズンが終わり 非常に静かになりました
僕らが最初来た時に見たスーパーマーケット地下駐車場いっぱいの車は
本当に5台くらいと少なくなりスーパー今日は閉店かなと思わせるくらいです
10箇所くらいあるレジも2箇所しか開いていません
お客さんも少なくなり従業員の数の方が多いくらいです
オフシーズンでも閉店しないで大抵のお店が開いています
人が少ないだけで町としての機能は維持している所が良いと思います
静かになったAlmerimarは前よりも良い感じです
2019年09月24日
行きの半分の日数でAlmerimarに11:10頃到着しました
史さんが待っていてくれました
直ぐにおよそ半年分の係船料を計算してくれ
バウスプリットを折って10メートル以内の船として計算した方が随分安いことが解りバウスプリットを折りました
本当は桟橋があるとバウスプリットを折るのは難なく出来るのですが
今回初めてバウスプリットの先まで行ってシャックルを取り外しフラフラしながらボブステーを外しました
それでもあらかじめ考えていた通り上手く行き船長の短い船と同じバースに入る事が出来ました
その後は船尾の舫を4本取り 船首の舫を取って強風に備えました
船を離れるときにはもっとしっかりした擦れ止めなども入れますが今日はこのくらいにしてと
シャワーを浴びに行きました
使い放題の温かいシャワーがいかに有り難い物か航海をした者で無いと解らないでしょう
そしてビールを飲んでホームページの更新です
仕事よりも重労働で気を使うMidi運河の苦しさが又記憶の奥の方で楽しい思い出になりつつあります
2019年09月23日
船内温度 26.5度
現地時間 07:50
N. 37.09.696
W. 01.11.240
走行距離 102M. 残航 97.7M
風向 E. 風力 4 晴れ
インナージブ1ポイントリーフ メイン1ポイントリーフミズンエンジン1600回転
224度に向かって 5.6knot
朝方04:00をピークに風力5くらいまで吹き上がった
地中海で会う初めての強風だった
瀬戸内海とは違い数時間で島に当たるという様なことはないが
やはり一日中放っておいて安心とは言えない
それに外洋と違い本船も数が多い
メインセールを1ポイントリーフして ミズンセールを1ポイントリーフしてやれやれと思ったらバサバサという大きい音がし出した
ファーリングしていたライトジェノアの上の方が風をはらんで膨らんでいる
大変な事になると慌ててハーネスもしないでバウに出てジェノアジブセールを降ろしにかかる
3 - 4 メートルの波の中バウスプリット先からマストトップに張っているワイヤーにセールが巻きつき引いても降りてこない
足がデッキから浮き上がるほどのピッチングの中
これはバウスプリットの先まで行く必要があると判断してコクピットにハーネスを着けに帰る
ハーネスをしていてもバウスプリットの先へ行って巻きついたセールを巻き戻すのは怖かった
ほんの13年前ニュージーランド往復航海の時はマストに登る時でさえハーネスをしようなどとは考えなかったが やはり握力や体力やバランス感覚の衰えを感じる
無事にジェノアジブを回収してデッキに取り入れバウ舫のクリートに縛り付け一件落着です
もうけっして危険な事はしないと自分に言い聞かせるのでした
2019年09月22日
船内温度 27.8 度
現地時間 08:05
N. 38.20.398
E. 00.21.408
走行距離 105M. 残航 195M
NE. の風 風力3 晴れ
ジェノアジブインナージブメインミズン
203度 方向へ 4.1knot
写真は左舷前から2番目にぶら下げているフェンダー(防舷材)です
Midi運河へ行って水門と水門の間の船だまりでバーストしたものです
多い時は4艇のモーターボートが入りギッシリいっぱいのギュウギュウ詰めになりました
その一艇が花丸だった時に押されて岩の壁と船体に挟まれパンクしました
他のフェンダーも船だまりの石に着いた水垢と苔でドロドロに汚れ
中には表面に巻いた網が切れた物も有ります
スペインに帰ったら大掃除と網修理が必要です
バーストし網もボロボロになった写真のフェンダーは網の中の紫外線避けの布まで破れたので 手持ちの布が有れば和江さんが新しいのを作るそうです
肝心のフェンダーがバーストして裂けた部分はToulusa のマリーナに滞在中に何とか修理出来ました
フェンダーの材質は少し伸び縮みする様なプラスチック製品で穴が開くと修理出来ない物とばかり思っていましたがそうでも有りません
それよりも花丸の水線下で当てた所が気がかりです
バラストを水門の横石に当て
スケグやラダーも数え切れない程木の根っこに当てました
岸に近づくと必ずと行って良いくらい木の根っこにスケグの前が当たり
花丸は前進も後進も出来ず ゴトゴトと木の根っこを超えていくと言う感じでした
きっとスケグの下の方は残っていないだろうと思っていたのですが
Gruissanまで帰って朝 波がない時に見てみると スケグは先端まで有る様に見えました
Almerimar まで帰って潜って点検するつもりです
2019年09月21日
バウスプリットの先にはジブセールが着きます
ヤンキージブとジェノアジブどちらかを選んでセットします
風が弱い時はジェノアジブです
大きくてパワフルなセールです
ちょっと風が強くなると大きすぎるので降ろさないといけません
その上げ下ろしを省略できるのがジブファーラーです
随分以前にTF さんにディンギー用だが使えるだろうと言ってもらったファーラーをジェノアジブセールの上下にセットしている
ヤンキージブにする時はファーラーごと取り外す
そのファーラーでセールを巻きとる時に引く細くて丈夫なラインが擦れて傷む
出航の時に準備した必要な長さより長い2本のファーリングロープ
2本とも傷んだ端から切って使っていたがついに短くなりすぎて使えなくなったZc
それで今度は継ぎ足して使うことにした
袋内ロープのつなぎはやったことがない
仕方がないのでコクピットにリードする側の端でセール糸で縫いつけて繋いだ
ターニングブロックの滑車に通らなくなったので滑車の方を大きいのと取り替えた
今度スペインを出る時には丈夫でスレに強いロープを買ってからにする
2019年09月20日
船内温度 23度
現地時間 08:00
N. 39.50.969
E. 01.42.155
走行距離 124M. 残航 307M
SWの風 風力 1 曇り
インナージブメインミズンエンジン1600回転
220度方向へ 5.4knot
昨日は日付を間違えて真澄人君に日替わり写真のデーターを送ったので今日は更新が遅れてしまったようです
昨夜は安定した左追っ手の風を受け ファーリングジェノアを展開してフルセールで突っ走りました
時には7ノットを超える走りでした
朝には風が収まり僕がワッチに入った04:00には殆ど無風になったのでヘッドランプを点けてエンジンの始業点検をし 不足したオイルを紙コップに2カップ足しました
そして1600回転で走り始めました
ケロシンバーナーの調子が悪くなりテーブルガスコンロをジンバルにセット スペインまでケロシンストーブは休憩です
何度も分解掃除するのに炎のストップが完全にはできないのです
と言う事は予熱中にも完全に閉まっていないバーナーから大きい炎が上がります
スペインAlmerimar に帰ってからもう一度掃除をやり直します
2019年09月19日
船内温度 24.2度
現地時間 07:50
N 41.35.623
E. 03.02.102
走行距離 101M. 残航 428M
NEの風 風力1 曇り
インナージブメインミズンエンジン1600回転
250度方向へ 5.2knot
Gruissan マリーナ近辺9月に入ると強風が続くという
とにかく花丸がMidi運河へ行くためにマストを外した2日間の間 殆ど風は吹かず 運河から帰ってマストを立てる時も セールをセットする時もまるで無風だった
僕達がPort Gruissan に着いてからずっと面倒を見てくれたHeruve さんによるとこんなに風が吹かないのは珍しい あなた達は非常にラッキーだと言う
イリジュウムのプロディクトウインド天気予報では僕達がMidi運河へ行っている間にもマリーナ前の海が何回か風力5以上の真っ赤な強風海面になっていたのを知っている
天気予報も的中するとは限らないので 早く厄介な海域を脱出すべく出航してからずっと1日目は1600回転で機走しました
超微風の中5ノット前後のスピードで一番強風が吹く海域は抜け出ました
岬を回って今スペインのBarcelona 沖です
やっと少しは安心できる海域に来ました
写真はウインドベーンの取り付け架台です
内側左右にフェンダーを二つ収納し おまけにMidi運河で拾った黒いフェンダーを横方向にウインドベーンの水中翼前に縛り付けました
気持ちが良いくらいきっちり収まります
スペインではバウからブイを拾ってスターンを岸に着けるのでこのフェンダーもきっと役に立ってくれるでしょう
2019年09月18日
Port Gruissanのマリーナにあるサービスヤードでマストを立てました
写真の彼らがジブクレーンの運転手2人です
片方が運転しもう一人が操作を指揮します
ぴったり息の合ったコンビで花丸のマストはメインもミズンも難なく立ててくれました
マスト立てそのものは1本40ユーロ2本で80ユーロです
日本でクレーンをチャーターして立てる事を思えば安いものです
作業を始めたのが16:00からと言っていたのが少し遅れ終わったのは17:00くらいでした
メインマストは3本 ミズンマストは4本のワイヤーで支えている状態だったのを
全てのステーを付け終わったのは夕方になっていました
調整は明日にして疲れ果ててシャワーを浴びに行き夕食を済ませて直ぐに寝ることにしました
・
朝早く起きて出航準備
マリーナ事務所へ行き燃料を20リットル入れ
メンテナンスヤードでマストを立ててセールをセットする為に3泊した料金を払いました
マリーナ事務所を10:00に出航して風が弱いのでエンジン1600回転
インナージブとメインセールとミズンセールを上げ5ノットちょっとで南下しています
夕方にはフランスとスペインの国境近くにさしかかります
2019年09月17日
船内温度 21度 晴れ
Narbonneと言うもう少しで海に出られると言う町を過ぎて少し下った所に有る
古い農家のそばで2艇のヨットを造っていました
大きい方は新艇らしく70フィートくらい有りそうです
シングルプランキングに見えますが木の隙間にホーコンとかを詰めていないようです
ロングキールの古い船型で走りもよくないし乗るのは大変でしょう
しかし 造るのは楽しそうです
こんなに大きい船が運河の水門をくぐれるのですね
多分ここから下の水門は全部きちんと計って通れるサイズなのでしょう
もう一つ後ろに有る小さいヨットは古い船をレストアしているのかも知れません
外板は全てはがしたという感じでしたがフレームやキールはどう見ても新しい木ではありません
他にも石造りの家の庭にレーサーらしい20フィートくらいの船が2艇有りました
よほどヨット好きの人なのでしょう
ニュージーランドへ行ったときどの家も庭でヨットかモーターボートを造っているという感じでしたが
フランスでもそんな人が居るんですね
日本ではほとんど見かけたことがありません
昨日「花丸」はやっと海にたどり着きマストを預けたGruissanマリーナに入りました
やっぱり海は広くて良いです
2019年09月16日
船内温度 18度 曇り
石造りの古い家が並ぶ小さい町が所々にあります
帰りの運河なので大分慣れてきてここなら駐められそうだと解る様になりました
この場所は登りの時にも駐めたのですが駐艇禁止の看板が有る場所でした
一つずらして今度は好きに駐めて良い場所に駐めました
Jhonさんにもらったアルミの杭を岸辺に打って舫を取りました
ここにはレストランに近接した綺麗な古いお墓があります
何百年も経っていると思われるのに綺麗に掃除されています
橋を渡った所に有る小さいスーパーで買い物をしました
昼の12:00から15:30まで閉店でした
ファミリーでやっている小さいスーパーなので昼休みも長いようです
2019年09月15日
船内温度 18度 曇り
長くて巾の狭い古い運河専用の貨物船を改造してホテルにしている船が結構あります
どの船も古いのにピカピカにしています
10人以下ですが大抵はお年寄りのお客のグループ貸し切りのようです
朝はフランスパンのにおいがして 夕方には夕食のよい香りが流れてきます
これが本来の運河の旅の楽しみ方なのでしょう
わざわざ自分のヨットで入って来る様なところではありませんでした
どうしても自分で操船したいなら防舷材とフェンダーで完全に防御したレンタルボートでしょうね
昨夜は写真の船の反対側に花丸を舫ました
丁度花丸を駐めた側にブドウ畑が広がっていました
ちょっと行って味見をして来ました
緑色のブドウでしたが普通僕達が食べているブドウとは大違い
種が多くて実が小さくてパチンコ玉くらいの大きさです
白ワインを作る為のブドウなのでしょう
これが本来のブドウで僕達がお店で買って食べているのはそれ用に品種改良したブドウなのでしょう
赤ワイン用のブドウも見ましたがまるで野ブドウのように小さいものでした
2019年09月14日
船内温度 18.7度 晴れ
Carcasonの街から少し離れた所にある要塞都市
昨日会ったJohnさんが是非行ってみなさいと言うので今朝早くタクシーで行ってみた
タクシーは拾おうと思ってもおなかなか難しい
日本の様に車の屋根に何か会社の名前とかを書いた物を乗せている
赤いランプが付いていたらお客さんが乗っている、緑なら空車
なかなか空車が見つからないので観光案内所へ行ってタクシーを呼んでもらった
直ぐ橋を渡った所に有る駅前に空車があるからくるようにと言われた
気持ちの良い若い運転手さんで英語も堪能だった
要塞都市まで行ってお金を7,1ユーロ払い別れ際にありがとうと日本語で言われた
よくもまあこんな城壁で囲まれた都市を造ったものだと思う
日本の城と違い街中が要塞で囲まれている
街中の人が戦闘員だ
弓を射る縦長の穴や石を落とす穴などは日本の城に似ている
そして城全体が掘りで囲まれ入り口の橋を上げたら誰も出入りできない
昔の人が石だけを使いよくぞこれほどのものを造ったと思う
日本と違い殿様が切腹すれば民百姓はおとがめ無しではなく戦闘で負けたら全員奴隷になると言うから
こんな要塞を作り街中の人が戦闘員になったのだろう
要塞の周りを囲んだ城壁も石なら中に有る家々もみんな石で出来ている
今はレストランや土産物屋さんやホテルなど観光客相手の石造りの店が軒を連ねている
出入り口の門は写真の一箇所のみで街に入る車と出る車がしょっちゅう待ち合わせている
2019年09月13日
船内温度 19度 曇りのち晴れ
Carcasonの街中にあるゲートを沢山の観光客に見られながら通過してすぐの所
有料駐船の岸が終わって直ぐの場所に花丸を駐めた
僕達が駐めた直ぐ後ろにイギリスのCoronwallから来たというカタマランが泊まっていて
駐船を手伝ってくれた
アルミニュームの軽いL型バーで造った杭を2本地中に打ち付けてこれはあげるからそれに舫を取れと言う
どこから来たのですかと聞くとCornwallからだという
その国は知らないなと言うとイングランドの西にあるという
プリマスという有名な港町のあるコーンウェル半島だそうだ
国旗もあり言葉も違う独立国だという
イギリスの内情は日本の様に一つにまとまっては居ないグレートブリテンは連合王国なのだ
Johnさんと言う人で8メートルのカタマランで大西洋を2往復したという
ハルとデッキとマストは買ったが内装やエンジンやその他の部品付けなど全部自分でやったそうだ
今日の写真はフランス人のジョークか古い街の商店街 アーケードの代わりに沢山の傘をぶら下げている
1キロ以上もこんな傘のアーケードが続くのでした
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2019年09月12日
船内温度 18.3度 昨夜から雨です
Carcasonの直ぐ手前のゲートの川上桟橋に泊めました
N 43.14.410
E 02.17.093
朝少し小降りになり降ったり止んだりしていましたが夕方から本格的に降り始めました
コクピットオーニングのミズンマストが立つためにマストから後ろは半分ずつに別れています
その分かれ目から首だけ出して帽子をかぶりティラーを又に挟んで立ったまま操船です
ハードドジャーのアクリル窓が雨で前が見づらくなった為です
もう夏休みも終わり子供が乗っていないレンタルボートが時々走っています
へたくその操船で出来れば一緒にはゲートに入りたくないレンタルボートです
今日のゲートはほとんどゲートキーパーが付いてゲートの操作をするゲートでした
ゲートキーパーにも色々な人が居て凄く丁寧で上手にやってくれる人とか
いい加減で船が入れば舫ったかどうかも確かめずに水を抜き始める人とか
ゲートそのものにも気を使わないといけないのにそれをコントロールする人にも目を光らせないといけない
運河航は体力も神経も使う大仕事です
おまけに底が浅く1.3メートル水深の花丸では岸ならどこでも着けられるというものではありませんでした
ゲート前の桟橋でさえ何度も底がつかえて脱出するのに苦労しました
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2019年09月11日
船内温度 17.8度 肌寒い朝です
今日はCastelnaudary と言う町に泊まります
N 43.18.932
E 01.56.945
一日に13の水門をくぐりました
そのくらいだとまあまあゆったり感がありますが来るときは20近くの水門をくぐったので疲れたのです
一日中オーストラリアから来た夫婦のモーターボートと一緒に水門を抜けました
彼らもToulouseで僕達と同じところのバースに駐まっていたそうです
挨拶はしたのですが顔を覚えていませんでした
ここでは疲れたので一泊するだけで又明日は出航します
シャワーもトイレも水も電気も断り 花丸サイズで12.44ユーロ 町のオフィスに支払いました
シャワーやトイレや電気や水はキーを借りてデポジットのお金を払い水の料金を最後に精算すると言います
そんな面倒な事で朝の貴重な出発の時間を取られたくないと思ったのでした
歩いて10分のスーパーマーケットへ行って
フランス人のクリスチャンさんが是非買えと言ったCassouletと言う食べ物の缶詰を2種類買いました
日本に来たら寿司を食べると言うくらいフランスに来たらCassouletを食べよと言われたのでした
本当はToulouseのレストランで食べよと言われたのですがそれを書いたクリスチャンさんからのメールを開くのが遅かった
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2019年09月10日
いよいよUターンしてMidi運河を下り始めました
朝08:00に出発して水門ゲートが閉まる16:00まで走りました
一日に11ゲートを通過しました
今度はゆっくりとデッドスローで周りの景色を眺めながら走ります
写真の様な観光案内に載っている綺麗な風景が続きます
一番綺麗なのはToulouse近郊です
良い所にはナローボートの住人が片側岸全部に船を停泊させています
どう考えても動きそうもない 住居として使っている船がほとんどです
郵便ポストもまとまって有ります
もちろん電気も水道も船まで引いています
若者が集まって大騒ぎしている船もありました 現地の日曜日です
行き交う船も少なくなりゲートを通るレンタルボートは全く姿を消しました
ゲートの番人も仕事がないので1人で5ゲートを受け持っているとかでなかなか来てくれません
自転車でツーリングをしている人に頼んで電話してもらいやっと来てくれたという感じです
明日は ゲート前に花丸を泊めて居るので09:00から出発して最初のゲートに入ります
2019年09月09日
今朝の気温 18度
ゆっくり歩いて10分くらいの所に有る植物園です
もう一つの丸い形をした公園とほとんど変わりはないのですがここは犬の散歩と自転車乗り入れ禁止です
所々芝生の上に人が寝転んで昼寝をしています
その中に有料の自然博物館というのがありました
一人7ユーロでしたが見応えがあり全く今までの博物館のようにもったいないとは思いませんでした
Toulouseの様な小さい町にこんな素晴らしい博物館があるとは考えても見ませんでした
一番上は世界のフクロウの剥製 もっと小さいフクロウの種類も沢山居ました
二番目は宝貝等の貝類です 何面もありましたが世界にこんなに沢山の種類の貝があるのかとびっくり
宝貝の中には超貴重な南太平洋の金色に輝く宝貝もありました
僕の知る限りではあの宝貝は1000万円と聞いた事があります
その次は化石 とても大きな見たこともない様なアンモナイトらしい貝の化石
最後は骨格の標本ですが馬に乗った人と馬の骨格です フランスのジョークでしょう
こんなのが延々1時間かかっても見終わらないくらい並んで居ました
しかも 展示が非常に上手で気が効いています
世界中の物を集めています 東海道五十三次の絵もありました
もう一度行きたいなと思いましたが 明日は出航する予定です
今度は川下りです 最初Carcasson までは綺麗なのでゆっくり下るつもりです
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2019年09月08日
今朝の気温 18.6度
Toulousse街中至る所に古い石又はレンガ造りの建物があります
この写真はちょっと中央からは離れた所ですが角に建てられた立派な建物です
街中を外れるとどの建物にも半分地階があります
鉄格子がはまり窓が付いています
物置だと思ったらその窓が開いて中に若者が居て音楽を聴いていた事がありました
日当たりのよい上の階は家賃も高いのでしょうが
半分地下に埋もれた部屋はきっと家賃が安いのでしょう
不動産屋さんの窓に貼りだした売り家の値段はプール付きの一戸建て1億5000万円くらいから
古いアパートの様な家の1DK1000万円くらいでした
こんな田舎の町でちょっと高いのではないかと思う値段です
緑いっぱいで公園が街中にあり 人は親切でのんびりしており住みやすそうな町ではあります
昨日は和江さんが書いた手紙を出すために郵便局を探して街中をウロウロしました
紙の地図を見たのではなかなか場所は探せませんGoogle Mapsでやっとたどり着きました
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2019年09月07日
今朝の気温 18.7度
Toulousse街中にある櫛形桟橋のトゥールーズマリーナ
ヨーロッパに来てから櫛形桟橋はお目にかかっていません
ここは潮の満ち干がないので櫛形桟橋ありです
花丸は一番陸側に入りました ここなら他の長い運河ボートの邪魔にはなりません
運河を行く細長い住居に使っている船は桟橋の一番外に泊めます
30メートル近くある船も巾はゲートをくぐれる巾4メートルくらいしか有りません
そして高さも途中にかかっている橋をくぐる為に水面上3メートルほどです
その上に直ぐに倒せるビミニトップを取りつけている船もあります
大抵のプライベートの長い船にはスラスターが付いていて操船はゆっくりで上手な人ばかりです
8月いっぱいそこら中にいたレンタルボートは姿を消しました
レンタルボートにも色々なサイズがありますが大きいのは長さが15メートルくらいもある物もいます
大きい船はバウスラスターとスターンスラスターを備えていますがレンタルボート操船は非常にへたくそな人が多いです
一緒に水門の船溜まりに入った日にはひやひやします
彼らは船体中に防舷材を取付けフェンダーを所狭しとぶら下げた船なのでどこに当たっても何と言うことは無いのですが
花丸はそれらの船に押されたり邪魔されて思うように操船できません
9月になって学校が始まったので家族連れのレンタルボートがぐっと減りました
帰りは楽に帰ることが出来ると思います
9月9日にはToulouseを出てMidi運河を下りPort Gruissenまで帰ります
今度は見所のCarcassonまでゆっくりした旅にしたいと思います
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2019年09月06日
今朝の気温 22度 雨
昨日は和江さんを誘って公園を市街地まで歩いて行きました
公園にベンチがあるので休み休みいけます
大きい2連繋ぎのバスが市内をひっきりなしに走っています
結構人が乗っていて 市内交通の要という感じです
船を駐めたToulouseのマリーナから歩いて直ぐに気持ちの良い公園が始まり
市役所がある市の中央まで歩いて10分で行けます
市役所がある近辺は5階から6階建てのブロックで出来た古い建物ばかりです
あちこちに古めかしい彫刻がしてあり一階はテナントで色々なショップが入って居ます
高価そうなブティックや化粧品を売る店や中には古いワインの樽を造る店などの他に
飲食店が多いと思いました
2階から上は貸しアパートのようですが昼間はほとんど人影はなく窓にはカーテンが下がっています
どこの都会とも同じ様に路上生活者が居ます
冬寒くなったらどうするのだろうと思うのですがテントで生活しています
Midi運河にかかる橋の下にもToulouseの橋下にだけは住人を見ました
田舎では食料が手に入らないのかも知れません
2019年09月05日
今朝の気温 19 度
段々朝と日中の温度差が激しくなっている
朝は肌寒いなと思うが日中はまだ夏かと思うくらい暑い
写真は4段水門のコントロールタワーです
ビデオカメラとこのタワーの窓からの目視で水門をコントロールしています
多分変な操作をすると自動停止するような設計にはなって居ると思うのですが
安全にそれぞれの船が航行できるように最大限の気を使っています
顔を合わすこともなかったがここの4段ゲートのオペレーターは凄く上手だった
水門の扉に付いた注水口を微妙に調整して船溜まりの中に流れが起きにくい様に気を使っています
ガッと一度に注水する水門の番人も居るのですが
ここの人は4段もある水門を一人で管理していて非常に上手です
4段もの水門をくぐるとやれやれという感じで疲れます
操船に気を使うのとロープを投げるのとそれをビットに巻いてからの調整で一日が終わるという感じです
昨日はTouluseを過ぎて次の水門の前で引き返しました
Toulouse街中の水門は段差が7から8メートルくらい有ります
昔からの水門ではなく平行で一度に入る船は2艇まで
舫綱も投げることが出来ないのでビットそのものが水門内の壁に埋め込んであり水位に合わせて上下します
いくら捜しても街中には止める事が出来そうな所がないのでマリーナに入りました
2019年09月04日
今朝の気温 19.1度
昨夜はもう一歩でToulouseと言う所まで来ました
一番大きいサイズのレンタルボートでとてもへたくそな操船の船と一緒になったので
ここで彼らを先に行かせることにしたからです
一緒に水門の船溜まりの中に入っていてプロペラを回したりスラスターを使ったりして
舫ロープはただ軽く持っているだけと言うのですからたまりません
水路を走っているときも後ろから見ていると左右にクネクネと航行していて
スピードも速かったり遅かったり見ては居れないという操船です
子供達の夏休みが終わったので一気にレンタルボートの数が減ったという感じですが
これほどへたくそな強引な運転は見たことがなかった
Midi運河の両岸には木が植えてあります
長年経って大きくなり過ぎた物や古いのを切り倒して新しく植えた木があります
CarcasonneからToulouseまでの木は特に大きく運河に影を作っています
もう寒くなり始めましたがあの暑くてたまらないときだったら気持ちよかったのでしょうね
昨日だけで100組以上のカモの群れに合いました
写真 真ん中にいるのはカモです ネギは背負っていません
雄は綺麗ですがメスは冴えない色です 多くの動物は人間とは反対です
2019年09月03日
今朝の気温 25度
Carcasonne から Toulouseまでが綺麗だからゆっくり行きなさいと言われていた通り
運河の両側が綺麗な並木に覆われ素晴らしい風景になりました
そして昨日最後に通ったゲートは遂に遡らないで上流から下流へ降りるゲートになりました
水門の左右にある扉は閉めると真っ直ぐになるのではなく
く の字に折れ曲がって閉まります
くの字の先が尖っている方から水圧がかかるとより強く閉まることになります
今までの水門はくの字の右側から左側に通り抜けていましたが
最後に抜けた水門はくの字の左側から右側へ通り抜ける水門でした
この記念すべき運河で一番水位が高いところにある水門には門番が居なく
和江さんがボタンを押しに行きました
2つ有る黄色いボタンに矢印がありどちらの方向へ行きたいのか直ぐ解ります
行きたい方向の矢印を押すと先ず水門の扉底に付いている4つの水を取り入れる窓が開きます
舟だまりのプールが満水になったら自動的に水門が開き船を迎え入れます
船が入り終わったら今度は一つだけある青いボタンを押します
(もう一つ大きくて赤い緊急停止ボタンもあります)
河下の水門扉の底にある4つの放水口から水を抜いて水位を下げます
河下の水位と船溜まりの水位が同じになったら自動で川下の水門が開き船は出て行きます
運河の頂点がある川には常に水が供給されているはずですがどこから水を引き込んでいるのか解りませんでした
ここまで来ると変な気分で
道路も鉄道も畑も森も山でさえも花丸よりも下に見えるのです
2019年09月02日
今朝の気温 25度
一日に20近くの水門を抜けて上流に遡っています
昨日は同行の船が小さい川船(日本の川船と同じくらいのサイズで平底笹舟)だったのでやりやすかった
どの水門にも管理人が居て彼らがゲートを開け閉めする
左右に開く門扉は閉めると川上に向かってへの字型に閉まり水圧がかかっても開かない様な構造です
各水門の扉には左右それぞれ2つずつの引き上げ扉があり
その扉を4個の電動モーターで開け閉めして水を船たまりに送り込んだり
満水になった船たまりの水を排水したりして水面を河下の水面と同じ高さにしたりします
水門の構造も 船たまりの構造も どの水門も全く同じ形に出来て居ます
船たまりは入り口 出口が巾7メートルくらいで ゲートからゲートまで長さ30メートルくらい有ります
船たまり中央のふくらみは巾15メートルくらいです
形は丁度船外機のタンクからエンジンに燃料を送る手でシュポシュポするゴムのポンプに似ています
ぎっしり詰めて12メートルくらいのモーターボートが4艇入ります
この水門を延々とイギリス側の大西洋から地中海まで16世紀に作って物流の大動脈としたと言うのですから
その土木技術や人間の力は大した物です
現在の重機を使ってもとんでもない年月を必要とする大工事だと思います
今は物を運んでは居ませんがその昔の古い船を観光船に使っていたりします
でもほとんどのMidi運河を行く船はレンタルボートで
防舷材をこれでもかと言うくらい付けた上にフェンダーを沢山ぶら下げた不格好なモーターボートです
昨夜は4段連なる水門の手前でギブアップして駐まりました
水門を抜けていくのは重労働で一日に20箇所も抜けるとクタクタに疲れます
2019年09月01日
今朝の気温 22.2度
運河入り口からCarcasonneまでは見るところもないから早く抜けた方がよいと言われ
毎日とにかく行けるところまでと言う感じでやってきました
いよいよ今日からはゆっくりと周りの景色を楽しみながら進もうと思います
一日に20近くの水門を抜け昨日は疲れ果てたという感じになりました
水門を抜けるのは舫綱を結んだり引いたり緩めたり大変な重労働です
そんな水門が多いところで4つ一度に重なって居たりします
でもおかげでヨットが山の上を走ると言う体験をしています
「船頭多くして船山に登る」と言いますが
船頭は一人でも水門を多く通過して船が山に押し上げられています
どんどん山に登って地球の水平線よりも高い所を船が走ると言うのは変な感じです
いつも水平線が 0 メートルと思っているのは間違いでした
船よりも下に畑や森が広がっています
山でさえも自分たちより低い所にあるのです
さあ今からToulouseまでどんな綺麗な景色が広がるのか楽しみです
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