日替わり写真

2019年05月31日

隣のヨット

スペインのマジョルカ島らイタリア人が二人乗りで来たそうです
35日かかったと言います

3日ほど前に初めて船に来て顔を合わせました

もうここMindelaに来て2年だとか言っていました

今はホテル建築の仕事をしていて一段落したので船に来たと言います

彼の船は全部内装を取っ払い内側は全て自分で作ったそうです
見に行きましたがまあ普通の内装で変わったところは無いように感じました

変わっているのは船の駆動方式です
でっかいトラック用のバッテリーが何個も積まれていて
電気モーターでプロペラを回すと言います

実際に前進でモーターでプロペラを回して見せてくれましたが結構な推進力だと思いました

大きいソーラーパネルを3枚取りつけています
それだけでは足りないので3000ワットの発電機をデッキに積んでいます

炊飯も全て電気でやるそうです
あまりに電気設備が多いのでコンパスはクルクル回って信用できないそうです

彼が地中海へ行くならマジョルカ島へ行けと詳しい海図の載った本をくれました
もらうわけには行かない写真をとらせてほしいと言ったのですがくれると言います
彼は10年以上住んで知り尽くして居るそうです

そしてその本を見ながらここが良いあそこが良いと説明をしてくれました

但し夏のシーズンだけで冬は風が強くてクルージングには向かないそうです

中も外も船をボロボロにしてるのはCapo Verde仮輸入の税金対策で汚くしていると言います
綺麗な来た時の写真というのを見ましたがそれは普通のヨットの写真でした

仕事をして良いビザを取得しているのかと聞くと3ヶ月ごとに更新する観光ビザのままだそうです


2019年05月30日

魚市場 2

魚市場の外観

Cabo Veldeは暑い所なので日陰で風通しのよい所でないと魚の鮮度が持ちません

市場の中もエクアドルやチリと比べ整然としています
魚を販売するブースはそれぞれ同じサイズのステンレスで出来た1.5メートル×2メートルくらいの器です
そんな売り場が15くらい並んだ列が4列あります

写真の左隣にも全く同じ作りの売り場が4列あるので
全部で15×8の魚屋さんが集まっていることになります(もっともその2列くらいは営業していません)

市場の直ぐ裏に漁船を着けて魚を降ろす桟橋があります
その桟橋も沢山の仲買人で賑わっています

人がゆっくり中を歩けるくらいの製氷倉庫が4台市場の中にあります

売り場のステンレスの箱と床は毎日水で洗い流すようです

そして魚の腐った匂いがしません
水が有料のこの国でこれだけ綺麗に魚市場を保つのは並大抵の努力ではないでしょう

市場を綺麗に保つのは個人ではなく国の仕事なのだと考えます

ここでバケツ一杯くらいの魚を仕入れ町に売りに行く魚屋さんも居ます
彼らは氷を持たないので一気に売ってしまわないと駄目でしょう

熱帯魚のような派手な魚と日本でもおなじみの鰹やマグロやアジによく似た魚も並んで居ます
未だ買った事がありませんがメキシコやチリの魚よりは新鮮だと感じます

,

使えなかったVISAやマスターカードは日本のカード会社に電話して2枚使える様にしてもらいました
スーパーマーケットでクレジットカードが使えない所なのでどうしても現金が必要です

入港日5月15日にカーボベルデとポルトガルでお金を出そうとしたのでカード会社がカードをストップしたそうです
カード情報がコピーされ暗証番号も盗まれたようです

今度からは暗証番号を打つときは手の上に紙を被せて自分にも見えない様にして打つ事にしました


2019年05月29日

魚市場

魚市場に今日も行きました
メキシコやエクアドルやチリよりも新鮮だと感じます

氷はほとんど使っていませんが魚の目は日本で売っている魚と遜色ないくらい新鮮な目です

採れて間もない魚ばかりだと思います

市場の中が整然としていて強烈な腐った魚の匂いがありません

市場の周りでもタライに魚を入れて路上で売っている人が居ますが
彼らの魚も張りがあり目が黒くてしっかりしたものが多いです

先日干していたのを見た大きな魚に大量の塩をかけて干した干し魚も売っていました

女性の売り手がほとんどです
大きな袋の様なポケットが付いた前掛けをしていて
その大きなポケットにお金を入れたりお釣りを出したりします

路上の物売りも同じ格好で大きな袋の様なポケット付きの前掛けをしています
彼女たちは正直な働き者で値段を高く言ったりすることは無いようです

これは外国人価格だなと思った事はありません
いつもこんなに安くて良いのかなと思う値段です

値段と商品が気に入って買いお金を払ったら必ずオブリガード(ありがとう)とお礼を言われます
僕も売ってくれてありがとうという意味でオブリガードと返します


2019年05月28日

Aderito Sena競技場

F1 レースのセナの名前を冠する競技場がある

サッカーが盛んな国で予定表を見るとほとんどがサッカーの試合らしい

サッカーの試合で興奮した人達がたたき割ったビールビンの破片が石畳の歩道 石と石の間に挟まれている

外からはのぞき見る事が出来なかったが今日は大した試合ではないらしい
応援の叫び声も聞こえず試合が終わった後観客がぞろぞろと出て来た

僕は競技場を見るためにここに来たわけではなく
ショッピングモールというのがGoogleの地図にあったので文房具を買うために歩いた

何か一つ買うにもあっちの店に有る こっちの店にあると言われて右往左往
結局何所にも無くてほとんど諦めかけている

.

今日は一昨日よりもう一つ高いところにあるミュージアムに行ってみた
ここは800エスクード(およそ880円)だと言われて入らないことにした

何故か和江さん2枚と僕が4枚有るキャッシュカードどれもクレジットでお金を引き出すことが出来ない

どの国でもそんな事が起こり何時も頭を悩ませる
手持ちのお金が底をついたので少し不安だが 明日からはカードで買い物をする事にしよう


2019年05月27日

野菜市場

野菜市場に来たのはもう3回目

日本とそう変わったことはない
魚市場も野菜市場もチリよりも随分綺麗に整頓されているなという感じを受ける

売っている物はニンニクが日本の半分くらいの大きさ
タマネギは非常に小さい日本の1/4くらいのが主でたまに日本のタマネギクラスの大きさのもある
ネギは根に近い部分が膨らんだ変わった形のネギで緑の部分は持って帰ると直ぐに干からびる
キャベツも日本の物より随分小さい

パパイヤやマンゴーは美味しくて安い

生姜はとてつもなく大きく切って売ってもらう

市場の帰り路上で大根を売っているのを見つけ1キロ買った
小さくて直径4センチ長さ20センチくらいの物だが味は日本の大根と同じ

オレンジやブドウやラフランスというナシは市場には売っていなくてスーパーマーケットに有る
高いが美味しい チリ産と書いてあった

. 

花丸と桟橋を挟んで反対側に26フィート前後の 小さいヨットが駐まっている
昨日初めて人を見かけて話しをした

27日かけてスペインからカーボベルデに来たイタリア人で
もうこの島に住み着いて3年とか言っていた 家も彼女も出来たそうだ
ホテルの建築工事にたずさわっていて工事が終わったのでしばらくは船の整備にくるそうだ

彼に文房具を何所で買えばよいか
ケロシンは売っているのかを聞こうと思う
昨日はシャワーに行く途中だったのでほとんど話せなかった


2019年05月26日

Lusofona大学

1.6キロメートルほど歩いてLusofona(ルゾーフォナ)大学まで行ってみた

途中に小学校 中学校 高校とあるが文具店が無い
僕の目的は文具店だった

珍しく全てが平屋の大学には人っ子一人居ず 入り口前のロータリーには
古い大砲と本を積み重ねたモニュメントがあった

大砲は火薬を筒先から入れ玉をやはり筒先から押し込んで点火するような古いものだった
架台は木だったのか無くなってセメントのブロックの上に乗せられていた

周りは高級住宅街で道路もみんな石が敷き詰めてあるような古い道路だ
車が走るとゴトゴトと石をタイヤが渡っていく音が聞こえる

町中の住宅はそうでもないがここの住宅は塀が高く塀の上に割れガラスを埋め込んだようなのもあった

住んでいる人はお金持ちの白人が多い様だ
庭の植木にホースで水をやっているのもここに来て始めて見た


2019年05月25日

バショウカジキ

マリーナを出た直ぐ前の海岸にバショウカジキのモニュメントがあります

鉄の架台に乗っています

潮の満ち干は大潮でも1メートルくらいの物です
尾の下ヒレが干満差によって海水から出たり入ったりします

花丸を駐めているA桟橋の一番ゲートに近い便利な所に8隻のマーリン(バショウカジキ)を釣るボートが並んで居ます

毎日のように出航するので和江さんは漁船が今日も出て行ったと言いますが
漁船ではありません 毎日手ぶらで帰ってきます

バショウカジキを釣るためのチャーターボートなのです

西欧から来た観光客を2、 3人ずつ乗せてこちらのクルーが出て行きます

バショウカジキのクチバシのような太い剣を切り取って竿ポストの穴に突き刺している船もあります

大抵は釣れないのでその言い訳は考えてあるようです
最近月が大きかったからカジキは何処かへ行ったとか色々言っていました

釣ってリリースしたというTの字が入った三角の旗を何枚か付けている船もあります
スポーツフィッシングというのでしょうかカジキにとっては良い迷惑です

彼らが使っている疑似餌は特別大きくて派手な疑似餌で
花丸が使うケンケンの疑似餌とは随分違い高そうです


2019年05月24日

魚の塩干し

魚市場の直ぐ外

シャケくらいの大きさの魚です

こってり塩にまぶして段ボール紙の上で塩干しにしています

こんなに塩辛くしてどうやって食べるのでしょう

今日は朝一番に魚市場を見ようと行ってみました
沢山の魚が並んで居ました

メキシコやエクアドルと同じで日本ほど新鮮な魚は見当たりませんでした

釣れたら直ぐに水氷に浸けて持ち帰って新鮮なまま市場に出す
と言う様な考えは無いようです

もちろん市場では氷も申し訳程度に魚の下や横に置いてあったりまします
水でさえも有料なのですから氷は高いのでしょう 日本の魚やさんみたいにふんだんには使っていません

その後近くの野菜市場に行きました
そこにはスーパーでは見ない大きなタマネギやトマトを売っていました
ネギもスーパーの物と違い青くて新鮮でした

出航前にはここに来て買い出しをしようと決めました

.

昨日はWi−Fiが繋がりませんでした

何度もフローティングバーへ行ったのですが全く駄目で
今朝になっても繋がらずマリーナ事務所へ何とかしてと言いに行ったのですが
月に何度かは繋がらなくなるようで携帯電話のチップを買ってネットに繋ぐようにと言われました

現地時間お昼前 日本の夜22:00過ぎてからやっと繋がりホームページを更新しました


2019年05月23日

昔の航海者

マリーナを出て右にしばらく歩くと海を見つめるこの像があります

銅で出来ているのでしょう 緑色に錆びています

ここの暑さには似つかわしくない厚ぼったいコートを着ています

銅像の下の銘板には

DIOGO AFONSO
NABEGADOR

と書いてあります

多分上が人の名前で下はナビゲーター(船長)の事でしょう

この人は左手に六分儀より古い八分義を持っています
角度が六分儀よりずっと浅いので直ぐに気がつきました

右手に持っているのは多分天測計算表か何か本のようです

その昔ポルトガルの帆船がこの島を見つけた時のナビゲーターなのでしょうか

ほとんど風上に走ることが出来ない帆船が帆走だけでこの港に入ってくるのは至難の技です
しかも昔の航海者は正確なチャート無しで 自分たちがチャートを作りながらの航海だったはずです

今の僕達は単独航や少人数ですが昔と比べあまりにも恵まれています

自分の位置情報がデジタルで数秒おきに正確なデジタルチャート上にでます
AISで周りの船の状況さえ把握できます

そして帆船で一番大切な天気予報を何時でも受けられます

おまけに衛星電話や衛星通信を使ったメールまで送受信出来ます

僕がその昔夢見た孤立無援で自分の能力だけで航海をする 何てのはもう無くなってしまったようです

45年前7.5メートルの鷗盟(おうめい)で通信手段も持たず太平洋を一周した航海は
現在では考えられない夢の様なフロンティア航海だったと思います


2019年05月22日

陽気に働く

彼はMarina Mindeloのフローティングバーでよく見かけます

僕を見るとマイアミーゴ(私の友達)ハポネスと言って手を上げます

何時も首にヘッドホンをかけて町中のあちこちで合います

主にフローティングバーのゴミ処理係りのようです
時々ゴミをフローティングバーからゴミ箱へ運んでいるのを見かけます

他のマリーナ出口でたむろしている人はマリーナの中には入ってきませんが
彼はマスターキーを持っています 
仕事としてフローティングバーのゴミ運びをやっているようです

但しゲートを開けて桟橋の方へ来たのは見たことがありません

マスターキーでシャワートイレの扉を開けカード無しで出てくる洗面所の水を
4リットルペットボトル2本に入れて出て来ます
何をするのかと聞くと洗車だと言います

道ばたで彼が洗車しているのを見かけました

ここMindeloはどこでも水は有料のようです

彼も野菜市場で最初にあったときは腹が減ったから食事代をくれと手を出しました
別にボロボロの服を着ているわけでもなく どう見ても乞食には見えません

マリーナの周りにたむろしている人達は
習慣的に挨拶代わりに外国人と見れば手を出し腹をさすって腹が減ったから金をくれと言う様です

今度僕も彼らにそんな挨拶をしてみようかと考えたりします

 

Mindelo7日目ですがやらないといけない事のチェックリスト半分くらいに未だチェックが入って居ません


2019年05月21日

フローティングバー

このフローティングバーと呼ばれる所にWi-Fiを繋ぎに来ます

正面奥に見えているゲートをカードで開けてそのまま真っ直ぐ奥に続いているのがA桟橋
花丸はA桟橋の左奥から4番目に船尾を桟橋に着けて停泊しています

風は必ず右方向北西の方向から 左方向へ向かって吹きます
船尾と桟橋を引き離す方向です

右斜めのスロープを上がった所にMarina Mindeloの事務所があり
その奥が女性用のトイレシャワー その奥に男性用のトイレシャワーがあります

今までのどこのシャワーより綺麗だと思いますが水はカードを刺して有料です
シャワーが途中で出なくなると困るので何時も多めにチャージしておくようにしないといけません

フローティングバーの写真左側に小さいポンツーンがあります
そこにMindeloマリーナに停泊しないで沖アンカーしている船のディンギーが駐まります

海岸や他の岸辺に駐めるとディンギーは無くなるそうです

 

さてWi-Fiですが非常に遅い 調子が良いときと悪いときがあると言う事であまり期待してはいけません

今僕のメーラーは送信は出来るが受信が出来にくい状況にあります
入港して翌日に3000通くらい有ったメールをダウンロードするのにあまりに時間がかかり過ぎるので
途中で止めてから受信がおかしくなりました

近い内に何とかしないといけません

 

Mindeloにはケロシン(灯油)は売っていませんもちろんケロシンストーブもありません
修理も出来ない 今使えている灯油ストーブも調子が悪いさてどうした物か?


2019年05月20日

コンドルではないが

マリーナを出て右に数十歩歩いたところにロータリーがある
その中央に岩に止まった猛禽類の鳥の像がある

コンドルほど強そうな鳥ではないがまあこの島の鳥の王者か

 

チリの ポート ウイリアムズ で隣に停泊したチリのヨットのクルーが 笛をくれた

航海中の日替わり写真に乗せたと思うが
水道用の塩ビパイプを切って穴を開け吹き口を削り取っただけの笛 彼が手作りしたという

何時もワインを飲んで演奏が始まる最初の曲は「コンドルは飛んでいく」だった

彼は音が出なくても毎日吹けば出るようになるからと吹くときの格好を教えてくれた

その言葉を信じてハードドジャーの手が届くところに置いて毎日スカスカ息を吹き込んでいた

一ヶ月位して突然音が出るようになり嬉しくなった

一ヶ月半でドレミファソラシドのそれらしい音が出始めた
真澄人君に頼んで「コンドルは飛んでいく」という曲の楽譜をイリジュウムメールに写真で送ってもらった

ところが僕は楽譜が読めない 和江さんが通訳みたいにドレミファとカタカナで書いてくれた
和江さんは保育士だから特別に音楽も出来ないといけないから習ったのかと聞くと
小学校から中学校までの音楽の時間に習ったはずだという
僕は習った覚えがない 興味のないことは一切やらない悪い癖だ

ともかくカーボベルデMindeloに着くまでにコンドルは飛んでいくの半分は吹けるようになった
全ての楽器は僕には関係ない物だと思っていたのに 自分でも驚くそして嬉しくて毎日5分は吹いている

たどたどしく音も透き通っていないし出たり出なかったりだが完全に一曲吹けるようになったら
You Tubeで笛を吹いている様子と音をお届けしようと思います

4拍子の曲なのに 悦に入って自分の好きな拍子で吹いていると言われます 
それでもコンドルの歌だと解ると思います 笑ってやって下さい

本当に心を揺さぶるような邦楽の横笛を 福原一間 さんに花丸の船内で聞かせて頂いた事があります
広島県宮島の海上能舞台で雅楽を演奏している人です
今でもその音を忘れることが出来ません


2019年05月19日

Mindeloマリーナ前の公園

ほとんど緑がありませんがさすが公園には植物や木や芝生があります

長く緑を見ていないのでホッとする空間です

子供を遊ばせるジャングルジムや滑り台も手作りです
でも子供もお母さんも居ません

ここMindeloは365日雨が降らないそうです(だから水が有料で100リットル200円なのです)

風は常に北北西から吹きます 南風は全く吹かないそうです
一日に数回はデッキの物が何もかも吹き飛ばされそうな強風です

昨日の夜誰も居ないフローティングバーへ行きWi−Fiが繋がるかどうか試してみました

繋がりましたが僕一人でもWi−Fiのスピードは遅い物でした

しかも夜は冷え込みます ガードマンの人達は冬の格好で見回りをしています
短パン半袖では長く居れませんでした

Mindelo滞在4日目で色々なことが解ってきました


2019年05月18日

Mindeloはなかなかの都会なのです

車は日本車もかなりの割合で走っています
町の中央には7階建てのビル群があります

もっと背の高いホテルもあります

近くの岩山を朝07:00スタートで小松ブルドーザーとユンボが削り取って段々を作り
建物がドンドン建っています

8万人都市ですがドンドン大きくなっている様です

この港で一つ不思議なことがあります
全く鴎が居ないのです 鴎が居ない港町って初めてです

.

今までチリで会ったヨット乗りが異口同音にカーボベルデは貧乏な国だと言いました

僕が見るところたいていの物は有るし物価は大変安いし みんなそんなに貧しい格好はしていません
ただ物乞いが多い 普通の格好の普通の人が腹が減ったパンを買うお金を下さいと手を出します

マリーナには入れませんので入り口でたむろする物乞いは10人は居るでしょう

何時も僕を見るとジャパニーズと言って寄ってきてべらべら話しかける人も
最初は カスタムに連れて行く イミグレーションへ手続きに行こう 洗濯物があったら持ってこいと
色色なことを言っていたが最後は一緒に食事に行こう良いレストランを紹介する
僕は嫁さんの腰が悪くて出歩けないと言うと一人で行くから200エスクードくれと言います

プライドがない心が貧乏な国です

多分彼らをそうしたのはこの島にヨットでやってくる西欧人ではないかと僕は思います

僕は断固こちらの人にお金を恵まないと決めました
何か僕のために仕事をしてくれたらお金を支払うことにします


2019年05月17日

町の方からヨット群を見る

一番左が事務所がある建物です

手前の砂浜寄りにアンカーリングしているのはマリーナに係留しないヨットです

10艇くらい居ますがテンダーはマリーナにあるテンダー置き場に駐めています

花丸は見えるでしょうか 一番岸に近いA桟橋の右端から3番目です
写真中央くらい小さく二本マストが見えています

今日は洗濯屋さんに洗濯物を持っていきました
チリの洗濯屋さんの1/4くらいの値段です

完璧な発音で英語を話す若い受付の女性にどうしてそんなに英語が上手なのと聞くと
お母さんが英語を話すからと言う答えでした

洗濯物を出してから直ぐ近くのシェルガソリンスタンドでディーゼルエンジン用のオイルを見せてもらいました
3種類ありましたがどれもトラックの写真が貼ってあるオイルでした
写真に撮ってきたのでどれが良いか解る人に見てもらいます


2019年05月16日

アフリカの山を背景に

これはMarina に到着した最初の写真です

本当は昨日の写真と入れ替えるべきでしたがまあこれはこれでよいとしましょう

夜Capo Velde時間の03:15分に周りの状況が全く解らないままそろそろ進んで舫ったのがこの桟橋でした

夜中だというのにマリーナスタッフの若者が舫綱を取ってくれました

翌朝目が覚めてフラフラ桟橋を歩いて最初に写した写真です

山はごつごつした岩山です
切り立った崖には斜めに地層が見えています

何も木は生えていないと思いますので保水力がありません
水はどうやって手に入れているのか今は知りませんがとにかくマリーナでは有料です

シャワーも桟橋の水道もカードで水を買って使います
シャワーの途中で水が出なくなっては酷いことになるので多少は多めに買うのでしょうね

二人で最初の100リットルは無料ですが後は100リットル200円です
今日は洗濯とシャワーで直ぐに100リットル使い切り1000リットル2000円の水をカードに追加してもらいました

しかし メキシコも山に生えているのはシャボテンだけという山でしたが
アフリカでは何も無い岩山です

所変われば品変わると言いますが日本に居ては想像もできない世界です


2019年05月15日

Marina Mindelo

Capo Verde 時間03:15Marina Mindelo に入った
N. 16.53.111
W. 24.59.497

何週間も吹いた事がない南風が吹いてSanto Antao 島とSao Vicente 島のあ間にルンルン気分で追っ手の風で到着する

それ以前北からの風でずっと登りで苦しんでいた時は両島の間は北側から流しこまないとダメだろうという思いもあったが

あまりに調子よく南風が吹いたので調子良く南風に乗って南から2島の間を北上し始める

所が突如いつもの北風が吹き始め
おまけに両島の間には強い北から南への潮流があった

セーリングだけではとても風上に走れない程の強風だ
仕方なくエンジンをかけたが
潮と風に翻弄され思う方へ走れない

オートパオロットを切ってティラーを握るが何時間も集中する緊張はそう長くは続かない

和江さんにopen CPN のパソコンチャートを見て実際に進んでいるコースとスピードを確認しながら6マイル   を6時間以上かけて機帆走する

疲れ果ててMarina Mindelo に着いたのは翌日日本時間5月16日01:15だった

チャートもズレており始めての港だったがデッドスローで桟橋を探しやっとの思いで横付けしそのままでも眠ってしまった

写真は正規の係留場所に移動してからのものです


2019年05月14日

最後のタック

チリ時間  06:24
N. 16.24.287
W. 27.11.356
走行距離  37.7マイル  残航  130マイル
船内温度  24.7度

NWの風 風力4  晴れ
インナージブ1ポイントリーフメインミズン
95度方向へ  4.2ノット

昨夕 風が強まりメインセールを1ポイントリーフ

続いて日暮れと共にタックを返した

アフリカ大陸近くの風が不安定なスコール海域を脱してずっと右開きだったのが左開きのタックにすると船内使い勝手が随分違う

8日前に漁船のあってから漁労長和江さんが本船を恐れてどうしても24時間ワッチにすると言うので船長の僕は従うしか無い

僕が4時間 和江さんは腰痛の事を考え2時間  の変則ワッチ体制を組み24時間ワッチにした

丁度24時間ワッチが始まった頃サンフランシスコの lHさんにお願いして洋上の本船位置が見えるAIS画像を送ってもらう事にした

それからずっとチリ時間00:00近くの花丸位置近辺のAIS画像を送ってもらう

この辺りはヨーロッパとブラジルを結ぶ航路になっており沢山の本船がある

いよいよ目的の島に近づくと本船もほとんど居なくなり安心したのだろう昨夜のワッチに呼び起こされても何度も呼んだと言うのに30分遅刻

AISって今からの航海の必需品になるだろうと思う

本船が近づくとアラームが鳴る安い装置が市販されているようです

花丸にも手に入れやすいフランスに着いたらAIS を設置しようと思います



写真はケープホーンを離れる時にチェーンを外したバウアンカーと
海水が船内に入らない様に箱で覆ったウインドラスです

入港前には万が一に備えアンカーとチェーンをつなぎ  いつでもアンカーを打てるようにしておきます

ローリング40では余程荒れたのでしょう写真のウインドラスを覆っている箱とデッキの間のパッキンを通った海水が

アンカーウエルに20リットルバケツ3杯分ほど入って居ました

その海水を数を数えながら台所のボールでくみ出したのも遠い昔のような気がします


2019年05月13日

いよいよCapo Verde

チリ時間  06:00
N. 15.49.632
W. 27.27.126
走行距離  77.8マイル    残航  154マイル
船内温度  24.2度

NWの風 風力3  曇り
インナージブメインミズン
337度に向かって  3.6ノット

今日一日今のスターボードタックで北北西に進んだらタックを変えていよいよCapo Verde に向かいます

残り154マイルありますから今のスピードで2日間くらいで到着するでしょう

合計後3日の帆走で到着予定です

到着が夕方と分かれば時間調整で外海でヒーブツー(同じ所でとどまる)して夜明けを待ちます

夜が明けて走り出せば昼までには入港できると思います

太平洋横断はカナダまで56日でしたから  それよりも長い64日の航海は流石に長かった

和江さんの腰痛が中々治らず良くなっては動いて又悪くなるのくり返しで不安な航海でした

今もセール面積を風力に合わせて走れないので少し少な目のセール面積でヒールを抑えパンチングを少なくして走っています

15度以上のヒール角度だと一人ではトイレにも行けず
パンチングが続くと痛み止めを飲みます

今度こそCapo Verde では用心して無理をせず完全に直して出航したいものです

単独航海は何かあった場合一人なので不安だと言う人も居ますが
2人だと2倍  3人だと3倍と何かある確率が増えるのです

しかもたいてい自分の知らない所で問題は起きます  防ぎようが無いのです

しかし 2人だと楽しみは倍になり悲しみは半分
勿論 寂しさはありません

到着は  Mindelo marina です
Capo Verde という島国の Sao Vicente という西の端から2番目の島にそのマリーナはあります

瀬戸内海の和江さんの出身地  大崎上島より少し大きいかなと言うくらいの島です


2019年05月12日

Tomさんの死

チリ時間  06:18
N. 14.39.177
W. 26.53.096
走行距離  80.6マイル   残航  178マイル
船内温度  24.4度

NEの風  風力3   晴れ
ヤンキージブメインセールミズンセール
325度に向かって  3.07ノット

今度の航海が始まって最初の入港地カナダのビクトリアに入港した翌日

Tomさんと彼のお兄さんが「ワタリガラス」と言う彼のヨットに乗って僕達が着いているカスタムの桟橋にやってきて電話で入港手続きをしてくれた

Tomさんはロバート神父の友人で日本育ちのアメリカ人 

ロバート神父に紹介してもらいお世話になりなさいと言われて居たがまさかカナダで会うとは思って居なかった

わざわざ僕達の為にアメリカを出て対岸のカナダまでヨットで来て入港を待っていてくれたのだ

その後Tomさんのヨットと同じワタリガラスという名前のビールで乾杯して
同じ名前のビールを2ケース花丸に置いてアメリカに帰って行った

僕達はそこから1ヶ月かけてジョージア海峡をさかのぼり日本人セーラー生駒さんに会いに行った

またビクトリアまで帰って来た時是非とももう一度Tomさんに会ってお礼を言おうと言うことになり

ワンデフーカ海峡を渡ってアメリカへの入国手続きを終わらせTomさんの住む ラ-カナー の町へ行った

中央に流れの速い海峡がある小さくてきれいな町だった

奥さんのMaryさんにも会い和江さんと4人でメリーさん手作りの美味しくて楽しい夕食を頂いた

Tomさんが時々話す日本語は彼の顔を見なければ日本人が話していると思う程完璧な日本語のアクセントだった

ロバート神父と同じく宣教師の子供として日本育ちだそうです

3日間 Tomさんの「ワタリガラス」の隣に「花丸」を舫

小さい町の隅々まで案内してもらったり4人で僕達が入港して来た綺麗な水路まで散歩をしたり

近くの家の庭にある美味しい洋ナシをもらったり

それは沢山の凝縮された思い出が出来ました

僕達がラ-コナーの町を離れてからTomさんがラ-コナーの新聞に僕達の事を書いた文を投稿して乗りました

日替わり写真の下の方に記事をリンクしています



昨日ロバート神父さんからTomさんが亡くなったと言う報せが届いてびっくりし二人共言葉を失いました

パーキンソン病を発症したとは聞いていましたがまさか亡くなるとは思っても居ませんでした

アメリカ以降も時々励ましのメールを送ってくれて居たし

去年は日本へ行って日本人が世話になったお礼に建てたと言う彼のお爺さんの銅像も見に行ったはずです
ロバート神父にも会いに行くと言っていました

昨夜のワッチは満天の星で

どの星がTomさんかなあと長い間彼の事を思い出しながら いつもと違う夜空を眺めていました


2019年05月11日

食糧

チリ時間   06:00
N. 13.22.499
W. 26.29.582
走行距離  77マイル   残航  234マイル
船内温度   24.4度

NEの風  晴れ
インナージブメインミズンセール
4度方向へ  3.9ノット

殆どのジャガイモから芽が出ています

玉ねぎも芽が伸びたり腐ったりしたのが有ります

こんな感じのカゴをメインテーブル下の通路にジャガイモ4つ玉ねぎ4つ置いていました

もう残りがそれぞれカゴに8分目位しかありません

玉ねぎの腐った物はとても嫌な臭いがしてズルズルになります

ジャガイモは腐ると指がグサッと入ってしまいます
今までそれぞれ3個ずつくらいは腐って棄てました

これ以外の残っている野菜と言えばニンニクとショウガが少々だけです

みずみずしい葉物野菜は2週間が限界
根物で2ヶ月です

卵も天地返しを毎日して普通のものでは1ヶ月です

後はたくさんの缶詰めとフリーズドライ食品

僕達はレトルトフードをほとんど積みませんでした
簡単で美味しいのも有る様ですが長期では割高の様に思います

米が主食の日本人には長期航海は向いていると思います
米さえ有れば腹が減って死ぬ様な事はないでしょう

それと最近流していませんが疑似餌で釣れる魚を刺身で食べられます

西欧人の様に珍しいツマミとしてちょこっとではなくご飯のおかずとして腹一杯刺身を食べることも出来ます
ワサビと醤油のおかげです

あー
変わった物が食べたいなあ

カーボベルデに着いたら一番は冷えたビールとステーキと野菜炒めにしよう

長く続く最後の登りも後6日か7日です


2019年05月10日

船底にあの気持ち悪い貝

チリ時間  06:48
N. 12.16.165
W. 25.47.676
走行距離  80.3マイル   残航  286マイル
船内温度   25.4度

NNEの風   風力3   晴れ
インナージブメインセールミズンセール
309度方向へ  3.4ノット

船底塗料を6層も塗ったのに御構いなしで船底塗料の上にあの気持ちの悪いぶら下がり貝が付いている

太平洋でもカナダに到着した時には船底にビッシリ付き大きくなって中には10センチを超えるようなのもあった

大西洋では着き始めたのに気がついたのが確か赤道微風帯に入る前くらいだった

今は大きいので4センチから5センチくらいで先に白い貝殻の小さいのがくっついて目立ち始めたばかりだ

サンフランシスコでこの貝を落とすつもりでお金がかかるのを覚悟で花丸を上架したら殆ど勝手に落ちて引っ付いていた痕跡しか残っていなかった苦い経験がある

海の漂流物にもビッシリこの貝が付いているのを見た事がある

漂流物やスピードの遅い船にくっ付いて旅をする貝なのか?

それともただ新しい流水が無かったら死んでしまうだけなのか不明ですが
兎に角こんなのが船底いっぱいにぶら下がったのではとんでもない抵抗になる事は間違いない


Mindelo Marinaに入港してしばらくしたら潜ってこのぶら下がり貝を落とす事にします

1ヶ月も走らなければ勝手に落ちていくのは間違いないが何処にどの位付いているのか見てみようと思います


昨夜は一晩中風が東にふれ登り角度が悪くて随分予定より西に来てしまった
もう入港も近いのでしっかり北上したい


2019年05月09日

傾いて生活

チリ時間  05:58
N. 11.24.278
W. 24.50.840
走行距離  75.8マイル  残航 338マイル
船内温度  25.5度

NNEの風  風力3  曇り
インナージブメインセールミズンセール
331度方向へ  4.1ノット

5月3日以来ずっと右開き(セールは左舷に出て)の登りです
右舷から風を受け左舷に傾いた走りが1週間続いています

今日は先程から風が強くなったので最大20度くらい傾きます

家だったら床をビー玉が片方にころがるああ数度傾いただけで非常に住みにくくなります

でもヨットは風に登る時 傾いたまま波で左右に揺れおまけに前後方向にも揺れるのです

中で生活するのは大変です

移動は常にグラブレールにつかまって伝い歩きです

老人ホームの壁の手摺りより沢山の手摺りが壁や天井にまで付いています

寝床もクオーターバースと言うコクピットベンチの下に有るカプセル状の寝床が一番安定します

但し人の体も毛布も枕も何もかもが船が傾いている方に押し付けられます



このまま緯度で5度登りタック(傾きを変えてセールを左開きにし)経度で2度走ればカーボベルデのマリーナMindelo Marinaに着きました

マリーナ入港は17前後と考えています

写真は左クオーターバース
和江さんが寝ている方です


2019年05月08日

縦笛

チリ時間  06:10
N. 10.17.296
W. 24.04.656
走行距離  79.8マイル    残航  405マイル
船内温度   26.6度

NNEの風  風力3   晴れ
インナージブ1ポイントリーフメインミズンセール
323度  方向へ   3.7ノット

ハードドジャーの下には色々なものが置いてあります

ワッチ中に思いついた事を書きとめる手帳-靴-雑巾-洗濯物を止める洗濯挟み-シャックル-ナイフ-釣りの替え針-ブロック各種-ペットボトルに取り付けるシャワー口-ドライバー-ビニールテープ等

その他すぐ必要だと思われるあらゆる物が入った小さなカゴを置いています

その中の新入りが水道パイプで作った塩ビパイプの縦笛です

チリのポート  ウイリアムズ入港2日前からケープホーンまでずっと行動を共にした木造ヨットのクルーにもらいました

彼は船大工で素晴らしい帆船乗りでダイバーでミュージシャンでもあります

彼が居なければあの北欧から来たと言う古い帆船と言うかヨットは動かせないでしょう

停泊中はあらゆる部分のチェックと修理に船艇掃除と毎日精一杯働き
夕方のチリアン ワインタイムにはこの自作の笛で素晴らしい古いインディオの音楽を聴かせてくれました

今度の航海が始まる前に急遽作ったそうで開けた穴にはドリルのキリ粉がついていました

別れる前に毎日吹いて居れば必ず音が出るようになるからねと言って僕にくれたのでした

だからハードドジャーの下に置いて毎日1分間を5回とか  教わった姿勢と口の当て方 息の吹き方でフーフーやって居ました  ほぼ2ヶ月です

1ヶ月目くらいからヒュとかボーとか音が出始め
だんだんやる気になり吹けば一発で何らかの音は出せるようになりました

今ではドレミファソラシドの全ての音をつずけて出せる様になりました

中学の頃授業で持たされた縦笛は直ぐに音が出るから面白くなかったのかもしれません

パソコンキーボードのブラインドタッチも最初は全く駄目から  毎日10分30日欠かさず練習して2級になりました

何でも直ぐに出来るようになる物は上達の喜びが味わえません

毎日1分でも10分でも飽きない程度に練習してものにするのが楽しくて良いのかもしれません

水道パイプの笛をくれた彼が必ず一度は演奏してくれた曲
有名で僕でも聞いたことがある
「アンデスの風」だったか「コンドルは飛んで行く」言う名前だと思う曲が吹けるまでやりたいと思います

それにしても穴の大きさか 位置の違いかドレミファソラシドの8つの音の内最初のドの音が少し変です

僕が吹くからかも知れませんがまあ良しとしましょう


今朝は綺麗に胸びれを広げた飛び魚が入っていました
頂きます


2019年05月07日

ワッチ

チリ時間  07:17
N. 09.11.847
W. 23.17.356
走行距離   97.4マイル    残航  468マイル
船内温度  27.1度 

NNEの風風力3   晴れ
インナージブ1ポイントリーフメイン1ポイントリーフミズン
328度方向へ   3.45ノット

腰痛で長くデッキにお出ましにならなかった漁労長(和江さん)が時々コクピットに座る様になった

もう3日から4日目だと思うが昨日は漁労長自身が近づく漁船を発見した

その後続けて2はいの本船を確認

それも同時に2杯だったので漁労長はワッチをすると言って聞かない

「調子にのるな!」はどうなったのと言っても調子に乗っていないという

漁労長より階級が下の船長は言う事を聞かざるを得ない

という事で昨夜は僕が4時間  漁労長が2時間  そしてまた僕が4時間で夜を乗り切った

夜の方が明かりをつけるので遠くの船も見逃さないが昨夜は全く何も見かけなかった

朝寝をしたのでOpen CPN の情報を取るのがいつもより遅

風が少しずつだが北から東に振れている
コースもカーボベルデ向きになってきているがタック無しでは行けそうにない

残り468マイルは遠いものになりそうだ

アフリカ大陸から離れるに従って海の色が濃い青に変わりつつある
もちろんサルガッソーと思われる流れ藻は無くなった

もう長くケンケンを流していないがこんな大ヒールで魚が釣れたらさばくのにも手間取りそうだから流さないことにする


2019年05月06日

漁船を見る

チリ時間   06:14
N. 08.10.621
W. 22.01.018
走行距離   83マイル   残航553マイル
船内温度   25.8度

NNEの風  風力3   晴れ
インナージブ1ポイントリーフメインセール1ポイントリーフミズンセール
244度方向へ   3.25ノット

昨日サンフランシスコのIH さんにカーボベルデ近辺のAIS画像を送ってもらい本船航路はカーボベルデのどの辺を通っているのか検討して見た

本船だろうと思う同じ色の船が並んだ線がヨーロッパの方からカーボベルデの西に向かって行列を作っているのが見える

他は似たようなものでそれぞれの船がてんでんバラバラな方角に向かって走っている

ただアフリカ大陸の沿岸に沿って非常に混み合った船の北進南進がある

最初北北西の風を拾って大陸寄りを北に進もうとしたが途中で風が無くなりスコールが怖いのでやめて西に進んだのは良かった

今日は朝食の後僕が朝寝をしている時に和江さんが漁船を見つけた

僕が起き出して写真を撮っていると  いきなり方向を変えて花丸の方へ近づいてきた
ブリッジの人が見えるかどうかというところで本来のコースへ戻った

エクアドルの大きい木造漁船の様なボロ船ではなく鉄製で船首やブリッジが外洋向けに非常に高く発電にも余裕があるようで昼間なのに大きいまぶしいスポットライトを何個も点けていた

でっかいレーダーを2つも回し  衛星通信用の大きいドームアンテナを船尾の高台に付けて  如何にもハイテク漁船という感じです

あっという間に見えなくなってしまった

もちろんAISは備えた船だろう

パソコンの画面ではAISの船情報を見るとそこら中船だらけだが  実際はパソコン画面上の船のサイズは針の点にも出来ないほど小さい

だから余程混み合った航路でも無い限り他の本船を見る事は無いのです

24時間ワッチは無理だが出来るだけワッチしようと和江さんが寝床へ行った


2019年05月05日

いよいよ最後の登り

チリ時間  06:29
N. 07.30.426
W. 20.51.053
走行距離  105マイル   残航  616マイル
船内温度  27.8度

Nの風   風力3    晴れ
インナージブ2ポイントリーフメインセール1ポイントリーフミズンセール
291度方向へ   3.7ノット

昨日あたりから北風風域に入ったようだ

スコールの雲は無くなり安定した北風が吹き始めた

初めはいけいけどんどんで走っていたが
だんだん左シアーラインが海水に洗われるようになり

ミズンセールを1ポイントリーフし

次には1ポイントリーフのメインセールを2ポイントリーフまで下ろし

ついに今朝はヤンキージブを下ろしてしまった

余りの大ヒールに朝食の鍋のオカズがひっくり返り食事も出来ない

コンロや鍋を乗せて料理をするジンバルが限界まで傾き45度でストップがかかりその上の乗っていたヤカンや鍋などがひっくり返る

セール面積を小さくすると花丸の傾きはあまり傾かなくなり過ごしやすくなる

まだこの先ずっと登りが10日くらい続くだろうから走りよりも食事が出来る事の方が大切だ

かくして花丸は北風と北からの波の中ゆっくり北上を続けています

残りほんの600マイル程なのですがこれがなかなか手強い風力の登りです


2019年05月04日

大 スコール後の星空

チリ時間  06:05
N. 06.46.104
W. 19.15.791
走行距離  64.1マイル  残航  695マイル
船内温度   28.5度

Nの風   風力2  晴れ
ヤンキージブインナージブ1ポイントリーフメインミズンセール
301度方向へ   4.2ノット


昨夕夕食中にでっかいスコールに会いました

右開きのスターボードタックで夕食が終わったらメインセールのリーフを解いてフルメインにしてと思っていた時でした

いきなり突風ですほんの少し前にハードドジャーの前窓を入れた所だったのもラッキーでした

1時間半くらいの間  左トーレールが完全に水没する様な物凄い大ヒールをしたままの走りが続きました

僕はコクピットにいましたが何をする事も出来ませんでした

メインセールを下す事も考えましたが風と波でコクピットから出ることが出来ないのです

どうせスコールだから2から3十分もすれば収まるだろうと思っていたのですが大間違いでした

船内もぐちゃぐちゃになり腰痛の和江さんはすっかり諦めた様子で風下のシートに座っていました

スコールが行き過ぎて雲が切れると   今度は進行方向を保つにも苦労する軽風です

それでもやっと北に向かって走らせる事が出来るようになってほっとした頃満天の星です


前方の北の空には北斗七星があります
北斗七星の事を英語ではbig dipper (大きな鍋)と言います
鍋の柄と反対側の最期の2つの星を結んだ線を5倍延長した所に北極星があります  でも昨日は雲に隠れて見えませんでした

後方には南十字星が輝いていました
これも船乗りには大切な星で  南の方角を教えてくれます


写真はチリで買ったジュウスです
毎日二人で1本づつ飲みます

毎朝静水ポンプのスイッチを入れて  2リットルペットボトル2本を真水で満たし 静水ポンプのスイッチを切ります

その4リットルとジュウスが航海中の1日二人分の水分です

雨水は出来るだけ集めて洗髪  洗体  洗濯物の潮抜きに使います

そろそろスコールの海域を抜けるので雨水は期待出来なくなります


 

2019年05月03日

直射日光は熱い

チリ時間  06:23
N. 06.07.287
W. 18.26.348
走行距離  74.6マイル   残航751マイル
船内温度   29.3度

NNWの風  風力2  曇り
ヤンキージブインナージブメインセールミズンセール
243度方向へ1.96ノット

今日は朝から曇っていますが昨日は良く晴れて暑い1日でした

花丸の様な小さい船にはエアコンはありません

暑さ対策は風を通すことと直射日光を避ける事です


船内に風を通すには
バウ(船首)ハッチとコンロの上とトイレにオープンポートがあります

コンロの上のマッシュルームベンチレーターはケープホーン以来ずっと閉めっぱなしでしたが最近飛沫が上がらない時には開く事にしました

トイレの天井に有るソーラーベンチレーターも余りに飛沫が入るので取り外して完全にフタをしています  そろそろ元に戻す事にします



コクピット前側には唯一FRPで作った2ミリ厚みのハードドジャーがあります

5面有る窓の内  一番前で大きい中央の窓は風を入れるために取り外せる作りにしています
飛沫が入らない暑い日には殆ど窓を開けて走ります

そのハードドジャーの後にソフト(青いサンブレラ)テントがミズンマストまで伸びています  そのテントの左右には横からの日光避けを垂らし  コクピットコーミングに固定

普通はそんな状態で帆走です


上からの直射日光は兎に角熱い

素肌に当たるとほんの数分で日焼けの跡が残ります

ケープホーンの刺す様な冷たさも  赤道の暑さもたまりません

ミズンマストから後ろもソフトオーニングが伸ばせる様にして
コクピット全面を直射日光から守る様にしています

帆走中は滅多に全面を覆う事はありませんが
時には直射日光避けに半分だけコクピットオーニングを拡げたりします

今日の日替わり写真は右舷側半分だけコクピット上のテントを伸ばした所です


2019年05月02日

クッキングバーナー

チリ時間  06:20
N. 05.49.959
W. 17.57.466
走行距離   41.3マイル   残航  776マイル
船内温度   29.8度

SEの風  風力1   晴れ
ヤンキージブインナージブメインセールミズンセール
344度に向かい1.6ノット

今日は風が弱く中々方向が定まらず明け方からセールとウインドベーンの調整で神経を使いくたびれました

今日はクッキングストーブに付いて少し書いてみようと思います

45年前の航海では  長距離航海をして居るヨットは殆ど例外なく皆んな石油ストーブでした

所が今回石油ストーブをメインに使っている船はクリスチャンさんと僕だけです

クリスチャンさんはありとあらゆる特殊部品と特殊工具を持って何度も石油ストーブを直しながらの航海だそうです

他のヨットは地の果てpuerto Williams に集まって来たヨット全てがプロパンガスストーブでした

行く先々の国で新しいガスタンクとレギュレーターを買わないといけません
それでも僕達の様にケロシンを売っていない所で代替え燃料で悩んだりする必要もなく何処でもプロパンガスなら手に入ります

僕の場合日本の武井バーナーを新しく買い
それまで長年使い慣れたスエーデン製のバーナーを予備に持って出航しました

武井バーナーは日本のアウトドアシーンでは定評のあるバーナーで
ユーチューブにも沢山の燃焼の様子が載っています

しかし 僕達の様に毎日毎日ご飯を作るには繊細過ぎます

それに火力の調整はしないで全開で使うようにという設定です

今までに
燃料調整バルブからの燃料漏れ
燃料ゲージ取り付け部分からの燃料漏れ
そして今回新しく買ったバーナー本体横に小さい穴が開いて圧力がかからなくなる

結局今はカナダのシドニーでBillさんに譲ってもらった中古の石油ストーブを使っています

次のkapo Verde で修理をしようと思いますが
もう一台新しいのを買い足すつもりです

六分儀がGPSに取って代わられた様に
今からの長距離ヨットのクッキングはプロパンガスになるでしょう
と言うより既にそうなっています


写真はたくさん漂っている海藻です
どこから来たのでしょう  ところどころにウキのような丸い物を付けています


2019年05月01日

チリ時間   06:06
N. 05.18.442
W. 17.30.733
走行距離   56.9 マイル
船内温度   29.9度

NNWの風   風力2   曇り
ヤンキージブインナージブメインセールミズンセール
80度方向へ   1.5ノット

航海をしていて気がついた小さい事を書き出して見ます


コンパスはその場所の磁場のズレを知っていないと10度以上のズレは覚悟しておく必要がある
特に南米最南端では20度近くズレていたように思う

最近はそこまで大きなズレは感じない

電気が豊富ならGPSを付けっぱなしで走る方が良い


ハードドジャーのアクリル窓

スプレーを浴び続けたローリング40までは次々に塩が固まり前が非常に見辛かったが最近のスコールで洗い流されアクリル窓はクリアーになって見やすい


今居るアフリカ大陸西端海域では
梅雨の季節かどうか分からないが毎日のようにスコールがやってきて雨を降らせる

その雨の量はとてつもなく多量で海の色が300マイル沖でも青く無い
土の茶色がかった汚れた緑色です

大陸の細かい砂を海に流し出すのか
ネットに洗濯物を入れて引く洗濯の絞り水が2度目位まで茶色く色付く


昨日は久しぶりにイルカを見ました

4から5匹の小さい群れです
1匹は背びれに切り取られた様な痕がありました

5分くらい併走しました

久しぶりの海の生き物でした

太平洋はいつも生き物の気配を周りに感じていましたが
大西洋ではクジラも見ないし
イルカにも滅多に開いません
殆ど息遣いを感じません

こんなに陸から離れて居るのに海面に海藻が沢山漂っています
それも広範囲にです
何処から来たのか不思議です



水平線までの距離を昔計算した事を思い出しました

コクピットに立った目の位置を海抜2メートルとして
水平線は3マイル先です

船を中心に半径3マイルの円を移動させて居るのです

半径3マイル以内に居るものは全容が見えます

昨日昼間アフリカ大陸側にいて通り過ぎて行った本船は
クレーンの先とブリッジしか見えませんでした

船体は水平線の向こうに沈み  おそらく高さ15メートルはあるだろうものが見えないのです


今朝07:40 花丸全体がスコールの雲に覆われ  稲光りと雷鳴で気持ちが悪い  風はコースを保つのがやっとです



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